2018年度入試情報 東京大 2018年度入試より理科三類で面接実施 2016/3/11 東京大は、2018 年度入試より理科三類で面接を実施することを発表した。詳細は以下の通りである。 ■2018 年度入試より理科三類で面接を実施 東京大は、2018 年度入試より前期日程の理科三類の2次試験で面接を課すことを発表した。理科三類は実 質的には医学科進学につながる。大学によると、ごく少数ではあるが、医師として従事することへの意欲がみ られない者など転学せざるを得ない学生がいるという。将来、医療や医学研究に従事するのにふさわしい資質 があるのかどうかという適性を、より早い時期に確認したいとのことである。 東京大理科三類では、かつて2次試験において 1999 年度より面接試験を実施していたが、2007 年度入試 で廃止した経緯がある。かつての面接では、面接での質問内容や評価基準をあらかじめ設定して、決められた 手続きに従い実施する手法(構造化面接)を用いていた。しかし、今回導入する面接ではこうした手法に捉わ れない「自由面接」で実施するという。 折しも、高大接続改革の議論のなかで、生徒を多面的に評価する方向性が示されている。他の科類への導 入拡大については、「今年度入試より導入した推薦入試の状況や、理科三類の実施状況をみながら、人員的な 問題を踏まえて検討していく」としている。 ■九州大医学科は「志願理由書」の提出を必須に 人命を預かる医師という職業を目指すことから、一般入試においても医学科では面接の実施が基本となっ ている。現在、国公立大医学科の一般入試で面接を実施していないのは、東京大(理科三類)と九州大のみで ある。今回の東京大の理科三類での導入に伴い、面接を課さないのは九州大のみとなる。 その九州大では、面接を課さないものの、2017 年度入試より医学科への出願に「志願理由書」の提出を必 須とする。医師あるいは医学研究者として活躍することの明確な目的意識を出願者にもたせることも狙いとし ている。 © Kawaijuku Educational Institution.
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