特 長

2014年11月 現在
除 草 剤
(Synaxio™ EC)
農林水産省登録
第22968号
種類名/トリフルラリン・IPC乳剤
有効成分の種類及び含有量/トリフルラリン………………33.0%
IPC ……………………………11.0%
その他の成分の種類及び含有量/有機溶剤、界面活性剤 等…56.0%
物理的化学的性状/黄赤色澄明可乳化油状液体
毒劇法/該当なし
消防法/第4類第2石油類
有効年限/5年
包装/500㎖×20 ダンボール箱
TM:ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーまたはその関連会社商標
特 長
◦トリフルラリンは、ジニトロアニリン系の除草剤で、土壌処理により雑
草の発芽時に幼芽・幼根から吸収され、分裂組織の細胞分裂を阻害する
ことにより、効果を発揮します。
◦IPC(クロロプロファム)は、カーバメート系の除草剤で、土壌処理によ
り雑草の発芽を抑制し、また作物の根から吸収されて細胞分裂を阻害す
ることにより、効果を発揮します。
◦一年生雑草の発生前処理で、優れた除草効果を発揮します。
◦土壌の浅い部分と深い部分の両方に働きかける除草剤です。トリフルラ
リンは土壌上部に薄く、強い処理層を、IPCは比較的広い処理層を作り、
雑草に対して安定した効果が期待できます。
シナジオ乳剤
適用雑草及び使用方法
作物名
適用雑草名
使用時期
適用土壌
10アール当り
使用量
薬量
希釈
水量
小麦
本剤及びトリフ
ルラリン・IPC
適用地帯 使用方法
を含む農薬の
総使用回数
2回以内
大麦
だいず
一年生雑草
全土壌
(ツユクサ科、カヤ 播種後出芽前
300~
ツリグサ科、キク (雑草発生前)(砂土を除く) 400㎖
科を除く)
100ℓ
全域
本剤:1回
(北海道を
トリフルラリン:
除く)
2回以内
(全面土壌散布は
1回以内)、畦間土壌
散布は1回以内
IPC:1回
全面
土壌散布
上手な使い方
◦発生している雑草には効果がないので、雑草の発生前に散布してください。
◦イネ科難防除雑草のカズノコグサ、カラスムギに対しては、密度抑制効果が期待
できます。体系防除、耕種的防除と組み合わせてご使用ください。
◦土壌水分は本剤の効果、安全性に大きく影響しますので、適切な土壌水分時に処
理することによって、最も効果的で、安全に使用できます。
使用上の注意
◦本剤は雑草発生前の散布が有効で、発芽後の雑草には効果が劣るので、雑草発生前に散布してく
ださい。
◦土壌が極端に乾燥していると除草効果が劣ることがあるので、土壌が適当な水分を含んでいると
きに散布してください。
◦砂土での使用は避けてください。
◦散布薬液の飛散あるいは本剤の流出によって有用植物に薬害が生じることのないように十分に注
意して散布してください。
◦砕土、整地はできるだけていねいに行い、種子が露出しないように覆土はできるだけ厚く行って
ください。
◦蚕に影響があるので、周辺の桑葉にかからないようにしてください。
◦激しい降雨が予想される場合の使用は避けてください。
◦本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて
使用する場合は、病害虫防除所など関係機関の指導を受けてください。
シナジオ乳剤
安全使用上の注意
◦本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合は直
ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
◦本剤は皮膚に対して刺激性があるので、皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合
には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
◦散布液調製時及び散布の際は、保護眼鏡、農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用する
とともに、保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいを
するとともに衣服を交換してください。
◦作業時に着用していた衣服は、他のものとは分けて洗濯してください。
◦かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、
施用した作物などとの接触を避けてください。
◦夏期高温時の使用を避けてください。
水産動植物…使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使い切ってください。散布器具及び容
器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器は水産動植物に影響を与えないよ
う適切に処理してください。
引火性…危険物第四類第二石油類に属するので火気には十分注意してください。爆発性、皮膚腐食
性はありません。
保管…火気を避け、直射日光が当たらない低温な場所に密栓して保管してください。