【総領事館からのお知らせ:安全対策情報等:8月】 平成27年8月13日 (総15第17号) 在デンパサール日本国総領事館 1 治安情勢 インドネシア国内においては、警察当局によるテロリストの摘発が引き続き行われているほか、 報道によれば、東ヌサ・トゥンガラ州アロール県で、ISIL支援者と見られる人物2名が州警察に 逮捕されるなど、ISIL支援者への監視や取締りが強化されています。当地においては、具体的な テロの情報はありませんが、引き続きテロ関係情報には御注意下さい。 2 一般情勢 (1)狂犬病 7月27日、バンリ県で犬に咬まれた男性が狂犬病の症状により死亡したとの報告があり、右は 今 年に入って12人目の狂犬病による死亡者 となります。島内で犬に咬まれる事例は引き続き多数報告 されており、さらに犠牲者の増加が懸念されます。島内での狂犬病ワクチンの在庫状況は徐々に改善 されているようですが、引き続き、野犬には絶対に近づかないようにするとともに、飼い犬であって も咬まれないような注意が必要です。また、屋外を徒歩で移動する際は、周囲に警戒する、安易に動 物に手を出さないなど、十分な警戒を行ってください 。 (2)ラウン山噴火の影響による空港閉鎖 7月9日から、東ジャワ州ラウン山の火山灰の影響で、デンパサール国際空港、ロンボク国際空港など が一時的に閉鎖となる状況が現在まで数回続いています 。このような状況は今後も続く可能性がありま すので、空港を利用する予定の方は、最新情報の確認をお勧めします 。空港、航空会社等の連絡先は次 のとおりです。また、当館のホームページ及びフェイスブックにおいても、可能な限り最新情報を掲載する ようにしています。 ・デンパサール国際空港(0361-9351011 ext6116) ・ロンボク国際空港(0370-6157000 ext108) ・ガルーダ・インドネシア航空(デンパサール)(0361-9368258) ・同航空(ロンボク)(0370-638259) 3 邦人事件・事故関係 ひったくり、置き引き被害 今月も依然としてオートバイに乗った犯人によるひったくり被害が報告されています。但し最近の 傾向としては、深夜・未明の繁華街だけでなく、日中・夜間の時間帯に幹線道路上においても発生が 見られるようになってきています。貴重品は出来るだけ持ち歩かない、道路を歩く際は決して車道側 にバックを持たないなどの自己防衛に努めて下さい。 また、クタ地区の有名レストラン内での置き引き被害が数件報告されています。有名レストランと いえど店内警備を過信せず、 荷物は必ず目の届くところに置く等、 警戒を怠らないようにして下さい。 4 その他 (1)インドネシア政府による日本人への査証免除措置 6月12日から、インドネシアでは日本を含む30カ国の国民に対し、30日以内の観光目的で入 国する場合に限り、入国査証の取得が免除されておりますが、それに伴うトラブル事例が次のとおり 報告されています。 入国目的・滞在期間により、査証免除で入国するか、到着ビザ(Visa on Arrival「VoA」35米ド ル)を取得するか、ご自身での判断が必要になりますので十分ご注意下さい 。 ○査証免除で入国した邦人が、商談の最中に入管職員による査察を受け、退去処分を言い渡された。 【査証免除は観光目的に限定されます。親族訪問や商談などにはこれまでどおりVoAの取得が必要 です 。】 ○査証免除でデンパサール空港から入国、ジョグジャカルタ空港から出国しようとした邦人家族が出 国を止められた。【査証免除の出入国はインドネシアの5大国際空港(デンパサール、ジャカルタ、 スラバヤ、メダン、バタム)と一部の海港のみに限定されています。例えば、デンパサールから入国 してジョグジャカルタやロンボクから出国することは出来ません。認められている空港・港湾以外か ら入国又は出国する場合には、VoAの取得が必要です 。】 ○30日以上の滞在予定だったので、空港VoA窓口でVoAシールを購入しようとしたが、日本人 は査証免除だから購入する必要はないと言われ、そのまま査証免除で入国。後日改めてVoAを申請 に行ったが認められなかった。【査証免除で入国した場合は30日を超える滞在は認められません。 事後、VoAなどの査証に変更することもできません。30日を超える滞在予定の場合には、必ず入 国の際にVoAなどの査証を取得する必要があります 。】 ○邦人旅行者が、査証免除の制度開始は知っていたが、空港到着時、乗客の流れがVoA窓口を通過 するため、VoAの購入が必要であると思い込み購入してしまった。 【30日以内の観光目的の場合、 VoAで入国しても問題はありませんが、本来、査証免除で入国できるケースであることを各自確認 してください 。】 ■詳細は、在京インドネシア大使館 HP をご覧下さい。(http://kbritokyo.jp/visa/) (2)危険情報の危険レベルについて記述変更 9月1日から、外務省が発出する国・地域別の「渡航情報」(危険情報やスポット情報の総称)の 名称が「海外安全情報」へ改称されます。また、危険情報(危険レベル)のカテゴリーの表記につい て、わかりやすく、より直接的な表現にするため、記述が次のとおり変更されます。 [旧表現] [新表現] 「十分注意してください。」 → 「レベル1:十分注意してください。」 「渡航の是非を検討してください。」 → 「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」 「渡航の延期をお勧めします。」 → 「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」 「退避を勧告します。渡航は延期してください。」 → 「レベル4:退避して下さい。渡航は止めてください。(退避勧告)」 ■詳細は、外務省海外安全ホームページをご覧下さい。(http://www.anzen.mofa.go.jp/) 以 上
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