漢字クイズ(果物編) - 電子辞書活用事例集

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漢字クイズ(果物編)
小学校・ 中学校 / 英語 / 初級 / その他 / XD- B4 7 0 0
ねらい
英語での発音やカタカナでの表記の仕方は知ってはいるけれども、漢字や英語でどうやって表すかは知らないというものは結構あるものです。バナナやパインナップル
など、カタカナでは知っていますが、どのように漢字で表すかを知らない人も多いと思います。そこで、電子辞書を用いてクイズを行い、児童が漢字・英語・発音の3つを
意識したり、気づいたりする活動です。
活動のアウトライン
1. 児童はペアをつくり、ペアで1台の電子辞書を用意する。
2. 教師はプロジェクターでクイズの出題方法を説明する。
3. 和英辞典を開き、英語でどのように表現されるか説明する。
4. 音声機能を用いて、発音の確認の仕方を説明する。
5. 広辞苑で、漢字でどのように表されるかを提示する。
6. 問題の出題方法がわかったら、今度は児童同士で問題を出題させる。
操作例
STEP 01
を押し「バナナ」をローマ字で
と入力します。
を押して本文を表示させます。
STEP 02
小学生は英単語を見ても、発音の仕方がわからないので、音声機能を用いて、発音を確認します。
を押せば、音声を確認することができます。
STEP 03
次は、漢字の表し方を調べます。和英辞典では、漢字が表示されていませんので、漢字を調べるために、
を押し、カーソルをバナナに合わせて
を押し、広辞苑を選びます。
を押して、カーソルをbananaにあわせて
STEP 04
を押して、本文を表示しバナナは、漢字では「甘蕉」と表すことを確認します。
STEP 05
児童に出題させるときには、ジャンケンして出題者を決めて行います。出題者は、教師が示す単語を電子辞書で調べ、漢字や英語の綴りなどをメモします。
STEP 06
出題者は漢字→英単語の順にヒントを与え、解答者は単語を答えます。解答者が答えられたら、出題者と解答者を交代して再度行います。
STEP 07
3分経ったら、問題作成を止めて、出題者は漢字→英単語の順にヒントを与え、解答者は答えます。
まとめ
クイズの出題方法を指導しながら教師が問題を出した後には、児童達に問題を作らせて出題させると良いでしょう。しかしながら、小学生がいきなり一人で漢字・読み
方・色や形のヒントを作るのは少し難しいと思いますので、最初はグループで助け合ったり、ヒントとしてイラストを描かせたり、ゼスチャーを用いたりさせてヒントの種類を
増やすと良いと思います。
( © e-pros
2012 西林
慶武)