梅津庸一「ラムからマトン」 - ARATANIURANO

梅 津 庸 一 「ラムからマトン」
第一会場:ARATANIURANO
2015年 11月14日(土) - 12月26日(土)
第二会場:NADiff a/p/a/r/t
2015年 11月20日(金) - 2016年1月11日(月)
錦秋の候、 皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度 ARATANIURANO および NADiff Gallery( 恵比寿 ) の 2 会場にて、梅津庸一個展 「ラ
ムからマトン」 を同時開催いたします。 また梅津の作家活動 10 周年を節目に、作家初となるモ
ノグラフ 『ラムからマトン』 を出版いたします。
〒108-0072
東京都港区白金3-1-15-2F
3-1-15-2F Shirokane Minato-ku
Tokyo 108-0072 Japan
Tel +81-(0)3-5422-8320
[email protected]
www.arataniurano.com
1
梅 津 庸 一 (1982 年 山 形 県 生 ま れ ) は 東 京 造 形 大 学 絵 画 科 卒 業 後、ラ フ ァ エ ル・コ ラ ン
(1850-1916) の代表作「フロレアル」を自らの裸像に置き換えた「フロレアル (わたし )」でデ
ビューしました。 また、昨年開催された個展 「智・感・情・A」(2014 年、ARATANIURANO)で
は 黒田清輝 (1866-1924) の 「智・感・情」をアップデートした、四枚の絵画により構成される
「智・感・情・A」を 発 表 し 注 目 を 浴 び ま し た。 ド イ ツ の シ ュ メ ー ラ ー・ハ ウ ス で 行 わ れ た レ ク
チャー 「museum global?」 でも 「智・感・情・A」 が取り上げられたばかりです。
梅津は日本の近代洋画の表層的なシミュレーションに留まることなく、絵画の制度的な側面や
受験教育の痕跡を辿る試みを絶えず模索し制作を行っています。「絵画説明会」 (2011 年、スプ
ラウトキュレーション )、「であ、しゅとぅるむ」 (2013 年、名古屋市民ギャラリー矢田 ) で企画
さ れ た 「優 等 生」 な ど を 経 て、梅 津 は 不 定 形 の 理 想 共 同 体 「パ ー プ ル ー ム」を 立 ち 上 げ ま す。
「パープルーム」 とは梅津が主宰する私塾の活動のことで、梅津は自身の自宅で二十歳前後の生
徒 5 名と共に制作、共同生活をし、様々なゲストを交えながら日々活動しています。 今夏に開催
された 「パープルーム大学物語」 (2015 年、ARATANIURANO) では、「パープルーム」 に参加
する複数名の作家たちによって重層化した空間を高密度に実現し、また、SNS 上で活発な議論や
批評が交わされ、 大きな盛り上がりを見せました。
今回の個展では、生後間もない 「ラム」 と成熟期の 「マトン」 の表象を思い描きつつ、 2 会
場での展示構成を行います。 NADiff Gallery 会場では 「ラム」 期、つまり初期作品を中心に
新作も交えた展示を行います。 一方、「マトン」 期をテーマとした ARATANIURANO 会場では、
1900 年に開催されたパリ万博において黒田清輝の 「智・感・情」と共に展示されていたフェル
ディナント・ホドラー (1853-1918) の 「昼」 (1900) を下敷きにした、幅 3m を超える大作のほか、
パフォーマンスの記録映像、戯曲家である岸井大輔のイベント 「アジアで上演する」 で展示され
た作品「パープルームのプロパガンダ」を大幅に改編したものなどを展示、構想画、美術運動を
テーマに据えた新作を中心とした空間が作られる予定です。
1.
梅津庸一
「フロレアル-汚い光に混じった大きな花粉-」
2012-2014年
h.111.7 x w.191.2 cm
パネルに油彩、ミクストメディア
撮影:三嶋一路
梅 津 庸 一 「ラムからマトン」
忘れられてしまった ( あるいは意図的に忘れられた ) 過去を掘り起こし、分断された歴史を繋
ぎ直して、 更にそれを刻み込もうとする、 美術への大いなる愛を行為する梅津庸一。 撹拌され
た日本を含む東洋・西洋美術史、作家個々の持つ個別の歴史は、梅津自身の身体を用いて別の新
しい形となって生き直され、 私たちの前に姿を現すかもしれません。
また、 会期中には、8 名の多様な視点を持つ執筆陣により書かれたテキストを収録したモノグ
ラフ 『ラムからマトン』 の先行販売も行う他、トークや上演なども予定されています(イベント
詳細につきましては、弊廊ウェブサイトや SNS にて随時お知らせいたします)。
〒108-0072
東京都港区白金3-1-15-2F
3-1-15-2F Shirokane Minato-ku
Tokyo 108-0072 Japan
Tel +81-(0)3-5422-8320
[email protected]
www.arataniurano.com
是非、貴誌・貴社にて御紹介下さいますよう宜しくお願いいたします。 尚、掲載用写真の貸出
や御質問がございましたら [email protected]( 担当:清水、村田 ) までお問い合わせ下
さい。
2|3
○新 刊 情 報
書名:『ラムからマトン』
編 著:梅津庸一
共著:荒木慎也、岸井大輔、坂本夏子、新藤 淳、筒井宏樹、原田裕 規、星 野 太
体 裁:A 5 変 形(190×140m m)、上 製本、96 頁(カラー 16 頁/モノクロ 80 頁)
デザイン:木 村 稔 将
発行:アートダイバー
ISBN:978-4-908122-03-3
定価:20 0 0 円(+税)
○展覧会概要
2.
「パープルーム大学物語」
展覧会タイトル 梅津庸一「ラムからマトン」
第一会場 ARATANIURANO 2015年 11月14日(土) - 12月26日(土)
11:00 - 19:00 / 日曜・月曜・祝日休み
東京都港区白金3-1-15-2F Tel 03-5422-8320
[email protected] / www.arataniurano.com
第二会場
NADiff a/p/a/r/t
12:00 - 20:00 / 月曜休み
東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
artinfo@nadiff.com / http://www.nadiff.com
入場料
無料
2015年
ARATANIURANO
撮影:村田冬実
3.
梅津庸一
2015年11月20日(金) - 2016年1月11日(月)
Tel 03-3446-4977
「第17話、血液、太陽いっぱい」
2015年
h.15.2 × w.17.2 cm
板に白亜地、水彩、インク、
アクリル、油彩
撮影:村田冬実