第 10 回八頭町子ども・子育て会議録

第 10 回八頭町子ども・子育て会議録
平成 27 年 3 月 11 日(水)午後 7 時から
八頭町役場 2F 第 1 会議室
(委 員)
保育所長代表
山辺 明美
主任民生児童委員
上田 敏夫(欠席)
児童クラブ指導員代表
林 豊美
八頭町ファミリーサポートセンターアドバイザー代表
保育所保護者代表
尾崎 洋子
林 拓磨(欠席)
小中学校保護者代表 中島 直樹(欠席)
八頭町保健師
中村智恵子
八頭町子育て支援センター代表
元保育所長
稲中 公子
学校教育課
林 文宏
谷本 里子
鳥取大学 地域学部 地域教育学科講師
畑 千鶴乃(欠席)
(課長)
みなさんこんばんは。
お仕事でお疲れのところお集まりいただきましてありがとうござ
います。本日は 10 回目となりました子ども・子育て会議です。1 年以上経ちました。ま
た、1 回の会議が長時間となり、みなさまには大変ご協力をいただきました。
19 日か 20 日あたりに、町議会の方にこの子ども・子育て支援事業計画を説明させてい
ただき、いよいよこの計画も完成という運びになります。1 年間にわたりこの事業計画を
みなさんに協議いただき、ありがとうございました。良い計画ができたのではないかと思
っております。本日は、ありがとうございます。
(議長)
本日で 10 回目ということです。課長からもありましたけれども、みなさんにご協議い
ただいて、ここまで来たということです。大方できておりますけれども、パブリックコメ
ントのあたりも事務局に説明していただきながら、
この事業計画は次世代育成支援行動の
計画を引き継いでいて、その総括もまとめてあるようですので、それも含めてお願いしま
す。
(事務局)
パブリックコメントを昨日まで募集しておりましたが、意見はありませんでした。です
ので、この提案させていただいた計画で完成ということにしたいと思いますが、前回から
若干変わったところを説明いたします。
事業計画 P36 ご覧ください。産後ヘルパー派遣事業ですが、31 年度までの目標を産前
までを対象の拡大として追記いたしました。これは、第 2 次総合計画との整合性を図る
ためです。
次に P40 不妊不育治療ですが、
「不妊・不育治療に対するニーズの把握、体制の検討」
を追記いたしました。これも総合計画との整合性を図るためであります。
続いて P41、学校におけるアレルギー対応食のところで、前回の会議でこの項目の追
加について説明させていただきましたが、このような内容で挙げさせていただきました。
これも総合計画との整合性を図るためです。
次に P51 で、第 3 子保育料無料のところで、来年度から第 3 子以降保育料無料を実施
していき、31 年度目標として継続実施ということを記載させていただいています。
続いて P52、出産の祝い金の項目で、一時金の上乗せとお祝い品(ゴミ袋等)の配布
検討を挙げております。鳥取市などはごみ袋を進呈されているようで、ならって八頭町も
してはどうかという意見があり、総合計画にも載っていますので追記いたしました。
(課長)
一時金の上乗せというのは、現在1万円の一時金にプラスいくらかということ?
(事務局)
そうです。3 千円とか、2 千円とかいくらかを上乗せして支給するということです。こ
の案は、もともと若手職員による政策提言プロジェクトで提案されたもので、総合計画に
も反映されています。具体的な事業内容の協議がされているものではありませんので、本
当に実施していくのであれば、担当課が協議していく必要があります。若手プロジェクト
の意見では、鳥取市にならってごみ袋の配布と、第 2 子、第 3 子以降の出生の際には上
乗せ支給をしてはどうかということです。具体的にいくら上乗せという意見ではありませ
ん。
(課長)
このたびの地方創生の話ではないということでいいですね。
(事務局)
そうです。
続いて、P56 で保育所送迎バスの運行のところで、前回の会議で追記の説明をしてお
りましたが、来年度より町営のさんさんバスを使って、子どもの送迎を実施します。バス
を利用しない家庭に対して、交通費の一部を助成するということです。バスには一般の方
も乗られますけれども、保育士さんが同乗し、児童の安全確保を行うということです。
以上が追記をしたところになりますが、
みなさんの方で何かご意見等がありますでしょ
うか。
(議長)
みなさん、いかがでしょうか?
(H 委員)
交通費補助というのは 3 年間ということだったと思いますが。
(課長)
そうです。郡家東保育所を開所してから 3 年間ということです。これから予想される
のが、船岡や八東地域の保育所になりますが、同様に開所されてから 3 年間ということ
になります。未来永年というわけではありません。
(事務局)
ではその内容も記載しておいた方がいいですね。
(課長)
そうですね。これは自宅から保育所までの距離が 3 キロ以上の場合ということもあり
ます。3 キロ以上で開所してから 3 年間の期限があるということです。
年齢は関係なしで、
自家用車で通所の場合ということです。
(事務局)
バスの利用は 3 歳以上で、交通費の補助は 3 キロ以上の遠距離の方で開所してから 3
年間ということです。
(議長)
それは保護者への説明はしてありますか?
(課長)
あります。
(議長)
保育士の同乗というのは、どのように?
(課長)
バスの利用については、
利用届を提出していただいて誰が利用するかは把握しています。
(議長)
保育士はどこに乗りに行く?
(課長)
例えば、今回大門から国中を通って下坂で折り返しの便が新しくできますが、朝便は大
門(柿の館)から出発しますのでそこまで行く必要があります。
(事務局)
同乗していただく方については通常保育所で勤務する保育士さんとは別に確保してい
ます。その方たちには事業説明をしておりますけれども、例えば、国中線は朝、大門から
乗る子どももいるのですけれども、
大門から一緒にバスに乗って子どもを拾いながら国中
保育所のところで子どもと一緒に降りて、保育所に連れて行きます。そうしているうちに、
そのバスは下坂から折り返してきますので、
添乗してきた方はそれに乗って大門まで帰る
というのが朝の国中ルートになります。私都線も私都の方の方にお願いする予定ですが、
私都に上がるバスに乗り、それが落岩で折り返しになります。落岩から乗る子もいますの
で子どもを拾いながら、郡家東保育所のところの稲荷のバス停で子どもと一緒に降りて、
保育所へ子どもを連れていってもらうという具合になります。
(議長)
保育士とは別枠ということでいいですね。
(事務局)
そうです。別に確保しています。私都線は人数が増えてきていて、今 12 人位でしたか
…1 人だと大変かなと思いますが。利用するバス停まではお家の方が送迎されます。通常
利用するバス停も利用届には記載していただいていますし、
添乗される方には子どもたち
のチェック表というもの作成していて、それをつけてもらうようにもしています。
(課長)
国中線の方のさんさんバスはハイエースですし、
私都線の方は黄色いさんさんバスの予
備車で 28 人乗りのマイクロバスに乗ってもらおうと思います。
(事務局)
では、バスのところはもう少し追記をさせていただくことにします。他はいいでしょう
か?本日欠席連絡のあった上 E 委員さんと L 委員さんですが、お二人とも特に意見はな
いということを聞いておりますので、これで完成したということで、3 月 23 日にこの事
業計画を町長に報告・提出する予定にしています。
続いて、資料②に移ります。資料②は八頭町次世代育成支援行動計画の総括をまとめてお
りますけれども、次世代育成の基本理念を子ども・子育て支援事業計画に引き継いでいま
す。次世代育成支援行動計画が本年度最後の年ということで、総括で資料②にまとめてお
ります。
なかなか結果が数値として目に見えるものではありませんが、保育所適正配置計画に基
づく統廃合、病後児、延長保育など多様な子育てニーズに対応した保育サービス、少人数
学級や複式学級などきめ細やかな学校教育の提供、
母子保健事業の充実などが力を入れて
きた成果であると思います。
実際各事業の進捗状況ですが表にしております。5 ページにわたりますが、●が完了、
○が実施、-が未実施ということで平成 22 年度~26 年度までを表記しています。全部で
105 事業あります。そのうち未実施が 7 事業で、概ねほぼ実施できているという状況です。
未実施についてですが、
日曜日の休日保育についてはニーズがあまりないという判断で、
実施はしていません。今後については、ニーズ把握をし、検討していきたいと思います。
同じく夜間保育も同様です。幼稚園保育所一体事業ですが、八頭町には幼稚園はありま
せんが、今後ニーズ把握などを検討したいと思います。
休日児童クラブですが、特にニーズがないということで実施はしておりません。これに
ついても、今後検討していくということとします。
子どもに優しい公営住宅の整備ですが、この 5 ヶ年の間に公営住宅の整備をすること
がなかったので、整備をすることがあれば併せてするということでしたので、未実施とい
う結果です。今後については、増改築等整備の入る時に考慮するということで課題に挙げ
ております。
放課後児童クラブ拠点施設ですが、
既存の児童クラブの運営に力を入れて取り組んだと
いうことで、未実施です。
子育てマップの作成ですが、町が主体となって作成したものはありませんが、子育てサ
ークルが作成したものがあるということと、来年度作成するということで、今後の課題に
挙げております。ここまでが未実施事業の説明です。その他の事業はそれぞれ実施してお
りますし、子ども子育て支援事業計画にも移行しています。
総括を簡単に説明させていただきました。再度目を通していただけたらと思いますが、
何か質問等はありませんでしょうか。
(課長)
P2 の思春期保健事業対策の充実のところ、担当課は保健課なのか、教育委員会?
(事務局)
次世代では担当課は保健課となっており、保健課に確認しましたがこのような事業は実
施していないとのことでした。地域住民への教育ということですが、研修会や講演会など
でこのような内容に触れることもあったのではないかということで、
そこに記載してある
ようなことを書かせていただいています。総括について意見はありますでしょうか。
(課長)
この総括も議会に提出しています。これから先に議会にも説明をします。
(事務局)
ご意見がないようでしたら、その他にうつります。
平成 27 年度の保育料です。今までの保育料は、保護者の所得税額によって決まっていた
のですが、新制度においては、国が定める保育料を上限として、保護者等の市町村民税額に
応じて市町村が定めるということになりました。
町外の幼稚園に通われる方の保育料につい
ても、
居住する自治体が定める必要があります。1 号認定の方の保育料が表 1 のとおりです。
保育料の表の下に注釈が何点かあります。同時入所の 2 人目は半額、3 人目以降は無料など
です。新制度に移行しない幼稚園の場合は、各施設が幼稚園の保育料を定めることになって
います。
P2 で 2 号認定の子どもの保育料です。保育短時間は 8 時間保育を受けられる方、標準時
間 11 時間の保育を受けられる方で、少し単価が変わっています。P3 は 3 号認定で 3 歳未
満の子どもの保育料です。こちらは 2 号認定よりも少し高いのですが、いずれにしても八
頭町としては国の設定額の 6 割を目標にしていますので、国基準よりはぐっと下がってい
ます。注釈が P4 以降になっています。第 2 階層、第 3 階層のひとり親の場合は※の額にな
ること。第 2 階層から第 8 階層については、父母の課税額によって決まります。年度途中
に満 3 歳になっても、その年度は 2 号認定の額を適用すること。同時入所の 2 人目半額、3
人目無料、3 人目以降についても無料です。この単価で算出した 10 円未満の保育料は切り
捨てになります。
(事務局)
第 3 子以降はすべて無料です。また、鳥取県の第 3 子以降軽減の振り替えもそのまま残
しています。例えば、同時入所 3 人の場合、2 番目は同時入所の 2 人目なので半額、3 番目
は同時入所の 3 番目で無料です。この場合、鳥取県の第 3 子保育料軽減の 1/3 の権利が 1
番上の子どもさんにかかることになり、1 人目 1/3 の保育料、2 人目半額、3 人目無料とと
ても安い保育料で利用していただくことができます。3 人子どもがあって、1 人目は小学校
で 2 番目、3 番目が保育所の場合、同時入所の 2 人目は第 3 子なので無料、同時入所の上の
子どもさんは 1/3 になります。同時に保育所を利用していただく方が安い金額設定で保育所
の利用ができます。
第 3 子以降保育料無料化はこの春から多くの自治体が導入されるようです。
(課長)
鳥取市は第 3 子以降無料化と同時入所の半額を 1/4 にするということのようです。そのた
めに保育料が 1 億 5 千万円の収入減になるということのようです。八頭町より少し保育料
軽減がされるようです。保育料無料のところもありますが、一旦無料化すると将来的にそれ
で走らなければいけませんので、町の財政のことも考えないといけません。以前に老人医療
費が無料の時代がありましたが、病院がサロン化したり医療費が膨大になったりと、いいこ
とであったとは思えません。保育料も無料化すると保育所のキャパ以上に入所したい子ども
が増える可能性もあります。また、今でも保育士さんが不足しているのに、保育士の確保が
今以上に難しくなります。
(D 委員)
一番多いのが 2 人きょうだいで、この場合はあまりメリットがない?
(事務局)
同時入所で 1/2 くらいですね。3 人以上でなければあまりメリットはないかも。
(議長)
お金のことを考えれば、親は安くなればそれでいいなあと思うかもしれないけれども、親
が子育ての第 1 義的な責任を負うというところで、そこを抜かしてサービスばかりが出て
きてもいけません。
親がしなければいけないところをどうするのかというところをセットで
考えていかないと。子どもが大きく育っていく中で、親がしっかりしていないと子どもが上
手に育たないということです。保育士は一生懸命保育をしますが、親にはなることができま
せん。だから、親も子供も一緒に育とう…と。新しい制度になって、親育ちも一緒にしてい
かなければいけないと。自分もそう思っていたけれども、新制度の中にそのような話が今回
出てきていましたし、一義的な責任は親にあるということを親にしっかり説明していくこと
を忘れてはいけないなと思いました。子育て環境の整備も大事ですし、保育サービスも大事
ですけれども、
「何でもしますよ」ではなく、一緒に学んでいくという場面や機会をつくる
必要があります。
(事務局)
そこはやはり現場の方にがんばっていただかないと。
(D 委員)
保育所や子育て支援センターなどがやっていくことですね。どのように関わっていくべき
なのかと、いつも職員と話をしていますが…。
(事務局)
八頭町には幼稚園がないので良くわからないのですが、幼稚園も家庭支援のようなことを
やっておられるのでしょうか?
(議長)
今はするようになっています。また、核になる人を育てることによって、自分たちも勉強
していこうというような動きになってきていて、親の教育力を高めることができればと。保
育所や幼稚園ばかりがやっていても追いつかない。
(D 委員)
先日、智頭の子育て支援センターの見学に行ったのですが、先ほど言われた核になる人を
つくり、その人を中心にいろいろな講座などをしてもらったりしておられました。
(H 委員)
先日、県で発表があった小枝先生の DVD が出るとかで、そういうもので力が付かないか
なと。
(議長)
保育士も保護者も一緒に学んでいくことができるようなそんな場を。
(D 委員)
船岡保育所で 1 回/月そのような講座をしていますが、保護者の方が出席されるのは、1
回の講座に 3~4 人です。保育所が一生懸命そんな場を設定しても、本人たちがやろうとい
う気にならないと、なかなか集まらない。
(H 委員)
参観日と抱き合わせですると、120%くらい集まります。
(事務局)
来年度は子育て支援センターも拠点化しますので、そんなところも頑張ってくれるのでは
ないかと期待しています。
(D 委員)
智頭の子育て支援センターは山郷にあって、とても奥なんです。大江でもできるかなとも
思いました。それでも人は集まってきておられます。人が集まるのには距離ではなく、何か
魅力があることがあるのかもしれません。入園グッズを一緒に作るとか。智頭はあと 2 年
ほどで保育所も一つになるそうで、
子育て支援センターもそのときにはそこに併設されるそ
うです。マップも作っておられて、担当する課がスペースによって分かれて作成をしている
ようで、見やすくて良くできていました。もらってきています。
(事務局)
その他はとくにありませんが、L 委員から提案ということですが、今後の進捗状況の確認
ということで、やはり、1 年に 1 度は委員さんに集まってもらって、事務局の事業の進捗状
況の説明、議論と状況を確認する機会をぜひ設けた方が良いと。計画の方にも 1 年ごとに
確認をして意見を公表するということを入れています。事業計画 P80 で明記しています。
年に一度はみなさんに集まっていただきたいので、引き続きよろしくお願いします。PTA
役員さんは交代されると思いますが、毎年選出させていただきたいと思います。よろしくお
願いします。
(議長)
本年度最後ということで今日の回になりました。23 日には町長に提出する予定にしてい
ます。
本当に長々とやってきました。記念すべき 10 回目。お陰様をもちましてという感じです。
ありがとうございました。また、進捗状況の確認ということで、来年度また招集がかかるか
と思いますので、よろしくお願いします。
10 回目の会をこれで終わります。ありがとうございました。
午後 8 時 5 分終了