安心のネットワーク ふたば 2015年 新年号 ふるさとの新米を使った餅つき大会 〔いわき市の富岡町仮設住宅にて〕 目 次 ◦新年のごあいさつ………………… P2 ◦各事業からのお知らせ……… P4~7 ◦福島県農業共済組合設立へ……… P3 ◦がんばる農業者…………………… P8 新年のごあいさつ 新春のお慶びを 申し上げます 副組合長 三 瓶 一昭(富岡) 組 合 長 山 田 四郎(浪江) たいと思っています。 理 事 佐 藤 久夫(大熊) 双葉地方農業共済組合 組合長 山田 四郎 平成二十七年の年頭に当たり一言ごあ いさつ申し上げます。 当組合は現在、福島市において業務を 行っていますが、本年五月末を目途に楢 木 徳雄(楢葉) 〃 鈴 しながら一部の地域でいもち病・台風に など明るい兆しが見えてきました。しか いても実証試験栽培で好結果が出ている 多収量の収穫となり、その他の町村にお す。 支援に努めていく事をお誓い申し上げま Iはいかなる状況下においても組合員の 向け検討を重ねておりますが、NOSA 県内の農業共済組合は国の基本方針に 基づき、平成二十八年四月の一組合化に 他 職 員 一 同 藤 和雄(川内) 〃 遠 監 事 大 和田宏一(広野) 代表監事 加 村 英敬(双葉) 本 寿夫(葛尾) 〃 松 葉町に仮事務所を移す予定でおります。 農家・組合員のセーフティネットとし ての役割を果たしていけますよう役職員 震災・原発事故からもうすぐ四年が経 過しようとしていますが、皆様におかれ より、大変なご苦労をされていることと 一丸となって鋭意努力してまいりますの よる風水害やイノシシの踏み荒らしなど ましては依然として長引く避難生活等に 存じます。 お願いいたします。 の被害が発生しました。鳥獣害の対策に 結びに、皆様方のご健勝とご多幸を心 よりお祈り申し上げまして、年頭のごあ で、今後ともご理解、ご協力をよろしく さて、昨年を振り返りますと、広野町・ 川内村では水稲作付けの本格的再開から つ い て は、 電 気 牧 柵 の 無 償 貸 し 出 し を いさつといたします。 二年目を迎え、全般的に好天にも恵まれ 行っていますが、今後も力を注いでいき 2 ふたば 農機具 建 物 平成二十八年四月発足予定 福島県農業共済組合設立へ 13,657 78 108,820 103 22,780 51 68,689 17 1,958 518 789,064 315 82,984 650 各家畜診療センター 所 57 556 福島県内のNOSAI九組合と連合会が合併 し一組合になるため、現在福島県農業共済組合 支 258,880 80 家畜臨床技術研修所 北 181 18 県 783 楢 葉 町 合併推進協議会で協議を重ねております。 総代会 共済金額 台数 共済金額 棟数 共済金額 これまでに協議された内容についてお知らせ いたしますとともに、今後も組合員の皆様から 1 8,393 信頼いただける組織体制の構築に努めさせてい 2,000 484 所 1 2,525 支 双 葉 町 ※120 達 4,479 12 安 14 2,253 ただきます。 15,200 111 郡 山 田 村 支 所 8 1,392 田村出張所 所 大 熊 町 ※121 ◦名 称 福島県農業共済組合(呼称 NOS AI福島) 支 いわせ石川支所 河 ※は区域外での経営 共済金額単位:万円 ◦合併の方法 新設合併 ◦合併の期日 平成二十八年四月一日予定 白 5,491 19,065 ◦区 域 福島県の区域(桧枝岐村を除く) ◦事務所の所在地 21 葛 尾 村 棚倉出張所 所 118,330 9,957 ・本所 福島県福島市 支 71 浪 江 町 ・支所 現在の九組合の事務所 津 10,581 30,860 会 所 26 15,739 ◦組 織 組合員資格 農業災害補償法第十五 条及び農業共済組合模範定款例第8条の定め 支 111,410 計 南会津出張所 馬 71 115 によります 相 23,255 川 内 村 ・総代 定数二百八十五名以内 76 富 岡 町 ・役員 理事二十三名、監事四名 所 所 支 支 き 葉 わ 双 い 105,735 合 ◦損害評価会委員 千三十名以内 ◦損害評価員 六千六百二十名以内 ◦共済事業の種類 農作物・家畜・果樹・畑作 物・園芸施設・建物・農機具共済 ふたば 3 57 94 6 2,223 132 9,028 15,006 広 野 町 本 所 棟数 損害評価員 損害評価会 NOSAI 部長 共済金額 頭数 面積(a) 共済金額 町村名 理事会 監事会 園芸施設 家 畜 水 稲 共済種類 組合員 新組合の機構図 【平成26年度共済事業引受実績】平成26年12月31日現在 各 事 業 か ら の お 知 ら せ 園芸施設共済 平成27年2月より補償が拡充されます 近年増加している強風や大雪といった自然災害等により被災した園芸施設を再建 し、速やかに農業経営の継続が図られるよう、園芸施設共済の補償が拡充されます。 1.時価ベースの補償の拡充 ⑴ 耐用年数の見直し 平成20年の税制改正で見直された固定資産の耐用年数と整合性を図り施設本体と附帯施設の 耐用年数を見直します。 パイプハウスは、耐用年数が2倍になり共済金額が増加します。 例 【見直し前】 【見直し後】 プラスチックハウスⅡ類(パイプ) 5年 10年(+5年) プラスチックハウスⅢ類(簡易鉄骨) 7年 14年(+7年) 附帯施設 5年 7年(+2年) ⑵ 共済価額の引上げ 耐用年数を経過した施設の共済価額を引き上げます。 再構築価額の20%から50%に引き上げることにより共済金額が増加します。 2.農家選択による補償の追加 ① 耐用年数内の施設の共済価額は、再建築価額の100%。 ② 耐用年数経過後の施設の共済価額は、再建築価額の75%。 1の時価ベースの補償の拡充に加えて、農家の選択により、更に大きな補償が受けられます。 3.撤去費用の対象の拡充 プラスチックハウス(パイプハウス等)においても撤去する際の人件費等が発生する場合もある ことから補償対象に追加されます(農家選択) ふたば 4 (例:パイプハウスの場合) 〈パイプハウスの場合〉 注:共済金は共済価額の8割が上限 現行の補償 % 100 耐用年数5年 (共済価額) 80 60 40 耐用年数後の共済価額は20% 20 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ( 12 年 経過年数 ) 1.時価ベースの補償の拡充(耐用年数の見直しと共済価額の引上げ) 耐用年数10年間 % 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (共済価額) 耐用年数後 の共済価額 50% 時価ベースの補償の拡充部分 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ( 12 年 経過年数 ) 2.農家選択による補償の追加 耐用年数内の共済価額は100% % 100 耐用年数後 の共済価額 75% 農家選択による補償 の追加部分 90 (共済価額) 80 70 60 50 40 30 20 10 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ( 5 ふたば 11 12 経過年数 年 ) 家畜共済 飼養している家畜が出生・資格取得・譲渡・死亡・廃用及び通常の飼養場所から 移動した場合は速やかにお知らせください。 これらが適正に行われなかった場合 ・本来受け取れるはずの共済金が免責されます。 ・すでに支払われた共済金を返還していただく場合があります。 補償の充実をはかるため加入内容をご検討ください 農機具共済 総合 ・ 更新 共済 対象となる事故は 物体の落下・飛来 つい落・転覆 風水害その他の自然災害 (地震・噴火・津波を除く) 盗難による盗取又はき損 衝突・接触 異物の巻込み 鳥獣害・第三者行為 による不可抗力のき損 〔火災共済の 補償も含む 〕 火災 共済 クローラ等の損害・収穫物の巻き込み・ 泥濘から引き上げる際の事故 火災 落雷 破裂・爆発 共済掛金表 共済の種類 一年間の 共済掛金 火災共済 総合共済 臨費特約 加入共済金額 100万円 500万円 1,000万円 無 1,200円 6,000円 12,000円 有 1,330円 6,650円 13,300円 無 5,200円 26,000円 52,000円 有 6,000円 30,000円 60,000円 ※更新共済につきましては組合までお問い合わせください ふたば 6 建物共済 総合共済 自然災害・地震にも強い味方! 1棟ごとに建物・家具類合わせて2,000万円まで加入できます。 「火災共済」の 対象事故1~7 に加えて 8.風水害・雪害その他 自然災害による損害 9.地震・噴火・津波 + ※ただし、地震・噴火・津波で全壊の場合、加入共済金額の30%が支払限度です。 ●加入金額1,000万円当たりの1年間の共済掛金(家具類も同じ) 物 件 構 造 臨費特約 一般造 耐火造B 耐火造A 普通物件 住宅・農作業場・納屋 倉庫・畜舎など 無 25,900円 21,800円 19,100円 有 30,400円 25,600円 22,400円 特殊物件 併用住宅・事務所 店舗・神社など 無 31,300円 24,200円 19,100円 有 36,700円 28,400円 22,400円 火災共済 火災から財産をがっちり守る! 1棟ごとに建物・家具類合わせて6,000万円まで加入できます。 対象となる災害は 1.火 災 2.落 雷 3.破裂・爆発 4.外部からの物体の 落下・飛来・衝突 車両の飛び込みなど (加害 者が 確 定されている場 合 及び自然災害を除きます) 地震災害の場合は 5.水ぬれ 給排水設備に生じた事故 等による水ぬれ 6.盗難によって生じた き損・汚損 ただし盗難品は 除きます 7.騒じょう・集団行動 集団行動による破壊行為 などによる損害 建物火災共済では、共済目的の建物が地震等によって半焼以上又は家具類が 全焼した場合、共済金額の5%を地震火災費用共済金として支払います。 ●加入金額1,000万円当たりの1年間の共済掛金(家具類も同じ) 物 件 ふたば 臨費特約 一般造 耐火造B 耐火造A 普通物件 住宅・農作業場・納屋 倉庫・畜舎など 無 10,700円 6,000円 2,900円 有 12,400円 6,900円 3,400円 特殊物件 併用住宅・事務所 店舗・神社など 無 16,900円 8,800円 2,900円 有 19,600円 10,200円 3,400円 お願い 7 構 造 現在、建物・農機具共済の加入申込み手続きを郵送により行って います。組合から加入申込書が送付されて、まだ返送されていない 方は加入内容をご検討の上返信願います。 がんばる農業者 〈 川内村 河原 修一 さん〉 水稲とリンドウで地域農業再生を図る 月、 十 四 種 類 を 植 え、 肥 培 管 理 を 行っている。 「 出 荷 は 二 〇 一 五 年 の 夏 以 降 に な り ま す が、 栽 培 面 積 を 増 や し て い 原子力発電所事故に伴い全村避難 を余儀なくされた川内村で、河原修 十五歳)夫妻は二〇一四年から水稲 き、村民の帰還や農家が営農を再開 一 さ ん( 五 十 四 歳 )・ 茂 美 さ ん( 五 とリンドウの栽培を始め、村の農業 する足がかりになればと考えていま 二〇一四年十一月二週号に掲載) (農業共済新聞 す」と修一さんは前向きに話す。 再生を目指している。 自宅が二〇一四年十月に避難指示 が解除された毛戸地区にあり、住民 が不在で農地が荒れていく様子に心 を 痛 め た。「 雑 草 が 生 い 茂 っ た 田 ん ぼを見た時は、作物を作ることが想 像できなかった」と振り返る。 修一さんは村の農地や山林を再生 したいと、二〇一二年三月に「株式 会社緑樹(従業員三十人)」を設立。 除染事業を行う他、本年度からは周 辺農家から水稲栽培を委託され、自 宅 の 分 も 含 め て 七 ㌶ を 作 付 け し た。 作付面積は来年度十五㌶に拡大する お申し込みは NOSAI 双葉まで 見込みだ。 さらに、風評の影響が少ないとい わ れ る リ ン ド ウ の 試 験 栽 培 を 決 意。 年間購読料 4,680円 仮事務所 〒960-8153 福島市黒岩字田部屋53-7 TEL 024-573-5405 FAX 024-573-5410 URL http://www.fukushima-nosainet.jp/~nosai-futaba/ Mail [email protected] 農業以外も身近な内容満載 ! ぜひ購読をお勧めします !! 双葉地方農業共済組合 発行は毎週水曜日 安心のネットワーク 農業共済新聞 農業の ことなら 県 農 業 総 合 セ ン タ ー の 指 導 を 受 け、 除染した水田約五㌃に二〇一四年六 (河原修一さん、茂美さん) 共済掛金等のお支払いは口座振替で NOSAIでは、より適正な引受事務を行うため、農家からの共済掛金等の受領は原則として 口座振替で行うようにしています。 現在、現金や振込みで納入されている方は、趣旨をご理解いただき、口座振替の登録手続き をお願いします。 ご利用いただける金融機関は以下の通りです。 JA、東邦銀行、大東銀行、福島銀行、郡山信用金庫、あぶくま信用金庫等 避難先をご連絡ください NOSAI 双葉では避難されている組合員様の所在把握を行っています。 ご住所に変更があった場合は、お手数でも組合までご連絡ください。 8 ふたば
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