Jr. 女子63kg 寺原万留々 フィンランドで開催された世界クラシックパワーリフティング選手権大会に jr 女子 63kg 級で出場してきました。 昨年の世界クラシック(南アフリカ)では 2 位という結果に終わってしまい悔しい思いを しました。そこから 1 年間、優勝することと、世界記録を樹立することを目標に練習に取 り組んできました。 練習では扱える重量がいつも試合では扱えないというのが私のパターンでした。練習の時 と試合の時では気持ちやフォームが変わってしまう。それではダメだ、ということで、三 浦監督に練習の時は世界大会を想定してやれ!世界大会の時は練習通りの事をやるだけで いい!と、気持ちの面での練習を取り入れていきました。 練習でスクワット 150kg が上がるか上がらないかやってみないとわからない状態だったの が、150kg は安定してあがるようになりました。 試合当日、得意のスクワットでは第3試技で世界記録となる 160kg に挑戦することができ ました。立ち上がってくることは出来ましたが、判定は赤 2 つ白 1 つで失敗でした。デッ ドリフトの最終試技まで 1.2.3 位がどうなるかわからないという接戦でした。結果、1.2.3 位トータルが同重量となり、体重差で 2 位となりました。あの時スクワット 160kg を完璧 にあげていれば…。メダルに全く絡めない苦手なベンチをもうすこし克服していれば…。 最後のデッドリフトを引いていれば…。と、終わってみて思うことはたくさんありますが、 その時は本当に全力で勝つ気持ちしかありませんでした。 相手の選手も必死で自分だけが頑張ってきたのではないというのはすごく感じました。世 界記録がかかっていたスクワットの第3試技、勝負のかかったデッドリフトの第3試技の 2 つを失敗してしまったり、肝心なところでしっかり決められないのは私のこれからの課題 です。 結果としては 2 位となってしまいましたが、このようにして競り合いをするのははじめて で、すごく興奮して、楽しくて、いい経験をさせてもらいました。この結果をしっかり受 け止めて、更に上を目指して頑張りたいと思います。 大会が終わってからのバンケットでは昨年、一昨年と一緒に世界大会に出場した各国の選 手や今年 1.2.3 位を争った選手達とも交流したりして、楽しい時間を過ごすことができま した。 最後の観光ではヘルシンキに行きました。フィンランドで有名なムーミンや marimekko、ト ナカイのぬいぐるみなどに大興奮で、普通の女子大生に戻って楽しみました。 世界クラシックに出場することはもちろんですが、戦うところ以外でこうして各国の選手 と交流ができたり、現地の観光をさせて頂いたりできる事は本当に素晴らしい経験になり ました。 来年もし出る機会があれば今度こそ優勝と世界記録樹立を達成したいと思います。 応援ありがとうございました。 京都学園大学パワーリフティング部 寺原万留々
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