○主なご意見・ご質問 【1.庁舎に関すること】 ① 50億の予算規模について 質問内容:庁舎建設にかかる費用50億の予算根拠について教えてください。 回 答:南城市の庁舎の規模の算出については、基本構想に基づきおおむね 15,000 ㎡を想定しております。基本設計の段階での建築床面積は 13,860 ㎡であります。人口規模で一番近い市町村では糸満市に近い 部分であります。糸満市は人口 58,000 人、建築面積 15,434 ㎡、H14.3 月完成で約45億円かかっており、ほぼ類似しております。10 年以 上前でその価格です。最近の建築コストからみると大きすぎるもの ではないと判断しております。実施設計時に詳細の工事費が積算さ れます。精査を行いコスト縮減に努める予定です。 ② 庁舎の面積について 質問内容:新庁舎の延べ床面積は約 14,000 平米を想定しているとのことですが、 大里と玉城の両庁舎を合わせても約 1 万平米であり、庁舎を統合す れば規模が小さくなると考えていますがどうなりますか。 回 答:現在の 2 庁舎は、旧大里村と旧玉城村が使用していた庁舎です。南 城市は合併により旧4町村の職員がその 2 庁舎で業務をしており、 狭隘な部分もあることをご理解していただきたいと思います。 ③ 大里・玉城・知念・佐敷庁舎の今後について 質問内容:新庁舎への移行後も、各地域における住民票の交付等の住民サービ スを継続してほしいですが、どういった対応になりますか。 回 答:市民課窓口業務は行政機能の一元化を図り、市民の公平・公正の均 衡ある発展のため新庁舎のみで行い、大里・玉城両庁舎及び佐敷・ 知念両出張所は閉鎖します。ただし、自動交付機及びコンビニ交付 についても現在検討しています。 平成 23 年 7 月より行っている「広域行政窓口サービス」を更に推進 していきます。 ④ 交通弱者への対策について 質問内容:高齢者等交通弱者が、気軽に新庁舎まで行けるような対策は検討し ていますか。 回 答:新たな公共交通(交通弱者の足)として、電話1本で自宅から目的地 までドア to ドアで市内を自由に移動できるデマンドバスの実証運行 を行っております。 来年度からは本格運行を予定しており、交通弱者等への配慮も踏ま えつつ運行のあり方も検討する予定です。 【2.財源に関すること】 ① 合併特例債について 質問内容:地方交付税とはどういうものですか。建設の試算の中で、70%は交 付税として国からの補助金があると記載されていますが、この金額 はどのようにして南城市に入ってきますか。また確実に満額入って くるのでしょうか。 回 答: 地方交付税とは、地方公共団体の人口等を基礎ベースにして算定し た基準額から、税収入を差引いた額が国から市町村に交付される財 政制度です。 合併した市町村が合併後 15 年間に限り使える地方債(借 金)は、行う事業費の 95%までを借り入れることができます。元利 償還金(元金と利子を合わせて返すお金)の 70%は普通交付税で市 に入ってくる有利なものであり、満額交付されると理解しておりま す。 ② 税負担が増えないか等について 質問内容:地方交付税と一括交付金は同じもの、あるいは関連があるものです か。また、新庁舎を造ることによって、市民の税負担はどう変わり ますか。 回 答:一括交付金と合併特例債は全く違うものであり、新庁舎を造ること によって税金が変動することはありません。 【3.環境に関すること】 ① タクガーの水源について(新里の水源地について) 質問内容:中核地を大々的に開発することにより水量が減らないか心配してい ますが、その対策や地下水調査を予定していますか。 回 答: 駐車場については透水性舗装を採用し、雨水を地下に導き、現状を 極力変えない計画です。新庁舎予定地については建物屋上に降った 雨水は地上で浸透桝に集め、そこで浸透できないオーバーフロー分 の雨水については浸透型調整池などを設置することを検討していま す。地下水源調査については、水源保全の観点から工事前・工事後 の水量及び水質調査を実施してまいります。 ② 大井川について 質問内容:中核地を大々的に開発することにより大井川の水量が増え、氾濫等 の心配があります。 回 答:中核地を開発することについては、水量が増えないような対策(敷 地内に浸透池を設ける)を行います。ただし、この周辺は地すべり 地域一帯となっているので、落差工の崩壊等に関しては県の南部土 木事務所に要請をしています。コンクリート三面張りについては市 で確認し、改修可能であれば改修を行いたいと考えております。 ③ 地すべりについて 質問内容:中核地を大々的に開発することにより、地すべり危険区域等に影響 はありませんか。 回 答: 地すべり対策の調査については県での所管ですが、対応策に関して は県と相談をしたいと思っています。中核地周辺の地質の状況から、 地上を開発することにより地すべりの問題が起こるということはな いと捉えており、庁舎建設予定地については、地すべり防止区域、 地すべり指定箇所・危険個所の区域外のため、影響はないものと考 えております。 ④ 環境アセスメント調査について 質問内容:環境アセスメント調査を実施しますか。 回 答:環境アセスメントに関しては、環境影響評価法という法律と、県の 条例でその対象事業や手続き等が定められており、法律では 100 ヘ クタール以上、県条例では 30 ヘクタール以上の事業対象として定め られています。新庁舎と公共駐車場を合わせ 8 ヘクタールの開発と なりますので、法的に実施対象外となります。 ⑤ 公害防止協定について 質問内容:公害防止協定を結ぶべきではないでしょうか。 回 答:災害(公害)防止協定については、地域の理解を求めないといけな いため、色んな形で相談をしたいと思っています。 【4.公共駐車場に関すること】 ① 公共駐車場の規模とイベント以外の活用について 質問内容:公共駐車場の規模と尚巴志ハーフマラソンで利用している東浜の駐 車場の今までの台数について教えてください。また、イベント時以 外はどのように活用されますか。 回 答:公共駐車場は当初 3,000 台で計画していましたが、駐車場内に森林 の確保が必要であるなどの理由により、2,000 台の規模となります。 尚巴志ハーフマラソンの駐車場については、東浜の駐車場に 2,000 ~2,300 台ほどの車両を駐車しております。公共駐車場を整備するこ とで駐車場に関する問題点を改善していく考えです。 この地域一帯を観光交流の拠点と位置づけ、観光関連企業を誘致 し、また、日常的に人を集客することを目的に新庁舎隣へのアリー ナの建設を庁内で議論しており、それが実現すれば駐車場は更に有 効活用できると考えています。また、災害時には防災の拠点にもな ります。 【5.将来公共施設に関すること】 ① 将来公共施設について 質問内容:庁舎建設に関連して、市民会館の建設予定はありますか。 回 答:市民会館ではなく、新庁舎に隣接して 1,000 人規模のアリーナの建設 を庁内で検討しております。この地域は将来の観光交流拠点として位 置づけており、ここにアリーナと 2,000 台の大型駐車場を造ることに よって更なる観光振興のきっかけになると考えています。 【6.跡地利用に関すること】 ① 跡地利用について 質問内容:玉城庁舎と大里庁舎を民間企業へ賃貸し、若者や年配者の雇用の確 保に力をいれていただきたいです。 回 答:既存庁舎へは企業誘致を行う方向で考えており、実際に大手企業か らのオファーがあり、南城市民を優先して雇用するよう申し入れし ています。 【7.その他道路の整備に関すること】 ① 新里ビラについて 質問内容:新里坂についてですが、バスなどの大型車が通るたびに渋滞するの で、追い越し車線をつくって三車線にすると解決すると思います。 庁舎建設と直接結びつくものではないですが、検討お願いします。 回 答:本道については、のぼり車線をつくるよう県へ要望しております。 引き続き要望していきたいと思っています。 ② 大里方面からのアクセス道について 質問内容:大里北地域から新庁舎予定地までの道路が未整備であるため、整備 をお願いします。 回 答:道路の整備部分では、いろいろな路線で整備をしており、市の全体 で約半分の予算は大里の地域で事業を展開しているという状況です。 市道の長堂上原線については前年度に開通しており、西原南風原線 等については工事を進めているところです。真境名地区から新庁舎 予定地までのアクセスについては、状況をみながら整備計画を検討 していきます。 【8.その他ご意見】 ① 合併時に約束された事項が円滑に推進されており、嬉しく思います。防災機能拠 点など時代に則した機能は良いことだと思いますので、自信をもって推進してく ださい。 ② 議会だよりの中の反対論として、市民への情報不足や情報格差、他にやるべき事 業があるのではないかとの指摘があります。そうした問題を解消し、計画通り事 業を進めてほしいと思っています。また、地域資源である温泉水を活用し、憩い の場の確保をしてほしいと思います。 (市民説明会の様子) 4/28 佐敷地区(参加人数:150 人) 5/18 玉城地区(参加人数:109 人) 5/11 知念地区(参加人数:31 人) 5/19 大里地区(参加人数:164 人)
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