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広報さか
第710号
第19回
平成27年10月1日
広報さか
平成27年10月1日
今蘇る昭和の青春 うたごえ喫茶
うたごえサロン♪ SAKA
「秋祭り」
坂村に伝わる大きな祭りは、1月とんど、5月迫社の祭り、7月泥落とし、(虫送
歌の好きな仲間が集って、色々なジャンルの曲を楽しく歌いましょう。
り、オオクルワ)、8月盆踊り、10月の八幡神社の秋祭り(坂地区、横浜地区)、新宮
社の秋祭り(小屋浦地区)、11月の亥の子などがありますが、その中でも一番賑わうの
が八幡神社の秋祭りで、各地区それぞれによって準備が進められます。地区ごとに期間
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の差異はあるものの、はながためとよばれる打ち合わせが行われ、準備が始まります。
当日、地区ごとの出しものが八幡神社へ向かいます。曳船をはじめとして、頂載、獅
子、屋台が八幡神社に奉納されます。祭礼の日は、八幡神社の境
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内は大勢の人々で賑わいます。祭りが終わると、かさやぶちとい
う打ち上げが行われます。こうした過程は、地元の人々の結びつ
1回目
2回目
3回目
と き
10月18日(日)14時~16時
11月22日(日)14時~16時
11月29日(日)14時~16時
各地区の出しものについては聞き取りを行っていますので、ぜ
ひ本編をご覧ください。
▲昭和31年 八幡神社秋祭り
『坂町史』全 4 編販売中
販売場所:役場生涯学習課・町民センター・坂町立図書館・坂公民館・横浜ふれあいセンター・
小屋浦ふれあいセンター・B&G海洋センター 見本もあるので、ぜひ一度ご覧になってみてください。坂町では、収集した史資料・写真を公開しています。
どうぞご利用ください。なお、歴史史料として有益であると思われる個人の文書・写真等がありましたらご
提供ください。
【問合せ】役場生涯学習課 ☎(820)1525
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石工道具(その2)
おおわり
さくがんき
石を割り加工する時、大割の段階では、今は前回紹介したような道具をあまり使わず、ハンマ-ドリルや削岩機でヤ穴を
あけ、パッカ-(油圧式セリ矢)で割っていますが、ぶれの影響があり、やはり昔ながらの道具を使う方が正確で微妙な角
なかわり
こわり
度が得られるとのことです。次いで、中割・小割と使用目的に合うサイズまで小さくします。
せっとう
適当な大きさに切り出した石は、材質や厚みによりコヤスケの刃口の幅を選び、石頭を使って、ある程度形を整え、刃ト
あら
ンボとビシャンで叩いて表面を仕上げます。このとき使うビシャンは、オニビシャンという目の粗いものから、次第に目の
細かいものに替えて表面の仕上げ具合を確かめながら調整して完成です。
Sunstar Hall
図書館まつり
合いなどが展開され、新宮社への奉納が行われます。
Ⅲ
町民センター
ゲスト
フージー&Genta
うたごえラビット
アコーディオン集団nora
対 象 どなたでも 定 員 50名
参 加 費 1回につき800円(お菓子、飲み物代を含む) 申込締切 各回開催日の1週間前
※11月29日(日)は、会場を町民センターからSunstar Hallに変更しました。
※1回のみの参加も可能です。
その翌週には小屋浦地区で秋祭りが行われます。頂載、俵のもみ
[『生活文化編』より]
ところ
【申込み・問合せ】町民センター ☎(820)1515
きを深める機会となっています。八幡神社の秋祭りが終われば、
第710号
とうろう
坂町では、どんな時代でも石工を業とされた方が多く、今でも神社・寺院に寄進された灯篭や石像に、職人の技と心意気
を感じられます。
(写真上から順に)
①コヤスケ ハンマ-の一端に、石を割る厚手の刃を付けたもの。
②石 頭 主に、コヤスケを叩く、少し小型のハンマー。
③刃トンボ コヤスケの槌の一方は薄刃に、他方はとがらしてある。
8月23日(日)坂町立図書館にお
いて、開館10周年を記念して、図書
館まつりを開催しました。紙芝居夢
屋のおっちゃんによる紙芝居や絵本
の読み聞かせ、リサイクルフェア、本
の福袋、ぬいぐるみのお泊り会、抽
選会、ブックコート体験が行われ、親
子で多数参加していただき、盛況の
うちに終了しました。ご来館いただ
き、ありがとうございました。
神楽の祭典
8月30日(日)Sunstar Hallにおいて、坂
町文化協会主催による神楽の祭典が行われ、
664人が集まり、盛大に開催されました。
当日は、安芸太田町から三谷神楽団による
「大 江山」と「八岐 大 蛇」の2演目が披 露さ
れ、観客は勇壮な神話の世界に引き込まれま
した。
また休憩時間や終了後には、衣装の試着や
撮影会も行われ、親子で楽しく文化に触れる
ことができました。
民謡民舞の祭典
9月13日(日)Sunstar Hallにおいて、けん
みん文化祭ひろしま'15民謡民舞の祭典が、県
内外から577人が集まり、盛大に開催されま
した。
当日は、県内各地から選ばれた29団体によ
る唄と踊りが披露され、坂町からは、
『 広島県民
踊協会松岡教室坂支部』
の皆さんも出場され、
熱のこもった演技で観客を魅了しました。
また、地元アトラクションとして、坂町有志
一同による『坂町音頭』も披露され、出演者と
観客が一緒に輪になって会場を踊り、元気な
坂町をPRすることができました。
振り上げず、手で持ってコツコツと小さく叩き、石の表
面を整えたり、彫り加工に使う。
④ビシャン 石の表面を整える道具。4㎝角の金槌の先の平らな面に
方眼状の溝を切ってある。縦横に4本の溝を切った4枚
から、8枚、10本ずつの100枚まである。言うまでもな
く、数が大きいほど細かい目になる。
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(坂町文化財保護委員)
▲江戸時代から昭和40年代まで
▲広島県民踊協会
松岡教室坂支部
▲会場全員で、
『坂町音頭』を踊りました。
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