写 真 で 見 る 再 整 備 進 捗 状 況 恵和青年寮が完成。仮使用ですが新しい生活がスタートしました。 3階 女性寮花の家 2階 男性寮星の家 1階 男性寮東の家 東側出入口 花の家のリビングでくつろぐ女性利用者。明るいレモンイエロー のソファが部屋をより一層明るくみせてくれます 星の家のリビングでくつろぐ男性利用者。各階によってソファの色 を変えて雰囲気作りに工夫しています 食事は調理員さんが温冷配膳車で各寮に運びます 食事はリビングの一角の食堂でとります 車いす用トイレ 脱衣室と洗濯室 各フロアに機械浴を設置しています。 はばたき利用者が作業をしている作業棟2Fも 明るく広々しています。 個室で音楽を聴いてくつろぎます 2階エレベーターホール前から 2階玄関を見たところ 各階のA棟とB棟の間にある多目的室。 名前の通り色々な用途に使用します。 1階玄関。靴箱も明るく清潔感があります。 彦坂健一郎 完成のご報告と見学のお知らせ 理事長 恵和青年寮旧東の家棟の跡地に新棟が 完成しました。 三階建て、十名のユニットが六つ、全 て個室となりました。従来の建物に比べ、 とても広く、明るく感じます。 皆様のご協力をいただき、無事に完成 し、利用者が新しい環境で生活を始めま した。 紙面上で恐縮ですが、ご報告させてい ただきますとともに、ご協力に厚く感謝 申し上げます。 尚、工期に遅れが出ている関係があり、 内覧会の設定をいたしませんでした。申 し訳ございません。 見学等をご希望の方は、随時受け付け ておりますので、ご一報下さい。 現在、恵和館の改築工事と、旧花の家 棟・月の家棟の改修工事を引き続き行なっ ています。全ての工事が終了するのは、 今年の年末になる予定です。関係者の皆 様には、もうしばらくご不便をおかけし ますが、ご理解とご協力を賜りますよう お願い申し上げます。 一月十一日(月) や まぼうしでは四名の 方が 成人 を迎えられました。 篠田 平成 年2月2日、故野島信也さんのお母様野 島智 子さん をお尋ね しまし た。野島 さんは 信也 さん 生 前 の頃 から 、恵 和 青 年 寮 を き れ いで暮 ら しやすい寮にしてあげたい、とおっしゃっており、 新棟が完 成することをと ても 楽しみにしてくだ さっていました。新棟の完成を野島さんにご報告 53 雷人 さん、永藏愛実さん 、藤 し、新棟への思いや恵和での思い出話をお聞きし ました。 信也さんは 歳の頃恵和に入所され、 歳で亡 く なら れるま で、 年 以上 恵 和 を利 用 されま し た。お母様は前田直蔵先生との出会いがあり、信 40 じました。 野島さんは恵和の利用者さんの幸せを願ってく ださり、新棟の完成を喜んでくださいました。信 也 さん の存 在 を ご 家 族 のき ず な と し 、優 し く 豊 かに生 きていら っしゃる野島 さん のお姿 に触れ、 家 族 全 員 で信 也 さん を 大 切 にし てき た こと 、信 也さんがいた事でご兄 弟が障 害のあるお 友達を 大切にされていたこと、お母様に対してもご兄弟、 力を合わせて協力してくれたこと等、ご家族のた く さん の思 い出 が集 約 され る場 だ った のだ と 感 わらぎ) で生活され、その後東の家に移られ、最後 ま で信 也さん らし く生 活され ま した 。亡 くな ら れる3か月前、 8月の信也さんの誕生日、横浜カン トリーのレストランで、家族で誕生日を祝ったこ と が大 切 な 思 い出 と のこと でし た 。幼 少 時 から の時を過ごされたそうです。前田直蔵園長の下、 利用 者、職 員、家 族が親し く交 わり、家 庭的 な雰 囲気だった、とたくさんの思い出をお話しくださ いました。 信也さんは、星の家からグループホーム(第3や 也 さん が恵 和 に入 所 、恵 和 と 共 に歩 め た こと が 本当 によかった、とお話 されま した。信也さんが 星の家の頃 は、お母様も バザーや運動 会、年に2 回の学園の遠足や、星の家外出のボランティア等、 様々なイベントに参加され、恵和の皆さんと一緒 10 澤皐 育さん、渡邊颯太さ ん、 成人 おめでとうございま す。 当 日はご家族、養護学 校の 恩師 のみさなん、やまぼ うし のみ んなでお祝いをし、 温か 28 私 たち も励 まし を頂 きま した 。利 用者 さん の幸 せな 人 生 を 支 えるた め 、これ から も 支 援 に向 き 合っていきたいと思います。 野島さん、たくさんお話しを聞かせてくださり、 本当にありがとうございました。新しい青年寮、 ぜひ見学にいらしてください。心からお待ちして います。 (記者:林・ 高川) お母様と信也さん 思い出を語るお母様 い会となりました。 ご家族みんなでハイチーズ みんなでお祝い 一月十一日(月) 恵和館で成人を祝う会を開催しま した。今年二十歳を迎えられた岡林 弘起様、河村勇磨様と利用者全員で 毎年恒例の餅つきをしてお祝いしま した。 岡林様、河村様おめでとうござい ます。 ご家族と記念撮影 渡邊浩行 第 めぐみ 星野恭男 青年寮星の家 中村喜久恵 恵和やわらぎ 『笑 顔 で明 る く 楽 し く 』が モ ット ー です 。これ ま での 経 験 を 活 かして、ご 利用者一 人ひとりに合わ せた QOL の向上を目指して支援していきた いと 思 いま す 。趣 味 は サ ッカー 観 戦です。 職 員 や 利 用 者 の方 たち から 教 え て頂きながら成長出来ればと思っ この仕 事 に携 わ 青山幸乃 青年寮月の家 上川内千枝 第 めぐみ に囲 ま れ 、仕 事 も 楽しく順調に覚える事 が 出 来 ていま す 。趣 味 は 庭 に色 々 な 草 木 を 植 え四 季 を 楽 しむことです。 る のは 初 め てで すが、親切な人々 ています。 年ほどサッカーをし ていたので得意です。 員 を し て いま し た 。 福祉の仕事は初めてですが。先輩 前 、金 沢 区 にあ る 特 別 支 援 学 校 で教 は じ め ま し て。以 9 海が好きで、休日は 防 波 堤 で釣 り を し たり砂 遊 びを して いま す 。今 ま では 特 養でお 年寄 りの方 のお 世 話 を して いました。全く違う世界での新しい スタ ート で不 安 いっぱ いです が今 までの経 験 を活 かせる事 が出 来 た らいいなと思っています。 利用者の方が帰りた く な る ホ ー ム 、笑 顔 にな れ る ホ ー ム を 目 標 に頑 張 り ま す。 6 10 「愛を運ぶ合唱団 クリスマスコンサート」開催される 昨年十二月二十日(日) 音楽家のかなさし庸 子さん主宰「愛を運ぶ合唱団」に来ていただ き、 恵和館 階でコンサートを開催しました。 ご 利 用 者 のみ な さん が知 っているクリスマ スソングメドレーやトトロのテーマ曲などで 歌ったり踊ったり大いに盛り上 がり、楽 しい ひとときを過ごしました。 合 唱 団 の皆 様 楽 し いひと ときをありがとうございま した。 3 私のボランティァ体験 星の家支援員 スポーツと人が繋ぐ縁 国吉 晋 法人事務局総務室主任 鈴木洋樹 季刊恵和に度々掲載さ 最近は毎年の様に各地で災害が起きているので、職場で も災害時の対応を考える風潮になっています。私も個人的 に災害のボランティア活動を行っているので、参考になれ れているFC・KEIW Aフットサルチームメン ばと思い、報告します。 バーとして参加していま 2011年の3月に東日本大震災が発生した際に、恵和の職 員も何名か石巻にボランティアに行きました。私も何かし すが、最近そこで利用者 の方々とご一緒する機会 が増えてきました。 たいと思いましたが、行動に移せずに悶々としていました。 それでも何かボランティアをしたいと思い続け、インター ネットで探していました。1年ほど経過して写真洗浄の活 お揃いのユニフォームで張り切って練習します。 動をしている団体を見つけました。場所が仙台市だったの 月1回プレーをする彼らを見ていると、表情や会話の内 容からポジティブな言葉が多くきかれ、いつも楽しさが伝 で、夜行バスで行くことに決め、参加してみました。実際 わってきます。リピーターの方がほとんどなので、それが にリーダーから説明を聞き、活動の手伝いを始めました。 私は写真の知識がないので、写真の番号振りや荷物運びな 何よりの証といえると思います。 ど、簡単な手伝いを自主的にやる様に心掛けています。 フットサル以外の場所、日中事業所などで顔を合わせる と微笑みながられボールを蹴る仕草や、「サッカー(フッ 場所が遠いので不定期の参加ですが、回数を重ねていく トサル)しようね」と声を掛けてくれたりと、利用者の方々 内にメンバーの人とも親しくなってきました。災害時の様 子だけでなく、東北各県の話題も教えてもらえる様になり もスポーツ好きが多いなと思う瞬間が幾度となくあります。 ました。仙台はイベントも多いので、活動後に見る機会も あります。5月の青葉祭り、8月の七夕祭り、12月のイルミ ネーションは立派で感動しました。親戚や知り合いへのお また利用者の皆さんが参加を始めて間もなく、こんなエ ピソードもありました。ウオーミングアップでパス交換を した際、ボールをしっかりと止めて蹴るという動作が、自 土産に、地元メンバーから教えてもらった東北名物を買う ずとできている方が多数いらっしゃいました。特にこちら からヒントやコツを伝えたり、実際に見せた訳でもないの 楽しみもあります。また仙台市は交通のアクセスが良く、 にです。これは新鮮な驚きでした。私は思わずその場に居 全国各県から参加者が集まってきます。休憩時間に各地の お土産をもらったり、各県の色々と興味深い話を聞く機会 があります。1年を通して何回か活動に参加する事で、私 の人生観も変わってきました。仕事が終わった後に夜行バ スで行くため移動が大変ですが、色々と人生勉強になるの で今後も続けたいと思います。 合わせた恵和の職員に、「継続していけば良い成果が出る のでは・・・?」と思わず話をした程です。 そんな一連の出来事があって、大いなる計画を密かに目 論んでいます(笑)。それは利用者と職員の混成チームで フットサル大会を催せないか!というものです。 きっかけとなったのはポルトカップという大会で、毎年 活動に関心がある方は、インターネットで“特定非営利 秋に開催されているのですが、一昨年までは利用者と職員 活動法人おもいでかえる”を検索してみて下さい。活動リー ダーやメンバーは気さくで親切な人達が多いです。作業内 がチームを組んでプレーできていました。しかし昨年のか 容も丁寧に教えてもらえるので、一度活動に参加してみて ら利用者のみの大会となってしまい、利用者からも職員か らも惜しむ声がありました。そこでもしも叶うなら近隣の はどうでしょうか。 施設にも呼び掛け、共に同じフィールドに立てる大会が実 現できればと、想いを巡らせているところです。 これからも様々な方と公でない場で繋がりを持てたらと ても良いですし、そのツー ルがスポーツであるなら尚 の事。汗を流して感じる楽 しい時間と、そこから広が る沢山の「縁」が少しでも 活動中の様子です。 持てたらとてもうれしい限 りです。 ボランティアさんと活動終了後の記念撮影。 練習はいつも和気あいあいと! ( 日) ◆学習会( 横浜健康福祉センター) と う と う 二 十 歳 に な り 先 日 一 神奈川施保連活動報告 成人式を迎えて 「障害福祉をめぐる動き」 たちばな会 藤澤典子 月十一日には「成人のお祝い」 ( 日) ◆理事会(海老名市文化会館) ①「総合支援法」の見直しに をやまぼうしで行っていただき ・ 全施連全国大会の総括 ついて ました。おいしい食事、お祝い ・ 保護者会交流会の結果につ ②社会福 祉法人の改 革につ いて メッセージの色紙、卒業校の先 いて ・ 今後の活動計画 生の出席など、とても感動的な 講師 嶋田芳樹氏(神奈川施 ・ の学習会のテーマについ 平成七年生まれの息子、皐育 会でした。企画してくださった 保連副会長) て (こうすけ)は、毎週日曜日の 職員の皆さま、大変ありがとう 横浜市手をつなぐ 朝 時 か ら 欠 か さ ず 見 て い る 機 ございました。 ( 日) ◆学習会(海老名市文化会館) 育 成 会 活 動報 告 関車トーマスが大好き、車や電 今にして思えば、障害がある 「独立型グループホームとは 車 や バ ス な ど の 乗 り 物 に 乗 っ た とわかった日には、二十歳になっ どのようなものか」 (火) ◆学習会(横浜健康福祉セン 講師 室津滋樹氏(横浜市グ り見たりすることが大好きで、 た息子の姿を想像することはお ター) ループホーム連絡会会長) ・ 成年後見制度について考 歌を歌ったり踊ったりすること ろか、毎日楽しく送迎する日が 講師 浮貝明 典氏(特定非 える が大好きで、でも動物、特に犬 来るなんてことは考えることさ 営利活動法人会長) 「成年後見制度から自己決定 が 大 嫌 い で 、 街 で 出 会 う と 他 人 え出来ませんでした。そして今、 支援へ」 を突き飛ばして一目散に走って こうして幸せな時間を過ごして 木() ◆常任理事会(横浜健康福祉セ 講師 髙山和彦氏(同愛会理 逃 げ て し ま う よ う な 、 と て も 臆 いる日々に感謝する毎日です。 ンター) 事長) 病な子です。現在、やまぼうし ところで最近の息子と云えば、 ・ 年度活動計画の進捗状況 でお世話になっており、もうす あの苦戦の日々を忘れてしまう ・ 総合支援法見直しの進行状 況 ぐ 年になります。 ほど穏やかです。怒られるのが 編 集 後記 恵和再整備が始まった頃は 図面を見 て ・ 社会福祉法法人改革の情報 平成十年四月「自閉症です。 わかっていながら悪戯をして、 も想像が付かなかった全体像ですが、新東 障 害 な の で 一 生 治 り ま せ ん 。 」 私 の 小 言 を 聞 い て い る の か い な 平成 年 の家が出来上がってくると新恵和館も頭 の ( 日) ◆理事会( 横浜健康福祉センター) と他人事のように告げられて絶 いのか、余裕で軽く受け流すこ 中でぼんやりと浮かび上がってきまし た。 これから春に向かって、 新しい寮・ 新利 用者・ ・ 外部動向・ 近況報告 望 し た あ の 日 か ら 今 日 ま で 、 苦 とも最近は覚えたようです。きっ 新入職員とワクワクの季節になりま す。 ・ 二十七 年度の活動 (残 りの 戦続きの日々でした。泣く、混 と、やまぼうしで毎日楽しく充 このチ ャンスに今 ま で変 え ら 期間) 乱 、 パ ニ ッ ク を 繰 り 返 す 日 々 に、 実 し た 幸 せ な 日 々 を 送 っ て い る れなかった課題にチャレンジ し て、皆がより楽しく生活で きる ・ の学習会のテーマの進め 私 も 泣 き 、 混 乱 し 、 投 げ 出 し た からなのでしょうか。 恵 和にな るよう頑 張 りま す 。 方 い毎日でしたが、今思えばあっ 編集委員 高川 ・ 保護者会間交流会のテーマ という間でもありました。 検討 2/4 12/1 11/23 11/23 12/24 1/10 2/7 2/7 27 28 7 2
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