【資料ー2】 問題点対策:μデッキパネル汚れ対策 課題 1 μデッキパネルの汚れ対策(お客様の声より) 【課題】 ①掃き掃除による清掃ができない為、汚れがとれない。 ②汚れが取れにくい為来客者にいい感じを持ってもらえない。 ③汚れ付着による性能低下 ⇒ ⇒ ⇒ ・作業者モラル低下 ・見栄え課題 ・性能劣化課題 2 原因分析 究所に汚れの原因分析を依頼 【分析結果】 ①当該工場は射出成形の工場の為成形時樹脂材料の油分が蒸発し空中に浮遊し、空気中の埃を取り込みスキット・通い箱等に付着する。 ②μデッキパネルが樹脂材のため通い箱等の樹脂製品を滑らせると静電気が発生し、空気中の油分を吸い寄せデッキパネルや通い箱に付着しやすくなる。 ③パレット・通い箱を摺動させると、その動きにより付着した油ゴミがμデッキパネルの孔部に落下し黒く溜まったもの。 【結論】 油分をたっぷり含んだ埃・ゴミのため取り除くのは非常に厄介である。 3 問題点 上記475Aのデッキパネルの汚れの正体は油分を含んだゴミであり、摺動率を悪化させる。 使用状況による荷重変化(社内実験値) 使用期間 ×100倍 砂・パレットカス ×50倍 砂・パレットカス μデッキパネルの汚れ 荷重 µデッキパネル 新品 102㎏ µデッキパネル 3ヶ月使用後 102㎏ 1回 2回 3回 4回 5回 Av単位: 摺動力 µ 単位:N 単位:N 単位:N 単位:N 単位:N N (kg換算) 167 130 148 135 138 143.6 14.70 0.14 233 214 207 217 209 216 22.04 0.22 現状: 掃き掃除のみの為孔形状の部分には上記の ゴミが堆積している。このゴミにより摺動抵抗 が増し、約8kgの荷重増(3ヶ月) 4 対策 ①現状のほうきによる清掃から科学モップのトライ実施 ②清掃方法の検討 上記移送荷重が重くなる為、作業者への負担が重くなるので清掃方法の検討を実施した。 各清掃方法の検討実施 No 清掃方法 使用道具 能力 ごみの種類 結果 エネルギー能力 板屑 油ゴミ 埃・砂 1 掃き掃除 ほうき − − ◎ × △ × 2 拭き掃除 モップ 3 掃除機 − サイクロン式 電気 4 バキュームブローバック エアー 5 洗浄 5 ポリシャー 電気 バキューム 電気 − ◎ △ △ △ 吸引2.59kpa ○ × △ × 吸引13.25kpa ◎ △ △ △ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 吸引30kpa 備考 ◎=除去90% ○=除去60% △=一部は除去可能 ×=ほとんど除去できない 板屑の除去は可能だが油付着すると除去できない。 モップの毛足の届く範囲は除去可能だが、開口部孔は 除去できない 表面の紙くず程度ならば除去可能 絶対吸引力不足 物流開発クリーナー 表面上のゴミは除去可能、油ゴミ等 は吸引だけでは除去できない ポリシャーにて油ゴミを除去し、バキュームにて吸引する 必要がある。吸引力も30kpa以上の吸引力が必要 開発テーマ いつでも手の空いた時に清掃ができて業者並みのクリーン度を可能にする。 工場の油分含有汚れは上記清掃方法の掻き出し機能及び吸引の機能を持たせる必要がある。 ②ブラシで汚れをカキトリ ③カキトッタ汚れをバキュームで吸い取り イメージ 吸引機能 【開発技術】 フローティングブラシによりゴミ・埃を掻き出しバキュームにより吸引 開発クリナーヘッド
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