平成27年度喀痰吸引等研修 募集要項 (不特定の対象者に喀痰吸引等の特定行為を行うことのできる介護職員等を 養成する研修(第一号、第二号研修)) 1.主催 社会福祉法人 三重県社会福祉協議会 (平成 26 年 4 月 30 日付で三重県の研修機関登録簿に登録。登録番号 240001) 2.目的 平成24年度から施行された介護職員等によるたんの吸引等の制度化に伴い、特別老人ホ ームその他において、必要なケアをより安全に提供するため、適切にたんの吸引等を行うこ とができる介護職員等を養成することを目的として実施する。 3.受講対象者 (以下のすべての条件を満たす方) ①特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、有料老人ホーム、障害者(児) 支援施設等(医療施設を除く)、居宅介護サービス事業等に勤務する介護職員等の方。 ②たん吸引等を必要とする利用者がいる(口腔内及び鼻腔内喀痰吸引、胃ろう又は腸ろうに よる経管栄養)等、業務上本講習受講が必要な方。 ③ 実地研修(別添1「実地研修実施要領」参照)の機会を、各事業所(法人)で確保できる方。 ④本研修のすべてのカリキュラムを受講できる方。 4.研修内容 (9.5日 + 実地研修) ①基本研修50時間(8日間) ②試験(講義の修得状況を確認する筆記試験)(0.5日) ③演習(口腔内の喀痰吸引他、各行為のシミュレータ演習)(1日) ④実地研修 指導看護師等の指導の下、評価票のすべての項目について、定められた回数以上を実施 し、手順通りに実施できると認められた場合に実地研修修了となる。 ※内容は、カリキュラム参照 ※27 年 4 月 1 日の改正により、第一号と第二号研修の区分見直しが図られました。第一号 研修は、すべての喀痰吸引等の行為を実施し、第二号研修は、対象となる喀痰吸引等の 各行為を実施することになります。 5.研修会場 ①基本研修 : 三重県社会福祉会館3階 講堂(津市桜橋 2-131 ℡059-213-0533) ②試験 : 三重県教育文化会館5階 大会議室(津市桜橋 2-142 TEL059-228-1122) ③演習 : 三重県人権センター 多目的ホール(津市一身田大古曽 693-1 ℡059-233-5501) ④実地研修 : 受講者の所属事業所、施設等 1 6.募集定員 120名(第一号、第二号研修合計) ※応募者多数の場合、抽選で受講の可否を決定します。 7.受講費用 (テキスト代・賠償責任保険代含む) 三重県社協会員施設からの申込者・・・・・65,000円/1名 三重県社協会員以外施設からの申込者・・・85,000円/1名 8.申込方法 「平成27年度喀痰吸引等研修受講申込書」及び別紙の「法人内実地研修実施体制確認票」 に必要事項を記載の上、FAXまたは郵送でお申し込みください。 申込締切:平成27年7月27日(月) 9.受講決定 受講者には、受講決定通知を送付します。応募者多数の場合は選考により決定しますので、 ご注意ください。 なお、受講決定通知は、受講費用の振込案内を兼ねております。指定期日までに受講費用 のお振込みがない場合は、受講を取り消しますのでご注意ください。 10.その他注意事項 本研修の全課程を終えた方には「喀痰吸引研修修了証明書」を交付します。 実際に喀痰吸引等の行為を行うためには、三重県に認定特定行為業務従事者認定証の交付 申請が必要となります。認定証の交付申請の手続きについては、下記にご確認ください。 三重県健康福祉部長寿介護課 電話: 059-224-2235(施設)・2262(居宅) URL http://www.pref.mie.lg.jp/CHOJUS/HP/jigyosho/tankyuuinkensyuu/H23touroku.htm 11.申込書送付先・研修に関する問い合わせ先 三重県社会福祉協議会 福祉研修人材部 担当 〒514-8552 津市桜橋2丁目131 TEL 059-213-0533 FAX Eメール:[email protected] 2 山崎、佐藤(安) 059-222-0305 平成27年度喀痰吸引等(第1号・第2号)研修 (1)基本研修:8日間(50時間) 期日 時間 9:30~12:15 12:15~13:15(休憩) 13:15~16:15 1 平成27年 8月13日(木) 9:30~12:00 12:00~13:00(休憩) 13:00~16:00 2 3 平成27年 8月21日(金) 平成27年 8月28日(金) 4 平成27年 9月 7日(月) 5 平成27年 9月14日(月) 7 8 予備 日 平成27年 9月18日(金) オリエンテーション ①個人の尊厳と自立 ②医療の倫理 ③利用者や家族の気持ちの理解 ④保健医療に関する制度 ⑤医行為に関する法律 ⑥チーム医療と看護職員との連携 ⑦たんの吸引や経管栄養の安全な実施 ①感染予防 ②職員の感染予防 ③療養環境の清潔と消毒法 ④減菌と消毒 ⑤身体・精神の健康 ⑥健康状態を知る項目(バイタルサインなど) ⑦急変状態について 9:15~11:45 11:45~12:45(休憩) 12:45~16:45 ①呼吸のしくみとはたらき ②いつもと違う呼吸状態 ③喀痰吸引とは ④人工呼吸器と吸引 ⑤子どもの吸引について 9:15~11:45 11:45~12:45(休憩) 12:45~16:45 ①吸引を受ける利用者や家族の気持ちと対応、説明と同意 ②呼吸器系の感染と予防 ③喀痰吸引により生じる危険、事後の安全確認 ④急変・事故発生時の対応と事前対策 ⑤救急蘇生 9:15~12:00 6 内容 12:00~13:00(休憩) ①たんの吸引で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持 ②吸引の技術と留意点。 13:00~16:15 ①たんの吸引に伴うケア ②報告及び記録 ③消化器系のしくみとはたらき ④消化・吸収とよくある消化器の症状 ⑤経管栄養とは ⑥注入する内容に関する知識 9:15~12:15 12:15~13:15(休憩) 13:15~16:45 ①経管栄養実施上の留意点 ②子どもの経管栄養について ③経管栄養に関する感染と予防 ④経管栄養を受ける利用者や家族の気持ちと対応、説明と同意 ⑤経管栄養により生じる危険、注入後の安全確認 ⑥急変・事故発生時の対応と事前対策 ⑦経管栄養で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持 9:15~12:15 12:15~13:00(休憩) 平成27年 10月 2日(金) 13:00~17:00 平成27年 10月 5日(月) テ キ ス 講師 ①経管栄養の技術と留意点 ②経管栄養に必要なケア ③報告及び記録 会場 Ⅰ 部 Ⅰ 部 Ⅰ 部 ナーシングホームもも管理者・看 Ⅰ 護師 福本 美津子 氏 部 Ⅰ 部 Ⅰ 部 Ⅰ 部 Ⅰ 部 Ⅰ 部 Ⅰ 部 Ⅰ 部 Ⅰ 四日市市北地域包括支援センター 部 Ⅰ 長・看護師 鈴木 廣子 氏 部 Ⅰ 部 Ⅰ 部 Ⅰ 部 Ⅱ 部 Ⅱ 部 Ⅱ ナーシングホームもも管理者・看 部 Ⅱ 護師 福本 美津子 氏 部 Ⅱ 部 Ⅱ 部 Ⅱ 部 Ⅱ 富田浜老人保健施設 看護課長 部 Ⅱ 林 静子 氏 部 Ⅱ 救急蘇生については、日赤に救急 部 Ⅰ 法講師依頼 部 Ⅰ 部 Ⅱ 部 看護師 三宅 君子 氏 Ⅱ 部 午後より 名張特別養護老人ホーム 長 松尾 幸代 氏 9:15~12:15 12:15~13:15(休憩) 13:15~16:45 平成27年 9月25日(金) カリキュラム 看護師 Ⅱ 部 Ⅱ 部 Ⅲ 部 富田浜老人保健施設 看護課長 Ⅲ 林 静子 氏 部 Ⅲ 部 Ⅲ 部 Ⅲ 部 Ⅲ 部 Ⅲ 部 Ⅲ 部 Ⅲ 名張特別養護老人ホーム 看護師 部 Ⅲ 長 松尾 幸代 氏 部 Ⅲ 部 Ⅲ 部 Ⅲ 部 Ⅲ 部 Ⅲ 四日市市北地域包括支援センター 部 Ⅲ 長・看護師 鈴木 廣子 氏 部 三重県社会福祉会館3階 講堂 三重県社会福祉会館3階 講堂 三重県社会福祉会館3階 講堂 三重県社会福祉会館3階 講堂 三重県社会福祉会館3階 講堂 三重県社会福祉会館3階 講堂 三重県社会福祉会館3階 講堂 三重県社会福祉会館3階 講堂 三重県教育文化会館5階 大会議室 台風等で開催が難しい日程があった時用の予備日 (2)筆記試験 期日 日程 内容 担当 会場 平成27年 10:00~11:00 10月13日(火) 講義の知識修得状況を確認するための試験 事務局 三重県教育文化会館5階 大会議室 平成27年 10:00~11:00 10月22日(木) 試験で習得状況が基準に満たなかった者の、再試験。 事務局 三重県社会福祉会館3階 研修室3 (3)演習:1日 期日 (4日程のうち、1日受講) 時間 A 平成27年 10月27日(火) 9:30~16:30 B 平成27年 10月28日(水) 9:30~16:30 C 平成27年 10月29日(木) 9:30~16:30 D 平成27年 10月30日(金) 9:30~16:30 内容 ①たんの吸引(口腔内吸引5回以上、鼻腔内吸引5回以上、気管カニュー レ内部5回以上) ② 経管栄養(胃ろう又は腸ろう5回以上、経鼻経管栄養5回以上) A~Dコースのいずれも同じ内容 講師 受講人数に合わせて調整 会場 三重県人権センター 多目的ホール (4)実地研修 期間 平成27年11月~平成28年2月の間 内容 実施場所 ①口腔内の喀痰吸引10回以上 ②鼻腔内の喀痰吸引20回以上 ③気管カニューレ内部の喀痰吸引20回以上 ④胃ろう又は腸ろうによる経管栄養20回以上 ⑤経鼻経管栄養20回 以上 を実施する。 担当 受講施設の指導看護師等 会場 受講生の事業所、施設等 ※ 第2号研修は、5つの喀痰吸引等の行為のうち、該当となる行為につ いて実施する。 実地研修に関する注意事項 1.実地研修は、基本研修の講義部分についての知識が習得されているか筆記試験により確認された者であって、 演習におい て評価基準を満たした介護職員等に対して、医師、指導看護師等の指導の下、介護職員等に所定 (上記表の実地研修欄の内容)の実習を実施していただきます。 2.実地研修の具体的方法は、実地研修実施要領に従っていただきます。 3.実地研修は、以下の要件を満たす介護保健施設、有料老人ホーム、グループホーム、障害者(児)施設等、訪 問介護事業者(在宅)で行っていただきます。 ア 利用者本人とその家族が実地研修の実施に協力ができ、書面による同意が得られること。 イ 医療、介護等の関係者による連携体制があり、医師から指導看護師に対し、書面による必要な指示があり、 たん吸引等が必要な利用者ごとに個別具体的な計画が整備されていること。 ウ 実地研修を受ける介護職員を受け入れる際、実地研修の場において介護職員を指導する看護師 (以下 「指導看護師」という。)について、介護職員数名につき、1人以上の配置が可能であること。(訪問介護事業 所にあっては、訪問看護事業所と連携の上、実地研修の場において指導看護師について、介護職員数名に つき、1人以上の確保が可能である場合を含む) エ 指導看護師は臨床等での実務経験を3年以上有し、指導者講習を受講していること。 ※ 医療的ケア教員養成講習の修了も可。 オ 有料老人ホーム、グループホーム、障害者(児)施設等においては、常勤の看護師の配置又は医療連携体 制加算をとっていること。 カ たん吸引及び経管栄養の対象となる利用者が適当数入所又は利用していること。 キ 施設又は事業所の責任者及び職員が実地研修の実施に協力できること。
© Copyright 2025 ExpyDoc