平成26年度事業報告書 - 公益財団法人 神奈川芸術文化財団

平 成 26 年 度 事 業 報 告 書
平成 26 年度事業報告及び附属明細書
○
神奈川芸術文化財団は、平成 26 年度財団経営方針にしたがい、指定管理者として神奈川
県民ホール本館、KAAT 神奈川芸術劇場、神奈川県立音楽堂、かながわアートホールの 4 施
設の着実な運営に努めた。
○
各施設とも設置目的に沿って効率的な施設維持管理運営を行うとともに、来館者に対するサ
ービスの向上を図った。県民ホール本館及び音楽堂については施設の老朽化およびバリアフ
リー化の遅れなどの問題を抱えているが、計画的な保守点検と修繕、また人的な対応を以て、
清潔で快適な環境の維持や向上に努めた。
○
平成 7 年より当財団が運営してきたかながわアートホールは、27 年 3 月末をもってその指定
管理期間が満了することとなり、次期指定管理者((公財)神奈川フィルハーモニー管弦楽団
グループ)への円滑な引継ぎのための準備を県と協力して行った。3 月 31 日には県文化課の
立会いの下、次期指定管理者への最終の引継ぎ作業を行い、当財団による運営を終了した。
○
平成 26 年 10 月から 12 月にかけて「第 21 回神奈川国際芸術フェスティバル」を開催した。
「祝祭 円熟の未来へ-」と題し、マーラー:交響曲第 8 番「千人の交響曲」、「スペイン国立ダ
ンスカンパニー」、「音楽堂で聴く聲明」等、計 13 事業/12 演目 26 公演・1 企画 1 回(入場者
数 15,982 人)により、各館の特徴を活かした事業を総合的に提示し、多様な関心を喚起するよ
う努めた。
○
芸術文化の創造・振興事業としては、上記フェスティバルの公演も含め、オペラ・バレエ・室
内楽・演劇・ミュージカル・ダンス・美術など幅広いジャンルで 92 事業/139 演目 356 公演・14
企画 35 回・3 展覧会(入場者数 160,358 人)を実施、芸術文化の鑑賞普及事業としては 7 事
業/3 講座(3 回)・8 演目(10 公演)・7 企画(8 回)(入場者数 2,841 人)を実施した。
○
芸術文化に関する情報の収集提供、調査研究及び人材育成に関する事業として、情報誌
「神奈川芸術プレス」を発行し、県民ホール、芸術劇場、音楽堂及びアートホールの公演情報、
アーティスト情報などを取り上げるとともに、県域の文化情報を紹介した。また、インターネットを
活用した情報提供としてホームページ・SNS の運営も行った。人材育成事業としては、6 企画
(10 回)を実施し、インターンの受け入れ・舞台技術ワークショップの開催により舞台芸術に関
わる様々な人材育成に取り組んだ(参加者数 296 人)。
【26 年度に実施した自主事業※(統計)】※主催・共催・提携事業 (鑑賞普及事業・人材育成事業含む)
施設名
神奈川県民ホール
事業
演目(企画)
公演(回)
入場者数
本館
27
40
41
38,063
神奈川芸術劇場
40
87
311
89,556
30
49
55
34,068
3
4
15
1,808
100
180
422
163,495
神奈川県立音楽堂
かながわアートホール
合計
1 芸術文化の創造、振興、鑑賞普及、及びそのための施設の
運営に関する事業
(1) 芸術文化の創造・振興事業
ア 神奈川県民ホール
(ア)本館
県民ホール本館が実施した主催、共催公演は 26 事業/31 演目 34 公演・3 企画 4 回・3
展覧会、入場者数は 37,117 人であった。
平成 26 年度の県民ホール本館は、改修工事により 前年度 12 月 2 日から 本年度 9 月末
まで休館していた。リニューアルオープン後の後半半年間に自主事業を集中させ、「第 21 回神奈
川国際芸術フェスティバル “祝祭 円熟の未来へ-”」を開催したほか、施設の特性を活かした舞
台芸術、音楽、美術の創造発信を行い、良質な文化芸術の鑑賞機会を提供した。共催公演にお
いては、例年年度前半に開催している事業は後半に時期を調整するなど、休館の影響を最小限
にとどめ、海外からの引越公演から地元の芸術団体まで、多様なジャンルの事業を実施した。
【大ホール】
改修休館後最初の公演は、県民ホール本館リニューアル及び開館 40 周年記念公演、第 21 回
神奈川国際芸術フェスティバル開幕公演として、マーラー:交響曲第 8 番「千人の交響曲」を上演
した。一般公募の約 500 名の合唱団、8 名のソリスト、約 130 名のオーケストラなど、当日は出演者、
来場者含め大人数が一同に集結し、リニューアルオープンを祝う華々しい公演となった。
オペラ公演では、共同制作シリーズにおいて、ヴェルディ晩年期の名作「オテロ」を取り上げ、県
民ホール本館とびわ湖ホール公演のほか、新たに共同制作に参画した大分県の iichiko 総合文
化センター(大分県立総合文化センター)でも上演した。共催公演としては、地元のオペラ団体で
ある首都オペラ公演のほか、錦織健プロデュース・オペラ等の一流公演を実施した。
バレエ公演では、かながわ観光親善大使のプリマバレリーナ・上野水香を迎え、県民ホール本
館制作スタッフとの2年がかりの企画を実現し、バレエ発祥の地・神奈川らしい独創性溢れるバレ
エ・ガラ公演を実現させた。共催公演としては、松山バレエ団『くるみ割り人形』のほか、アートダン
スカナガワ(神奈川県芸術舞踊協会)、ミハイロフスキー劇場バレエ、日本バレエ協会関東支部神
奈川ブロック等、国内外のバレエ公演を実施して、幅広いニーズに応えた。
オーケストラ公演としては、年末恒例の企画として定着した「ファンタスティック・ガラコンサート」
を実施したほか、共催公演として神奈川フィルハーモニー管弦楽団による定期演奏会(県民ホー
ルシリーズ)等を実施した。
【小ホール】
小ホールにおいては、開館 40 周年記念日(1 月 17 日)に合わせ、一柳慧芸術総監督作曲のオ
ペラ『水炎伝説』を改訂版初演作品として上演した。オペラという形式をとりつつ、音楽、ダンス、
美術(ファッション)を融合させた、県民ホール本館らしい新たな芸術表現を創出させた。同じく周
年事業として「菅原淳パーカッション・ギャラリー」を開催し、一柳芸術総監督も友情出演した。
パイプオルガン事業は、オルガン・アドバイザーの荻野由美子の監修のもと、年間事業を展開。
恒例の「オルガン・プロムナード・コンサート」のほか、開館以来のオルガン事業に縁の深い出演
者を迎えて「オルガン・ガラコンサート」を開催し、40 年続くオルガン事業を盛り上げた。また、共催
事業として、オルガンを設置する横浜みなとみらいホールとミューザ川崎シンフォニーホールとと
もに「パイプオルガン・コンサート&オルガン体験ツアー」を開催し、近隣施設と提携して、地域の
音楽振興を担う事業を展開した。
舞台芸術講座としては、ホール所有楽器であるオルガンやチェンバロを使用した講座、共同制
作オペラのプレ講座を開催したほか、共同制作オペラの関連企画として「オテロ」映画上演会(共
催)を開催した。
また、昨年度に続いて休館期間中の「オルガン・プロムナード・コンサート」代替公演として、県
内の文化施設(小田原市民会館)においてワンコイン・コンサートを開催した。
そのほか、かながわゴールデンコンサート(声楽)、横浜シティオペラ・コンサート(声楽)、フェリ
ス音楽の花束(室内楽)を共催公演として実施し、地元の芸術団体・学校の活動を支援することで
地域の音楽振興を図った。
【ギャラリー】
ギャラリーにおいては、県下最大の公募展「神奈川県美術展」の第 50 回目の開催を、リニューア
ルオープンの祝祭的な雰囲気の中で迎えた。それを記念して、第 1 回展からの図録をデータ収
録したアーカイブを作成し、ホームページで公開した。併せて、50 周年記念特別企画として、中・
高校生を対象にした出品料無料の公募展を同時開催した。
企画展「八木良太展 サイエンス/フィクション」は、休館による一般利用への影響を考え、年末
年始を含む比較的利用の少ない時期に会期を移動して開催した。八木良太は若手現代美術作
家として国内外から現在もっとも注目を集める一人であり、初の大規模な個展となる同展には、国
内外の専門家のみならず一般鑑賞者も多数来場し、好評を博した。また、複数ジャンルの表現を
実験的に関係させることで、新たなアートの創造を試みるプロジェクト「アート・コンプレックス」のシ
リーズも 7 回目を迎えた。
神奈川県民ホール開館 40 周年記念
オペラ『水炎伝説』1 幕 3 場〈改訂
版初演〉
平成 27 年 1 月 17 日(土)
~18 日(日)
神奈川県民ホール 小ホール
©青柳聡
【主催事業一覧】
★印は第 21 回神奈川国際芸術フェスティバル参加事業
大ホール主催公演(4事業/4演目5公演・1企画1回 入場者数 8,577 人)
公演名
開催日
入場者数(人)
10 月 5 日(日)
1,947
11 月 29 日(土)
1,730
12 月 28 日(日)
1,913
神奈川県民ホールリニューアル&
開館 40 周年記念
マーラー:交響曲第8番
「千人の交響曲」 ★
神奈川県民ホール開館 40 周年記念
上野水香プロデュースバレエ
Jewels from MIZUKA ★
神奈川県民ホール開館 40 周年記念
ファンタスティック・ガラコンサート 2014
祝宴 オペラ&バレエ 40th Anniversary
神奈川県民ホール開館 40 周年記念
神奈川県民ホールオペラシリーズ 2015
神奈川県民ホール・びわ湖ホール・iichiko 総合文化
平成 27 年
センター・東京二期会・神奈川フィルハーモニー管弦
3 月 21 日(土祝)
楽団・京都市交響楽団共同制作公演
2,787
~22 日(日)
ヴェルディ作曲 歌劇『オテロ』全 4 幕
≪2 回公演≫
関連企画
歌劇『オテロ』
公開リハーサル&ステージ見学≪1 企画≫
平成 27 年
3 月 19 日(木)
200
小ホール主催公演(4事業/11演目12公演 入場者数:2,997 人)
公演名
開催日
入場者数(人)
7 月 21 日(月祝)
185
オルガン・プロムナード・コンサート Vol.332
10 月 24 日(金)
160
オルガン・プロムナード・コンサート Vol.333
11 月 21 日(金)
150
オルガン・プロムナード・コンサート Vol.334
12 月 12 日(金)
170
オルガン・プロムナード・コンサート
プロムナード・コンサート<ワンコイン>
神奈川県民ホール出張公演 in 小田原
アンサンブル・リリ・夏休みコンサート
《会場:小田原市民会館 小ホール》
オルガン・プロムナード・コンサート Vol.335
オルガン・プロムナード・コンサート Vol.336
オルガン・プロムナード・コンサート Vol.337
神奈川県民ホール開館 40 周年記念
オルガン・ガラコンサートⅠ
神奈川県民ホール開館 40 周年記念
オルガン・ガラコンサートⅡ
神奈川県民ホール開館 40 周年記念
菅原淳とパーカッション・ギャラリー
神奈川県民ホール開館 40 周年記念
オペラ『水炎伝説』1 幕 3 場〈改訂版初演〉
≪2 回公演≫
平成 27 年
1 月 30 日(金)
平成 27 年
2 月 27 日(金)
100
220
平成 27 年
3 月 27 日(金)
225
12 月 20 日(土)
358
平成 27 年
1 月 31 日(土)
292
平成 27 年
1 月 10 日(土)
388
平成 27 年
1 月 17 日(土)
~18 日(日)
749
◆公演アンケートより
『 ブラボ ーを たくさ ん叫 んで、 サイ コーで し
た!!劇場は1年振りです。この日を楽しみにガ
ンの治療を頑張りました!!免疫力 UP!!!あ
りがとうございました。』
(女性 50 代)
「上野水香プロデュースバレエ Jewels from MIZUKA」よ
り(11 月 29 日(土)神奈川県民ホール・大ホール)
優れた作品は人々にとってかけがいのない感
撮影:長谷川清徳
動を与えるとともに、人生そのものを活性化させ
るという、芸術文化の持つ力を改めて実感させら
れる感想をお寄せいただいた。
ギャラリー主催展覧会(3事業/3展覧会・1演目1公演 入場者数 8,069 人)
展覧会名
第 50 回神奈川県美術展
1 期展 工芸・書・写真
第 50 回神奈川県美術展
2 期展 平面立体
八木良太展
「サイエンス/フィクション」
八木良太展×アート・コンプレックス 2014
「タイムトラベル」≪1 演目≫
開催日
入場者数(人)
10 月 5 日(日)
~12 日(日)
3,011
10 月 15 日(水)
~19 日(日)
1,972
12 月 21 日(日)
~平成 27 年
1 月 17 日(土)
2,932
12 月 23 日(火祝)
154
【共催事業一覧】
大ホール(10事業/10演目11公演 入場者数:15,661 人)
公演名
第 23 回首都オペラ公演
『アラベラ』全 3 幕≪2 回公演≫
2014 アートダンスカナガワ No.10「家路」
開催日
10 月 11 日(土)
~12 日(日)
入場者数(人)
1,915
10 月 18 日(土)
1,259
11 月 3 日(月祝)
1,633
12 月 6 日(土)
2,164
12 月 19 日(金)
1,606
ミハイロフスキー劇場バレエ 『白鳥の湖』
平成 27 年
1 月 12 日(月祝)
1,668
神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会
平成 27 年
第 63 回神奈川文化賞・スポーツ賞贈呈式
祝賀演奏会
松山バレエ団 2014 『くるみ割り人形』全幕
神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会
県民ホールシリーズ 第 1 回
県民ホールシリーズ 第 2 回
公益社団法人日本バレエ協会関東支部
神奈川ブロック設立 35 周年第 31 回自主公演
『シンデレラ』全幕
神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会
県民ホールシリーズ 第 3 回
錦織健プロデュース・オペラ vol.6
モーツァルト作曲『後宮からの逃走』全 3 幕
1 月 15 日(木)
平成 27 年
1 月 18 日(日)
平成 27 年
3 月 3 日(火)
平成 27 年
3 月 7 日(土)
1,019
1,943
1,147
1,307
小ホール(5事業/5演目5公演・2企画3回 入場者数:1,813 人)
公演名
パイプオルガン・コンサート&オルガン体験ツアー
≪1 企画≫
第 33 回かながわゴールデンコンサート 2014
開催日
入場者数(人)
9 月 24 日(水)
38
10 月 26 日(日)、
≪2 演目・2 回公演≫
11 月 1 日(土)
フェリス音楽の花束
室内楽の愉しみ
横浜シティオペラ歌曲コンサートシリーズ'14
「歌曲の花束 vol.1」/「歌曲の花束 vol.2」
≪2 演目・2 回公演≫
812
11 月 4 日(火)
128
平成 27 年
1 月 25 日(日)、
2 月 1 日(日)
380
平成 27 年
2 月 7 日(土)
455
共同制作オペラ『オテロ』関連企画
オペラ映画上演会『オテロ』
≪1 企画・2 回上映≫
◆韓国からの視察団
「韓国地域文化支援協議会」
平成 26 年 10 月 2 日(木)に、韓国地域
文化支援協議会の視察団 14 名(韓国内 12
の地方自治体文化財団職員等)が、県民ホ
ール本館と芸術劇場に来館し、施設見学の
ほか当財団について講義と質疑応答を行っ
た。当財団の運営目標や事業財源構成、県
との役割分担等について具体的な質問があ
った。
(イ)KAAT 神奈川芸術劇場
芸術劇場が実施した自主事業は、37 事業/69 演目(262 公演)・7 企画(31 回)であり、入
場者数は 88,902 人であった。
(なお、その入場者数について、企画制作事業分を除くと 81,549 人である。また、パブリッ
クビューイングである「曽谷朝絵展」の延べ来館者数 46,645 人を加えると 135,547 人である。)
演出家・俳優の白井晃がアーティスティック・スーパーバイザー(芸術参与)に就任した本
年度は、白井の劇場や演劇に対する考え方を前面に出すように心がけた。白井の芸術劇場
での創作第一弾として、音楽家・三宅純の音楽「ロスト・メモリー・シアター」を白井が舞台化し
た作品を上演したほか、ダンサーとして活躍している首藤康之と中村恩恵とのコラボレーショ
ン作品『出口なし』の構成・演出を手掛けるとともに、『アダムス・ファミリー』や『ジャンヌ・ダルク』
等、白井が演出を担当したエンターテインメント系の作品を上演した。
また、国内他劇場との事業連携の取り組みとして、日本における唯一の公共劇場専属舞
踊団・りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)Noism の新作『カルメン』、フランスのアビニョ
ン・フェスティバルで絶賛された SPAC(静岡県舞台芸術センター)芸術監督・宮城聡演出『マ
ハーバーラタ~ナラ王の冒険~』などの公演のほか、次世代への古典芸能では、女性太夫・
竹本駒之助にスポット・ライトを当てた「竹本駒之助公演企画」、若手歌舞伎役者が中心とな
って行う演目などを創造し、総合的に多様なジャンルの作品を提供することで、新しい観客の
開拓と、その鑑賞機会によるにぎわいの創出に努めた。
また、芸術性の高い舞台公演を提携公演として誘致し、劇場の利用率とブランド力の向上
を図った。中でも、長塚圭史演出「葛河思潮社『背信』」(作:ハロルド・ピンター)、美輪明宏
の『愛の讃歌~エディット・ピアフ物語~HYMNE A L’AMOUR』、日韓合同作品
「Doosan Art Center+東京デスロック+第 12 言語演劇スタジオ『가모메 カルメギ』」 などの公
演は、主催公演と合わせて芸術劇場の多彩なプログラムの実現に貢献した。
「KAAT キッズ・プログラム」では、芸術劇場オリジナル企画・「こどもとおとなのためのお芝
居『暗いところからやってくる』」、「子供のためのシェイクスピア『ハムレット』」、海外招聘公演・
劇団コープス『ひつじ』等を上演し好評を得た。なお、『暗いところからやってくる』は当劇場以
外にも、茨城、東京、愛知、福岡、長崎で上演された。また、27 年度に公演を予定している岡
田利規が初めて創作する子供のための作品『わかったさんのクッキー』ワークショップを開催
した(12 月 15 日~19 日、参加者数 15 名)。
オープンシアター事業の一環である芸術劇場オリジナル企画「KAAT the ツアー」も開始か
ら 4 回目を数え、回を重ねるごとに内容も充実し、高い集客力を見せるようになった。劇場内
を家族や友人同士等のグループで謎解きゲームを楽しみなが探検する本企画は、“劇場”と
いう施設を新しい趣向で活用する試みであり、全国の劇場からも注目を集めている。平成 26
年度では、芸術劇場の支援を受けて兵庫と岩手の劇場が本企画を実施した。
その他事業として、国内最大規模の舞台芸術の国際的なプラットフォーム、「国際舞台芸
術ミーティング in 横浜(TPAM)」を開館当初より継続して開催した。舞台芸術に係わるプロ
フェッショナルが国や地域を越えて出会い、公演、ディスカッション、会議等多彩なプログラム
を通して情報交換、相互学習、ネットワーキングを構築する場を提供するとともに、芸術劇場
を国内外に周知させるための発信媒体のひとつとして機能させた。他にも、公開リハーサル、
トークショーなど、観ることだけではなく、劇場文化を楽しむことができる様々な入り口も用意し、
劇場というものが、日々、人が集い、新しい発見や出会い、また議論が生まれ、同時代の空
気を感じられる場となるよう、新たな可能性を目指して取り組んだ。
『Lost Memory Theatre』
8 月 21 日(木)~31 日(日)
KAAT 神奈川芸術劇場 ホール
原案・音楽:三宅純
構成・演出:白井晃
©二石友希
【主催事業一覧】
★は第 21 回神奈川国際芸術フェスティバル参加事業
●は KAAT キッズ・プログラム 2014
ホール主催公演(12 事業/11 演目 36 公演・1 企画 6 回 入場者数 22,244 人)
公演名
ブロードウェイ・ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』
≪3 回公演≫
開催日
5 月 10 日(土)
~11 日(日)
KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース 劇場体験型
ナゾ解きゲーム
5 月 30 日(金)
KAAT the ツアー 「消えた衣装をさがせ!②」
≪1 企画 6 回≫
~6 月 1 日(日)
Noism 設立 10 周年記念企画 Noism1 & Noism2
合同公演 劇的舞踊 『カルメン』 ≪3 回公演≫
6 月 20 日(金)
※1:スタジオ主催公演に関連企画あり
ブロードウェイ・ミュージカル 『ピーターパン』
≪2 回公演≫ ●
~22 日(日)
7 月 13 日(日)
『Lost Memory Theatre』
≪10 回公演≫
8 月 21 日(木)
SPAC 『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』
≪3 回公演≫
9 月 12 日(金)
~31 日(日)
~13 日(土)
入場者数(人)
2,410
626
1,673
1,633
5,036
1,477
公演名
開催日
入場者数(人)
森山威男ジャズナイト 2014
10 月 4 日(土)
350
ザ・レジェンド・オブ・ジプシー・ブラス「ファンファ
ーレ・チォカリーア」
10 月 18 日(土)
542
DEDICATED 2014 ~OTHERS~
≪3 回公演≫ ★
10 月 24 日(金)
7Fingers『TRACES』
≪6 回公演≫ ★
10 月 31 日(金)
~26 日(日)
~11 月 3 日(月祝)
ジャンヌ・ダルク
≪2 回公演≫ ★
11 月 23 日(日)
スペイン国立ダンスカンパニー
≪2 回公演≫ ★
12 月 5 日(金)
~24 日(月祝)
~6 日(土)
1,305
3,134
2,137
1,921
スタジオ主催公演(9 事業/13 演目 64 公演・2 企画 2 回 入場者数 9,111 人)
公演名
(大スタジオ)
KAAT×五大路子『ニッポニアニッポン~横浜・
長谷川伸・瞼の母~』≪12 回公演≫
(アトリエ)関連企画
KAAT キッズ・プログラム 2014 「Noism こどもの
ためのからだワークショップ」≪1 企画 1 回≫
(※1:ホール主催公演に付属・0 事業で計上)
開催日
入場者数(人)
5 月 30 日(金)(プレビュー
公演)、
1,338
31 日(土)~6 月 8 日(日)
6 月 21 日(土)
(大スタジオ)
子供のためのシェイクスピア『ハムレット』
≪6 回公演≫ ●
7 月 2 日(水)
(中スタジオ)
こどもとおとなのためのお芝居
『暗いところからやってくる』 ≪6 回公演≫ ●
7 月 18 日(金)
~6 日(日)
~21 日(月祝)
8
723
818
(中スタジオ)
こどもとおとなのためのお芝居
『暗いところからやってくる』
観劇前ワークショップ ≪1 企画 1 回≫
7 月 21 日(月祝)
19
(大スタジオ)
オックスフォード大学演劇協会(OUDS)
来日公演
『十二夜』
7 月 30 日(水)
197
公演名
開催日
入場者数(人)
(中スタジオ)
悪魔のしるし×KAAT 『わが父、ジャコメッティ』
試演会+公開ミーティング
6 月 26 日(木)
101
(中スタジオ)
悪魔のしるし×KAAT 『わが父、ジャコメッティ』
≪5 回公演≫ ★
(大スタジオ)
KAAT 次世代への古典芸能プロジェクト
KAAT 竹本駒之助公演 第三弾 『恨鮫鞘(うら
みのさめざや)』「無筆書置の段」 ≪2 回公演≫
★
(大スタジオ)
KAAT 次世代への古典芸能プロジェクト
KAAT 竹本駒之助公演第4弾 『仮名手本忠
臣蔵』九段目切「山科隠家の段」≪2 回公演≫
(大スタジオ)
KAAT 次世代への古典芸能プロジェクト
KAAT 若手舞踊公演「SUGATA」
新作 清元・長唄「葛城山蜘蛛絲譚」~妖怪土
蜘蛛退治~≪4 回公演≫
(中スタジオ)
KAAT 神奈川芸術劇場 新作ミュージカル・トラ
イアウト公演『The Musical 横浜 JAM TOWN』
≪3 回公演≫
(大スタジオ)
チェルフィッチュ新作『スーパープレミアムソフト
W バニラリッチ』公開リハーサル&トークセッショ
ン
(大スタジオ)
チェルフィッチュ 『スーパープレミアムソフトWバ
ニラリッチ』≪10 回公演≫
10 月 11 日(土)
~13 日(月祝)
10 月 26 日(日)
~27 日(月)
528
244
平成 27 年
2 月 21 日(土)
327
~22 日(日)
平成 27 年
3 月 20 日(金)
541
~22 日(日)
11 月 22 日(土)
~23 日(日祝)
5 月 6 日(火祝)
12 月 12 日(金)
~21 日(日)
702
146
2,050
平成 27 年
(中スタジオ)
KAAT×地点『三人姉妹』≪11 回公演≫
3 月 9 日(月)(プレビュー
公演)、12 日(木)~22 日
(日)
1,369
アトリウム主催事業(2 事業/1 演目 2 公演・1 企画 1 回 入場者数 330 人※)
※「浮かぶ」除く。「浮かぶ」を含めた入場者数は 46,975 人
公演名
KAAT 神奈川芸術劇場 オープンシアター2014
劇団コープス「ひつじ」≪2 回公演≫ ●
曽谷朝絵パブリックビューイング 「浮かぶ」
≪1 企画 1 回≫
開催日
来場者数(人)
5 月 6 日(火祝)
330
8 月 1 日(金)
46,645
~11 月 3 日(月祝)
※期間中の延べ
来場者数
【提携事業一覧】
提携事業(7 事業/7 演目 27 公演 入場者数 20,003 人)
公演名
(ホール)
ジャスト・ビー「FINAL LEGEND Ⅱ」
≪3 回公演≫
(ホール)
ミュージカル『ザ・オダサク』
愛と青春のデカダンス ≪12 回公演≫
(ホール)
ブロードウェイ・ミュージカル
『アダムス・ファミリー』 ≪2 回公演≫
(ホール)
タンブリング FINAL
≪3 回公演≫
開催日
4 月 12 日(土)
~13 日(日)
4 月 19 日(土)
~29 日(火祝)
5 月 4 日(日祝)
~5 日(月祝)
6 月 7 日(土)
~8 日(日)
入場者数(人)
1,972
7,602
1,765
2,833
(ホール)
美輪明宏版『愛の讃歌』
~ エ デ ィ ッ ト ・ ピ ア フ 物 語 ~ 「 HYMNE A
6 月 13 日(金)
~15 日(日)
2,953
L’AMOUR」 ≪3 回公演≫
(ホール)
ミュージカル『葉っぱのフレディ~いのちの旅』
9 月 6 日(土)
1,632
≪2 回公演≫
(ホール)
Noism1「ASU~不可視への献身」
≪2 回公演≫
平成 27 年
1 月 24 日(土)
~25 日(日)
1,246
その他提携公演(1 事業/19 演目 74 公演・1 企画 4 回 入場者数 24,977 人)
公演名
(大スタジオ)
とりふね舞踏舎 舞踊展 2014『献花』/『sai』
≪2 演目・4 回公演≫
(大スタジオ)
PROJECT IX『PLEIADES(プレイアデス)』
≪2 回公演≫
開催日
4 月 2 日(水)~3 日(木)
4 月 5 日(土)~6 日(日)
4 月 19 日(土)
~20 日(日)
入場者数(人)
273
265
(大スタジオ)
TAK in KAAT 京浜協同劇団 創立 55 周年記
4 月 25 日(金)
念 第 86 回公演『人のあかし 2014 ~ある憲兵
~27 日(日)
934
の記録から~』≪4 回公演≫
(大スタジオ)
TAK in KAAT 神奈川県演劇連盟プロデュース
『REMIND あなたは幸せですか?』
5 月 1 日(木)
~4 日(日)
998
≪6 回公演≫
(中スタジオ)
BATIK「SHOKU」-黒田育世のレパートリーを
踊る試み-≪3 回公演≫
(大スタジオ)
平成 26 年度 第 21 回神奈川県私立高等学校
演劇発表会≪2 回公演≫
(中スタジオ)
ロシアバレエ サマーセミナー
クラシック&キャラクター ≪1 企画 4 回≫
6 月 13 日(金)
~15 日(日)
7 月 22 日(火)
~23 日(水)
8 月 17 日(日)
~24 日(日)
(大スタジオ)
9 月 12 日(金)~15 日(月
葛河思潮社第四回公演 『背信』
祝)〔プレビュー:9 月 10 日
≪6 回公演≫
(水)~11 日(木)〕
(大スタジオ)
ヨーロッパ企画 第 33 回公演 『ビルのゲーツ』
≪4 回公演≫
10 月 3 日(金)
~5 日(日)
(大スタジオ)
10 月 9 日(木)
アンドロイド版 「変身」 ≪6 回公演≫
~13 日(月祝)
(ホール)
10 月 11 日(土)
地点 「光のない。」 ≪3 回公演≫
~13 日(月祝)
359
1,708
33
1,118
855
1,127
968
公演名
(中スタジオ)
Doosan Art Center+東京デスロック+第 12 言語
演劇スタジオ『가모메 カルメギ』 ≪5 回公演≫
開催日
11 月 27 日(木)
~30 日(日)
入場者数(人)
695
(大スタジオ)
森崎事務所 M&Oplays プロデュース『水の戯
れ』≪3 回公演≫
(中スタジオ)
Fujimoto Takayuki x Jung Young Doo 『赤を見
る/Seeing Red』≪3 回公演≫
(ホール)
立川談春 三十周年記念落語会「もとのその一」
神奈川公演≪2 回公演≫
(ホール)
いやおうなしに ≪5 回公演≫
11 月 29 日(土)
~30 日(日)
12 月 12 日(金)
~14 日(日)
12 月 27 日(土)
~28 日(日)
406
258
2,081
平成 27 年
1 月 9 日(金)
5,170
~12 日(月祝)
(ホール)
美輪明宏ロマンティック音楽会≪2 回公演≫
平成 27 年
1 月 31 日(土)
1,873
~2 月 1 日(日)
(大スタジオ)
劇団サンプル『蒲団と達磨』≪10 回公演≫
平成 27 年
3 月 6 日(金)
1,442
~15 日(日)
(ホール)
市川海老蔵 特別公演『源氏物語』
≪4 回公演≫
平成 27 年
3 月 14 日(土)
~16 日(月)
4,414
【共催事業一覧】
共催事業(3 事業/3 演目 11 公演 入場者数 2,075 人)
公演名
開催日
入場者数(人)
(大スタジオ)
クリスチャン・リゾ振付
7 月 11 日(金)
「Sakinan Göze Çöp Batar」(抉られるのは守って
~12 日(土)
140
いる方の目だ) ≪2 回公演≫
(大スタジオ)
平成 27 年
マグカル・シアター in KAAT
1 月 22 日(木)
お座敷コブラ 11 畳目公演「RUN」≪5 回公演≫
(大スタジオ)
1,038
~25 日(日)
平成 27 年
マグカル presents
「劇王 天下統一大会 2015 ~ベイシティ・ロワ
イヤル! in KAAT~」≪4 回公演≫
2 月 27 日(金)
897
~3 月 1 日(日)
◆神奈川国際芸術フェスティバル記者会見
の実施
平成 26 年 7 月 25 日(金)に、県民ホール本
館・6 階大会議室にて「第 21 回神奈川国際芸術
フェスティバル」の記者会見が行われた。
一柳慧芸術総監督、白井晃芸術劇場アーティ
スティック・スーパーバイザーのほか、フェス
ティバル参加公演の出演者(指揮者の現田茂夫、
笙演奏家の宮田まゆみ)が出席し、来場した 30
左から一柳慧、宮田まゆみ、現田茂夫、白井晃
名を超える記者等を前に、ラインナップや各演
目の見どころなどについて語った。
その他、各館が開催した主な記者会見
芸術劇場
4 月 10 日(木)
白井晃 アーティスティック・スーパーバイザー(芸
術参与)就任発表/KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース
第一作『Lost Memory Theatre』制作発表
音楽堂
6 月 24 日(火)
県民ホール
10 月 14 日(火) ヴェルディ 歌劇『オテロ』全 4 幕 制作発表会
本館
神奈川県立音楽堂 開館 60 周年 記者会見
国際交流事業
(1事業/12 演目 20 公演 入場者数 2,809 人)
公演名
開催日
入場者数(人)
国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2015(TPAM in Yokohama 2015)
平成 27 年 2 月 7 日(土)~15 日(日)
(大スタジオ)
野村政之ディレクション: ハイバイ 『ヒッキー・
カンクーントルネード』 ≪2 回公演≫
(小スタジオ)
タン・フクエン ディレクション: アイサ・ホクソン
『Death of the Pole Dancer』 ≪2 回公演≫
(中スタジオ)
タン・フクエン ディレクション: アイサ・ホクソン
『Macho Dancer』≪2 回公演≫
(ホール)
野村政之ディレクション:SCOT『トロイアの女』
(中スタジオ)
TPAM コプロダクション: ジェローム・ベル×ピ
チェ・クランチェン 『ピチェ・クランチェンと私』≪
2 回公演≫
(大スタジオ)
TPAM コプロダクション: 相模友士郎 『天使
論』 ≪2 回公演≫
(ホール)
TPAM コプロダクション: シャオ・クゥ×ツゥ・ハ
ン 『Miniascape』
(アトリウム)
TPAM ショーケース: 革命アイドル暴走ちゃん
『004 ゲリラ・ジャパン at 横濱』
(大スタジオ)
横堀ふみ ディレクション:ピチェ・クランチェン
『Black & White』 ≪2 回公演≫
(大スタジオ)
横堀ふみ ディレクション:黒沢美香&神戸ダン
サーズ 『jazzzzzzzzzzzzz-dance』 ≪2 回公演≫
平成 27 年
2 月 7 日(土)~8 日(日)
平成 27 年
2 月 8 日(日)~9 日(月)
平成 27 年
2 月 8 日(日)~9 日(月)
平成 27 年
2 月 10 日(火)
329
174
171
262
平成 27 年
2 月 10 日(火)
280
~11 日(水祝)
平成 27 年
2 月 11 日(水祝)
平成 27 年
2 月 12 日(木)
平成 27 年
2 月 12 日(木)
235
167
100
平成 27 年
2 月 14 日(土)
279
~15 日(日)
平成 27 年
2 月 14 日(土)
~15 日(日)
306
公演名
開催日
(中スタジオ)
平成 27 年
野村政之ディレクション: 範宙遊泳×
2 月 14 日(土)
Democrazy Theatre 『幼女X』(日本-タイ共同制
282
~15 日(日)
作版)≪2 回公演≫
(ホール)
タン・フクエン ディレクション: エコ・ス
プリヤント 『Cry Jailolo』
入場者数(人)
平成 27 年
224
2 月 15 日(日)
企画制作事業(2 事業/3 演目 28 公演・2 企画 18 回 入場者数 7,353 人)
公演名
「Lost Memoery Theatre」 兵庫公演
≪2 回公演≫
開催日
入場者数
(人)
9 月 6 日(土)~7 日(日) 兵庫県立
芸術文化センター阪急 中ホール
1,286
(兵庫県西宮市)
7Fingers「TRACES」
≪5 回公演≫
11 月 7 日(金)~9 日(日) キャナ
ルシティ劇場(福岡県福岡市)
11 月 12 日(水) 都城市総合文化
2,476
ホール大ホール「きりしま」(宮崎県
都城市)
劇場体験型ナゾ解きゲーム
「消えた衣裳さがせ!」≪1 企画≫
『AI HALL the ツアー』≪5 回≫
9 月 20 日(土)~21 日(日) AI・
HALL(伊丹市立演劇ホール)(兵
250
庫県伊丹市)
『さくらホール the ツアー』≪5 回≫
12 月 13 日(土)~14 日(日) 北上
市文化交流センター さくらホール
(岩手県北上市)
250
平成 26 年度公共ホール演劇ネットワーク事
業
こどもとおとなのためのお芝居
「暗いところからやってくる」
≪全 21 公演≫
7 月 26 日(土)~7 月 27 日(日)
水戸芸術館 ACM 劇場
(茨城県水戸市)
8 月 1 日(金)~8 月 3 日(日)
シアタートラム(東京都世田谷区)
8 月 6 日(水)~8 月 7 日(木) アル
カス SASEBO 大ホール特設劇場
(長崎県佐世保市)
8 月 9 日(土)~8 月 10 日(日) 大
野城まどかぴあ(福岡県大野城市)
2,976
8 月 16 日(土)~8 月 17 日(日) 穂
の国とよはし芸術劇場 PLAT(愛知
県豊橋市)
8 月 22 日(金)~8 月 23 日(土) 春
日井市民会館(愛知春日井市)
8 月 30 日(土)~8 月 31 日(日) 北
九州芸術劇場 中劇場(福岡県北
九州市)
平成 26 年度公共ホール演劇ネットワーク事 7 月 26 日(土)~27 日(日) 水戸芸
業
こどもとおとなのためのお芝居
「暗いところからやってくる」 ワークショップ
≪1 企画 8 回≫
術館 ACM 劇場(茨城)
8 月 1 日(金) シアタートラム(東
京)
8 月 7 日(木) アルカス SASEBO
大ホール特設劇場(長崎)
8 月 10 日(日) 大野城まどかぴあ
(福岡)
8 月 15 日(金) 穂の国とよはし劇場
PLAT(愛知)
8 月 22 日(金) 春日井市民会館
(愛知)
8 月 30 日(土) 北九州芸術劇場
中劇場(福岡)
115
イ 神奈川県立音楽堂
平成 26 年度は、26 事業/35 演目・45 公演 4 企画の創造・振興事業を実施し、入場者
数は 32,531 人であった。
開館 60 周年の本年度は記念の年として、キャッチコピーに「かわりゆく時代に かわ
らぬ価値を」を掲げ、年間にわたって「60 周年記念」を冠した事業を実施した。6 月には
音楽堂で記者発表を行うとともに、記念ロゴを作成し、ロゴ入りトートバックの販売など
も行った。
恒例のヴィルトゥオーゾ・シリーズでは「イザベル・ファウスト」「ナタリー・シュトゥ
ッツマン」がクラシック音楽の醍醐味を披露し、アフタヌーン・コンサートでは注目の指揮
者・山田和樹率いる東京混声合唱団が、プロ合唱の音楽性を遺憾なく発揮した。
音楽堂の開館日である 11 月 4 日の前後 1 週間を「還暦!記念週間」とし、共催を含む 4
公演 1 企画(うち 1 企画は教育普及事業)を集中して実施し、約 3,400 人が集った。また、
開館 60 周年記念特別企画「音楽堂バロック・オペラ」を開催した。古楽の探究者ファビオ・
ビオンディ率いるエウローパ・ガランテを招聘し、
ヴィヴァルディ作曲『メッセニアの神託』
の日本初演を果たした。本公演は聴衆から大喝采を浴び、新聞や音楽誌上でも高く評価さ
れた。
「子ども・青少年への音楽体験の提供」については、
「マエストロ聖響の夏休みオーケス
トラ!」や、恒例のクリスマス音楽会『メサイア』に県立高校の生徒たちが参加する「『メ
サイア』未来プロジェクト」が共に 4 年目を迎え、一層の内容の充実を見せた。
開館 60 周年記念特別企画
音楽堂バロック・オペラ
ヴィヴァルディ作曲
『メッセニアの神託』
平成 27 年 2 月 28 日(土)
~3 月 1 日(日)
©青柳聡
【主催事業一覧】
★は第 21 回神奈川国際芸術フェスティバル参加事業
主催公演(9 事業/18 演目・15 公演 4 企画 入場者数:8,077 人)
公演名
開催日
入場者数(人)
6 月 27 日(金)
568
ヴィルトゥオーゾ・シリーズ第 11 弾
イザベル・ファウスト&アレクサンドル・メルニコフ
デュオ・リサイタル
マエストロ聖響の夏休みオーケストラ!
アウトリーチ・コンサート
オーケストラがやってきた in 真鶴町
ジュニアスタッフ養成講座
≪1 企画≫
音楽堂バックステージツアー&ミニ・コンサート
6 月 16 日(月)
(真鶴町立まなづる小学
300
校)
8 月 13 日(水)
~ 16 日(土)
20
8 月 13 日(水)
179
8 月 14 日(木)
41
8 月 15 日(金)
68
公開リハーサル
8 月 15 日(金)
85
公開ゲネプロ
8 月 16 日(土)
66
8 月 16 日(土)
536
9 月 25 日(木)
953
11 月 3 日(月祝)
694
11 月 4 日(火)
839
公開リハーサル&指揮者・金聖響さんとの対話の
広場
英国人音楽家によるワークショップ「みんなでいっ
しょに曲を作ろう!」 ≪1 企画≫
マエストロ聖響の
夏休みオーケストラ!本公演
音楽堂アフタヌーンコンサート 開館 60 周年記念
/山田和樹指揮 東京混声合唱団 特別演奏会
神奈川県立音楽堂 還暦!記念週間
「音楽堂で聴く聲明
四箇法要―花びらは散っても花は散らない」★
神奈川県立音楽堂 還暦!記念週間
「大野和士のオペラ・レクチャーコンサート」★
公演名
神奈川県立音楽堂 還暦!記念週間
「60 周年記念オーケストラ・コンサート 」★
開催日
入場者数(人)
11 月 9 日(日)
481
11 月 22 日(土)
657
12 月 14 日(日)
818
ヴィルトゥオーゾ・シリーズ第 12 弾
ナタリー・シュトゥッツマン コントラルト・リサイタル
★
第 49 回クリスマス音楽会
『メサイア』全曲演奏会
音楽堂『メサイア』未来プロジェクト
≪1 企画≫
11 月 7 日(金)、11 月 13
日(木)、11 月 18 日
70
(火)、12 月 11 日(木)
開館 60 周年記念特別企画
平成 27 年
音楽堂バロック・オペラ
2 月 28 日(土)
ヴィヴァルディ作曲 『メッセニアの神託』
~3 月 1 日(日)
≪2 回公演≫
音楽堂バロック・オペラ
『メッセニアの神託』をもっと楽しむために
≪1 企画≫
1,602
12 月 21 日(日)
(会場:昭和音楽大学)
100
共催公演(17 事業/17 演目 30 公演 24,454 人)
公演名
第 37 回 全日本おかあさんコーラス
関東支部神奈川県大会
第 30 回 かながわ音楽コンクール
ユースピアノ部門本選
第 30 回 かながわ音楽コンクール
ヴァイオリン部門本選
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会
音楽堂シリーズ第 1 回
開催日
入場者数(人)
4 月 19 日(土)
700
4 月 27 日(日)
700
5 月 3 日(土祝)
150
5 月 24 日(土)
591
6 月 14 日(土)
第 57 回 神奈川県合唱祭
≪4 回公演≫
~15 日(日)
6 月 28 日(土)
~29 日(日)
1,800
2,000
公演名
ダンスカナガワフェスティバル(神奈川県芸術舞踊祭
No.100)シニアの部、ジュニアの部
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会
音楽堂シリーズ第 2 回
第 81 回 NHK全国学校音楽コンクール 神奈川
県コンクール ≪4 回公演≫
第 57 回 神奈川県合唱コンクール
≪2 回公演≫
第 24 回 神奈川オペラフェスティバル'14 第 1 夜
オペレッタ・ガラコンサート
第 54 回 「音楽堂・おかあさんコーラス」
≪4 回公演≫
神奈川県立音楽堂 還暦!記念週間
「合唱の殿堂 県立音楽堂」還暦記念演奏会
第 29 回ヨコハマコンペティッション(神奈川芸術舞踊祭
No.101) ≪4 回公演≫
第 48 回 神奈川県名流三曲祭
第 24 回 神奈川オペラフェスティバル '14 第 2 夜
オペラ「魔笛」
第 38 回 神奈川県合唱フェスティバル
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会
音楽堂シリーズ第 3 回
開催日
入場者数(人)
6 月 21 日(土)
900
7 月 26 日(土)
745
8 月 5 日(火)
~8 日(金)
8 月 30 日(土)
~31 日(日)
9 月 23 日(火祝)
10 月 7 日(火)
~10 日(金)
11 月 8 日(土)
11 月 13 日(木)
~16 日(日)
11 月 23 日(日祝)
平成 27 年
1 月 17 日(土)
平成 27 年
2 月 11 日(水祝)
平成 27 年
2 月 14 日(土)
5,200
2,000
400
3,600
990
2,000
400
785
900
593
ウ かながわアートホール
アートホールで実施された主催公演は 3 事業/4 演目 15 公演、入場者数は 1,808 人であった。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団と連携して開催したカジュアルコンサートにおいては広く県
域からの鑑賞応募があった。キッズコンサートでは出演を日頃アートホールを利用する中学校・高
等学校の吹奏楽部に依頼し、子どもが年齢の近い演奏者の音楽を身近に鑑賞し、将来音楽に触
れていくきっかけになる機会を提供した。
また、アートホールが所蔵する CD や DVD を活用してホールで鑑賞する CD・DVD コンサート
は、近隣住民が気軽にアートホールを利用しさまざまなジャンルの芸術に親しむ機会を提供し
た。
第 34 回 カジュアルコンサート Vol.2
「神奈川フィルメンバーによる室内楽」
平成 26 年 11 月 30 日(日)
かながわアートホール ホール
【主催事業一覧】
主催公演(2 事業/3 演目 14 公演 入場者数:1,108 人)
公演名
開催日
入場者数(人)
8 月 24 日(日)
206
11 月 30 日(日)
280
4 月 1 日(火)
5 月 1 日(木)
6 月 5 日(木)
7 月 22 日(火)
8 月 15 日(金)
9 月 11 日(木)
10 月 14 日(火)
11 月 5 日(水)
12 月 25 日(木)
平成 27 年
1 月 20 日(火)
2 月 20 日(金)
3 月 25 日(水)
622
第 34 回カジュアルコンサート~第 1
「キッズ☆パラダイス!~ゼロ歳からのオーケス
トラ♪」
第 34 回 カジュアルコンサート Vol.2
「神奈川フィルメンバーによる室内楽」
かながわアートホール「音楽がいっぱい」
CD・DVD コンサート
≪12 回公演≫
【その他の主催事業】(指定管理外事業)
主催公演(1 事業/1 演目 1 公演 入場者数:700 人)
公演名
かながわアートホール
キッズコンサート Vol.10
開催日
平成 27 年
2 月 15 日(日)
入場者数
700
(2) 芸術文化の鑑賞普及事業
県民の芸術文化に対する関心、理解をさらに深め、新しい芸術文化の世界を紹介することを目
的に、舞台芸術講座、シンポジウム、アウトリーチ事業等の鑑賞普及事業を展開した。
ア 神奈川県民ホール
(ア) 本館
県民ホール本館では、舞台芸術に対する県民の垣根を低くし、関心を喚起すると共に、理解
を深めることを目的に舞台芸術講座を 3 回開催した。主催公演とリンクさせて、一流の出演者を
講師に迎え、さらに実演も行うことで、充実した内容のプログラムを実現した。
舞台芸術講座(1 事業/3 講座 3 回 入場者数 946 人)
企画名
≪小ホール≫
第 90 回舞台芸術講座 チェンバロの魅力Ⅲ トッカ
ーレ~触れる
開催日
平成 27 年
2 月 11 日(水祝)
入場者数(人)
322
《小ホール》
第 91 回舞台芸術講座
青島広志のたのしい名作オペラ講座
平成 27 年
3 月 7 日(土)
381
歌劇『オテロ』の魅力
《小ホール》
第 92 回舞台芸術講座
オルガンの魅力
平成 27 年
3 月 28 日(土)
243
- 音色七変化 -
(イ) KAAT 神奈川芸術劇場
芸術劇場で実施した鑑賞普及事業は、2 事業/5 企画 8 回、入場者・参加者数は 358 人であ
った。今年度も、鑑賞事業と連動した舞台芸術講座を中心に実施した。
新たに就任したアーティスティック・スーパーバイザーの白井晃も、 「ピーター・ブルックのザ・
タイトロープ」 上映後のアフタートークに参加。サイモン・ブルック監督と俳優・笈田ヨシ氏を交え
て舞台芸術等について語っていただいた。
そのほか、公演の事前に舞台芸術講座を行うことや古典芸能への親しみを持ってもらうための
レクチャーや障がいのある児童に向けてのダンス・ワークショップを開催した。
また、地域等連携事業(1 事業 1 企画 1 回)として、障がい者向けのダンス・プログラムを小田原
市民会館で開催した。普段舞台芸術に直に触れることが少ない児童に体験してもらうことができ、
参加児童や教員、保護者からも高い評価をいただいた。
教育普及事業
(1 事業/4 企画 7 回 入場者・参加者数 330 人)
企画名
開催日
入場者数(人)
ドキュメンタリー映画 「ピーター・ブルックのザ・
7 月 13 日(日)
130
(大スタジオ)
タイトロープ」
(中スタジオ)
インテグレイテッド・ダンス・カンパニー響 "kyo"
11 月 8 日(土)
による 「障害のある人もない人もいっしょに踊る
~9 日(日)
35
ダンスワークショップ」 ≪2 回≫
障がい者向けダンス・ワークショップ
(県立湘南養護学校(知的障がい)/県立平塚
養護学校(肢体不自由))
≪2 回≫
平成 27 年
1 月 14 日(水)
湘南養護学校 70 名
100
1 月 16 日(金)
平塚養護学校 30 名
(中スタジオ)
KAAT 舞台芸術講座
竹本駒之助公演 レクチャー
平成 27 年
1 月 31 日(土)
35
浄瑠璃本『仮名手本忠臣蔵』と「元禄赤穂事件」
(中スタジオ)
KAAT 舞台芸術講座
竹本駒之助公演 レクチャー
『仮名手本忠臣蔵』九段目切「山科隠家の段」を
平成 27 年
2 月 1 日(日)
30
読む
地域等連携事業(1 事業/1 企画 1 回 参加者数 28 人)
企画名
障がいのある人と共に楽しむ
ダンス・ワークショップ
開催日
入場者数(人)
12 月 14 日(日)
会場:小田原市民会館
小ホール
28
イ 神奈川県立音楽堂
音楽堂では 4 事業/8 演目・10 公演 2 企画の鑑賞普及事業を実施し、入場者数は
1,537 人であった。
引き続き、
「子ども・青少年への音楽体験の提供」をめざし、横浜市内の小学校 2 校及
び県立養護学校 2 校へのアウトリーチを実施した。近隣の小学生が音楽堂を訪れバック
ステージ見学とプロの演奏に親しむ「子ども版建築見学会」では、周年事業である「音楽
堂バロック・オペラ」に関連して、古楽器のヴァイオリンとチェロによるミニ・コンサート
を開催した。
大人向けの企画として、音楽堂の開館した 11 月 4 日を含む 1 週間「還暦!記念週間」
に「音楽堂建築見学会特別編」を実施した。ホール内見学や講談による歴史紹介、専門家
たちの対話、ミニ・コンサートで構成し、音楽堂の音響設計者である石井聖光氏の登壇に、
聴衆から大きな拍手が送られた。また、これまで 6 回の見学会の内容をまとめた小冊子を
来場者に配布した。
★は第 21 回神奈川国際芸術フェスティバル参加事業
鑑賞普及事業(4 事業/8 演目・10 公演 2 企画 1,537 人)
公演名
神奈川県立音楽堂 還暦!記念週間
「音楽堂建築見学会特別編」★ ≪1 企画≫
音楽堂子ども版建築見学会 ≪1 企画≫
開催日
入場・
参加者数
11 月 5 日(水)
365
平成 27 年 1 月 27 日(火)
172
子どものためのアウトリーチ事業
横浜市芸術文化教育プラットフォーム
≪1 回公演≫
横浜市芸術文化教育プラットフォーム
≪全 3 日間・3 回公演≫
ふれあいアウトリーチ in 武山養護学校
「どんな音?どんなひびき?」
≪小学部・中等部及び高等部 2 回公演≫
ふれあいアウトリーチ in 保土ヶ谷養護学校「パ
ーカッションがやってきた!」
≪小学部・中等部及び高等部 2 回公演≫
子ども・青少年のための公開リハーサル
≪2 演目・2 回公演≫
7 月 1 日(火)
(横浜市立南太田小学校)
130
7 月 11 日(金)、14 日
(月)、15 日(火)
134
(横浜市立神橋小学校)
5 月 26 日(月)
(武山養護学校)
5 月 7 日(水)
(保土ヶ谷養護学校)
5 月 23 日(金)、
平成 27 年 2 月 14 日(土)
304
332
100
(3) 芸術文化施設の管理運営
ア 神奈川県民ホール
(ア) 本館
10 月の改修工事リニューアルオープンからほぼ 100%の稼働率となったが、利用者や来館者へ
のサービス向上の観点から、運営においては「親切」「安心」「満足」を、施設の維持管理において
は「安全」「清潔」「快適」をキーワードに高品質な施設運営を心掛け実施した。
運営においては、年末年始の開館日に設定、開館時間の柔軟な対応、開館 15 分前の南口玄
関の開放、WEB サイト、Facebook の活用による広報力、情報発信力強化を図るとともに、アンケ
ート、ホームページ上の「お問い合わせ」コーナー等によるより身近な利用者ニーズの把握、苦情・
トラブルへの丁寧で迅速な対応、バックヤードの業務用エレベーターや 6 階直通エレベーターの
臨時的な運用によるバリアフリー対応をするなど、利用満足度、利便性等のサービス向上に取り組
んだ。
施設の維持管理においては、定期点検、保守に加えてモニタリングを強化し、常に清潔な空間
環境を維持し、細やかで迅速な修繕、工事を実施し、文化ホールとしての快適な環境の維持向上
を図った。館内の節電、LED 化等の省エネにも継続して取り組んだ。9 月までの改修工事期間に
は、当財団でも独自に、大ホールを中心とした天井壁面の塗装、カーペットの張替え、客席椅子の
洗浄、3 階客席ロビーへのドリンクカウンターの設置、女子トイレの増設等、昨年に引き続きアメニテ
ィの向上に取り組んだ。
新たなバリアフリー対策として、大ホールでの高齢者の多い公演において、前述のように 6 階直
通の来館者用エレベーターのうち 1 機を占有して、3 階席へ直接ご案内するサービスを開始し、好
評を得ている。
開館 40 周年プロモーションにも前年度より継続して取り組み、記念グッズの販売、広報プロモー
ションの展開を行った。10 月 5 日のリニューアルオープン&40 周年記念公演と位置づけたマーラ
ー:交響曲第 8 番「千人の交響曲」公演では、黒岩祐治神奈川県知事が来賓として出席され、開
演前にステージ上でご挨拶をいただき、華やかにリニューアルオープンを迎えた。
神奈川県民ホール開館 40 周年記念
第 21 回神奈川国際芸術フェスティバル
マーラー:交響曲第8番
「千人の交響曲」
平成 26 年 10 月5日(日)
神奈川県民ホール 大ホール
~県知事挨拶
©青柳聡
◆ 主要施設別利用状況
※その他施設…小会議室、リハーサル室等
大ホール
小ホール
大会議室
ギャラリー
その他施設
年間日数
365 日
365 日
365 日
休館日数
187 日
189 日
189 日
11 日
8日
1日
167 日
168 日
主催事業
20 日
56 日
19 日
延べ室数
240 室
共催事業
20 日
12 日
1日
延べ室数
0室
一般利用
116 日
100 日
137 日 延べ室数
600 室
計 B
156 日
168 日
157 日
840 室
空き日 A-B
11 日
0日
18 日
0室
利用率 B/A
93.4%
100.0%
89.7%
100.0%
268,403 人
27,017 人
20,490 人
45,501 人
保守点検日数
利用可能日数 A
利用日数
入場者数
175 日 延べ室数
合計入場者数
367,289 人
利用料金収入
131,558,602 円
◆ジャンル別利用状況
発表会
3.2%
集会・
大会
19.0%
その他
12.7%
※小数点以下第 2 位
四捨五入のため、合
計は 100%にならな
い場合がある。
クラ
シック
32.9%
大ホール
ポピュ
ラー
32.3%
840 室
5,878 人
その他
発表会 5.0%
9.0%
集会・
大会
14.9%
小ホール
ポピュ
ラー
1.0%
クラ
シック
70.1%
◆26 年度に行った財団施工による主な施設修繕
・大ホール 3 階客席ロビー ドリンクカウンターの設置
概 要: 大ホールの 3 階客席ロビーにドリンクカウンターを新たに設置し、お客様への利便
性の向上を図った。
契約金額:7,044,333 円
・大ホール内装改修工事
概 要:大ホールロビーのカーペット張替および壁の塗装を行い、館内の環境改善を図っ
た。
契約金額:42,982,000 円
・大ホール 客席クリーニング
概
要:大ホール客席をクリーニングし、館内の環境改善を図った。
契約金額:2,457,864 円
・小ホール ロビー照明器具取替工事
概
要:老朽化した器具を省エネ効果の高い LED 器具に更新し、電力料金の削減を図った。
契約金額:2,457,864 円
・ギャラリー 掲示板及びライトレール設置工事
概
要:1 階南口玄関前及びギャラリー ロビー(B1、1 階)に掲示板を新たに設置し、情報発信
できる場所を拡充させた。また、ライトレールを設置し、よりポスターやチラシ等を見や
すく改善した。
契約金額:2,056,557 円
・1 階及び 2 階ロビー デジタルサイネージの設置
概
要:1 階及び 2 階ロビーに、デジタルサイネージを設置し、当日の公演情報のほか、今後
の主催公演の案内なども掲出することが可能になり、情報発信が拡充された。
契約金額:1,576,800 円
・その他
大ホール:オペラカーテン修繕、第 3~7 楽屋 空調設備改修工事、楽屋洗面室等床タイル張替及
び個別空調設備改修工事、4 階男性トイレ修繕、1 階客席配置変更
ギャラリー:第 1~3 展示室 壁部分補修、第 5 展示室前廊下塗装その他工事、稼動パネル修繕
その他:冷却塔補給水弁交換補修工事、正面外壁カーテンウォールシーリング取替工事、 ボイラ
ー給水ポンプ部品及びバルブ交換、外壁補修工事、屋上防水工事、消防設備、不具合箇所改修
工事、主催者駐車場一部舗装打替工事、B1 階~1 階及び 3 階エレベーターホール塗装工事、屋
外掲示板改修工事、3 階及び 4 階エレベーターホール目隠し用カーテンの設置、B 階段壁塗装工
事
◆県民ホール本館職員研修を連続開催
(継続)
昨年度に引き続き、県民ホール本館では
改修休館期間を利用して集中的な職員研修
を行い、指定管理者制度、高齢者・障がい
者接客サービス、国及び神奈川県の文化政
策、接遇・マナー研修、創造都市政策等に
ついての理解を深め、ホール職員としての
接遇・マナー研修の実施
資質と能力の一層の向上を図った。
(イ) KAAT 神奈川芸術劇場
芸術劇場は、平成 23 年 1 月の開館から 4 年目を迎え、施設の維持管理においては、主
要な委託業務を県民ホール本館と一体的に運営するとともに、施設利用状況に応じたきめ
細かい設備点検計画等の作成・更新により、効率よい維持管理業務の実施に努めた。快適
な鑑賞空間や創造活動の場を提供できるよう、警備や清掃、客席案内等の適切な実施に努
めている。施設の運営においては、利用実績と利用者の要望等を参考に、柔軟な対応を心
がけ、利用者の満足度の向上に努めた。その結果、1 週間程度のホールの貸館も定着してき
ている。
合同施設を構成する NHK 横浜放送局や県とは、定期的に情報交換の場を設け、アトリ
ウムでの催し物の調整をはかり、来館者や利用者の安全に心がけた。また、合同施設の長
期修繕計画を策定し、管理組合に提出した。
◆神奈川芸術劇場・NHK 横浜放送会館合同施設の免震装置問題について
平成 27 年 3 月 16 日、国土交通省が発表した「東洋ゴム工業㈱が製造した免震材料の大臣認
定不適合等について」に関し、神奈川芸術劇場・NHK 横浜放送会館合同施設の免震構造でも、
該当する製品が使用されていることが判明した。
それに伴い、芸術劇場では、利用者・来館者への対応として、 ①劇場ホームページおよび
facebook で事実内容等の告知、 ②貸館利用者へ通知文の発送、 ③アトリウムへの掲示等を行
った。また、複数のメディアによる県への取材、関係者等の視察の際に、施設担当職員が免震ピッ
トに案内する等の協力を行った。
◆主要施設別利用状況
その他施設…中スタジオ、小スタジオ、アトリエ等
ホール
大スタジオ
その他施設
年間日数
365 日
365 日
休館日数
6日
8日
39 日
26 日
利用可能日数 A
320 日
331 日
利用日数
主催事業
106 日
98 日
共催事業
0日
17 日
提携事業
72 日
107 日
一般利用
85 日
59 日
263 日
281 日
空き日 A-B
57 日
50 日
利用率 B/A
82.2%
84.9%
124,037 人
32,675 人
保守点検日数
計 B
入場者数
合計入場者数
187,974 人
利用料金収入
93,368,184 円
31,262 人
◆ジャンル別利用状況
※小数点以下第 2 位
四捨五入のため、合
計は 100%にならな
い場合がある。
式典・
講演会
古典芸 2.7% その他
能
8.4%
3.8%
音楽
3.6%
演劇
31.8%
音楽
9.9%
ホール
舞踊
21.7%
古典 その他
芸能 1.1%
1.9%
舞踊
11.4%
ミュー
ジカル
2.1%
大スタジオ
ミュー
ジカル
22.0%
演劇
75.4%
◆26 年度に行った財団施工による主な施設修繕
・劇場事務室パーテション設置工事
概 要 : 応接スペースと事務所スペースの間にパーテションを設置。視察などの際に利用できる
スペースを事務所から独立させて確保した。
契約金額:1,296,000 円
・劇場事務室防災設備工事
概 要 :応接スペースを独立させたため、あらたに防火設備を設置した。
契約金額:496,800 円
・照明システム用スイッチングハブ交換工事
概要:ホール・スタジオの照明ネットワーク回線のスイッチングハブを交換した。
契約金額:2,262,600 円
イ 神奈川県立音楽堂
平成 26 年度は、前年度同様臨時開館等の柔軟な対応と、音楽堂利用の多いアマチュアの
利用者に対する細やかなサポート等を通し、高い利用率を維持することができた。利用日
数としては前年と同じで、利用率は 86.6%、入場者数は 171,344 人で、昨年より約 3,662
人の増だが、バロック・オペラなど主催事業における舞台仕込み、リハーサルでの使用日数
が影響し、利用料収入は昨年比約 41 万円の減となった。
開館 60 周年を迎え、施設の老朽化という課題が大きくなってきており、計画的な保守点
検と修繕、工事などにより、ホールを安全・快適に保つことと共に、利用料金収入を主な
財源に、少しでも居心地のよい音楽空間となるよう、工夫と対処に努めた。4 年前から実施
してきた客席の座面、背パットの交換により座り心地が向上し、本年度を以って累計 700
席余りが完了した。
◆ 施設利用状況
ホール
年間日数
365 日
休館日数
51 日
貸出不能日
16 日
利用可能日数 A
利用日数
298 日
主催事業
24 日
共催事業
35 日
一般利用
199 日
計 B
258 日
空き日 A-B
40 日
利用率 B/A
86.6%
入場者数
171,344 人
利用料金収入
36,649,343 円
※休館日を利用した保守点検日は 4 日、その他の空き日等での保守点検・工事日数は 16 日。
◆ ジャンル別利用状況
民謡・邦
舞・三曲
洋舞 0.4%
3.1%
集会・大
会系
24.0%
ポピュ
ラー系
1.6%
映画・演
劇・演芸
2.3%
ホール
クラシ
ック系
68.6%
◆26 年度に行った財団施工による主な施設修繕
・客席座面一部更新工事
概要:客席座面の作製・取付・調整
契約金額:7,412,040 円(236 席)
・客席背パット更新工事
概要:客席背パットの作成・取付・調整
契約金額:1,972,296 円(87 席)
・ロビー照明 LED 化工事
概要:ロビーの蛍光灯を LED に変更
契約金額:799,200 円
◆障がい者支援 NPO 団体との連携
音楽堂では主催・共催公演のホワイエに
て、障がい者の社会生活と就労を支援する
NPO 団体との連携のもと、手作りの菓子や
雑貨類の販売を実施し、温かいサービスが
来館者に好評であった。
ウ かながわアートホール
アートホールの指定管理者として施設の維持管理を行うにあたり、利用者サービス向上に努めると
ともに、利用料収入の確保に努めた。
また、音楽情報コーナーの運営や見学ギャラリーにおける神奈川フィルハーモニー管弦楽団のリハ
ーサル公開などにより、県民が芸術を身近に感じることのできる機会を提供したほか、「ほどがや区民
まつり」への協力を通して地域との連携を行った。
◆ 施設利用状況
ホール
年間日数
365 日
休館日数
8日
保守点検日数
32 日
利用可能日数 A
利用日数
325 日
主催共催事業
22 日
神奈川フィル利用
99 日
一般利用
173 日
計 B
294 日
空き日 A-B
31 日
利用率 B/A
90.5%
入場者数
24,167 人
合計入場者数
◆ ジャンル別利用状況
洋楽
1.7%
合唱
1.1%
※小数点以下第 2 位
四捨五入のため、合
計は 100%にならな
い場合がある。
◆26 年度に行った財団施工による主な
施設修繕
・ホール ロールバックチェア更新工事
ピアノ
16.9%
洋舞
1.7%
14,937,530 円
その他
(録音等)
25.2%
ホール
演劇・
オペラ
2.6%
22,414 人
46,581 人
利用料金収入
日舞・
邦楽
0.4%
その他
概
要:経年劣化したホール椅子機構の修
理
オーケ
ストラ
等
50.3%
契約金額:3,240,000 円
2 芸術文化に関する情報の収集提供、調査研究及び
人材育成に関する事業
(1) 芸術文化に関する情報収集・調査研究
「神奈川芸術プレス」および総合文化芸術情報ホームページ
「かな@」について、年間を通して安定的に業務を運営し、コンテ
ンツの充実を図った。
情報収集提供事業として、情報誌「神奈川芸術プレス」を作成・
配布し、神奈川県民ホール本館、KAAT 神奈川芸術劇場、神奈
川県立音楽堂、かながわアートホールの公演情報、アーティスト
情報などをバランスよく取り上げるとともに、県域の文化情報につ
いても紹介した。特に内容については、読み物としても楽しめるよ
うインタビューやコラムを紙面に展開させ、県内外にも広く情報提
「神奈川芸術 PRESS」6&7 月号
供を行った。(年 6 回発行/奇数月 15 日)
総合文化芸術情報ホームページ「かな@」( http://www.kanagawa-at.info/ )では、インターネッ
トで県域の文化芸術情報の提供を行った。県民ホール本館、芸術劇場、音楽堂や県内文化施設
のホームページのリソースを有効活用し、神奈川県エリアに特化した文化芸術情報の提供を行っ
た。
【情報誌「神奈川芸術プレス」B4 判 12 ページ 奇数月 15 日・年間 36 万部発行】
内容
インタビュー・事業紹介
特集
【6&7 月号】演出家、俳優 白井晃
白井晃演出 『Lost Memory Theatre』
KAAT アーティスティック・スーパーバイザー就任と
県民ホール、KAAT、音楽堂が贈る芸術体
Lost Memory Theatre(KAAT)を語る
験の楽しさ
【8&9 月号】バレエダンサー 上野水香
Jewels from MIZUKA(県民ホール)をプロデュース
第 21 回神奈川国際芸術フェスティバル
~KAAT×五大路子『ニッポニアニッポ
ン』~
【10&11 月号】指揮者 大野和士
音楽堂 「還暦!記念週間」
音楽堂 還暦!記念週間に登場
~全演目制覇がオススメ
(「大野和士のオペラ・レクチャーコンサート」)
秋「華麗なるバレエ、ダンスの競演」~
【12&1 月号】ヴァイオリン奏者・指揮 ファビオ・ビオンディ
ミッション「自分のオペラを探せ!」
イタリア魂の才人 音楽堂で幻のオペラを復活
『水炎伝説』『メッセニアの神託』『オテロ』
(ヴィヴァルディ作曲『メッセニアの神託』)
~祝!県民ホール開館 40 周年~
【2&3 月号】演出家 粟國淳
制作発表レポート/歌劇『オテロ』
脳と心を活性化するのがオペラ!
TPAM 今年からアジア!横浜に世界のア
ヴェルディ 歌劇『オテロ』(県民ホール)
ーティストとプロデューサー集結!
【4&5 月号】ホルン奏者 シュテファン・ドール
本物の音楽ファンなら〈ア・カペラ〉〈木管
世界の頂点に立つベルリン・フィル首席が語る
五重奏〉-室内楽の殿堂、音楽堂の初夏
新生アンサンブル・ウィーン=ベルリン(音楽堂)
劇場で遊ぼう!オープンシアター2015
(2) 人材育成
人材育成事業
人材育成は、芸術劇場主催で 1 事業/6 企画 10 回実施し、参加者 296 人であった。
専門の人材や施設、機材等を擁する創造型劇場として、アートマネジメントの分野での活躍や
舞台芸術、劇場運営に携わることを志す人などの育成の「舞台芸術ワークショップ」及び「劇場イン
ターンシップ」やダンス指導者を育成する「ダンス指導者養成講座」を実施した。
「舞台技術ワークショップ」では、「創作を支える舞台技術」をテーマに、講義や実習等により、作
品創作や上演に舞台技術がどのように関わっており、演出やデザインの実現を支える力としての舞
台技術とはどのようなものかについて、実際に体験し考察する機会を提供した。「劇場インターンシ
ップ」では、アートマネジメントや舞台技術等に関心のある学生等を受け入れ、劇場職員による業
務内容の解説を行うとともに、実際の業務を体験する機会を提供した。「ダンス指導者養成講座」
では、県内でダンス関係の仕事に従事している人や小・中学校でダンス指導を行っている教員に
参加していただき、個々のレベルアップを図るとともに、小・中学生にもダンスの楽しさを学んでもら
う機会を提供することができた。
(1 事業/6 企画 10 回 参加者数 296 人)
企画名
開催日
参加者(人)
6 月 4 日(水)
11
8 月 28 日(木)
13
6 月 15 日(日)
126
(小スタジオ)
ダンス指導者養成講座
ダンスの種類とその歴史についての座学
(小スタジオ)
ダンス指導者養成講座
コンテンポラリー・ダンス誕生の秘密を探る歴史
(大スタジオ)
ダンス指導者養成講座
ダンスシンポジウム「ダンスは何だ?」
ダンス指導者養成講座 後期ワークショップ
(講師:伊藤キム)
≪2 回≫
平成 27 年
2 月 6 日(金)、3 月 19 日
(木)
会場:茅ヶ崎市民文化会
館 練習室
16
ダンス指導者養成講座 後期ワークショップ
平成 27 年
(講師:SAM(サム))
3 月 5 日(木)、12 日(木)
≪2 回≫
会場:茅ヶ崎市民文化会
58
館 大ホール舞台、練習室
(ホール)
KAAT 舞台技術ワークショップ
「創作を支える舞台技術 2015」
「舞台技術を体験する」
舞台技術インターン
平成 27 年
1 月 27 日(火)
~30 日(金)
8 月 5 日(火)
~9 月 14 日(日)
2014 年度・後期 インターン
50
平成 27 年
①劇場運営インターン
① 1 月 10 日(土)
②舞台技術インターン
~3 月 23 日(月)
② 1 月 19 日(月)
~3 月 23 日(月)
3
①運営 14
②技術 5
合計 19 人
◆昭和音楽大学大学院に当財団が出講
平成 26 年度後期の昭和音楽大学大学院
「音楽マネジメント特殊講義Ⅵ」に、大学
側からの依頼で当財団が出講し、10 月から
翌年 2 月にかけて計 15 コマ(4 日間)の授
業を行った。
当財団職員 10 名がテーマごとに講師を
分担して授業を行い、大学院修士課程(ア
ートマネジメントコース 3 名、実技研究コ
ース 20 名)が、県の文化政策の概要、県立
文化施設の位置づけ、当財団運営施設の運
営・制作・舞台技術・広報営業等について
学ぶこととなった。
なお、講義は昭和音楽大学内の教室のほ
か、県民ホール本館、芸術劇場、音楽堂の
施設内でも行い、施設設備や稽古の見学を
交え、芸術文化団体ならではの実地に則し
た講義内容となった。
3 その他事業
(1) かながわメンバーズ(KAme)の運営
芸術文化の普及、鑑賞機会の提供の拡充を目ざし、インターネットを利用して 24 時間チケットの
予約・購入が可能な無料の会員登録制度「かながわメンバーズ(KAme)」を運営し、情報提供やサ
ービス提供を行った。2 週間に 1 回のメール配信による最新のチケット発売情報などの提供とともに、
会員限定の先行予約などのサービスを実施した。26 年度末の「かながわメンバーズ(KAme)会員」
は、57,990 人となった(25 年度末比 8,411 人の増)。
(2) 資金調達活動
安定的な制作運営体制の確保及び事業内容や広報活動等の更なる充実のため、公的補助金
や民間助成金などの外部資金の獲得に努め、さらに広く当財団の趣意に賛同いただける企業・個
人からの支援をいただくための活動を行った。26 年度に提供いただいた資金総額は約 189,700 千
円に上った。
ア 文化庁等からの補助金・助成金の確保
文化庁「劇場・音楽堂等活性化事業」補助金、芸術文化振興基金助成金、一般財団法人地域創
造「地域の文化・芸術活動助成事業」助成金及び民間の助成団体等からの助成金の確保に努め
た。
【26 年度獲得実績】
助成団体等
文化庁
「劇場・音楽堂等活性化
事業」
芸術文化振興基金
一般財団法人地域創造
件数
金額(千円)
≪特別支援事業≫
1
63,000
≪活動別支援事業≫
2
36,469
≪共同制作支援事業≫※1
1
43,808
≪ネットワーク構築支援事業≫※2
1
249
地域文化施設公演・展示活動
3
6,400
地域の文化・芸術活動助成事業
3
15,269
公共ホール演劇ネットワーク事業※3
1
15,000
1
800
13
180,995
その他民間助成団体
合計
文化庁「劇場・音楽堂等活性化事業」≪共同制作支援事業≫は、県民ホール本館及びびわ湖ホ
ール、iichiko 総合文化センターの3館併せての採択のため、按分金額を記載した。
※2 文化庁「劇場・音楽堂等活性化事業」≪ネットワーク構築支援事業≫は、神奈川芸術劇場、穂
※1
の国とよはし芸術劇場、東京芸術劇場、金沢 21 世紀美術館の 4 館の共同事業であり、補助金は
幹事館である穂の国とよはし芸術劇場に入ったため、 直接の収入とはなっておらず、幹事館から負
担金として記載額を計上している。
一般財団法人地域創造・公共ホール演劇ネットワーク事業は、実行委員会形式での実施で
あり、地域創造からの助成金は実行委員会に入る。ただし、当財団が作品(コンテンツ)
を提供し、実行委員会の中で制作を担当しているため、この表に計上している。
※3
イ 賛助会員制度の運営
これまでの賛助会員への継続的な働きかけと共に、公演会場での案内配布などを始めとする新
規会員獲得に向けた活動を重ね、年間を通じた財団運営や事業に対して、26 年度も多くの方より
寄付をいただくことができた。
賛助会員への特典として、ホームページや配布プログラムへの芳名掲載、チケットの優先予約、
「神奈川芸術プレス」の送付、メールマガジンの配信などを行った。県民ホール本館のオペラ「オテ
ロ」公演では、開演前・休憩中にご利用いただける賛助会員向けの特設ラウンジをホワイエに用意
し、会員相互の交流も深めていただいた。
【会員数・寄付金額】
(平成 27 年 3 月 31 日現在)
種別
会員数
寄付金額(千円)
法人賛助会員
50 社
5,600
個人賛助会員
6名
180
合計
5,780
≪賛助会費を経費の一部に充てて開催された公演等≫
「オープンシアター2014」、共同制作オペラ「オテロ」、「マハーバーラタ」、KAAT×五大路子「ニッポニ
ア・ニッポン」、「暗いところからやってくる」、「マエストロ聖響の夏休みオーケストラ!」、マーラー:交響
曲第 8 番「千人の交響曲」、八木良太展「サイエンス/フィクション」、その他事業(広報・賛助会員等サ
ービス提供事業)
◆賛助会員向けラウンジを設置
平成 27 年 3 月 22 日(日)
、歌劇「オテロ」
公演において、開演前・休憩中にご利用い
ただける賛助会員向けのラウンジをホワイ
エに設置し、会員の皆さまに交流を深めて
いただいた。
(県民ホール本館・大ホール)
ウ その他企業協賛金の獲得
賛助会員による年間を通した支援獲得とは別に、公演や事業を特定した協賛金、チケットの買
い入れ、各種広報媒体への広告、現物提供等さまざまな手法による支援の獲得を図った。
【個別協賛】
対象事業
合計法人数(社)
合計金額(千円)
曽谷朝絵「浮かぶ」
1
500
スペイン国立ダンスカンパニー
1
1,620
八木良太展「サイエンス/フィクション」
1
200
オペラ「オテロ」
1
100
子どものためのアウトリーチ
1
300
合計
5
2,720
【現物協賛】
対象事業
マエストロ聖響の夏休みオーケストラ!
協賛内容
飲料提供(1 社)
【広告協力・チケット買入協賛】
内容
法人数(社)
金額(千円)
広告協力
6
550
チケット買入協賛
2
112
4 その他公益目的推進事業
(1) 駐車場の運営等
神奈川県民ホール本館、KAAT 神奈川芸術劇場への自動車・バイクでの来館者のための駐車
場の管理運営業務等を行った。
県民ホール本館においては、改修工事に伴う全館休館中においても、屋内駐車場の運営を継
続し、周辺の駐車需要に応えるとともに、利用料金収入の確保に努めた。また、芸術劇場において
は、当日最大料金を継続するなど利用促進に努めるとともに、屋外の自転車駐輪場へバイクを無
断駐車する来館者・近隣の方への対策として、該当車両の地下駐車場への案内・誘導等を行っ
た。
(2) 県民ホール等の施設を活用する事業
県民ホール本館、芸術劇場、音楽堂、アートホールについては、財団主催事業や音楽・演劇等
の芸術文化のための利用に供することを中心に運営し、また、公益目的の利用が見込まれない場
合は、学術会議あるいは講演会などのための利用に供し、施設を有効に活用した。その利用によ
り得た利用料金などの収益を公益目的事業の財源にすることにより、公益目的事業の一層の充実
を図った。
(3) 管理組合の運営業務受託
神奈川芸術劇場及び日本放送協会横浜放送会館合同施設のうち、指定された敷地・建物の清
掃、保全、保守、植栽、塵芥処理及び消毒業務等の施設維持管理業務を行った。
また、上記に伴う会計業務を実施。特に合同施設全体の光熱水費の算出・取り纏めを行った。