根拠をもって説明できる児童の育成

平成27年度
稲城市教育研究奨励校
根拠をもって説明できる児童の育成
~思考力・表現力を育てる授業の追求~
◎算数的活動の充実
◎問題解決型の学習の確立
(七小スタイル)
◎評価の在り方の追求
稲城市立稲城第七小学校
〒206-0812
東京都稲城市矢野口 1901-2
TEL 042-377-0351 FAX 042-379-3657
H27 年度 研 究
平成27 年度
研
究
構
想
夢・希望
題
根拠をもって説明できる児童の育成
本校の教育目標
~
主
図
~
~
◎考える子
〇ねばり強い子
○思いやりのある子
思考力・表現力を育てる算数授業の追究
~
数学的な思考力・表現力がもっともよく表れるのが、問題解決型の学習における児童が根拠をもって説明する場面であるととらえ研究を進めていく。子供
が問題意識をもったときに生まれる論理的な思考、表現することを通して確かな考えへと深まっていく。また、表現された考え方について検討していくこと
で、新しい考え(方)を獲得していくであろう。
解決の見通し・自力解決の場面
机間指導の際のポイント
児童全体の状況把握
主体的に自らの学習を振り返る自己評価
発表の組み立て
自力解決につながる考え方を掲示しておく
本研究においては算数的活動を、
数学的な考え方を児童の言葉でまとめさせる
「児童が問いをもって主体的に学習する活動」と考える
児童自身による評価 …毎時間の振り返りを充実させ
「問題をといてみたい」 「きまりをみつけたい」
など
るための手立て
課題の把握
(1)振り返りやすいようなめあて(2)振り返りの観点を示す
(3)振り返りの紹介
具体物を用いた活動・操作的活動
だけが算数的活動ではない
(4)低学年における振り返りの在り方
(5)教師のコメント (6)振り返りの積み重ね
子どもが「問い」をもつような場面にするために
子どもの理解度・実態を把握するための形成的評価
まとめ・振り返り
解決の見通し
⇒
評価1
評価2
身近な生活場面から問題場面をつくったり、
体験的な活動を通したりして問いをもたせる
⇒ その他に次のような手立てで問いをもたせる
子供の思考力・表現力を形成的に評価する
評価1
解決の見通し・自力解決の場面(個人)
評価2
学び合い・高め合いの場面(集団)
学び合い高め合い
自力解決
ゲーム化
問題をゲーム化して提示し、ゲームの
過程で問題場面(困ったな、と思う場面)に出会わせる
毎時間の授業の中で、子供の思考や表現について、発言やノートから評
価し、それを指導に活かしていく
ことができる。 そこから子供に解決する必要感をもた
「なぜなら○○ ,○○だから」等の根拠を述べる姿勢を評価する
せ問いにつなげる。
見直し
比べる
学習指導の質を高めるための授業評価
問で、児童の関心を高める。 「はっきりさせたい」と
自分の考えを1分間見直す場面
・自分の考えが問いに対して整合しているかを確かめるために
教師自身による評価 …根拠をもって説明させる授業が
・自分の考えを表現するために
できたかどうかを評価する方法
児童への言葉かけ「問題を読み返してみよう。」「何をもとに考えたの
七小スタイルを以下の4観点に沿って自分の授業を振り返る
か、説明できるようにしよう。」
「答えを(具体物で)確かめよう。」等
・
「問い」をもつ場面があったか
・数学的な考え方を用いて解決されていたか
「どちらが○○でしょう」というような発
学び合い・高め合い(集団解決)の場面
・論理的に説明する場面があったか
練り上げの質を高めるための発問
・知識・技能や学び方を獲得したことについて振り返る場面があったか
根拠
多様性
共通性
整合性・一般性
拡張
いう児童の思いから問いをもたせる。
ブラインド
問題文や数値、図形の一部などが隠
されている条件不足の課題を提示することで、「隠れて
いるのは何だろう?」という問いをもたせることができ
る。また、問題の条件を補おうとする児童の主体性を引
き出し、児童とともに問いをつくることができる。
類似性
統合
相違性
よさ・価値
計算のしかたをくふうしよう
かけ算
分数のたし算・ひき算
研究授業日程
日程
開始時刻
内容
1
平成27年5月19日(火) 13時30分より
5年「単位量あたりの大きさ」
2
6月12日(金) 13時30分より
2年「三角形と四角形」
3
9月10日(木) 13時30分より
3年「かけ算の筆算」
4
10月
9日(金) 13時30分より
1年「かたち(1)
」
5
11月
5日(火) 13時30分より
6年「速さ」
6
11月27日(金) 13時30分より
4年「面積」