SOKEN TIMES vol.19 Oct-2011 エネルギーのロスをなくして、省エネしましょう 綜研テクニックス※1の 簡易熱媒ボイラー「ねつばいくん」&「台数制御システム」 最近の化学品プラント(生 産設備)は、産業構造の変化 とお客様のニーズに対応す るため、大量生産から少量 多品種生産へと生産スタイ ルが移行しつつあります。 ねつばいくん(ボイラー)の台数制御システム構成 また、省エネ・環境保全対 策も後回しにできない重要 な課題となっています。 ■NEW「ねつばいくん」と新機能付加のポイントは 化学品プラントでは、高温の油(熱媒体油)を循環させ 次の5つ ることで熱エネルギーを供給する「熱媒ボイラー」を使 (1) 簡易ボイラーなので、取扱資格及び法定検査が不要 用することが少なくありません。ボイラーは生産工程に (2) パッケージ化による設備導入時のコスト低減 必要とされる熱量に見合ったタイプが選定されます。 (3) 最大 16 台(3,278kW・320 万 kcal/h)までの多缶設置によ 従来の大量生産工程では、生産規模に合わせた大 り、大容量の熱媒システム構築が可能 型ボイラーを選定使用していました。一方、少量多品種 (4) 「台数制御システム」の導入により、負荷変動に応じ 生産では、生産量に応じ必要な熱量が大きく変動しま た台数運転で、熱効率を落とさずに省エネルギー化 す。少量生産で大型ボイラーを使用すると、最適な熱 (CO 2 削減) に貢献 (各熱媒ボイラーの運転時間が均等に 効率で運転できないため、エネルギーのロスが生じま なる制御もします) す。 このようなエネルギーのロス対策として、綜研テクニ ックスでは簡易熱媒ボイラー「ねつばいくん」の機能を 見直し※2、2010 年 11 月に大幅なリニューアルを行いま した。 設置スペース半減といったハード面での改良に加 え、ボイラーの複数設置を可能にした「多缶設置」と「台 数制御システム」の新機能を付加する事で、必要時に 必要台数を制御できる、無駄のない熱媒供給システム を提案できるようになりました。 (5) 通信メンテナンス(オプション)を使用することで、運転状 況を把握し、異常時の緊急メールを受信できる 「ねつばいくん」と「多缶設置」「台数制御システム」の 組み合わせによる新しい熱媒供給システムにより、綜研 テクニックスでは、エネルギーを上手に使い分ける、環境 に優しい化学プラントを提案しています。 「ねつばいくん」ほか 熱媒システムのお問合せは綜研テク ニックス㈱ 営業統括部まで TEL : 03-3983-3177 http://www.soken-tecnix.co.jp/ 設置イメージ ※1綜研テクニックス㈱は、 綜研化学グループのエンジニアリング事業を担当するグループ会社です。 ※2㈱サムソンとの共同開発によるものです。 綜研化学株式会社 〒171-8531 東京都豊島区高田 3-29-5 http://www.soken-ce.co.jp/ 営業企画室
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