生体分子のコアとパーツ

CH-3-Ⅲ-03
生体分子のコアとパーツ
担
杉田
当
者
一般目標
(GIO)
到達目標
( SBOs )
受 講 心 得・
準備学習等
事後学習・復
習等
オフィスアワー
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
後期
1 単位
必修
和幸
生体分子の機能を理解するために、生体分子の基本構造とその化学的性質に関する基本的知
識を修得する。
【生体分子の化学構造】
1. タンパク質の高次構造を規定する結合(アミド基間の水素結合、ジスルフィド結合など)お
よび相互作用について説明できる。
2. 糖類および多糖類の基本構造を概説できる。
3. 糖とタンパク質の代表的な結合様式を示すことができる。
4. 核酸の立体構造を規定する化学結合、相互作用について説明できる。
5. 生体膜を構成する脂質の化学構造の特徴を説明できる。
【生体内で機能する複素環】
1. 生体内に存在する代表的な複素環化合物を列挙し、構造式を書くことができる。
2. 核酸塩基の構造を書き、水素結合を形成する位置を示すことができる。
3. 複素環を含む代表的な補酵素(フラビン、NAD、チアミン、ピリドキサール、葉酸など)の
機能を化学反応性と関連させて説明できる。
【生体内で機能する錯体・無機化合物】
1. 生体内に存在する代表的な金属イオンおよび錯体の機能について説明できる。
2. 活性酸素の構造、電子配置と性質を説明できる。
3. 一酸化窒素の電子配置と性質を説明できる。
【化学から観る生体ダイナミクス】
1. 代表的な酵素の基質結合部位が有する構造上の特徴を具体例を挙げて説明できる。
2. 代表的な酵素(キモトリプシン、リボヌクレアーゼなど)の作用機構を分子レベルで説明できる。
3. タンパク質リン酸化における ATP の役割を化学的に説明できる。
すべての生体分子は、その化学構造の違いに基づいて固有の生理的作用・機能を発現する。
本講義においては、生体を構成し機能させている生体分子について、構造の特徴や官能基の性
質等、有機化学的に認識する能力を養い、生命現象を分子構造のレベルで理解する。さらに、
その基礎となる生体分子の反応性および反応機構について、電子レベルで考察する。タンパク
質、核酸や脂質等の生体高分子の三次元構造の形成および機能の発現には、共有結合ばかりで
はなく、水素結合、イオン結合、配位結合、疎水性相互作用やファンデルワールス力などが重
要な役割を果たしている。本講義ではこれらの性質と機能性を認識し、生体内で繰り広げられ
る生命活動のメカニズムを化学構造と化学反応のレベルで理解し、知識として習得する。
授業中に配布する資料の復習を推奨する。
授業日の 20 時まで。
授業の形式と各回の内容
授業の形式
回
第 3 学年
項
講義形式で行う。
目
生体分子の化学構造
生体分子の化学構造
生体分子の化学構造
生体内で機能する複素環
生体内で機能する複素環
生体分子の化学構造
生体内で機能する錯体・無機化合物
生体内で機能する錯体・無機化合物
化学から観る生体ダイナミクス
化学から観る生体ダイナミクス
化学から観る生体ダイナミクス
化学から観る生体ダイナミクス
内 容
アミノ酸とタンパク質
糖の構造と機能
核酸の構造と機能
ビタミンの構造と機能
ビタミンの構造と機能
脂質の構造と機能
金属イオンと錯体の機能
活性酸素、一酸化窒素の構造と機能
ATP の構造と機能
酵素・基質の構造と作用メカニズム
酵素・基質の構造と作用メカニズム
受容体の構造と作用メカニズム
SBO コード
C6(1)-①-1
C6(1)-①-2・3
C6(1)-①-4,②-2
C6(1)-②-1
C6(1)-②-3
C6(1)-①-5
C6(1)-③-1
C6(1)-③-2・3
C6(1)-④-3
C6(1)-④-1・2
C6(1)-④-1・2
C6(1)-④-1・2
成 績 評 価
の方 法
成 績 評 価
の基 準
教 科 書
日本薬学会編「スタンダード薬学シリーズ 3 化学系薬学 II」(東京化学同人)
参考書 など
橋本祐一、村田道雄編著「生体有機化学」(東京化学同人)
学期末試験の結果により評価する。
学期末試験の点が原則60%以上を合格とする。