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2016年(平成28年)3月13日
2016年
(平成28年)
3月13日
予算案に盛り込まれた取り組みの中か
ら、新規・拡充するものなどを、市総合
計画「にいがた未来ビジョン」の3つの都
市像ごとに紹介します。
28年度予算案
主な取り組みの概要
※都市像1∼3内の予算額は1万円未満を切り上げ
まち・ひと・しごと創生総合戦略
分権型政令市の実現を目指し、
引き続き「大きな区役所」づく
りに取り組みます。
人口問題に的確に対応していくため、昨年10月、本市は「新潟市
まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。
これは、将来にわたり活力ある社会を維持するため、国が定めた
「まち・ひと・しごと創生法」
に対応したもの。本市では、
「しごとづ
くり」
と
「ひとづくり」
の好循環による魅力ある
「まちの創出」
を目指し、
4つの基本目標を掲げ取り組みます。
にいがた未来ビジョンの3つの都市像を実現するため、同戦略で
掲げる取り組みを着実に推進します。
分野
しごと
直接区役所に配分する予算
約137億円(人件費を除く)
「しごと」
前年度に比べ、約2億5000
万円増加。区役所が市民の皆
さんの声に迅速・柔軟に対応
できるよう、本庁の所管部署
を通さずに、直接区役所へ配
分します。
各区の取り組みの概要は、後
日区役所だよりに掲載します。
新たな産業集積による雇用創出
「まち」
創造交流都市としての拠点性を活かした交流人口の拡大
ライフステージに応じた一貫した支援による少子化の克服
まち
地域力・市民力を活かした誰もが安心して暮らせるまち
地域力・市民力を活かした安心な暮らし
「まち」「ひと」
「しごと」
を支える都市基盤
国土強靭化 日本海国土軸 環日本海ゲートウェイ
※予算案に盛り込まれた事業のうち、基本目標の実現に向けた主
な取り組みを、
「しごと」
「ひと」
「まち」のアイコンで示しています
都市像
市民と地域が学び高め合う
1
安心協働都市
市民の安心・安全な暮らしの実現を最優先とし、足元の安全度を向上。望む人
が結婚し、望むだけの子を安心して産み育てられる支援を行うほか、「地域包括
ケアシステム」の構築に向けた取り組みを加速させます。本市の誇る「地域力・市
民力」が最大限発揮される環境づくりを進めます。
ずっと安心して暮らせるまち
協議体設置と生
活支援コーディ
ネーターの配置
在宅医療・
拡充 介護連携の
推進
障がい者基幹
拡充 相談支援
センターの運営
活動当事者による協議体を設置し、生
1億4353万円 活支援コーディネーターを配置。地域
の支え合い活動の充実を図ります。
妊娠・出産
新規 サポート
体制の整備
「(仮称)在宅医療・介護連携支援セン
7554万円 ター」を設置。地域の在宅医療ネット
ワークの活動を支援します。
初めての
新規
子育て支援
障がい者(児)が安心して地域で暮らせ
1億2760万円 るよう差別相談に対応するなど、相談
支援体制の強化を図ります。
新規
養育支援
訪問
妊婦・乳児
拡充 健康診査費
助成
同条例や障がいに対する理解を深める
220万円 ため、パンフレットの作成・配布や会
議を行います。
各種がん検診・
拡充 生活習慣病
健診
がん検診の自己負担額を見直し、受診
13億7341万円 率向上を目指します。新たに、働く世
代を対象にピロリ菌検査を行います。
拡充
地域の魅力を活かしたモデルプランを
300万円 検討。首都圏からの移住を促進し、集
落の維持活性化に取り組みます。
拡充
自治会が行う空き家の調査研究などの
680万円 費用を助成。移住・定住促進に取り組
むモデル地区の活動を支援します。
放課後
拡充 児童の
健全育成
地域提案型
拡充 空き家活用
への支援
まち
しごと
まち
中央消防署
新規 礎出張所
増築改修
370万円
住宅・建築物の
拡充 耐震化への
支援
平成29年度に予定している庁舎の増築
と改修の実施設計を行います。
民間の住宅・建築物の耐震診断・耐震
7906万円 改修費などの一部を助成し、災害に強
いまちづくりを進めます。
公共建築物
新規 特定天井
安全対策事業
災害時情報
伝達の拡充
大好き
新規 にいがた
体験事業
ひと
新潟市
拡充 奨学金
貸付制度
ひと
拡充
ひと
妊娠前からワンストップ拠点で保健師・
689万円 助産師が支援を行うなど、一人で悩ま
ない子育て環境を整備します。
ひと
子育ての不安軽減などを目的に、第1
1830万円 子出産後の母親を対象に「親子の絆づ
くりプログラム」を提供します。
ひと
農業を活用した
障がい者雇用の
促進
拡充
農家と就労希望の障がい者・施設をつなぐ
「障がい
1450万円 者あぐりサポートセンター」
を設置。障がい者の就
農を支援します。
市内産の農産物を
活用した減塩運動
田園資源の
拡充
活用推進
12次産業化普及・啓発のため、民間事業者の取り
100万円 組みや支援ニーズを調査。優良事例の表彰などを
行います。
しごと
しごと
佐潟ラムサール
新規 条約登録20周年
記念事業
減塩レシピや市内産農産物を活用したレシピを基に、
58万円 食品関係者と連携して市民の健康づくりを推進し
ます。
本市の代表的な田園資源である「もみ殻」を燃料と
500万円 して利用するため、活用システムの構築に取り組
みます。
西区・佐潟のラムサール条約登録20周年を記念し、
200万円 講演会などを通じて、地元団体と協働で佐潟の魅
力を発信します。
古町通7番町地区
拡充 第一種市街地
再開発事業
古町通8番町地区
新規 まちなか再生
建築物等整備事業
市内就労
拡充
の促進
9億8700万円
まち
ビルの建て替えにより良質な景
観を形成し公共的空間を確保
2億9600万円
するため、建築設計などの事
業費の一部を国と助成します。
まち
万代島旧水揚場跡地 で の 多目
的広場 の 設計 に 着手。 西港周
4700万円
辺で行う民間イベントを支援し、
にぎわい空間を創出します。
まち
健幸マイレージ・未来ポイン
ト 事業 や、 健康寿命延伸 に 向
3759万円
けた取り組みを行い、市民の
健康意識向上を目指します。
新たな交通
推進事業
まち
持続可能なバス交通構築のた
めBRTの 専用走行路設置 に 向
2億7410万円
け た 社会実験 を 実施。 利用環
境向上にも取り組みます。
生活交通の
確保維持・強化
まち
3億5458万円
まち
高齢者へのおでかけ支援やバ
ス利用環境の整備など、公共
1億4046万円
交通で移動しやすいまちづく
りに取り組みます。
万代島にぎわい
拡充
空間の創造
健幸になれる
拡充
まちづくりの推進
拡充
新規
若者の
UIJターンの促進
UIJターン
創業の促進
しごと
しごと
ひと
しごと
UIJターン
新規 世帯への
リフォーム支援
しごと
女性の
再就職支援
しごと
拡充
拡充
まち
ひと
国、地元大学など関係機関と連携して就職イベン
300万円
トを開催。若者の人口の流出抑制を図ります。
首都圏で、地元企業に関するセミナーを開催する
730万円 ほか、合同企業説明会に地元企業ブースを設置し
ます。
700万円
2000万円
267万円
地域経済の活性化と人口の流入促進を図るため、
県外からのUIJターンによる創業を支援します。
県外からのUIJターン世帯に対し、住宅リフォー
ムや転居にかかる費用の一部を助成します。
拡充
交通システムの
拡充
強化
再就職を目指す女性を対象に、座談会や再就職セ
ミナー、企業見学を行い再就職へつなげます。
新潟暮らしの魅力を市内外へアピールし、若者の
1330万円 流出抑制とUIJターンによる本市への移住を促進
します。
新潟暮らし
創造運動の推進
しごと
都市像
日本海拠点の活力を世界とつなぐ
3
創造交流都市
旧大和新潟店 と 周辺建物 の 共
同化を図るため、再開発事業
にかかる建築設計などの費用
の一部を国と助成します。
まち
誰もがそれぞれにふさわしい働き方ができるまち
区バスの運行、住民バスへの
補助、 増便・ 新規路線 の 社会
実験などを通じ、地域内交通
を改善・強化します。
平成30年度のごみ分別統一に
向け、巻広域地区でほかの地
150万円
区と同じ分別収集を行うモデ
ル事業を実施します。
巻広域地区分別
新規 モデル収集に
係る周知
新規
ほ場整備促進
活動費補助金
しごと
農地の大区画化や集積を促し、力強い農
448万円 業生産基盤を整備するため、ほ場整備の
調査費などを支援します。
拡充
多様な米づくり
しごと
の推進
放課後児童クラブの運営体制や施設整
17億3355万円 備を充実・強化。新たに民設の施設整
備に補助金を交付します。
子どもと子育て
新規 にやさしい
公共施設づくり
)
地域での子育て環境を育むため、コミュ
769万円 ニティ協議会に放課後児童クラブの運
営を委託します。
新規
「身近な地域に貢献する」
「 新潟市や身
1038万円 近な地域の素晴らしいひと・もの・こ
とを知る」
活動を支援・推進します。
新規
拡充
物流施設立地
しごと
促進事業補助金
しごと
対象地域の拡大や新たに工場賃借に助成
3億3825万円 するなど、制度を拡充。工業分野での雇
用促進を図ります。
6146万円
製造業と関連性が高い運輸業に対し行っ
ている雇用促進助成を拡充します。
情報通信関連
拡充 産業立地促進
事業補助金
しごと
新規雇用の促進や正規雇用への誘導を図
1892万円 る制度を拡充。さらなる企業立地を図り
ます。
特定創業支援事業の支援を受けて同資金
120万円 を利用する際、融資実行後3年間無利子
とし、新規開業を支援します。
新潟港でのクルーズ客船受け入れ体制を
240万円 整備。船社などに新潟の魅力をアピール
し、誘致を推進します。
拡充
創業準備期の
しごと
取り組みの支援
創業準備段階の研修や調査・試作などの
370万円 費用を支援し、創業や企業内ベンチャー
を後押しします。
指定業種を重点的に支援するとともに、本
2599万円 社機能移転の補助制度を創設。地域の強
みと特性を活かした産業集積を図ります。
拡充
創業期の
しごと
法人設立の支援
特定創業支援事業の支援を受け創業する
155万円 人が、法人設立をする際に登録免許税の
実質負担をゼロとします。
男女がともに多様で柔軟な働き方がで
749万円 きるよう、働きやすい職場環境の整備
を支援します。
魅力を活かした交流拠点
まち
工業振興
条例助成金
しごと
ひと
まち
拡充
航空機産業を手掛ける中小企業へ、高度
な技術の習得費用を助成します。
中小企業
開業資金
企業立地の
促進
介護保険新制度
移行整備事業
500万円
しごと
ICT技術による製造業の高度化や、航空
機産業に対する欧米メーカーとの商談機
会の創出などを支援します。
新規
拡充
施設管理向上のため、コミュニティセ
112万円 ンターなどを管理するコミュニティ協
議会などに税理士らを派遣します。
コメを主体とした輸出拡大を促進します。
また、市内の生産者団体などの輸出への
(2月補正)
取り組みを支援します。
2600万円
航空機産業
新規 部品製造技術
高度化の支援
4000万円
(2月補正)
農産物の販路・輸出拡大のため、農業者
100万円 の 農業生産工程管理(GAP)認証規格取
得などへの助成を拡充します。
企業グループなどが行う独身者の出会
150万円 いの場創出やビジネス交流の取り組み
を支援します。
まち
水田をフル活用し、加工用米、米粉用米、
1億4000万円 飼料用米、酒造用米の地域内流通をさら
に推進します。
成長産業
新規 ステップアップ しごと
促進事業
農業生産工程
拡充 管理
(GAP)
手法 しごと
普及推進事業
ひと
地域コミュニティ
支援
地域包括ケア
拡充 推進モデルハウス
の設置
しごと
クルーズ客船の
しごと
誘致推進
地域力・市民力が伸びるまち
全ての小学校で農業体験学習を実施。
3600万円 体験を通じて農業や食への理解を深め、
ふるさとへの愛情を培います。
農産物の
拡充
輸出の促進
拡充
ワーク・ライフ・ しごと
拡充 バランス
ひと
の推進
出会い創出
の支援
13億21万円 保育ニーズの高い地域で私立保育園な
うち2月補正 どを新設・増改築。定員を増やし、待
6億1962万円 機児童ゼロを維持します。
授乳スペースなどの整備や子ども用設
740万円 備の案内の設置などにより、施設の利
用環境向上を図ります。
高齢者・視覚障がい者の緊急告知FM
300万円 ラジオの購入費を補助し、災害時情報
伝達手段の多様化を進めます。
奨学金の「返還特別免除制度」
を拡充し、
若者の本市への定住促進を図ります。
特定不妊治療を受けた夫婦の経済的負
1億8536万円 担軽減のため、助成額を増額し新たに
不育症治療費を助成します。
ひと
まち
科学的に研究された成分を含む機能性
70万円 食品などに対し、市独自の認証を付与し
ます。
規模拡大や農産物の付加価値向上、新規
3億4040万円 就農者の施設整備を支援。意欲ある農業
者を確保・育成します。
(
地域主体運営
モデル事業
しごと
しごと
ひと
ひと
新潟市機能性
新規 食品認定制度
の運用
がんばる農家
支援事業
待機児童
ゼロ対策
農業戦略特区をさらに発展させ推進していくニューフードバレー
や、航空機産業をはじめとする成長産業の育成を推進。UIJターン
にもつながる魅力的な雇用の場を創出します。本市の誇る
「食と農」
を世界に発信することで、交流人口の拡大を図ります。
雇用が生まれ活力があふれる拠点
拡充
ひと
まち
役割を果たし成長する拠点
妊婦や乳児の健康管理のため、健康診
7億895万円 査費を助成。妊婦健診に血糖検査や子
宮がん検診などを追加します。
特定不妊
治療費等助成
新規
1億2620万円
家庭での適切な養育を支援するため、
188万円 特に必要な家庭への育児・家事援助を
モデル実施します。
ひと
大規模な地震に備え、防災上重要な避
420万円 難所施設などの天井の落下防止対策に
取り組みます。
学・社・民の融合による教育を推進するまち
「新潟発 わくわく しごと
教育 フ ァ ー ム 」
ひと
の推進
しごと
男女共同参画の推進・子どもを安心して産み育てられるまち
共に生きる
拡充 まちづくり条例
の普及啓発
にいがた暮らし
新規 土地利用モデル
の検討
12次産業化の
推進
人と環境にやさしいにぎわうまち
少子化克服
4つの基本目標
ひと
新規
総予算の3.8%
「ひと」
雇用創出
交流人口拡大
環境健康都市
地域資源を活かすまち
区の予算
「しごと」と「ひと」の好循環による
魅力的な「まち」の創出
本市が有する「大地・田園の力」
を最大限活用する12次産業化を官民一体となって推進。
誰もがいきいきと働くことができる環境づくりに取り組みます。持続可能な公共交通
体系の構築を進めるとともに、「健幸都市づくり(スマートウエルネスシティ)」を深化
させ、健康寿命の延伸につなげます。
けんこう
2
新規
人口減少、少子・超高齢化に対応
田園と都市が織りなす
都市像
2
しごと
食文化創造都市
しごと
の推進
第40回日米
新規 大学野球選手権 しごと
大会の開催
ナショナル
拡充 チームの
合宿誘致
世界とつながる拠点
食を活かした創造的なまちづくりを推進。
920万円 産官学で組織する推進会議が中心となり
異業種連携による事業創出を進めます。
日米の大学生選抜によるハイレベルな試
1200万円 合を間近に観る機会を提供。交流人口の
拡大につなげます。
しごと
平成29年度からの新しい総合事業に向
2000万円 け、モデル事業の実施・検証や、パン
フレットでの周知を行います。
ナショナルチームの合宿を誘致し実績を
900万円 積み上げ、オリンピック・パラリンピッ
クの直前合宿などの誘致につなげます。
新潟シティ
拡充
しごと
マラソンの開催
第34回大会を開催。また、平成29年度
4653万円 からの新コース開催を目指し、コース策
定などの準備を進めます。
各区にモデルハウスを設置。常設型
「地
690万円 域の茶の間」の活動ノウハウなどにつ
いて、地域への普及を図ります。
文化創造都市
新規 ビジョン・文化 しごと
プログラムの推進
東京オリンピック・パラリンピック競技
772万円 大会に向け文化プログラムを推進。また、
文化創造都市ビジョンを見直します。
東アジア
新規 文化都市間の
交流
しごと
中国・青島市、韓国・清州市との文化交
2700万円 流事業を実施。平和・共生の関係づくり
や交流人口拡大につなげます。
新規
BeSeTo
演劇祭
しごと
3000万円
拡充
外国人の
誘客促進
しごと
拡充
広域連携
による誘客
しごと
ウルサン市
拡充 交流協定10周年
記念交流
6050万円 本市の知名度向上と海外セールスの強化
に取り組むほか、食文化体験型のツーリ
ズムを展開。交流人口拡大につなげます。
うち2月補正
2000万円
(
日本・中国・韓国3カ国共同で「BeSeTo
演劇祭」
を10月に開催します。
)
県内や隣県の都市と連携・相互補完しな
1672万円 がら、魅力ある観光ルートを形成。誘客
の促進に努めます。
韓国・ウルサン市と代表団・文化団など
400万円 の相互訪問を通して、さらなる友好親善
を図ります。