平成27年度和歌山大学ソフトテニス部後援会総会のご案内

平成27年6月
後援会会員各位
会長 関 文夫
平成27年度和歌山大学ソフトテニス部後援会総会のご案内
気候の変化が激しい、今日この頃ですが皆様方はいかがお過ごしでしょうか。いつも後援会に
ご協力頂き有難うございます。
九月に紀の国わかやま国体が開催されます。施設・道路等準備が進み、大勢の方がボランティ
アで協力されるようで、スポーツに関心が高まってきています。
人数が増えるほど、一人あたりの発揮する力は小さくなる。
「リングルマン効果」として知ら
れているこの法則から、無縁でいられる組織はないでしょう。
「あの人がやってくれるだろう」
との依存心を排し、集団の中でおのおのが最大の力を発揮するために、何ができるか?・・・ス
ポーツ選手らのメンタルトレーニングに「やらされる」のではなく、自ら進んで「やりたい」と
思うように一人ひとりを促すことだと言われています。しかし、挑戦していけばいくほど、壁や
困難に直面し、
「頑張れ!」と言われても我意ではどうにもならない時があるでしょう。その時
がんば
こそ「顔 晴 れ !」と言いたい。意識して暗くなった顔を明るく晴れやかにすれば、力が湧いて
くるでしょう。お盆の開催になりましたが、多くの皆様にお会いできることを楽しみに、お待ち
しております。
記
1.日時:平成27年8月15日(土)午前10時~午後5時(荒天の場合総会のみ実施)
10時~11時
練習会、12時~13時
総会・昼食会、11時~17時
対抗戦
※今回は総会・昼食会は第一食堂で行います。(場所は最終ページ参照)
2.場所:和歌山大学テニスコート(体育館横のオムニコート)
(最寄り駅:南海本線
3.当日会費
和歌山大学前駅)
3,000円(当日の学生食事代補助を含んでいます。
ご家族の方については昼食代の実費を頂戴いたします)
4.出席のご連絡およびお問い合わせ
7月25日(土)までに下記へお願いいたします。ご家族の方の同伴大歓迎です。
その場合は、人数をお知らせ下さい。準備の都合上、よろしくお願いします。
〒640-8451
和歌山県和歌山市中 398-1
ル・マン A
TEL:090-6272-1876(平井
FAX:0736-63-3273(城下
3 番館
304 号室(平井
あゆ美)
あゆ美)
弘大)
ソフトテニス部 Mail:[email protected]
参加可否については、上記の住所に本案内の最後に付けております用紙を送付して頂くか、ソフ
トテニス部 Mail アドレス宛に、出欠ご報告用紙の内容を記入して送付していただきますよう、
よろしくお願い致します。
後援会会計報告
(平成26年度)
後援会会計 前田 良績
前期繰越金
収入合計
支出合計
次期繰越金
42,297
570,000
561,630
50,667
円
円 (前年度比 :-34,640 )
円 (前年度比 :-47,720 )
円
収入内訳後援会費収入
OB総会当日会費
前期繰越金
計
285,000
285,000
42,297
612,297
円
円
円
円
支出内訳学生登録費(県/市連盟) 10,000 円
358,590 円
学生援助費
7,500 円
学長杯障害保険
100,540 円
OB総会運営費
25,000 円
監督・その他旅費等
その他所費
60,000 円
561,630 円
計
50,667円を27年7月会計へ繰り越します。
○平成26年度会計変動要因
・収入増要因 :
・収入減要因 :後援会費の減収に伴うもの。
・支出増要因 :
・支出減要因 : 学生援助費は増加するもその他経費の削減によるもの。
追伸
いつも会費ご納入ありがとうございます。
後援会のますますの発展のため、本年も是非ご納入下さい。
平成27年度後援会会費、一口1,000円 二口以上よろしくお願い致します。
郵便振り込み用紙を同封しておりますのでご活用ください。
また、インターネットで下記ゆうちょ口座にお振込み頂いても結構です。
大変恐縮ではございますが、その場合振込手数料をご負担頂けますと幸いです。
【ゆうちょ銀行からお振り込みになられる場合】
口座番号:009900-1-57093
口座名義:和歌山大学ソフトテニス部後援会
【ゆうちょ銀行以外の銀行からお振り込みになられる場合】
銀行名:ゆうちょ銀行
支店名:〇九九店 口座:当座 0057093
2
平成26年度
後援会総会報告
去る、平成26年8月9日(土)和歌山大学テニスコートにおいて、多くの方々(下記名簿を
ご参照下さい)のご参加を得て学生の献身的な協力の下、盛会に行うことができました。
午前中は雨でできませんでしたが、昼食時に総会を行い、関会長の挨拶、会計報告、監督・
コーチ・主将より近況報告の後、次期後援会執行部を下記のとおり選任いただき、乾杯の後、
昼食をしながらの懇談会、大いに盛り上がりました。午後からは、現役対 OB の対抗戦を行い
ました。
総会出席者(入学期順に掲載しております)
6 期‐
前田良績
8 期‐
関文夫
9 期‐
田村幸雄
敬称略
12 期‐ 住岡宏子
13 期‐ 日下伸生
17 期‐ 大西憲嗣
26 期‐ 上田哲史
薗武志
29 期‐ 岸上利春
30 期‐ 奥野潤
33 期‐ 町田尚志
39 期‐ 井口哲也
46 期‐ 松嶋大祥
48 期‐ 岡本悦宏
50 期‐ 平尾哲也
53 期‐ 小池学
菅原健太郎
56 期‐ 川畑智洋
太田翔一朗
57 期‐ 和中美佳
中川ひとみ
58 期‐ 酒井豊
伊藤貴俊
59 期‐ 更田崇史
楠聡史
60 期‐ 梅林太一
立木拓郎
山本高将
田村和
中川壮一
密谷謙士朗
北澤佳奈子
岡田優香
南喜智
行松宏展
山口春香
池上千晶
61 期‐ 瀧佳奈子
奥村卓生
朝本知也
保米本諒
鹿嶋良太
62 期‐ 柳田篤輝
北野裕也
岡井裕幸
以倉泰知
吉岡久瑠美
以上48名とご家族多数
※記載漏れ等、間違いがあればご容赦下さい。
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川ノ上貴裕
【H26年
執行部選任結果】
会
文夫(経短4期・8期)
長:関
副会長:平久保暁惠(教育32期)
松嶋大祥(教育46期)
会
計:前田良績(学芸6期)
会計補佐:和中美佳(経済57期)
総
務:岡本悦宏(シス工1期・48期)
監
督:岡本悦宏(シス工1期・48期)
コーチ:和中美佳(経済57期)酒井豊(経済58期)
副コーチ:更田崇史(シス工12期・59期)
【H27年
執行部(案)
】
会
文夫(経短4期・8期)
長:関
副会長:平久保暁惠(教育32期)
松嶋大祥(教育46期)
会
計:前田良績(学芸6期)
会計補佐:和中美佳(経済57期)
総
務:岡本悦宏(シス工1期・48期)
監
督:岡本悦宏(シス工1期・48期)
コーチ:和中美佳(経済57期)酒井豊(経済58期)
副コーチ:更田崇史(シス工12期・59期)
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近 況 報 告
監督
岡本 悦宏 (シス工1期・48期)
皆様お元気にお過ごしでしょうか。前年度からの活動について簡単に紹介させて頂きます。
(詳細な内容の記載はコーチ陣の報告に譲っていきたいと思います)
。
まず最初に謝らせて下さい。以前からお伝えしているように、部員達には常に「人から応援
されるような人間になれ!」と言い聞かせながら指導していましたが、この1年間はその指導
の難しさを実感した年でした。皆様から部を任せて頂いて指導させて頂いている中で、うまく
舵取りが出来てない事に対して申し訳なく思っています。
昨年度の案内に書かせて頂いたように、人間的成長のために、それを少し具体化し、方向性
として①自己肯定感を育てる、②周りに感謝できる心を作る、という指針を作り、いろいろな
事をやってきました。しかしながらこれが意外と難しいという事に気づかされました…。まず
①自己肯定感を育てる、という事を考えて、多くを無条件に与える方向に進んでいったのです
が、これをうまくやらないと逆に②の感謝の心をうまく育てる事ができない、という至極当た
り前の事に、未熟者の私は1年経ってやっと気づきました。確かに学生達の自己肯定感は増し
たという実感があるのですが、学生達の普段の言動、態度、そしてOB・OGへの接し方を見
ていると逆に感謝の心は無くなっているなと感じざるを得ませんでした…。その結果、最終的
に育てたかった“人から応援される人間”というところから遠ざけてしまう事になってしまい
ました。全ては自分の人間力の無さだと痛感しており、諸先輩方、そして最も影響を受けるで
あろう学生達には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ただ、唯一の救いは、まだ現幹部の任期の折り返し地点の時期である事です。まだ残された
時間が少なからずある事はとても有難いと思っています。今回の春リーグではチーム状態が良
くないまま臨みましたが、それでも何とか男女とも降格まではいかず踏みとどまる事ができま
した(男子3部/女子5部)。今回の春リーグの結果は他校との技術の差でなく、気持ちの差、
行動をきっちり積み上げてきたかどうかの差、だったと強く感じました。たまたま、我がチー
ムよりも目に見えてさらにできていないチームが他に1校存在した、というだけですが…。し
かしこれは神様から最後のチャンスを頂いたのだなと思っています。
今回はリーグが終わった後、もう記憶にないほど久しぶりにきつく学生達を叱りました。そ
して、現幹部の方針として、「体育会の部活動」として人間形成も視野に入れて取り組むのか、
例えば「和大一楽な部活」を掲げて本気でそれを目指して活動するのか、本当にどちらでもい
いから選びなさい、と。その結論に対して異論は一切挟まないから、と伝えました。その結
果、どう変わっていくかはまだ見えていません。OB総会の場で諸先輩方に見て頂きたいと思
っています。私の指導ができていない事で皆様に不快な思いをさせるかもしれませんが、ぜひ
よろしくお願いします。
(その結果、必要であれば監督を後任に任す事も考えたいと思います)
前置きが長くなってしまいましたが、1年間にやってきた事と活動の歩みについて書かせて頂
きます。
5
普段のテニス活動以外に特徴的に実施したのは下記のとおりです。
1)MVP投票(納会時に実施/取組み2年目)
2)就職活動指導(年末時期に3回生に実施/取組み4年目)
3)ご両親からの手紙(学生卒業時/取組み2年目)
4)テニス参観日(10月頃に実施/今年から開始)
MVP投票については、学生同士で褒めてあげたい人を3人挙げて投票する、というもので
す。2014 年の投票では、当時1回生(現2回生)だった瀧内が1位という驚きの結果でした。
上位3名に3回生以下が入る事自体が珍しいのですが、1回生でトップに来るというのは快挙
でした。実際に瀧内はそれだけの行動と言動ができていたと思います。それをしっかり周りが
見ていて評価できているのは、まだチームにポテンシャルがあると思わせてくれる結果でし
た。ちなみに、2位は現4回生の山口。3位は現4回生で主将だった前島で、この3人に票が
集中するという結果でした。一方、女子だけを見ると、女子の1位は圧倒的な得票数で現4回
生で2年間主将を務めた道北。誰もが納得の結果でした。2位は膝の故障で1年間テニスがで
きない中でリハビリ中もずっと練習に参加し、マネージャー業やボール拾いをしてくれていた
現3回生の岩崎でした。私から見ていても本当によく耐えた1年だったと思います。彼女のこ
の苦労が春リーグでの大活躍(初出場で3勝1敗)につながったと感じています。
2)の就職活動アドバイスについては、最近はネットで情報も多く手に入るためそこまで必
要ではないかな、と感じ始めているのですが、社会人になってもう14年経つのでその中で得
た経験から会社選びの重用なポイントを伝えたり、会社で採用面接官をやっていた経験から、
面接はこういう風に対応するとポイント高い、等伝えています。部活動の目的は究極のとこ
ろ、テニスの勝利にあるのではなく、社会人への入り口をさほど苦労せず簡単に飛び越えても
らうために成長機会を与え、そこで得た経験から採用面接を突破してもらい、そして組織内で
も評価される人になる礎を作ることだと思っています。ですので、これは私の中で重要視して
いた取組みでした。
3)のご両親からの手紙は、学生たちに、育ててもらった家族に感謝の気持ちを持って貰い
たくて始めた試みです。卒業にあたってご両親にお手紙を書いて頂いて学生に渡すのですが、
ほとんどの方々が初めて自分の子供に手紙を書くはずで、それをお願いするのが実は大変で
す。私の実作業時間としては最も時間がかかる取組み(総稼働約40時間…、1ヶ月作業)で
す。とは言え、やはり学生達に自分がしてあげられる事はこれくらいしかないと思い、意を決
して始めました。よくよく考えてみると、女の子は将来、結婚式等で親から手紙を貰うという
シーンを見かけますが、男の子はそういうシーンはほぼありません。つまりここで、人生で最
初で最後かもしれない手紙を親から受け取る事になります。これは言葉では伝えにくいのです
が、感動します、とても。大変な稼働をかけてもやってよかったと思いました。どれだけ学生
達に響いているかは分かりませんが、少しでも感謝の気持ちを持って貰えれば有難いと思って
います。
4)のテニス参観日は、2014 年 10 月に初めて実施した試みです。3)のご両親へ手紙作成
6
を依頼する際に依頼のお手紙を書くのですが、その返事の中で、
「子供がテニスしている姿を一
度でいいから見ておくんだった」「試合や練習を見たかったけど、行きづらくて行かなかった事
を後悔している」というコメントがありました。それを受けて、ぜひご両親に見て頂く機会を
作ろうと思い始めました。結果、予想以上に多く半数程度のご家族が来てくださり、半日程度
見学して頂きました。近畿地方外からわざわざ来て下さった親御さんもおり、喜んで頂けたの
で、日程が取れる限りは続けていきたいと思っています。
テニス以外の事について書くことが多くなってしまいました(笑)。私も今年で38歳になり
ます。監督をやり始めた頃はテニスのプレー面ばかりを書いていた気がしますが、段々と変わ
っていくものですね。学生のテニス内容についても少しだけ書いておきます。
2014年秋リーグ。まずは女子(5部)ですが、春リーグでの初心者軍団の奇跡の優勝争
いから一転、厳しい最下位争いになってしまいました。実力からすればある意味順当なのです
が、その中でもチーム力で勝ってきた初心者軍団の意地を見たリーグ戦でした。春に勝利した
大阪大学に負け、下部から上がってきた大阪市立大学にも負け、続く四天王寺大学に負けると
最下位確定。勝ったとしてもその時点の状況を見ると対戦2-1で勝っても最下位の目が残
り、3-0で勝っておかないと最下位濃厚という状況でした。そこで勝つ確率を重視してオー
ダーを変えるかどうか、と私が悩んでいたところ、幹部は自分達でオーダーを決め、幹部で責
任持って勝ってくる、という想いで私に聞かずオーダー表を提出していました。その決意に感
心すると共になんとか勝たせてあげたいという想いが心の底から一層湧いてきました。最初に
決意の初心者ペア、道北・藤内が出ます。苦手のW後衛相手に道北が粘りのテニス。そしてセ
ンターライン上に立ってプレッシャーをかける藤内のコンビネーションで本日最初のダブルス
勝利をゲット。泣いていました。それほどプレッシャーのかかる試合だったと思います。続く
シングルスも危なげなく勝利し、最下位回避のために負けられない3番勝負。ここでリーグ未
勝利の岡村・草野が出ます。草野は初心者ですが、ポーチボレーの上手さは男子並み。サーブ
レシーブに不安はありますが、得点力は抜群。岡村はとてもいいシュートボールを持っていま
すが、生真面目さと責任感の強さが裏目に出て、大事にいこうとして大事な試合では特にラケ
ットが振れないという選手。両名ともいいところと苦手なところがハッキリしていますが、今
回ばかりは腹を括ったようで、自分の強みを活かすテニスを展開しだします。岡村がしっかり
打って、草野が決めるという展開が徐々に出だして終盤にやっとリードを奪います。そしてや
っと握ったマッチポイント。今でも忘れません。岡村が思い切りラケットを振ったクロスパッ
シング。それが決まってリーグ初勝利。幹部が全員安堵の涙を流す中で最下位脱出確定。一番
大事な試合で一番いい試合をしてくれました。
一方、男子(3部)秋リーグ。初日に最下位候補の3校にまさかの大敗。残すは優勝候補の
2校との対戦のみで、これに全部勝たないと最下位を逃れる術は無いという絶体絶命のピンチ
のまま初日を終えます。勝負のかかった二日目。オーダーは幹部に決めさせて口を出さない、
と決めていたのですが、ついつい口を出してしまい、初日とはペアもメンバーも大きく入替て
挑みました。最初の滋賀大戦も2連敗し、あと一つ負けると最下位確定、というところまで追
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い詰められます。そこからシングルスで山口が相手を圧倒し次につなげ、4番目にはエース後
衛の上野と松田を組ませて出します。ここも危なげなく勝利。そして勝負の5番目。副主将の
中川とエース前衛の谷本が組んで出ます。常に競りながら少し追いかける展開。先に攻めら
れ、劣勢の中なんとかくらいついてファイナルまで持っていきます。ファイナルは中川がよく
動き、打つのが怖い展開の中、先に構えてボールを通していきます。途中からは打つ度に中川
の声が響く、そんな気迫の後衛勝負で中川の気持ちが勝って勝利。最終的に2位になった滋賀
大学に競り勝ちます。そして最下位脱出をかけた最終戦。相手は最終的に優勝した龍谷大学。
最も強い相手です。さきほどと同じオーダーで挑み、1番、前島・城下で出ますが負け。2番
に最も元気のある瀧内が加藤と組んで出ます。瀧内は後衛前に強くシュートを打っていくオー
ソドックスなテニスをする選手ですが、ここはそれでは勝てないので、相手前衛の傍を思い切
って通すテニスをやり切り、後衛で10ポイント以上を挙げて勝利。貴重な1勝でした。続く
シングルス山口は貫禄の勝利。最下位脱出まであと1勝と迫り、エース上野・松田が出ます。
しかし相手は優勝チーム。ここで力の差を見せつけられて敗戦。最後はまた中川・谷本に託さ
れました。ここでまた中川が気持ちのこもったテニスをしてゲームを作り、それに谷本が付い
ていくという試合。最後まで気持ちで圧倒し、勝利。崖っぷちから最下位を免れました。特
に、中川の心の成長が大きかったリーグでした。周りの大学は、まさか?!という驚きをもっ
てこの結果を見ていました。
そしてそんな厳しかったリーグが終わり、幹部交代です。主将には入部時から前衛の中心選
手だった谷本が。そして副主将には初めて2回生の人数が足りる中で1回生から瀧内が選ばれ
る、という思い切った幹部交代でした。瀧内は入部当時から一番頑張っていると常に周りから
言われるほど、がむしゃらに練習する学生で、1回生ながら皆から尊敬を集める存在でした。
今でも悩みながら副主将を一所懸命全うしています。その姿をぜひコートで見てやって欲しい
と思います。女子は、主将に初心者ながら平井が指名されました。
そして時は流れて春リーグ。冒頭に書いたように、チームがまとまらないまま迎えてしまい
ました。詳細は省きますが、良かったところを書いておきます。
女子(5部)リーグ。出場した選手の大半が初めてリーグに出る、という状況でした。その
中でも、岩崎・平見の大活躍はチームを救ってくれました。岩崎は1年間、膝の故障で練習が
全くできなかった選手です。そんな中でも練習に参加しマネージャー業をしてくれていまし
た。その岩崎が何とかリーグに間に合い、試合に出たら3勝1敗と大活躍。練習だけではな
く、他人のサポートも含めて、今の自分にできる事をきっちりやっている人間には必ず結果は
出るのだなという事を見せてくれました。平見も実力的にはリーグに出られるものを持ちなが
らなかなか出番がなかった選手です。それでも腐らず自主練をずっとやっていました。その成
果が見事に出た大会でした。そして、シングルスに出た佐竹が頑張りました。初出場で初シン
グルスにも関わらず2勝。佐竹も1年間、同級生の平見と二人で残って自主練をコツコツして
いる選手でした。結局勝ったのはこの3人。やはり妥協せず努力した者だけが勝てるのだとい
う結果でした。
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一方男子はほぼいい所がないまま敗戦。唯一良かったのは、これも1年間腰の故障で全く練
習ができなかった西谷が、なんとかリーグに出られる状態になり、シングルスに出場。西谷も
練習できないのに毎日コートに来て、ボール拾いから雑用まで率先してこなしていました。そ
んな姿を神様は見ていたのでしょう。3部のシングルスで勝つのはそう簡単は事ではありませ
んが、西谷は見事、チームを最下位から救う貴重な1勝を挙げてくれました(その代償として
また腰を痛め、2日目からは歩く事も厳しく試合に出られませんでしたが…)
。女子の岩崎と男
子の西谷は、ボールを打った時間はチームで最も少なくとも、チームに捧げた時間が最も多か
った選手です。その2名がチームを救ったことは偶然ではないと思います。
そんなチームがこれからどう変わっていくか、私もまだ分かりませんが、多くのOB・OG
のお力を借りて、彼ら彼女らをいい方向に導いていってあげられればと思っています。私も普
段は部下20人を抱える管理職であり忙しく自由に休める身ではない、という状況を言い訳に
していなかったか。監督になりもう10年以上が経ち、驕りや慢心がなかったか、と自問し、
自分を省みている状態です。ぜひOB・OGの皆様にはテニスコートに足を運んで頂いて、私
含め、指導をお願いしたいと思っています。
テニスコートで皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
近
況
報
告
女子コーチ
和中
美佳(経済57期)
女子リーグの結果報告をさせて頂きます。昨年の春リーグで優勝まであと1勝のところで
負けてしまい、5部2位というところからスタートします。メンバーに変更はなく、次こそ
は!と意気込み迎えた秋リーグ。
初戦は大阪大学戦。トップバッターには道北・藤内ペアが挑みます。昨年の春リーグでリー
グ初勝利を経験し、大きく成長した2人でしたが、緊張からか先に相手前衛にレシーブポイン
ト・ポーチを決められ、0-1。ラケットをしっかり振り、ラリーが続く中、相手前衛のミス
を誘い、藤内がスマッシュを決めるも、流れがこっちに来ないまま0-4負け。続いて、シン
グルス植村。11ポイント・3ミスという圧勝にて流れを戻してくれます。天秤となる3本目
は岡村・草野ペア。道北・藤内同様ラケットを振り、先に攻めるプレーをし、ポイントを決め
るも、セットのポイントをなかなか取れず、大事なポイントは相手が取り、1-4負け。続く
大阪市立大学戦、滋賀大学戦も大阪大学戦と同じような内容となってしまい、ラケットが振れ
ない、ポーチに出られないというわけではないもののセットポイントを奪えず、1-2で敗
戦。四天王寺大学戦では降格争いとなり、全敗同士の直接対決となりました。オーダーは一切
変えず、1本目道北・藤内ペア。相手はダブル後衛。0-1となるも、2セット目から相手の
ミスを誘うラリー・ポジションによりポイントが自然と入ってくるように・・・。終われば4
-2勝利。次に繋げます。シングルスは負けなしの植村。相手はエースであり、過去練習試合
等で勝てたことがない相手。しかし、1セット目からお互いに攻め合うという展開。ポイント
9
とミスをし合い、13-11という接戦を制し1-0。その後も取って取られての展開により
ファイナルへ。ファイナルでは、植村のシュートと粘り勝ちにより7-2にて勝利。この時点
で降格は免れました。勝利が確定した時点での3本目岡村・草野ペア。ダブルフォルトからの
サービスエースにて試合は始まりました。2セットまではまだまだうまく練習のように試合展
開ができず、0-2。3セット目の入りもミスからスタートするも相手前衛のミスをうまく誘
い、少しずつ2人のペースに。ポーチが決まると相手のミスも増え、プレーも雑になったとこ
ろで、岡村のサービスエースが2本決まり、流れは完全に和大に。そのまま4-2で勝利した
ことで四天王寺大学戦をストレート勝ち。5部4位となり、残留となりました。
秋リーグが終わり、もうすぐ幹部交代という時期に、シングルスでチームの中心に立ち頑
張ってきた植村が諸事情により退部。そんな中、幹部交代へ。初心者から始めた道北・藤内・
草野。初心者の中で唯一経験者であった岡村の4人が引退。4人は人一倍声を出し、チームの
雰囲気を盛り上げてくれたメンバーでした。主将として指名されたのは前主将同様初心者から
ソフトテニスを始めた平井。平井・岩崎・マネージャーの加藤を中心とする1回生2人を含め
た5人でのスタート。プレーヤーが4人という少人数であり、リーグを経験したことがほとん
どないというチーム編成でした。部員一人ひとりが勝ちたいという思いが強いもののリーグ経
験がないため、不安を抱えながらも日々一生懸命練習していました。そんな中、マネージャー
としてチームのサポートに全力を尽くし、先輩にも後輩にも指示ができる中野が卒業。
中野が卒業した中で迎えた、春リーグ。6部から昇格してくるはずの大学の部員数が足り
ず、秋リーグで降格した四天王寺大学が5部5位として上がってきたことで初戦は四天王寺大
学となりました。正直四天王寺大学戦が正念場でした。4回生の道北・主将の平井ペア。道北
はひたすら後衛とのラリーを意識し、どんなボールでも諦めずラケットを振り、平井は怖がり
ながらもポーチに出てポイントを決めることができたが、相手に終始攻められ、流れをもって
くることができないまま1-4負け。続いて初リーグに加え、初シングルスとなる2回生の佐
竹。緊張と不安からかいつも通りのプレーに苦戦し、先行するもミスをし、なかなかポイント
を取りきれず、2-3という苦しい展開。相手がしっかり打ってくるボールに対し、何本でも
続けるという意識をしながら、相手が嫌がるバック側やチャンスボールでしっかり引っ張ると
いうことが出来始めたことでファイナルへ。流れを佐竹が逃がさず4-3勝利。天秤となる3
本目は、古傷の手術とリハビリを乗り越えた岩崎と2回生で初リーグとなる平見ペア。序盤か
ら岩崎のクロスのシュートボールが相手のミスを誘い、平見が決めるという展開を作ることが
出来ており、流れは和大へ。相手に流れを持っていかれそうになった場面でも2人でしっかり
ポイントを取ることができたことで4-2勝ち。大事な四天王寺戦で2-1にて勝利。続いて
2戦目は大阪市立大学戦。大阪市立大学は部員が4人しかおらず、ダブルス2本での試合とな
りました。
(人数が4人の場合はダブルスを優先して出場しても良いという特別ルールのため、
大阪市立大学戦ではダブルス2本での対戦となりました。
)1本目4回生ペアである道北・藤内
ペア。初心者ながらリーグを経験するたびに強くなる2人。やること決め、自分ができること
をしよう!という気持ちで挑むも、相手後衛もそれを上回るプレーをされ、流れがこっちに来
10
ず、0-4負け。2本目のシングルスは相手がOPENのため不戦勝。天秤となる3本目は、
岩崎・平見ペア。序盤は相手後衛がしっかりクロスへ打ってくることに対し、なかなかうまく
展開を掴めないものの徐々に相手後衛の苦手なコースへ打ち、相手前衛のミスを誘うプレー。
平見もチャンスを逃さず思い切ったプレーをし、2-3。緊張の中でも、2人は最後まで諦め
ずプレーするも2-4負け。3対戦目は甲南大学戦。1本目は4回生ペアの岡村・草野ペア。
練習時間は減ったものの濃い内容の練習をすることで技術を落とすことなく、安定感のある2
人。ファイナルまで持ち込むも、最後の最後で押し切られ、3-4負け。2本目シングルス佐
竹。ラリーが続き、攻めようとボールをクロスへ、逆クロスへと打ち分けるもボール1つアウ
ト。レシーブから攻め、バックラリーが続く展開となるもボール1つアウト。という展開の
中、ポイントを取れず0-4負け。3本目は岩崎・平見ペア。初戦・2戦目と変わらずしっか
り相手のボールを打ち返す岩崎。怖がらずに率先してポーチに出て相手後衛に存在をアピール
する平見。圧倒的な差で4-1勝ち。ここまで、1勝2敗。最終戦は滋賀大学戦。1本目はす
べて4回生が出場しており、最後も4回生の道北・藤内ペア。速いボールではなく、確実に相
手コートへボールを入れる、チャンスボールを逃さずポーチに出るという2人。岡村・草野の
思いを込めたプレーをするもあと少しのセットポイントを取れず1-4負け。2本目シングル
ス佐竹。人一倍プレッシャーを感じながら練習する日々、なかなか練習したことをリーグで出
せずに苦しむ佐竹だったが、ラリー数がどんどん増えてきており、ミスが減ったことでファイ
ナルまでいくものの、徐々に相手を突き放していき、4-3勝ち。3本目は本日3度目の天秤
となる岩崎・平見ペア。人一倍勝ちたいという気持ちが強く、その気持ちを行動で表すよう
に、安定したラリーをする岩崎・攻めも守りもしっかり判断しチームの勝利のためにプレーす
る平見。3-2となり、勝利に大手という場面でも2人の姿勢は変わらず、流れを和大のまま
4-2勝利。結果、5部4位という結果となり、5部残留でした。
今回の春リーグでは現役生の成長もあり、秋リーグに繋がる結果だと思います。4月に入
り、今年も新入部員が2名入部してくれました。女子についてもレギュラー争いができる状況
が続いており、毎日一丸となって練習しています。
OB・OGの方々と交流できる場で、たくさんのことを教えていただき、多くのことを吸
収していきたいと思っています。是非、少しの時間でも足を運んで頂けることを楽しみにして
います。今後ともご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
近況報告
コーチ
酒井
豊(経済58期)
皆様お元気にお過ごしでしょうか?ソフトテニス部は男女ともに秋リーグ、春リーグで降格
の危機に瀕しながらも、なんとか残留を勝ち取り男子は 3 部、女子は 5 部に所属しています。
これまで 1 年間のチームの動向を報告させていただきます。まず男子は、当時の主将であ
る前島(教育・4 回)を教育実習で欠いた夏休みの間チーム作りに苦心し、リーグ直前の合宿
11
では部員同士が意見をぶつけ合い一悶着起こすなどありましたが、それを契機にチームが一枚
岩となって戦えるチームにようやくなれたかな?と期待と不安が入り混じったチーム状態でし
た。そんななか迎えた秋リーグ、初戦を落とすと悪い流れを断ち切れず初日 3 連敗を喫しま
す。自力で残留するには 2 連勝するしか後がない 2 日目、流れを変えるため、初日は控えに回
っていた前島を 1 番に起用。このペアは勝利こそ敵いませんでしたが、気迫溢れるプレーでチ
ームの士気を高めました。初日の重苦しい雰囲気とは打って変わり、他の大学を圧倒する勢い
で後に続くペアも思い切りのよいプレーをしました。初日からシングルスで孤軍奮闘していた
山口(経済・4 回)らを中心に、控えに回ったメンバーも各々自らの役割を全うし、何とか 2
日目に 2 連勝し 5 年ぶりに 3 部残留を果たしました。
一方、女子は幹部が大学からテニスを始めたメンバーが中心ですが、これまでの 3 年間夜
もナイターをつけて遅くまでコートに残って練習に取り組んできました。直前の近国体の個人
戦ではベスト 8、ベスト 16 まで勝ち残ることもできました。これまでのリーグでは何とか残留
したいという想いで一杯一杯でしたが、実力がついてきた手ごたえを得て集大成として迎える
秋リーグは 4 部昇格だけを目指して挑んだものでした。初戦、実力がついてきた分気負ってし
まい、硬さのある立ち上がりとなって相手にリードを許すと、そのまま敗戦。2 対戦目も落と
し、この時点で 4 部昇格は果たせぬものとなり、2 敗同士の対戦となる 3 対戦目が降格争いと
なりました。追い込まれたなか、開き直って本来のプレーを取り戻した幹部の 2 ペアが勝利し
残留を決めました。
人一倍元気よく練習に取り組んでチームを引っ張ってきた男子主将の前島、初心者ながら
も直向きに努力し 2 年間チームを支えてきた女子主将の道北の 2 人を中心とした幹部も 11 月
には代が変わり、谷本(教育・3 回)と平井(経済・3 回)がそれぞれ主将を引き継ぎます。
幹部交代をしてから春リーグまでの半年、チームは迷走を繰り広げます。詳しくは割愛し
ますが、チームの規律は乱れ、とても相手に勝つどころの話ではありませんでした。春リー
グ、男女とも残留こそしましたが、それは自チームよりも酷いチームが偶然あっただけのこと
です。
そんなチームですが今後に期待できる話題が 2 つあります。
1 つは 2 回生の成長です。男子は瀧内(経済)
、西谷(教育)
、女子は佐竹(観光)、平見
(シス工)の 4 人しかいませんが、それぞれチームには欠かせない存在となっていますので、
少し紹介させていただきます。瀧内は「一生懸命」という言葉を体現したような好青年です。
西谷は故障がちですが、自分が練習できないときも声を出し球拾いをして何とかチームに貢献
しようとしてくれています。また春リーグではシングルスにチャレンジし勝利することもでき
ました。佐竹と平見は周りへの気配りがよくでき、それでいて周りに流されず自分に厳しく練
習に取り組むことができる努力家です。この 4 人それぞれに良さがあるのですが、特にいい点
はお互いに尊重し認め合えていることです。4 月に後輩ができてからより一層人間的に成長し
てきています。
もう 1 つは春リーグ終了後に主将の谷本と主務の上野(シス工・3 回)がチームの状況を
12
猛省し「応援されるチームになりたい」と言い出したことです。リーグが終わった当日、谷本
と上野に前島と西谷、そして私の 5 人で夜中の 2 時過ぎまでチームの建て直しについて話し合
いました。いまも途上ではありますが「応援されるチーム」を目指して主将・主務がチーム作
りに励んでいます。
以上が、この 1 年間のチームの様子です。振り返ると私の指導も至らないところばかり
で、見どころのないチームをつくってしまい、学生たちにも OB の皆様にも申し訳ない気持ち
でいっぱいです。春リーグ以降、試行錯誤ではありますが学生たちとの距離感を縮めて谷本ら
が目指す「応援されるチーム」づくりのサポートをしています。これから、見ていて元気がも
らえるようなハツラツとしたチームを作っていきますので、OB 総会やそれ以外でもお時間が
ございます際は、ぜひコートにも足を運んでいただければ幸いです。今後ともご支援・ご声援
のほどよろしくお願いいたします。
皆様にテニスコートで会える日を楽しみにしております。
コーチ就任の挨拶
男子コーチ
更田崇史(シス工 12 期)
平成 26 年度後援会総会より、コーチを務めさせていただくことになりました更田崇史で
す。
私がコーチに就任してからの戦績ですが、男子は秋リーグ 5 位で 3 部残留、春リーグでは
4 位で 3 部残留という結果でした。秋リーグ、春リーグとも私が学生の頃から言われていたよ
うに「リーグでは初戦が大事」と思い知らされるリーグでした。初戦に勝てていれば 3 部優勝
にかなり近づいていたのではないかと思いました。
コーチとして学生にいつも言っていることに、楽しんでテニスをするようにと言っていま
す。練習をしていればしんどいことも多々経験すると思いますが、せっかくテニスをさせても
らっているので、そのようなことにも楽しんで向き合ってもらいたいと思っています。「楽しん
で」という「楽」という漢字には「らく」という読み方もありますが「らく」をしていれば、
テニスの技術ももちろんですが、人間的にも成長は出来ないと私自身も思っており、学生に言
うときは自分自身にも言い聞かせるつもりで言っています。
また、今春卒業した学生に送った言葉が 2 つあります。それは「努力に勝る天才なし」
、
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の 2 つです。私自身が昔言われた言葉で、何をする時にも常
に頭に入れている言葉です。学生にもこれらの言葉を忘れずに、テニスに勉学に励んで欲しい
と思っております。
若輩者ですが、私自身学生とともに日々成長していきますので、ご迷惑をおかけすること
があるとは思いますが、今後ともご指導ご声援のほどよろしくお願いいたします。
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主将から近況報告・抱負
男子主将
谷本
憲幸(教育65期)
昨年の春季リーグで 4 部から 3 部に昇格し、2 部昇格を目標にして臨んだ秋季リーグでは、2
勝 3 敗で 3 部リーグ 5 位、3 部残留という結果になりました。ここ数年、和歌山大学は春に 3
部に昇格し、秋に 4 部に降格するという悪い流れが続いていました。同じことを再び繰り返さ
ないために春季リーグを終えた後、チームはより一層勝ちにこだわるようになりました。その
結果、秋季リーグを目前に控えた夏合宿でチーム内が分裂するという事態が発生したのです
が、リーグ戦までにチームを立て直すことができ、またチーム内には強い信頼関係が生まれま
した。部員一人一人が互いのことを信頼し臨んだ秋季リーグでは、初戦の姫路獨協大学戦に敗
れ、勝つイメージをつかめないまま初日を 0 勝 3 敗で終えてしまいました。初日の敗因は、3
試合ともに気持ちが受けに回ってしまったことです。後衛は自分がゲームを支配していくとい
う気持ちが足りず、前衛は大事な場面で終始、相手前衛に先に仕掛けられるという苦しい展開
が続きました。2 日目は、初日と一転してどの相手に対しても向かっていくという気持ちを持
つことができ、2 試合とも天秤になってしまったのですが、泥臭く勝利することができまし
た。2 日目に奪い取った 2 勝は、試合に出ている選手、応援してくださった人、全員でつかみ
取った 2 勝であり、チームが一つになったと感じさせてくれるものでした。
秋リーグが終わり、現 3 回生が幹部となり、秋季リーグでの 2 部昇格を目標に「One for
all 、All for one」というチームスローガンのもとに練習に取り組みました。技術的な面では、
3 部で戦っていくことができる安定したサーブレシーブ力をつけるためにサーブ、レシーブに
費やす時間を多くとりました。また、サーブ、レシーブを起点とした 3 球目、4 球目攻撃を仕
掛けることができるように、あらゆるパターンの 3 球目、4 球目攻撃の練習に取り組みまし
た。また、後衛はトップ打ちの精度を上げること、相手後衛に振られたときに相手前衛に触ら
れないように相手コートに返球するための練習を多く取り入れました。前衛は短く浮いたボー
ルを高い打点でしっかりと相手コートに押し込む練習、仕掛けるタイミングをつかむための展
開練習等を多く取り入れました。3 月末に行った練習試合で良いイメージを持つことができ、
その流れのまま春季リーグに臨んだつもりだったのですが、結果は 1 勝 4 敗、幸い 3 チームが
三つ巴となり得失ゲーム数を計算した結果 3 部 4 位となりぎりぎりのところで残留することが
できました。しかし、残留はできたものの秋に 2 部に昇格できるようなチーム状態ではないと
いうことを思い知らされました。リーグは団体戦であるにも関わらず、一人一人が個人戦のよ
うな試合をし、チームが一つにまとまっていませんでした。春季リーグの結果を真摯に受け止
め、改善しなければいけないところが大きく3点あります。1 点目は、一人一人が自分の言動
に責任を持つことです。一人一人が自分自身の言動を見つめなおし、チームにおける役割を理
解することが大切であると考えました。2 点目は、何事に対しても自主的、積極的に取り組ん
でいくことです。今までのチームは自主性が足りず、全体練習をする場合においても誰かに練
習をさせられているという雰囲気が出ていました。また、その他の行動面においても誰かに指
示をされるまで動かないといった姿勢が見受けられました。今後は、自分自身が今何をすべき
14
なのかということを常に個人が考えながら行動することが求められています。最後に、3 点目
は「応援されるチーム、選手」になるということです。リーグを終えて感じたことは、このチ
ームには感謝の気持ちが欠けているということです。練習をする中でも、恵まれた環境でテニ
スができること、後援会の方々がボールを購入してくださっていること、監督、コーチ、OB・
OG の方々が休日に練習に参加してくださること、全てのことに対して部員の中で感謝の気持
ちが欠けていました。感謝の気持ちを常に持ち、
「応援されるチーム、選手」になれるように
日々の練習に取り組んでいきます。技術面での反省としては、後衛は定位置の打ち合いでは勝
負できるものの相手に動かされたときに簡単にミスをしたり、相手前衛に捕まってしまうこと
が多く、相手の深いボールに対しても自分の打ちたい所に返球できないことが多かったです。
他にも試合の中でロブをうまく使えなかったという課題があります。前衛はチャンスボールの
処理が以前よりできるようになった反面、ラリーの中で仕掛けることができず、仕掛けたとし
てもミスをしてしまうということが多く見受けられました。また、サーブレシーブ力が弱いと
いう課題が改善されていませんでした。今後、後衛は深いボールを打つこと、相手からの深い
ボールや自分が動かされたときに狙ったところに返球すること、ロブを試合の中でうまく使っ
ていくための練習をしなければなりません。前衛はポーチのフォームの確認、相手後衛との間
合いの取り方をつかむための練習をする必要があります。全体としては、サーブレシーブ力を
向上させることが一番重要であるので練習方法を再検討したいと思います。心理的な面では、
プレッシャーのかかる場面でのミスが多かったので、練習中から試合本番を想定して練習に取
り組むこと、一級を大切にするという気持ちを植えつけることが求められていると感じまし
た。新入部員も 8 名入部してきて、今までよりも部員が多くなったので、より一層チームの雰
囲気というものを大事にし、全員で互いに切磋琢磨しあい、秋期リーグでは、3 部で優勝、入
れ替え戦に勝利し、目標とする 2 部に昇格できるように一日一日全力で取り組んでいきます。
最後になりましたが、OB・OG の方々にはいつも温かいご指導、ご声援をしていただき、と
ても感謝しております。まだまだ至らない点の多い私たちですが、目標に向かって部員一丸と
なって日々精進してまいりますので、今後ともご指導、ご声援のほどよろしくお願いいたしま
す。
近況報告
女子主将
平井
あゆ美
(経済65期)
昨年の秋リーグ戦では4位5部残留という結果でした。現在の4回生が初戦から勢いよく
戦って下さり、3戦目の四天王寺大学戦で勝利することができました。しかし、ダブルスでし
っかりとした攻めができず、4部昇格という目標は達成できませんでした。
4回生が引退してから、2、3回生で4人という人数になり、絶対にリーグに出る選手に
ならなければいけない状態になりました。練習では、女子が試合に使える練習を取り入れてい
15
き、また人数が少ないおかげで今まで以上に多くの質問を男子にすることができ、どんどん一
人一人が考えながら練習をしていくことが増えて行きました。
しかし、人数が少ないことはプラスな面もありましたが、今まであった競い合う気持ちが少
しずつ減って行くこととなり、男子との気持ちの差が生まれ始めました。そんな状態の中、春
合宿で今まで深い話をしたことがなかった部員たちが、それまで思っていたことを言い合うこ
とができ、新チームになって初めて一つにまとまりました。そこからは、部員全員が一人一人
今まで以上に考えながら参加し、日々練習に精を出していきました。
春季リーグ戦では初戦の四天王寺大学戦でシングルスの佐竹とダブルスの岩崎平見ペアの
リーグでの初勝利が、チームに勝利をもたらしてくれました。2戦目の大阪市立大学戦と3戦
目の甲南大学戦では相手の力に及ばず負けてしまいました。しかし、4戦目の滋賀大学戦は佐
竹と岩崎平見が見事勝つことができました。滋賀大学には昨年の近三や練習試合でも満足のい
く結果が出せずにいましたが、今回現役で勝利を掴むことができ、大変嬉しく思います。よっ
て今季は、2勝2敗で4位5部残留という結果で無事終えることができました。
今回は、シングルスの佐竹とダブルスの岩崎平見がリーグで初勝利をおさめるという、現
役としてはとても喜ばしい結果が出ました。佐竹と平見は昨年から同じ学年のプレーヤーが二
人しかいない中、多くの努力を積み重ね、実際に色々な試合で実績を残してきました。佐竹は
今までシングルスをしたことはありませんでしたが、自分から「してみたい」と言ってくれ
て、男子のシングラーと混じって苦しい練習にも耐えてきてくれました。平見も大学に入学す
る前からテニスはしており、センスもある選手でしたが、自分に厳しく沢山の悩みや苦しみを
乗り越えて頑張ってきてくれました。その結果、勝ったあとは現役全員が泣いて喜びました。
しかし、今回のリーグで本当に応援されるべき人とはどんな人であり、誰であるのか、改めて
考えることとなりました。
今回のリーグで言うと、試合に出てくださった4回生のように、短い時間の中でも、自分
とチームのために集中して練習に励む選手が応援されるべき選手であると考えました。今のチ
ームの目標は「one for all, all for one」です。その目標を達成するには、周りの人とどれだけ
たくさん頑張っていけるかが必要となってきます。
「誰かがするから、自分はしなくてもいい
や。
」そんな気持ちは捨てなくてはいけません。今までの私たちは、自主性がなく自分から努力
をすることを怠っていた部分があったので、これからは、チームの目標を達成できるように全
員で努力していきたいと思います。
最後になりましたが、OB・OG や後援会の方々にはいつも暖かいご指導、ご声援をしてい
ただき感謝しております。まだまだ至らない点はたくさんありますが、日々努力してまいりま
す。今後ともよろしくお願いいたします。
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成績報告
○関西リーグ戦(平成26年度秋季)
男子3部(平成26年9月20日・21日 於:マリンテニスパーク北村)>>3部残留
3部
姫獨
姫路獨協大学
神大
龍谷
桃大
滋賀
和大
勝点負点
順位
2
2
2
2
③
1勝4敗
6位
2
③
2
④
3勝2敗
3位
⑤
④
2
4勝1敗
1位
2
④
2勝3敗
4位
2
3勝2敗
2位
2勝3敗
5位
神戸大学
③
龍谷大学
③
③
桃山学院大学
③
2
0
滋賀大学
③
③
1
③
和歌山大学
2
1
③
1
③
女子5部(平成26年9月15日 於:大阪大学)>>5部残留
5部
四天
四天王寺大学
和大
滋賀
阪大
市大
勝点負点
順位
0
1
1
1
0勝4敗
5位
1
1
1
1勝3敗
4位
1
1
2勝2敗
3位
②
4勝0敗
1位
3勝1敗
2位
和歌山大学
③
滋賀大学
②
②
大阪大学
②
②
②
大阪市立大学
②
②
②
1
○関西リーグ戦(平成27年度春季)
男子3部(平成27年5月2日・3日 於:マリンテニスパーク北村)>>3部残留
3部
京産
京都産業大学
滋賀
神大
桃大
和大
甲南
勝点負点
順位
2
2
0
2
③
1勝4敗
6位
2
0
③
③
3勝2敗
3位
③
③
④
5勝0敗
1位
③
④
4勝1敗
2位
2
1勝4敗
4位
1勝4敗
5位
滋賀大学
③
神戸大学
③
③
桃山学院大学
⑤
⑤
2
和歌山大学
③
2
2
2
甲南大学
2
2
1
1
③
女子5部(平成27年5月2日 於:大阪市立大学)>>5部残留
5部
市大
大阪市立大学
滋賀
和大
甲南
四天
勝点負点
順位
1
②
②
②
3勝1敗
2位
1
②
③
3勝1敗
1位
1
②
2勝2敗
4位
③
2勝2敗
3位
1勝4敗
4位
滋賀大学
②
和歌山大学
1
②
甲南大学
1
1
②
四天王寺大学
1
0
1
0
17
和歌山大学ソフトテニス部ホームページについて
現役生たちの手によって、和歌山大学ソフトテニス部のホームページが作成、運営されて降
ります。WEB 上では、
“和歌山大学ソフトテニス部”という名前で公開されております。
学生たちが自主的に運営しているものですので、内容等に多少目をつむって頂く部分がある
かと思いますが、近況や学生たちのプロフィール、そして練習予定が閲覧できるようになって
おりますので、ぜひホームページに立ち寄り、練習予定をチェックしてテニスコートに足を運
んで頂ければ幸いです。また、OB・OG 用の掲示板も作成しておりますので、皆様の交流にぜ
ひお役立て下さい。
ホームページのアドレス及び内容は以下のとおりです。
和歌山大学軟式庭球部
http://wattei.web.fc2.com/index.html
内容:部員名簿・予定表・掲示板・OB 用掲示板・
クラブ理念・大会戦績・アルバム
また、和歌山大学ソフトテニス部の E-mail アドレスを作成しております。
アドレスは、
[email protected] です。
住所変更の連絡等の各種連絡事項や学生たち・後援会へのご意見・ご質問など、何でも結構
ですので、上記アドレスへメールを頂けますと幸いです。
内容に合わせて学生もしくは後援会のメンバーがお返事させて頂きます。
わっていクラブ(OB、OG で結成したクラブ)のホームページについて
和歌山大学ソフトテニス部の OB、OG チームを大阪府に旗揚げしました。卒業してからテ
ニスから疎遠になってしまっている方にも再びラケットを持ってもらうキッカケになればいい
なと思っています。ホームページも作成しております。
わっていクラブ
http://watteiclub.com/
連絡先メールアドレス
[email protected]
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平成27年度和歌山大学ソフトテニス部後援会総会
郵送でご出欠についてお返事いただける場合、この用紙をご利用ください。また、E-mail
([email protected])でお返事頂ける場合についても書き内容についてメール
本文にてご連絡下さい。
ご
出
席(同伴者
ご
欠
席
名)
(○でお囲み下さい)
○メッセージ(学生に対する激励、当時の思い出等をご記入下さい。
)
学部
期
氏
名 :
メールアドレス:
来年度総会案内の E-mail 送信希望: 要 ・ 不要
勤務先(会社)名:
連絡用電話番号:
【学生の就職活動に、OB 訪問等でご協力頂けます方は勤務先とご連絡先をご記入下さい】
(E-mail アドレスを記入して頂いた方にも、電子版と併せて従来どおり紙ベースでの案内
も併せて送付させて頂こうと考えております。)
※準備の都合がありますので7月25日(土)までにご回報下さい。
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※コートから第一食堂への道順
テニスコート
第1食堂
(総会場所)
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