平成 27 年度事業計画 はじめに 平成22年生まれ以降のいわゆる団塊の世代が既に65歳を超えつつある我 が国の現状下、内閣府の高齢社会白書によると「日本の65歳以上の高齢者人 口は約3,200万人で高齢化率は25%を超える」とあり、いよいよ超高齢 化社会の到来が現実味をおびてきました。一方、日本の経済は、緩やかな改善 傾向が続いているとの基調判断が出されているものの本格的な回復には程遠い 状況にあります。 このような情勢のなか、名張市シルバー人材センター事業を取り巻く環境は、 新規の会員拡大や就業先開拓、雇用延長制度による会員の高齢化問題など様々 な課題が山積し、非常に厳しい状況が続いています。とりわけ、シルバー事業 運営の根幹をなす国庫補助制度が、運営補助から事業補助へと傾斜を強めるな かで、特に高齢者活用・現役世代サポート事業としてのシルバー派遣事業の開 拓・推進は焦眉の急となっています。 少子高齢化が急激に進む社会にあっては、高年齢者がその豊富な知識や経験 を有効に活用し、貴重な労働力として、また可能な限り地域の支え手として活 躍することが必要不可欠であり、多くの会員を擁するシルバー人材センターは、 その一翼を担うべき存在として大きく期待されています。 当シルバー人材センターでは、様々な課題の解決に向けた取組みを積極的、 着実に展開し、健全で安定的なセンター運営を図っていくとともに、 「自主・自 立、共働・共助」の理念のもと、事業活動を通じて活力ある地域社会づくりに 貢献してまいります。 基本方針 1. 2. 3. 4. 5. 6. 安全就業の推進 適正就業の推進 就業開拓・会員拡大の推進 福祉・家事援助サービス事業の推進 剪定枝葉等再活用事業の推進 補助事業の推進 7. 独自事業の推進 8. シルバー事業の普及啓発の推進 9. 委員会活動の推進 事業実施計画 1. 安全就業の推進 (1)安全・適正就業委員会を年 3 回開催します。 (2)安全ワッペン、安全標語による安全意識の高揚を図ります。 (3)職種ごとに技能及び安全講習・研修会を実施します。 (4)委員、役職員による安全パトロールを実施します。 (5)健康診断の受診を推進し、健康意識の向上に努めます。 2. 適正就業の推進 (1)請負・委任に馴染まない契約を見直します。 (2)長期就業を是正します。 (3)危険・有害な業務は受注しません。 3. 就業開拓・会員拡大の推進 (1)シルバー派遣事業の開拓・推進を図ります。 (2)新規の企業等を訪問し、その受注に努めます。 (3)既存の発注先に仕事受注の拡大を図ります。 (4)未就業会員の解消に努めます。 (5)新規会員の入会を促進し、会員の拡大に努めます。 (6)出張入会説明会を実施します。 4. 福祉・家事援助サービス事業の推進 (1)会員全体研修会や新規登録会員研修習会等各種研修会を実施し、会員 の資質の向上に努めます。 (2)地域のボランティア活動に積極的に参加し、福祉・家事援助サービス の普及啓発に努めます。 (3)名張市軽度生活援助事業の推進を図ります。 5. 剪定枝葉等再活用事業の推進 (1)事業の効率化を図り、運営費のコスト削減に努めます。 (2)市と連携を密にし、草木類のリサイクルに努めます。 6. 補助事業の推進 (1)地域ニーズ対応事業(休耕地の有効利用による高齢者就業機会促進事 業)の促進を図ります。 (2)地域人づくり事業(高齢者地域就業促進事業)の促進を図ります。 (3)シニアワークプログラム事業(総務労務事務講習会)を実施します。 (4)高齢者活躍人材育成事業(調理補助・農業スタッフ養成の講習会)を 実施します。 (5)各事業ともに市等関係機関との連携・協議を綿密に行いスムーズな執 行に努めます。 7. 独自事業の推進 (1)独自事業検討委員会で事業の改善・拡大を検討します。 8. シルバー事業の普及啓発の推進 (1)会報「ゆうゆう」を年 2 回発行し、内容の充実を図ります。 (2)「とれたて!なばり」に出店参加しシルバー事業の普及啓発に努めま す。 (3) 「シルバーの日」 「福祉・家事援助サービス月間」等における地域ボラ ンティア活動を通じてシルバー事業の啓発に努めます。 (4)新ホームページを開設し、その充実発信に努めます。 9. 委員会活動の推進 (1)委員会活動を充実し、時宜に合った課題を協議します。
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