ウルトラマン(ブリキ製)の修理記録

ウルトラマン(ブリキ製)の修理記録
平成 27 年 9 月 8 日
ドクター:竹内博則
1.
症状
歩かない。また、すぐに倒れる。
2.
診察
(ア) 分解・・・・ブリキ製であり、ビス止めでなく爪で留めているので、慎重に起こす。
(イ) 分解後のようす・・・・・内部に錆は多いが、致命的な欠陥部分は見えない
(ウ) 可動部分に潤滑油をスプレーする
(エ) 組み立て、ゼンマイを巻き動かしてみる・・・・・・歩かない、すぐに倒れる
(オ) 足の部分を分解して診察
欠損部分が 8 か所・・〇部分など
ウルトラマン(ブリキ製)の修理記録
平成 27 年 9 月 8 日
ドクター:竹内博則
(カ) 歩かない・倒れる原因
足まわり部分の本来の動きを調査
本体へ
A が上昇すると、本来は C を引き上げるが
穴 B の縁が欠損しているので連動しない
原因
また、A が傾きすぎバランスを崩して本体が
A
倒れる
本体へ
C
B
3.
修理方法
欠損した外側に、新たにプラ板を接着し、2.5φを計8カ所あける。
追加した板×4
追加した板×4
2.5φ×8
2.5φ×8
ゴムローラ
平面図
4.
組立後のテスト
(ア) ゼンマイを巻き、動かすと前に動く
(イ) 少し右方向が曲がったりして、動きがぎこちないが倒れることはない
5.
結論
少し穴位置などを調整したいが、ブリキ製であり本体および足まわりを爪で留めている
何度も分解・組立を繰り返すと爪が折れ、組立が不可能になる。
よって、これで一度持ち主に確認をする