◆ 防止・警告看板、防止柵等の実施事例〔平成 23、24 年度版〕 ● 夜間も目立つ反射型看板を設置している事例（京都府舞鶴市、愛知県日進市、滋賀県野洲市）不法投棄の多い夜間対応として、車のライト等で反射する黄色反射シートを下地とした仕様の看板とし、市と警察署との連名で、不法投棄巡視区域であること及び罰則規定等を記載して設置しており、昼夜を問わず啓発効果を上げています。通常の看板（左）と蛍光反射式看板（右）を並べてフラッシュ撮影すると、後者は文字が鮮明に浮かび上がります。（日進市）（舞鶴市）（野洲市） 1/6 ● センサーライト付看板を設置している事例（北海道旭川市、和歌山県和歌山市） ① 夜間に人や車を感知するとライトが点灯するセンサー付きソーラーライト看板を設置しており、昼夜を問わず抑止効果を発揮しています。（旭川市）センサー付ソーラーライト ② 移設可能なコンクリート製のベースに、人が近づくとライトが点灯するセンサーライト付看板を取り付け設置しています。設置場所の選定には人の通行状況等を考慮しています。設置により、不法投棄が減少しました。（和歌山市）センサー付ライト ● 強風地域対策を施した看板を設置している事例（沖縄県糸満市）台風などで強風の吹くことが多い地域特性を考慮して、看板部分を丈夫で長期の耐候性に優れているライトニウム製、脚部をコンクリート製として移設も容易な自立式のものを製作し設置しています。また、看板表示面のデザインは、赤と黄色を背景に視覚的に分かりやすいものとしています。 2/6 警察官を模したポリス型立て看板を設置している事例（愛知県小牧市） ● 道路や河川、ごみ集積場等への不法投棄対策として、警察官に見立てた夜間反射材入り立て看板を製作し設置しています。大型サイズですが耐候性のあるアルミ素材の枠を使用しています。表示面のステッカーを張り替えられるタイプとした看板の事例 ● （北海道札幌市、福岡県北九州市） ① 設置場所が限られていた立て看板から貼れるタイプのステッカーにしたことで、看板のリニューアルや壁・窓などへの掲示が容易にできるようになりました。市民からの要望にも応えやすく、掲示箇所の増加により啓発効果を高めることができています。（札幌市） ② ステッカーを古くなった市民啓発用の不法投棄防止看板に貼り、不法投棄が多い場所に設置することで看板を再使用し、経費削減につなげています。また、ステッカーのデザインは市内の不法投棄事例を写真付きで掲載しており、啓発効果を高めています。（北九州市） 3/6 ● 不法投棄防止ネットフェンスを設置している事例（愛媛県松山市）不法投棄が頻繁に発生し、投棄しやすい環境にあった場所に対し、高さ 3 メートの防止ネットを幅 30 メートルにわたり設置しました。防止ネットの設置は、更なる不法投棄を物理的に阻むことが目的で、不法投棄防止看板も併設しています。設置後、市職員による監視パトロールにおいて、設置状況や周辺に異常がないかを常に確認し、管理しています。 ● 不法投棄防止柵を設置している事例（神奈川県愛川町）不法投棄多発地区を中心に、廃家電を含む粗大ごみや事業系ごみが捨てられないよう、パイプの高さや幅の調整を行って防止柵を設置しました。防止柵には不法投棄防止看板を取り付け、夜間においても目立たせるよう工夫されています。また、防止柵の資材調達においては、市職員がホームセンターで購入する等、経費削減にも取り組んでいます。 4/6 〔平成 26 年度版〕 ● 防止柵プラス防止ネットで効果を更にアップしている事例（神奈川県愛川町）従来から、不法投棄防止柵を設置することで物理的に投棄を防ぐことにより防止効果を上げていましたが、柵の隙間から比較的小型のものが投棄される例が見られたため、防止柵に加え防止ネットを張ることで改善を図りました。 ● 設置や撤去が容易な「のぼり旗」を設置している事例（北海道札幌市、旭川市） ① のぼり旗について、夜間人通りがなく近隣に民家もない地域や林野部の峠や川沿いなどの不法投棄が行われやすい場所に札幌市職員が設置していますが、それに加えて、住民や企業からの要望により提供されたものを住民・企業が自ら私有地内の不法投棄されやすい場所に設置を行うことで、きめ細かい防止対策と市民の意識向上につなげることが出来、不法投棄を減少させています。（札幌市） 5/6 ② 降雪の多い冬場には除雪車の運行の妨げにならないよう簡単に撤去できる利点を生かし、郊外地区の道路脇や山道の入り口などに設置しています。更に、目を引きやすいデザインにするなど防止効果を高める工夫をした結果、設置した場所での不法投棄を減らすことができています。（旭川市） 6/6