26 都薬会発第 439 号 平成 27 年 2 月 27 日 地区薬剤師会 会長 殿 東京都薬剤師会 会長 山 本 信 夫 薬剤服用歴の記載状況の自主点検のお願いについて(緊急依頼) 平素より本会会務の推進に関しご尽力賜り心よりお礼申し上げます。 先日来の薬剤服用歴に関する不適切事例の新聞報道等により、今般、日本薬剤師会より、 会員保険薬局の薬剤服用歴の記載状況の自主点検を行うことについて協力依頼がありました (別添)。 つきましては、ご多忙中恐縮ですが、貴地区の全会員保険薬局に、【様式1】調査表に記入 の上、当会薬事保険課宛にFAXまたはメールでの提出をご周知くださいますようお願い申し 上げます。(別添に記載の様式2は、当会にて作成いたしますので添付しておりません。) なお、昨年1年間(平成 26 年1月~12月)に薬剤服用歴管理指導料を算定した処方箋のう ち薬剤服用歴未記入件数に該当するものがない場合(すなわちレセプト提出を行うまでに、薬 歴への記載がすべて完了していた場合)は、調査表の提出は不要ですのでご注意ください。 また、今回の依頼が、日本保険薬局協会と日本チェーンドラッグストア協会からの依頼と重 複した場合も、全ての団体あてに回答していただく必要があることを、申し添えます。 記 (1) 提出期限:平成27年3月13日(金) (2) 提出方法:①当会へFAXにて送信 ②メールに【様式1】への必要事項を記入して送信 (3) 提出先:公益社団法人 東京都薬剤師会 薬事保険課宛 FAX:03-3294-7359 メール:[email protected] 重要 日 薬 業 発 第 366 号 平成 27 年 2 月 23 日 都道府県薬剤師会会長 殿 日 本 薬 剤 師 会 会長 山本 信夫 薬剤服用歴の未記載に関する報道および 薬剤服用歴の記載状況の自主点検のお願いについて 平素より、本会会務に格段のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 さて昨日、小売り最大手企業の子会社である大手薬局チェーンの薬局において、 7 万 8 千件以上(2013 年 6 月末時点)もの大量の患者の服薬に関する情報を薬剤 服用歴に記載していなかったとの新聞報道がありました(朝日新聞)。 報道内容については、当該企業(親会社および子会社それぞれ)から同日付け で発表されたプレスリリースを確認する限り、残念ながら概ね事実の模様であり、 本会としては、このような不適切行為に対して誠に遺憾であると言わざるを得ま せん。 同様の不適切事例については、過日 2 月 10 日の同新聞において、大手薬局 チェーンの子会社が展開している薬局で、薬剤服用歴が未記載のまま調剤報酬を 請求していた疑いがあると報じられたところです(平成 27 年 2 月 10 日付け日薬 業発第 348 号) 。 薬局が患者ごとに作成・活用する薬剤服用歴は、医薬品の適正使用を推進する 上で非常に重要かつ有効なツールであり、薬物治療における患者の安全確保のた めに不可欠であることは言うまでもありません。 しかしながら、今回のような薬剤服用歴に関する不適切行為が相次いで報じら れたことは、薬剤師および保険調剤に対する信頼を貶めるだけでなく、医薬分業 という仕組みの中で薬剤師が果たすべき役割を怠っていたという悪印象を与えて しまうなど、患者と薬剤師の間の信頼関係を揺るがしかねない由々しき事態であ ると重く受け止めております。 そして何よりも、処方せんに基づく調剤において薬剤服用歴が活用されていな かったとするならば、患者の服薬上の安全確保という点で非常に問題のある行為 であり、強い憤りを感じております。 今般の相次ぐ不適切事例の報道に伴う事態の重大性を考慮し、本会としては、 会員が従事している保険薬局の薬剤服用歴の記載状況に関する自主点検の実施を 1 お願いしたいと考えていたところ、本日、厚生労働省保険局医療課指導監査室よ り、別添のとおり薬剤服用歴の記載状況の自主点検を行うことについて協力依頼 がありました。 自主点検は、貴会会員が従事している全保険薬局を対象として、昨年 1 年間 (平成 26 年 1 月 1 日~同 12 月 31 日)の薬剤服用歴管理指導料を算定した処方 せんのうち、 ①薬剤服用歴未記入件数(当月を超えて記載されたものを含む) ②薬剤服用歴の記載が患者に薬剤を交付した翌々日から当月までの件数 ③記載済み件数(翌日までに記載が完了したもの) に関する月単位の情報を、所定様式(調査表、集計表)を用いて報告するよう 求められています。 ただし、対象期間内で①に該当するものがない場合(すなわち、レセプト提 出を行うまでに、薬剤服用歴への記載がすべて完了していた場合)は、調査表 の提出は不要です。 また、同点検の結果は、日本薬剤師会が調査票・集計表を取りまとめた上で、 平成 27 年 3 月中旬を目途に厚生労働省保険局医療課指導監査室へ提出すること が求められております。 つきましては、都道府県薬剤師会ごとに取りまとめていただき、回答のあった 保険薬局から提出を受けた調査表(別添の様式 1)と集計表(別添の様式 2)を、 貴会における調査対象施設数(①に該当しないため調査票を提出することを要し ない保険薬局を含めた総数)と併せて、平成 27 年 3 月 20 日(金)を目途に、 電子メール等により本会までご回答いただきたいと存じます。 ※調査対象施設数の回答にあたっては、特段様式は用意しておりませんので、メール の本文中などに記載していたければ幸いです)。 業務ご多忙のところ、お手数をおかけして大変申し訳ありませんが、何卒ご理 解方ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 なお、今回の自主点検は、本会のほか、日本保険薬局協会と日本チェーンド ラッグストア協会の 3 団体に対して実施協力が求められています。保険薬局にこ れら複数団体の会員が従事しており、各団体からの実施依頼が重複した場合は、 いずれかの団体のみに回答するのではなく、すべての団体あてに回答していただ く必要があることを申し添えます。 2 <別添> ○「薬剤服用歴の記載状況の自主点検について」 (平成 27 年 2 月 23 日、厚生 労働省保険局医療課指導監査室から日本薬剤師会あて) 回答先 ○電 子 メ ー ル の 場 合:[email protected](日薬医薬・保険課) ○ファクシミリの場合:03-3353-6270 ○郵 送 の 場 合:〒160-8389 東京都新宿区四谷 3-3-1 日本薬剤師会 業務部 医薬・保険課 問い合わせ先 ○日薬事務局 業務部 医薬・保険課(担当:森脇) 電話 03-3353-1194 3 平成27年2月23日 日本薬剤師会 様 厚生労働省保険局医療課医療指導監査室 薬剤服用歴の記載状況の自主点検について この度、大手薬局チェーンにおいて報道された薬剤服用歴を記載せずに保険調剤され ていた行為は、保険調剤報酬請求の観点から算定要件を満たしていると判断できないこ とから、傘下の保険薬局に対して下記の点検を行い、結果を厚生労働省保険局医療課医 療指導監査室へ報告すること。 【自主点検調査事項】 平成26年1月1日から平成26年12月31日の間における、薬剤服用歴管理指 導料を算定したもののうち、各保険薬局店舗ごとの薬剤服用歴の記載状況の調査表と 各保険薬局の集計表。(様式1・2) 1 薬剤服用歴未記入件数(当月を超えて記載されたものを含む) 2 薬剤服用歴の記載が患者に薬剤を交付した翌々日から当月までの件数 3 記載済み件数(翌日までに記載が完了したもの) 【留意事項】 1 報告日は平成27年3月中旬を目途とする。 2 調査事項1に該当するものがない場合は調査表の提出は不要とする。 3 作成年月日、作成担当者名及び照会先電話番号を記載すること。 4 各保険薬局は、店舗毎の調査表(様式1)を集計した集計表(様式2)を作成す る。 5 日本薬剤師会は、各保険薬局の店舗調査表と集計表を取りまとめ、報告日までに 医療指導監査室へ報告する。 【様式1】 調査表 店 舗 名: ○○薬局○○店 薬局コード: 月 処 方 せ ん 調査事項1 調査事項2 受付回数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計 作 成 平成 作成担当者 照会先電話番号 年 月 日 調査事項3 備 考 【様式2】 集計表 保険薬局名: 項番 店舗名 薬局コード 処方せん 調査事項1 調査事項2 調査事項3 備 考 受付回数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 総店舗数(※) (平成 年 店舗 月 日現在) (※)保険薬局の指定を受けたものに限る。 作 成 平成 作成担当者 照会先電話番号 年 月 日 事 務 連 絡 平成 27 年 2 月 24 日 都 道 府 県 薬 剤 師 会 担当事務局 御中 日 本 薬 剤 師 会 医 薬 ・ 保 険 課 薬剤服用歴の記載状況の自主点検のお願いについて (補足説明) 平素より、本会会務に格段のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 薬剤服用歴の記載状況の自主点検のお願いにつきましては、平成 27 年 2 月 23 日付け 日薬業発第 366 号にてお知らせしたところですが、調査表・集計表の記入方法等に関す る不明点を厚生労働省保険局医療課医療指導監査室に確認いたしましたのでお知らせい たします。 会務ご多忙の折お手数をお掛けいたしますが、何卒宜しくお願い申し上げます。 ○調査表の提出の要・否の判断について 今回の自主点検は、 ・薬剤服用歴管理指導料を算定した処方せん(昨年 1 年間)のうち、 ・当該点数をレセプト提出するまでに、薬剤服用歴への記載が完了しなかったこ とがある場合 を対象として、その件数を報告するよう求められています。 したがって、薬剤交付日の当日に薬剤服用歴への記入が完了しなかったことがあっ ても、審査支払機関へレセプト提出するまでの間に薬剤服用歴への記入が完了してい る場合は、自主点検調査事項「1」には該当しませんので、自主点検調査事項「2」 および「3」に該当するものがあったとしても、 「調査表の提出は不要」です。また、 該当件数が0件の場合は、その旨の報告は求められておりません。 <自主点検調査事項> 1 薬剤服用歴未記入件数(当月を超えて記載されたものを含む) 2 薬剤服用歴の記載が患者に薬剤を交付した翌々日から当月までの件数 3 記載済み件数(翌日までに記載が完了したもの) -1- ○「処方せん受付回数」について ・調査表(様式1)および集計表(様式2)の表中「処方せん受付回数」は、薬 剤服用歴管理指導料を算定したものに係る処方せん受付回数をご記入ください。 ○集計表(様式2)の提出について(同一開設者が複数店舗を有している場合) ・集計表(様式2)は、同一開設者が複数店舗(保険薬局)を有している場合に 限り、当該開設者が集計の上、都道府県薬剤師会へご提出ください。但し、い ずれか1つの店舗から提出してもらうことで差し支えありません。 ・また、当該開設者が集計表を提出する際、都道府県がまたがる場合には、都道 府県別に分けた上で、いずれかの店舗から都道府県薬剤師会へ提出するようお 願いいたします。 ・集計表(様式2)の右上段「保険薬局名」については、 「開設者名」と読み替え てください。 -2-
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