クリヤマホールディングス株式会社(東証第二部3355) 代表取締役CEO 芦田 敏之 目 Ⅰ.2015年12月期決算概要 2015年度決算サマリー 損益の概況 販管費・営業外損益の概況 P. 3 P. 4 P. 5 セグメントの概況 北米事業の概況 産業資材事業の概況 建設資材事業の概況 スポーツ施設資材事業の概況 欧州事業の概況 その他事業の概況 P. 6 P. 7 P. 8 P. 9 P. 10 P. 11 P. 12 要約貸借対照表 キャッシュフロー、設備投資等 財務及び投資推移 P. 13 P. 15 P. 16 次 Ⅱ.2016年度 業績見通し クリヤマグループ業績見通し 事業セグメント別業績見通し セグメント別業績変動要因 配当金の概況 P. 18 P. 19 P. 20 P. 21 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 基本戦略 北米事業 産業資材事業 建設資材事業 スポーツ施設資材事業 欧州事業 その他事業 P. 23 P. 26 P. 27 P. 28 P. 29 P. 30 P. 31 【注意事項】 本資料に記載されている、クリヤマホールディングス株式会社の現在の計画、戦略などのうち、歴史的事実でな いものは将来の業績等に関する見通しであり、リスクや不確定な要因を含んでおります。実際の業績は、さまざ まな要因により、これら見通しとは異なる結果となりうることをご承知おきください。 1 Ⅰ.2015年12月期決算概要 2 Ⅰ.2015年12月期決算概要 2015年度決算サマリー 当期の経営環境 ◆昨年6月にLGグループを子会社化し、欧州事業を新設。 また、9月には㈱サンエーを買収し連結子会社化。 ◆北米事業においては原油価格下落の影響を受けたものの 、為替円安の効果もあり連結業績では最高益を更新。 ◆国内事業においても、緩やかな景気回復に伴い各3セグ メントにおける販売は堅調に推移。 営業利益及び経常利益は4期連続、 当期純利益は3期連続最高益を更新 15年度実績 売上高456億42百万円 営業利益29億65百万円、 経常利益34億43百万円 当期利益24億49百万円 3 損益の概況 Ⅰ.2015年12月期決算概要 (単位:百万円、%) 2014/12 2015/12 金 額 百分比 金 額 高 40,047 100.0 45,642 100.0 5,595 14.0 売上総利益 10,544 26.3 12,555 27.5 2,011 19.1 営 業 利 益 2,227 5.6 2,965 6.5 738 33.1 経 常 利 益 2,724 6.8 3,443 7.5 719 26.4 当期純利益 1,754 4.4 2,449 5.4 695 39.6 売 為替 レート 上 米 国 $ カナダ$ ユーロ€ 中国元 106.55円 96.05円 ― 17.25円 百分比 121.03円 94.04円 133.55円 19.17円 増減額 増減率 14.48円 13.6 △2.01円 △2.1 ― ― 1.92円 11.1 ● 北米事業において円安が寄与し、国内セグメントにおいては売上高が堅調に推移したこ とから売上高は前年比14.0%増収、営業利益は前年比33.1%増益。 ● 営業外損益は持分法による投資利益の減少や支払利息の増加により3.6%減少しまし たが、経常利益は前年比26.4%増益、当期純利益は前年比39.6%増益。 4 Ⅰ.2015年12月期決算概要 販売費・営業外損益等の概況 (単位:百万円) ※主要科目を記載 増減額 2014/12 8,316 3,665 265 1,167 3,219 2015/12 9,590 4,114 287 1,240 3,949 2.営業外損益 ⑤為替差損益(為損△) ⑥持分法投資利益 ⑦支払利息(△) 497 139 325 △57 478 112 291 △121 1274 449 22 73 730 △19 △27 △34 △64 3.特別損益(△損失) ⑧固定資産売却益 ⑨負ののれん発生益 ⑩固定資産除却損(△) △6 0 - △2 41 12 28 △3 47 12 28 △1 4.法人税等 ⑪法人税等 962 962 1,031 1,031 69 69 1.販管費 ①人件費 ②旅費交通費 ③運賃荷造費 ④その他 5 セグメントの概況 Ⅰ.2015年12月期決算概要 (単位:百万円、%) 2014/12 売上高 2015/12 売上高 営業利益 営業利益 増減率 増減率 米 21,223 1,745 22,464 5.8 産 業 資 材 8,100 725 9,248 14.2 646 △10.8 建 設 資 材 6,987 288 7,523 7.7 215 △25.1 スポーツ施設資材 1,738 164 2,523 45.1 390 136.8 欧 州 事 業 ― ― 2,012 ― 382 ― 1,997 153 1,871 △6.3 213 38.8 結 40,047 2,227 45,642 14.0 2,965 33.1 北 セグメント別 そ の 連 他 所在地別(売上高) (単位:百万円) ※その他を除く 日 本 20,238 米 国 19,541 カ ナ ダ 2,146 欧 州 877 連 結 45,642 セグメント別売上高構成比 欧州 4.4% スポーツ 5.5% その他 4.1% 建設 16.5% 1,841 所在地別売上高構成比 その他 6.3% 欧州 1.9% カナダ 4.7% 北米 49.2% 産業 20.3% 2015年実績 5.5 日本 44.3% 米国 42.8% 2015年実績 6 北米事業の概況 Ⅰ.2015年12月期決算概要 売上高の推移 21,223 25,000 営業利益の推移 (百万円) 1,745 1,841 22,464 2,000 1,474 17,955 20,000 12,673 (百万円) 13,346 14,231 1,187 1,500 1,084 1,163 15,000 1,000 10,000 500 5,000 0 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 0 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 ● 産業・飲料業界向けホース販売は比較的堅調。 ● オイル&ガスや農業市場向けホース販売は低迷し、現地通貨ベースでの売上は前年 同期比6.9%減少。 ● 為替円安が寄与し、売上高は前年比5.8%増収、営業利益は前年比5.5%増益。 適用レート (1US$) 10/12 87.30円 11/12 79.63円 12/12 80.12円 13/12 98.06円 14/12 15/12 106.55円 121.03円 7 Ⅰ.2015年12月期決算概要 産業資材事業の概況 売上高の推移 10,000 8,346 営業利益の推移 (百万円) 9,248 8,052 8,035 7,678 8,100 1,000 928 872 976 792 8,000 800 6,000 (1,292) (1,052) 4,000 725 (1,608) 646 600 400 2,000 0 (百万円) 200 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 0 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 ●大手建機顧客の減産の動きがあったものの、建機・農機顧客の取引層拡大及び建機・ 農機向け排ガス規制に対応する尿素SCRモジュールタンクの新分野開拓が業績に寄 与。国内既存発電所のメンテナンス需要も回復し、売上高は前年同期比14.2%増収。 ●9月に子会社化した㈱サンエーののれんの償却等の影響により、営業利益は前年同期 比10.8%減益。 8 Ⅰ.2015年12月期決算概要 建設資材事業の概況 売上高の推移 10,000 8,451 オリジナル商品 350 7,523 300 7,054 7,046 6,769 6,987 8,000 297 288 251 215 200 2,352 1,974 2,580 2,528 2,876 3,006 150 47 100 2,000 0 (百万円) 250 6,000 4,000 営業利益の推移 (百万円) 72 50 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 0 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 ●鉄道施設向けで使用される「ECOセンタン」(ノンスリップ 形状のホーム先端用タイル)や「スキマモール」(列車と ホームの隙間緩衝材)等の環境及び安全に配慮した 製品や商業施設などで使用されるセラミックタイル等、 当社オリジナルブランド商品の販売が堅調に推移し、 売上高は前年同期比7.7%増収。 ●為替円安に伴い資材調達価格が上昇し、営業利益は前年同期比25.1%減益。 9 Ⅰ.2015年12月期決算概要 スポーツ施設資材事業の概況 売上高の推移 2,523 3,000 (百万円) 500 390 2,160 2,500 2,000 営業利益の推移 (百万円) 1,717 1,565 1,778 1,738 400 280 300 1,500 200 1,000 164 128 100 500 0 126 150 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 0 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 ● 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定に伴い、過去採用実績が多い 「ス ーパーX」(全天候型舗装材)及び、「タラフレックス」(弾性スポーツ床材)等、当社取扱 商品に注目が集まり大型物件受注を牽引し、売上高は前年同期比45.1%増収。 ● 工事採算性が改善し、営業利益は136.8%増益。 10 Ⅰ.2015年12月期決算概要 売上高の推移 欧州事業の概況 3,000 2,500 営業利益の推移 (百万円) (百万円) 500 2,012 382 400 2,000 300 1,500 200 1,000 100 500 0 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 0 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 ● 昨年6月にLyme Gro Holding N.V.を子会社化し、ゴム製レイフラットホースを製造販売 する欧州事業を新設。 ●原油価格下落の影響から米国オイル&ガス市場向け、農業、鉱山採掘市場向け販売 も低迷したものの、中東オマーンの石油業界からの大型受注や、消防市場向けホース 販売が好調に推移。(下半期連結損益取込み) 11 Ⅰ.2015年12月期決算概要 その他事業の概況 売上高の推移 1,997 1,871 1,686 1,739 2,000 営業利益の推移 (百万円) 1,456 1,500 300 213 250 153 200 866 1,000 150 100 38 500 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 0 38 6 50 0 (百万円) 1 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 ● 中国事業における建機顧客向け量産機械用部材の販売が減少したが、ビジネスホテ ル事業においては訪日外国人旅行客数増加やインターネット予約販売が好調に推移 し、その結果売上高は前年同期比6.3%減収、営業利益は前年同期比38.8%増益。 12 要約貸借対照表 Ⅰ.2015年12月期決算概要 〔資 産 の 部〕 2014/12 (単位:百万円) 2015/12 増減額 北米 50百万円増 アジア 4億25百万円増 欧州 9億57百万円増 現 金 及 び 預 金 5,462 5,915 453 受取手形・売掛金 6,632 8,065 1,433 北米 8億12百万円減 8,801 10,142 1,341 アジア 5億73百万円増 859 110 欧州 15億80百万円増 他 749 流 動 資 産 合 計 21,646 24,982 3,336 有 形 固 定 資 産 6,499 8,362 1,863 無 形 固 定 資 産 714 2,852 2,138 投資その他の資産 5,408 6,240 832 固 定 資 産 合 計 12,621 17,455 4,834 資 34,268 42,438 8,170 (電子記録債権含む) た な 卸 資 産 そ の 産 合 計 ・サンエー のれん6億22百万円増 特許権2億62百万円増 ・欧州 顧客関係資産9億12百万 円増 商標権2億5百万円増 投資有価証券時価減少 82百万円 関係会社株式及び出資金 増加 7億57百万円 13 要約貸借対照表 Ⅰ.2015年12月期決算概要 〔負債・純資産の部〕 2014/12 (単位:百万円) 増減額 842 支払手形・買掛金 5,790 2015/12 6,632 借入金(1年内長借含) 3,402 4,519 1,117 そ 他 1,413 2,287 874 流 動 負 債 合 計 10,607 13,438 2,831 2,883 5,820 2,937 の 借 入 金 そ の 他 2,266 3,576 1,310 固 定 負 債 合 計 5,149 9,397 4,248 計 15,757 22,835 7,078 株 主 資 本 合 計 15,469 17,552 2,083 その他包括利益合計 2,999 2,006 △993 小 数 株 主 持 分 41 43 2 計 18,510 19,602 1,092 負債、純資産合計 34,268 42,438 8,170 負 純 債 資 合 産 合 有利子負債純増額 53億32百万円増加 繰延税金負債3億84百万 円増 当期純利益24億49百万 円計上 為替換算調整勘定 為替円高に伴い9億70百 万円減 自己資本比率 7.8%減少 2014年度末 53.9%→ 2015年度末 46.1% 14 Ⅰ.2015年12月期決算概要 キャッシュフロー、設備投資等 (単位:百万円) 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー 財務キャッシュフロー 現金・同等物期末残高 設 備 投 資 額 減 価 償 却 費 研 究 開 発 費 2014/12 2015/12 増減額 796 △651 639 4,932 2,653 △4,491 2,793 5,378 1,857 △3,840 2,154 446 907 516 133 1,326 781 171 419 265 38 ● 営業CF ・・・税金等調整前当期純利益(34億85百万円)、 たな卸資産の減少 (2億70百万円) ● 投資CF ・・・有形固定資産の取得による支出(9億73百万円) 子会社株式の取得による支出(33億35百万円)、 ● 財務CF ・・・長期借入金の増加額(49億10百万円) ● 設備投資 ・・・北米 9億64百万円、 アジア 3億38百万円、欧州23百万円 15 Ⅰ.2015年12月期決算概要 財務及び投資推移 (注)1. 2007年度から2010年度の記載は省略 ■LGグループと㈱サンエーを子会社化したことに伴い、有利子負債は53億31百万円増 (前年同期比84.8%増)。 自己資本比率改善と共に、財務基盤強化を推進。 ■投資選別による効果的な投資を推進し、営業キャッシュフローは好調を維持。 当該獲得資金を株主還元と合わせ、有利子負債への充当、また将来の投資に備える。 16 Ⅱ.2016年度 業績見通し 17 クリヤマグループ業績見通し Ⅱ.2016年度業績見通し 2013年 実績 上 高 2015年 実績 2016年 見通 35,921 40,047 45,642 49,000 2,021 2,227 2,965 2,600 2,385 2,724 3,443 2,900 2,449 2,000 (百万円) (百万円) 営 業 利 益 (百万円) 売上高 売 2014年 実績 (百万円) 経 常 利 益 (百万円) (百万円) 純 利 益 1,754 (%) R O E (%) 11.4 10.4 12.9 8.5 53.1 53.9 46.1 48.0 (%) 自己資本比率 (%) 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 CFベース(百万円) △975 893 3,159 (%) 907 1,326 1,523 98.06円 106.55円 94.67円 96.05円 ー ー 15.93円 17.25円 121.03円 94.04円 133.55円 19.17円 118円 85円 125円 16円 自己資本比率 ROE 557 (百万円) 米 国 $ 為替 カナダ$ レート ユーロ€ 中 国 元 2,021 実績 △166 (減少△) (百万円) 設 備 投 資 額 2,600 2,227 13年度 14年度 15年度 16年度 (百万円) 有利子負債増減額 2,965 (百万円) 営業利益 (百万円) 1,562 見通 実績 実績 実績 60 50 40 30 20 10 0 実績 実績 見通 53.9 53.1 48.0 46.1 自己資本比率 ROE 11.4 10.4 12.9 8.5 13年度 14年度 15年度 16年度 実績 実績 実績 見通 18 Ⅱ.2016年度業績見通し 事業セグメント別業績見通し 2014年 実績 北 米 事 業 産業資材事業 建設資材事業 スポーツ施設 資材事業 欧州事業 そ の 他 事 業 連 結 (単位:百万円) 21,223 2015年 実績 22,464 1,745 1,841 1,701 8,100 9,248 1,600 1,200 10,500 800 2016年 見通 2009年 22,273 見通 725 646 △40 6,987 7,523 7,543 288 215 224 1,738 2,523 2,492 セグメント別営業利益グラフ (その他除く) 2,000 (百万円) 北米 欧州 スポーツ 建設 400 0 -400 産業 14年度 実績 15年度 実績 営業利益構成比 売上高構成比 164 390 301 — 2,012 4,288 — 382 536 1,997 1,871 1,900 153 213 197 40,047 45,642 49,000 2,227 2,965 2,600 (注)1. 上段は外部売上高、下段は営業利益 欧州 8.8% 16年度 見通 その他 6.7% その他 3.9% スポーツ 5.1% 欧州 18.4% 建設 15.4% 北米 45.5% 北米 58.3% 建設 7.7% 産業 21.4% 2016年見通し 産業 △1.4% 2. 全社費用は上記に表示しておりません。 2016年見通し 19 Ⅱ.2016年度業績見通し 北米事業 産業資材 事業 建設資材 事業 スポーツ 施設資材 事業 欧州事業 その他 セグメント別業績変動要因 15年度実績と16年度見通変動要因 多種多様なホース売上は堅調に推移しているものの、オイル& ガス市場向けホース販売は厳しい状況が続く予想。また為替円 高へ大幅に振れた場合、円換算後に影響を受ける懸念あり。 電力顧客向けプラント資材販売の回復や前年より量産供給 が始まった尿素SCRタンクによる増収を予想できるが、買収 した㈱サンエーの赤字及びのれん償却の影響により減益予想。 商業施設や鉄道施設向け当社オリジナル商品販売及び、商 品開発・品質管理に注力する。オリンピック開催に伴う建設需 要拡大より、増収増益予想。 2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据え、陸上競技 場や体育館施設等向け受注活動推進。需要増加期待もある が、競争激化により減収減益予想。 オイル市場向けホース販売は厳しい状況が続くと予想される が、消防用ホースやノズル販売に注力し、LGグループ通期で の連結損益取込みに伴い、増収増益を予想。 中国事業は中国経済の停滞が引き続き見込まれるも経費圧 縮により減収増益予想、ホテル事業においては値上げにより 増収もシステム費用で減益予想。全体では増収減益予想。 20 配当金の概況 Ⅱ.2016年12月期業績見通し 連結純利益の推移 2,449 2,500 1,754 1,562 1,500 1,142 1,351 1,287 33 17 12 15 10 500 33 21 20 472 (円) 30 25 1,000 0 30 35 2,000 2,000 1株当たり配当金の推移 (百万円) 14 8 5 0 09/12 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/1216/12見通し 09/12 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/1216/12見通し ● 過去業績は堅調に推移。安定配当を基本方針として、段階的に増配を実施。 ● 株主様のご期待に応えるべく、引き続き業績を拡大し、株主還元に注力する。 ● 09年/1株 8円 ⇒ 15年見通し/1株 33円 (312.5%増) 21 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 22 中期経営戦略 1 基本戦略 . グローバル事業展開の推進 ◆「製販一体型」のビジネスモデルを基本とした拠点の拡大 ◆品質管理・生産技術の機能強化 ◆世界市場のニーズに適切に応えるネットワークの整備と強化 投資の採算性・相乗効果・投資業界の成長性検証 事業ポートフォリオ戦略に基づいた安定感のある成長 23 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 基本戦略 2 グループ間での相乗効果の最大化 北 米 欧州 北米はホース事業拡大と確固たる競争優位を確立。 欧州事業を加えたことで、欧州、南米等への事業展開、 製品の多様化を図る。 生産 シナジー 競合他社に 対抗 販売 シナジー 主要販売子会社 チャネル・リーダー Kuriyama of America, Inc. マネジメント シナジー 目標:業界トップクラス 北米、欧州、南米 アジア市場へ販売 製造・販売を行う 関係会社ネットワーク アジア 量産機械用部材やホース販売促進。グループ会社間連携強化。 国内向け建設資材の安定供給、品質管理、施工管理体制強化 24 基本戦略 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 3 事業ポートフォリオ経営による安定収益確保 ホース事業における製造・技術拠点 としてグローバル事業展開を推進 産業資材 事業 グローバルサプライヤーとしてのモノ 作り機能とサービスの向上 建設資材 事業 商業施設・鉄道施設向け当社オリジ ナルブランド商品の拡販 スポーツ 施設資材 事業 東京オリンピック・パラリンピックに向 けた新設及び改修物件の受注確保 欧州事 業 ゴムホース製造技術の共有化による 相乗効果の最大化 その他 ASEAN市場に対する商材の安定 供給及び、ホテル事業集客力アップ 安 定 収 益 確 保 選 択 と 集 中 リ ス ク 分 散 北米 事業 25 北米事業 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 -ホース事業における製造・技術拠点としてグローバル事業展開を推進- ① 「KURIYAMA VALUE」ブランドの浸透を推進 ② アジア、欧州、中南米市場への参入強化 ③ 物流の合理化を図り、即納供給体制の強化 ④ 顧客ニーズを適切にとらえ、既存市場での販売 シェア拡大 ⑤ 欧州事業とのシナジー効果を発揮し、製品群の更な る拡充と差別化製品投入による収益力向上 ⑥ 北米におけるOEMビジネス参入強化 Kuriyama of America (各種ホースの販売) シェールオイル・ガス採掘現場 Kuriyama Canada (樹脂ホースの製造) 飲料用 業績見通 2015年 実績 2016年 予想 売 上 高 22,464 22,273 営業利益 1,841 1,701 Accuflex Industrial Hose (飲料用ホースの製造) ガソリンスタンド (百万円) Kuriyama de Mexico (樹脂/ゴムホースの販売) 下水道洗浄 26 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 産業資材事業 -グローバルサプライヤーとしてのモノ作り機能とサービスの向上- ① 次世代エネルギー関連商品や、排ガス規制に対応した 尿素SCRシステムタンク等の商品販売強化 ② 品質管理の強化と商品開発力の向上 ③ 国内、海外メーカーとの協業強化 ④ 海外現地商品調達力及び供給力の強化 ⑤ プラント関連商品、船舶関連商品の販売強化 ⑥ モジュール化の推進等による高付加価値商品販促強化 ⑦ VA・VE提案活動の強化 ⑧ 在庫管理体制の強化・適正在庫品の維持 業績見通 (百万円) 2015年 実績 2016年 予想 売 上 高 9,248 10,500 営業利益 646 △40 船舶居住区用床材 耐油シリコンホース NORMAグループ製品 ALFA高圧ホース 27 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 建設資材事業 -商業施設・鉄道施設向け当社オリジナルブランド商品の拡販- ① 百貨店、鉄道、チェーンストア市場への販売強化 ② 当社オリジナル商品(スーパーマテリアルズ・エースト ン・エコ&セーフティー等)の販売強化 ③ オリジナル商品の品質、コスト、在庫管理の強化 ④ ストライビング工法を活かした需要取込強化 ⑤ 工事管理及び品質管理体制の整備と充実 ⑥ 物件の進捗トレース強化による営業品質の向上 業績見通 (百万円) 2015年 実績 2016年 予想 売 上 高 7,523 7,543 営業利益 215 224 スキマモール セラミックタイル施工 (ストライビング工法) セラミックタイル (スーパーマテリアルズ) ノンスリップタイル・点字タイル (エーストン・Mブレイル) エコ&セーフティー (アクアスルー) スピーディーでハイクオリティー な施工、環境負荷も少ない 新工法 28 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 スポーツ施設資材事業 -東京オリンピック・パラリンピックに向けた新設及び改修物件の受注確保- ① スーパーX、タラフレックス、モンドターフの新設及び 業績見通 (百万円) 改修物件の販売強化 ② ③ 東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う新設及び 改修物件取込強化 世界標準を強みとした全国ネットワークづくりに注力し、 代理店との連携による新たな人脈作りと代理店網構築 ナショナルトレーニングセンター 全天候型トラック (スーパーX) 2015年 実績 2016年 予想 売 上 高 2,523 2,492 営業利益 390 301 スポーツ床材 (タラフレックス) 人工芝 (モンドターフ) 29 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 欧州事業 -ゴムホース製造技術の共有化による相乗効果の最大化- ① 生産・販売両面におけるグローバル展開の加速 ② 消防、鉱山、石油、灌漑、水関連産業の各業界へ の更なる深耕 ③ ロシア、アフリカ、アジア、中東地域での新規顧客 開拓 ④ 米国軍事産業への新規参入に伴う、MIL規格取得 ⑤ 生産能力の増強並びに、新商品、新用途開発の 業績見通 (百万円) 2015年 実績 (6カ月) 2016年 予想 売 上 高 1,871 4,288 営業利益 213 536 スピード化 ⑥ 製造技術面におけるシナジー効果の最大化 水搬送 緊急災害 農業・灌漑 消防 30 Ⅲ.経営戦略と対処すべき課題 その他 -ASEAN市場に対する商材の安定供給及び、ホテル事業集客力アップ- 中国事業 ① 業績見通 建機、農機等、OEM資材の受注拡大 北米グループ会社との連携によるホースの販売促進、代理 店網構築 ホテル事業 2015年 実績 2016年 予想 売 上 高 1,871 1,900 営業利益 213 197 ② ① インターネット販売強化 ② 海外顧客及びスポーツ団体顧客取込強化 (百万円) アウトドア用品販売事業 ① 主力ブランド商品(MONTURA)の販売強化 ② 大黒柱となる事業発掘とその育成 ダスコン用品販売事業 ① 高付加価値マットの提案と既存顧客のシェアアップ ② 制菌マット等の拡販 研究開発事業 ① 産業資材・建設資材・スポーツ施設資材の商品改良等を行い、各事業を補完 31 ご清聴誠にありがとうございました。 <お問い合せ先> クリヤマホールディングス株式会社 経営企画部 E-Mail : [email protected] TEL 06-6305-5721 FAX 06-6305-5604 http://www.kuriyama-holdings.com/
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