「公印省略」 27建技調第20-5号 平成27年11月4日 関係各位 公益

「公印省略」
27建技調第20-5号
平成27年11月4日
関係各位
公益財団法人福岡県建設技術情報センター理事長
平成27年度 建設技術等講習会
『地盤改良セミナー 改良土の耐久性と環境安全性を考える』について(ご案内)
当財団では、情報事業の一環として、
「民間等で開発された新しい建設技術やリサイクル、環境及びIT
関連の建設技術等の普及・支援」を目的に、建設技術等講習会を実施しております。
この度、一般社団法人セメント協会からの申し入れにより、標記講習会を下記のとおり開催することと
なりました。
つきましては、多くの方々にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
記
1 講習会名
平成27年度 建設技術等講習会
『地盤改良セミナー 改良土の耐久性と環境安全性を考える』
2 主催者
協
力
一般社団法人 セメント協会
公益財団法人 福岡県建設技術情報センター
3 開催日
平成27年12月9日(水)
13:30~16:40(13:00より受付開始)
4 場
所
福岡県建設技術情報センター 3階大研修室
駐車台数に限りがありますので、公共交通機関のご利用もしくは 相乗りを
お願いします。
5 定
員
150名
(定員になり次第締め切らせて頂きます。受講決定の通知は行いませんが、定員を
超える申込があり、受講できない場合についてはお知らせいたします。
)
6 受講料
無 料
7 申込締切
平成27年12月2日(水)
参加を希望される方は別紙様式にて当財団あて、FAXによりお申し込み願います。
8 問合せ先
(公財)福岡県建設技術情報センター
試験研究課 調査研修係
花岡・長野
〒811-2416 糟屋郡篠栗町大字田中315-1
TEL 092-947-2643 FAX 092-947-2504
地盤改良セミナー
-改良土の耐久性と環境安全性を考える-
日
時: 2015 年 12 月 9 日(水)13:30~16:40
場
所: 福岡県建設技術情報センター・3階大研修室
[〒811-2416 福岡県糟屋郡篠栗町田中 315-1]
*本セミナーは「土木学会認定 CPD プログラム」です。
講
演:
1. セメント系固化材の概要
-固化処理の基礎知識および事例紹介-
(一社)セメント協会セメント系固化材普及専門委員会 斎藤 準護 氏
< 休
憩 >
13:30~14:50
14:50~15:00
2.セメント改良土の耐久性評価と環境影響評価に関する実務的課題と今後の展望
福岡大学工学部社会デザイン工学科 助教 藤川 拓朗 氏
3.質疑応答
15:00~16:20
16:20~16:40
平成27年度建設技術等講習会 地盤改良セミナー
セメント改良土の耐久性評価と環境影響評価に関する
実務的課題と今後の展望
福岡大学工学部社会デザイン工学科 助教 藤川拓朗
トピックス1
セメント改良土の長期安定性・耐久性について
昨年の地盤改良セミナーでは、20年余り経過した改良体の追跡調査結果が報告され、セメント系固化材を用いた改良体の長期
安定性についての事例が紹介されました。セメントの更なる普及を推進していくためにも、セメント改良土の安全性や長期耐久性
を担保することが、今後ますます重要になってきます。その中で、現在検討されている耐久性評価・劣化予測手法にはどのような
ものがあるのか、今後の課題も含めてお話しします。
実地盤中のセメン改良土
耐久性試験の一例:乾湿繰返し試験(ASTM D4843)
試験条件
乾燥過程
湿潤過程
炉乾燥(60±3℃)
蒸留水に浸水
24h
1h冷却 + 23h
試験時間
相互関係は?
乾燥→冷却→湿潤を15サイクル
サイクル
地盤内暴露試験の様子
■ 室内試験から実地盤中のセメント改良土の
長期的な耐久性を評価・予測することは可能?
湿潤過程の様子
乾燥過程の様子
その他にも・・・
・セメント改良土の繰返し利用(循環利用)の可能性
・種々のリサイクル材料を用いたセメント改良土の研究事例
※左の写真は、溶媒に
硫酸塩を用いた場合の
劣化状況の様子
トピックス2
について紹介します。
セメント改良土の環境安全評価手法の現状と課題
セメント及びセメント系固化材を用いて地盤改良に使用する場合や改良土を再利用する場合、土壌環境基準を遵守しなければ
なりません。また近年では、掘削工事に伴い自然由来の重金属等を含有する岩石や土壌が大量に発生し、その処理が問題と
なっています。我が国では、これら土壌環境基準の判定方法として環告46号法試験が適用されていますが、最近では種々の溶
出試験法を併用した評価にも注目が集まっています。そこで、環境安全評価手法(溶出試験)には、どのような試験法があるの
か、最近の動向も含めてお話しします。
環告46号法試験の2mmふるいに残留した試料の取扱い(一例)
平成3年環境庁告示第46号法試験(環告46号法)
☆ 試料が有する重金属類の
溶出濃度を短期的に把握
することが可能
液固比10
(液体 L /試料重 S )
☆ 溶出特性の1側面しか見る
ことができない
基準値以上?
基準値以下?
溶出濃度(mg/L)
土壌環境基準の判定試験
破砕なし
時間
1. 溶出濃度の経時変化
2. 憂慮すべき基準値を超える期間
3. 最大溶出濃度
N
浸出液 封水タンク
窒素ガス
溶媒
溶出濃度(mg/L)
2.
憂慮すべき基準値
3.
1.
乳鉢で粉砕
ハンマーで粗砕
☆最近の注目(環告46号法試験とカラム試験を併用した評価)
環告46号法試験
+
カラム試験
⇒
カラム試験の現状と課題
国内・外で高い注目と期待が寄せられている。
その一方で・・・
・国内で統一された試験方法ではない
⇒ 他機関との結果の比較が困難
日本の主導でカラム試験の
基準化に向けた取り組みが
スタートしている!
・結果の再現性を指摘する声も多い
P
カラム試験
地盤に対する
詳細な評価が可能
時間
(例)上向流カラム通水試験結果
ISO ⇒ JIS へ
カラム試験方法の基準化が最重要課題
平成27年度 建設技術等講習会参加申込表
『 地盤改良セミナー 改良土の耐久性と環境安全性を考える 』
(公財)福岡県建設技術情報センター
試験研究課 調査研修係
長野 行
FAX 092-947-2504
機関名:
参 加 者 名
課
係
代表者の連絡先:TEL
名
役 職 名
(
備考
)
申込締切 平成27年12月2日(水)
■送り状なしでこのままFAXして下さい■