2013年 度 修 士 論 文 ウシ 体 外 成 熟 培 養 に お け るプ ロジ ェス テ ロ ン 添 加 が 胚 発 生 に及 ぼ す 影 響 瀦 θo`ofμ08θ β'θ■・oηθsu .pplementotゴoηof maturationmediumonthedevelopmentof ■VM-IVF引70ゐ07ゴ 21231011庄 指 導教員 η θ θ皿 加70β 司 圭 佑 家 畜繁 殖 学 教授 堂地 修 動物生 殖学 教授 今井 敬 酪 農 学 園 大 学 大 学 院 酪 農 学研 究 科 目 第1章 緒 第II章 ウ シIVMに 次 論 .1 お け る プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 添 加 が 卵 子 成 熟 お よ び 胚 発 生 に 及 ぼ す 影 響 第1節 緒 言 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …5 第2節 材 料 お よび 方 法 ・ 第3節 結 果 .16 第4節 考 察 .21 第5節 要 約 .27 .g 29 ○ 32 33 40 ・ ● ● ● ○ ● ● ● . ● ■ O ● ● ● o ● o ● ・ ● ● ● ● ● ● ○ ● . ● ● ● ● ○ ● ・ ● o 引用 文 献 ● 英文要約 ● ● 辞 謝 括 総 第 皿章 第1章 緒 論 哺 乳 類 の 卵 母 細 胞 は 卵 巣 内 で は 第 一 減 数 分 裂 前 期 の 複 糸 期 で 分 裂 を 停 止 し て お り、 体 外 培 養 に よ り第 一 減 数 分 裂 中期 へ と 成 熟 を 再 開 す る[32]。 た ま た 、直 径2∼6mmの ウ シ 卵 母 細 胞 は す べ て 卵 核 胞 期(以 Vesicle;GV)に あ る こ と が 知 ら れ て い る[32]。 に お け る 体 外 成 熟 培 養(以 下IVM)は 卵 胞 か ら採 取 し 下Germinal ウ シ 体 外 受 精 、未 成 熟 卵 子 が 受 精 可 能 な 成 熟 卵 子 へ と変 化 す る た め に 必 要 不 可 欠 な 培 養 で あ る 。 成 熟 卵 子 と は 、 卵 母 細 胞 が 第 一 極 体 を 放 出 す る こ と に よ り 一 次 卵 母 細 胞 か ら 二 次 卵 母 細 胞 へ と発 育 し た も の を 指 し、 卵 母 細 胞 の 細 胞 質 の 成 熟 と 卵 丘 細 胞 の 膨 化 を 伴 う必 要 が あ る 。 ウ シIVMで は 卵 胞 刺 激 ホ ル モ StimulatingHormone;FSH)を FSHが ン(以 下Follicle 培 養 液 に 添 加 す る 場 合 が 多 く 、 核 成 熟 を 促 進 さ せ 、 卵 丘 細 胞 か ら の ビ ア ル ロ ン 酸 分 泌 を 刺 激 し、 卵 丘 細 胞 の 膨 化 促 進 お よ び 卵 丘 細 胞 の 増 殖 や ス テ ロ イ ド産 生 を 促 進 し て い る[2]。 LHやhCGと は ヒ トIVMへ ま た ヒ ト で は 、FSH以 外 に も い っ た ホ ル モ ン を 添 加 す る 場 合 が 多 い が 、近 年 で のhCG添 加 は 効 果 の な い こ と が 示 さ れ て い る[7]。 1 ヒ ト や ブ タ のIVMで は 、 卵 丘 細 胞 卵 子 複 合 体(以 Cumulus-oocytecomp!exes;COCs)のLHレ 誘 導 後 にLHを う に 、FSHやLHの セ プ タ ー をFSHで 添 加 し 卵 子 成 熟 を 促 進 さ せ る[1、13]。 こ の よ 組 み 合 わ せ 、添 加 す る タ イ ミ ン グ お よ び 添 加 期 間 の 検 討 が 進 ん で い る[2]。 そ れ で も な お 、多 く の 哺 乳 動 物 の 卵 子 は 、 体 外 成 熟 、 体 外 受 精 お よ び 体 外 発 生(以 IVM-IVF-IVC)を 下 行 う と種 に よ っ て 段 階 が 異 な る が 、 あ る決 ま っ た 段 階 で 発 生 が 停 止 す る 現 象 が 起 き る た め[6、30]、 室 で もIVC後 下 の 胚 盤 胞 発 生 率 は20∼30%と 当 研 究 低 く 、培 養 方 法 に つ い て は 更 に 検 討 が 必 要 で あ る。 胚 盤 胞 発 生 率 の 向 上 に は 卵 母 細 胞 の 成 熟 が 大 き く 関 与 し て お り、 卵 母 細 胞 の 成 熟 に は 卵 丘 細 胞 の 有 無 が 重 要 で あ る 。 卵 丘 細 胞 は 卵 母 細 胞 と ギ ャ ッ プ 結 合 を 介 し 、 栄 養 供 給 な ど の 細 胞 間 の 連 絡 を 保 っ て い る こ と か ら 双 方 は 密 接 な 関 係 が あ る[24]。 胚 発 生 率 を 改 善 す る 一 つ の 手 段 と し て 、 卵 母 細 胞 の 培 養 法 を 改 善 す る 必 要 が あ る と考 え られ る 。 近 年 、 ブ タ 卵 子 の 体 外 受 精 で は 成 熟 培 養 液 へ の プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン(黄 体 ホ ル モ ン 、 以 下Progesterone;P4)を 含 む 数 種 類 の ホ ル モ ン 添 加 が 成 熟 率 お よ び 胚 盤 胞 発 生 率 の 改 善 に 有 効 で あ る と 報 告 さ れ て い る[13]。 2 宮 田[17、18]は ウ シ 卵 子 の 成 熟 培 養 液 にP4を 添 加 す る と 受 精 後 の 胚 発 生 が 向 上 し た と 報 告 し て い る 。 ウ シ 発 情 期 に け る 血 中P4濃 来P4の 濃 度 上 昇 に 伴 い 、LH(黄 LuteinizingHormone;LH)サ 体 形 成 ホ ル モ ン 、 以 下 ー ジ 開 始 か ら4∼5時 し く 上 昇 し 、6∼10時 ー ジ 開 始24∼30時 度 は 穎 粒 層 細 胞 由 間 後 に 最 高 値 と な る[9]。 間 後 に 著 そ し てLHサ 間 後 に 排 卵 が 起 き る 。 さ ら に 、卵 丘 細 胞 に は プ ロ ゲ ス チ ン 膜 レ セ プ タ ー が 発 現 し て い る こ と[20]、 び 川 島[13]や 宮 田[17、18]の 研 究 報 告 か ら 、P4は お よ 哺 乳 類 の 排 卵 周 期 に お け る 卵 子 成 熟 に 大 き く 関 わ っ て い る こ とが 推 察 さ れ る 。 こ れ ら の こ と か ら 、 ウ シ お よ び ブ タ のIVMに お け るP4 添 加 は 卵 子 成 熟 お よ び 受 精 後 の 胚 発 生 の 向 上 に 効 果 が あ る と 考 え ら れ る 。 し か し 、 ブ タ 体 外 受 精 で は 生 体 内 に お け るP4が 分 泌 す る 時 期 を 検 討 した 上 で 添 加 して い る の に 対 し、 ウ シ 体 外 受 精[17、18]で は 、 分 泌 時 期 と は 無 関 係 にP4を 添 加 して い る た め 、 内 分 泌 学 的 に 最 適 で は な い 可 能 性 が 考 え られ る。 こ れ ら の こ と か ら 、 ウ シIVMで もP4の 添 加 時 期 を 検 討 し た 上 で 添 加 す る こ と に よ り、 従 来 の 培 養 方 法 よ り も 高 い 胚 発 生 率 を 得 られ る 可 能 性 が あ る 。 本 研 究 で は ウ シIVMの 上 を 目 的 と し 、COCsを 改 善 に よ る 体 外 受 精 胚 の 発 生 率 の 向 用 い て 、IVMに 3 お け るP4の 適 切 な 添 加 濃 度 に つ い て 検 討 す る た め 、培 養 液 内 に 各 種 濃 度 のP4を IVM後 添 加 し、 の 卵 子 成 熟 率 、体 外 受 精 後 の 胚 発 生 率 お よ び 作 出 し た 胚 を 用 い て 細 胞 数 を 調 査 し た 。 4 第II章 ウシ体 外 成 熟 培 養 に お け る プ ロジ ェス テ ロ ン添加 が 卵 子 成 熟 お よび胚 発 生 に及 ぼ す 影 響 第1節 IVMの 緒 言 至 適 培 養 条 件 を 設 定 す る こ と は 体 外 受 精 技 術 の 課 題 の 一 つ で あ る[34]。 ヒ トに 限 ら ず 、 大 型 家 畜 に お い て も 体 外 成 熟 した 卵 子 の 受 精 後 の 発 生 能 は 体 内 成 熟 卵 と 比 較 し て 低 い の が 現 状 で あ る[34]。 そ の 原 因 と し て 、直 径1cm以 上 に 発 育 す る ヒ トや 大 型 家 畜 の 卵 胞 は 器 官 培 養 が 困 難 な た め 、 体 外 培 養 系 に お い てCOCsを 回 収 して 培 養 し て も 、 英 膜 や 穎 粒 膜 細 胞 の 分 泌 機 能 が 欠 け て い る こ と が 挙 げ られ る。 ま た 、 体 外 培 養 に 用 い る 卵 子 は 、 卵 胞 発 育 ・成 熟 が 誘 導 さ れ る 以 前 の 発 育 途 上 の 卵 胞 腔 か ら 回 収 し て い る た め 、 卵 子 自身 や 卵 丘 細 胞 の 成 熟 準 備 が 完 了 して い な い こ と も 考 え られ る 。 排 卵 期 に は 、 卵 胞 内 の 内 分 泌 環 境 の 変 化 や そ れ に 伴 う卵 丘 細 胞 の 機 能 的 変 化 が 生 じ る こ と か ら 、 こ れ ら を 体 外 で 誘 導 す る 必 要 が あ る と され て い る[35]。 排 卵 前 未 成 熟 卵 子 は 卵 胞 内 で 成 熟 、 発 育 す る こ と か ら未 成 熟 卵 子 に と っ て 生 理 的 な 体 液 は 卵 胞 液 だ と 考 え ら れ る。 こ れ ま で の 研 究 か ら卵 胞 液 に は 、 減 数 分 裂 活 性 化 ス テ 5 ロ ー ル[16]、 ミ ッ ド カ イ ン[11]お よ び レ プ チ ン[4]と い っ た 細 胞 質 の 成 熟 促 進 活 性 を 示 す 物 質 が 含 ま れ て い る こ と が 報 告 さ れ て い る 。 こ れ ら の こ と か ら 、IVM用 の 培 養 液 も 卵 胞 液 組 成 に 近 づ け る こ と で そ の 成 績 が 向 上 す る 可 能 性 が あ る と 考 え ら れ る[2]。 近 年 、 ウ シ 生 体 内 を モ デ ル と し たIVMへ の 物 質 添 加 の 様 々 な 試 み が 行 わ れ て お り 、そ の 一 つ に ホ ル モ ン 添 加 が 挙 げ ら れ る 。 添 加 す る ホ ル モ ン の 組 み 合 わ せ 、 添 加 時 期 お よ び 添 加 期 間 の 検 討 が 行 わ れ て い る[2]。 LHレ セ プ タ ー をFSHで ヒ ト や ブ タ 卵 子 のIVMの 誘 導 後 、LHを 際 、COCsの 添 加 す る 段 階 的 な 培 養 法 が 試 み ら れ 、 胚 盤 胞 発 生 率 向 上 が 認 め ら れ て い る[1、13]。 た 、 筆 者[27]の 加 実 験 で は 、IVM開 し た 培 地 に 卵 子 を 移 こ ろ 、10時 間 目 に 添 加 始5時 減 数 分 裂 を 開 始 し た 区 に 比 べ 胚 盤 胞 発 生 率 が 有 意 に 低 曝 さ れ る 時 間 が 長 か っ た た め さ せ る 成 熟 促 進 因 子(以 MaturationPromotingFactor)の divisioncycle25ボ ゼ)の 酵 素 活 性[20]を 添 し換 え 体 外 受 精 後 の 胚 発 生 を 調 べ た と か っ た 。 こ の 理 由 はCOCsがP4に にP4が 間 目 にlug/mlのP4を ま 下MPF; 活 性 化 を 起 こ すcell ス フ ァ タ ー ゼ(以 失 活 さ せ る と い ネ ズ ミ な ど の 小 動 物 のCOCsの 下Cdc25ホ う報 告 か ら 説 明 で き る 。 培 養 に お い て はP4の 6 ス フ ァ タ ー 添 加 が 卵 子 の 成 熟 を 促 進 さ せ る が 、 ウ シ な ど の 大 動 物 の 場 合 は 阻 害 作 用 を 示 す[23]。 し た が っ て 、P4{度 に は 至 適 範 囲 が あ り 、 濃 度 が 高 く て も 低 く て も 卵 子 の 成 熟 能 は 低 下 す る と 考 え ら れ 、 添 加 濃 度 の 設 定 は ホ ル モ ン を 添 加 す る 上 で 重 要 で あ る と 考 え ら れ る 。 ウ シ 生 体 内 で は 、LHサ る 。 血 中P4濃 し 、6∼10時 度 はLHサ LHサ ー ジ 開 始 か ら4∼5時 間 後 に 最 高 値 と な る[9]。 よ そ0.79ng/mlで 1.1ng/mlと ー ジ 開 始24∼30時 あ り 、LHサ 間 後 に 排 卵 す 間 後 に 著 し く 上 昇 発 情 期 のP4平 ー ジ 開 始6∼10時 間 後 は お よ そ 平 均 値 に 比 べ 高 い 値 で あ る 。 卵 子 成 熟 を 誘 起 す る ー ジ の 開 始 に 伴 うP4濃 度 上 昇 は 、P4が 卵 子 成 熟 と 密 接 な 関 係 に あ る こ と が 示 唆 さ れ て い る 。 性 ス テ ロ イ あ るP4は 均 値 は お ド ホ ル モ ン で 穎 粒 層 細 胞 に お い て 、 コ レ ス テ ロ ー ル か ら 共 通 的 な 中 間 体 ス テ ロ イ ド で あ る プ レ グ ネ ノ ロ ン を 経 て 生 合 成 さ れ る [8](図1-1)。 し た が っ て 、 コ レ ス テ ロ ー ル か ら プ レ グ ネ ノ ロ ン に な り 、 プ レ グ ネ ノ ロ ン はP4あ る い は17一 レ グ ネ ノ ロ ン に 代 謝 さ れ る 。P4はC17水 17α α ヒ ド ロ キ シ プ 酸 化 酵 素 に よ っ て 一ヒ ド ロ キ シ プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン と な り 、次 にC17-20リ ゼ に よ り ア ン 酵 素(以 ド ロ ス テ ン ジ オ ン に 、そ の 後17β 下17βHSD)に トス テ ロ ン に チ よ っ て テ ス ト ク ロ ー ムP-450ア 7 ア ー 一水 酸 基 脱 水 素 トス テ ロ ン と な る 。 テ ス ロ マ タ ー ゼ(以 下 P-450arom)が 働 き エ ス ト ラ ジ オ ー ル17β テ ン ジ オ ン にP-450aromが ト ロ ジ ェ ン;E2)と と な る 。ア ン ド ロ ス 作 用 す る と エ ス ト ロ ン(以 な る 。E2は 下 排 卵 を 引 き 起 こ すLHサ 起 因 と な る と 共 に 、穎 粒 層 細 胞 のFSHお よ びLHの ー ジ の 受 容 体 を つ く り 、 穎 粒 層 細 胞 の 分 裂 を 刺 激 し 卵 胞 の 発 育 を 促 す[29]。 わ ち 、P4は す な 各 ス テ ロ イ ドホ ル モ ン の 前 駆 物 質 で あ り、 これ ら の ス テ ロ イ ド ホ ル モ ン は 卵 胞 成 熟 、排 卵 を 誘 起 す るFSHお LHの エ ス 受 容 体 形 成 に 関 与 す るE2を よ び 生 成 す る 。 こ の こ と か ら 、P4 は 卵 子 成 熟 に お い て 重 要 な 間 接 的 役 割 を 担 っ て い る 。 体 外 培 養 に お い て も 、P4はFSH受 考 え ら れ る[35]。 例 え ば 、IVM培 容 体 形 成 に 携 わ っ て い る と 養 液 へ のP4添 加 に よ り減 数 分 裂 停 止 を 解 除 す る こ と が 、 幼 若 ラ ッ トを 用 い た 実 験 か ら 実 証 さ れ て い る[19]。 るP4は こ の こ とか ら、 体 内 お よ び 体 外 培 養 に お け 卵 子 成 熟 に 間 接 的 お よび 直 接 的 に 作 用 して い る とい え る。 本 実 験 で は 、 体 内 の 血 中P4濃 発 情 開 始10時 10時 度 が 上 昇 し、 最 高 値 に 達 す る 間 目 にP4添 間 目 を 照 ら し 合 わ せ 、IVM由 加 培 地 に 移 し 換 え 、IVM培 来 卵 子 をIVM開 地 へ のP4添 始 後 加 が 卵 子 成 熟 、 受 精 後 の 胚 発 生 お よ び 胚 の 品 質 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て 検 討 した 。 8 第2節 1.卵 材 料 お よび 方 法 子 の 回 収 食 肉 処 理 場 由 来 で 採 取 し た ウ シ 卵 巣 を パ ウ チ パ ッ ク に 入 れ 実 験 室 に 持 ち 帰 っ た 。 卵 管 間 膜 お よ び 脂 肪 を 除 去 し 、 滅 菌 生 理 食 塩 水 で 数 回 洗 浄 液 を 滅 菌 紙 で 除 去 着 し た5mlシ し た 後 、 卵 巣 表 面 の 余 分 な 水 分 お よ び 血 し た 。COCsの 採 取 に は 、18Gの リ ン ジ を 用 い 、3%子 Gibco、16170-078)を 添 加 し た 後 、 直 径2∼6mmの 採 取 後 のCOCsはD-PBSで 胞 が1層 2卵 子)を 以 上 付 着 少 量 吸 引 し シ リ ン ジ 内 を 卵 胞 か らCOCsを 数 回 洗 浄 吸 引 採 卵 し た 。 し た 。供 試 卵 子 に は 卵 丘 細 し 、 細 胞 質 が 均 一 な 未 成 熟 卵 子(Grade1、 用 い た 。 採 取 し た 直 後 のCOCsは 刺 激 ホ ル モ 0.02AU/mlお 下CS; し た 修 正 ダ ル ベ ッ コ リ ン 酸 緩 衝 液 (以 下D-PBs;Gibco、21300-025)を 洗 浄 ウ シ 血 清(以 注 射 針 を 装 ン(以 、D-PBSで3回 洗 浄 ン ト リ ンR10、 下FSH;ア よ び5%CSを 添 加 TCM-199;Gibco、12340-030)で2回 川 崎 三 鷹) し た へ ペ ス 緩 衝TCM-199(以 洗 浄 9 し た の ち 、 卵 胞 し た 。 下 2.体 外 成 熟 培 養 IVMに は 前 述 し た 体 外 成 熟 培 地 お よ び 同 様 の 培 地 にP4 (Sigma、P7556)を1お P4添 よ び5ug/ml添 加 濃 度 別 に1ugお て 計3区 よ び5ug区 ま たP4無 添 加 を 対 照 区 と し ド ロ ッ プ を 作 製 カ ラ イ テ ス ク 、26114-75)で ず つ 導 入 し38.5℃ 無 添 加 のTCM-199で よ び5ug区 はIVM開 始 後 最 初 の10時 間 目 に ド ロ ッ プ か ら 取 加 し たTCM-199で2回 マ ル チ デ ィ ッ シ ュ(Nunc、179820)に 滴 下 し た も の に20個 ず つ 導 入 し 、 流 動 パ ラ フ ィ 気 の 気 相 条 件 下 で20時 培 養 し 、10時 よ び5ug/ml添 レ(Falcon、 覆 っ た も の にCOCsを20個 、5%CO2、95%空 養 し た 。 ま た 、1お P4を1お し た も の を 用 い た 。 を 設 け た 。 対 照 区 は プ ラ ス チ ッ ク シ ャ ー 1007)に100u1のTCM-199の ン(ナ 加 間 培 間 はP4 り 出 し、 洗 浄 し た 後 、4well 同 液 を1wel1あ た り700u! し 、 同 様 の 気 相 条 件 下 で20時 問 目 ま で 培 養 を 行 な っ た 。 3.ア セ トオ ル セ イ ン 染 色 法 に よ る 卵 子 の 核 相 検 査 IVM開 始20時 間 後 に 一 部 のCOCsは 製 し 核 相 検 査 を 行 な っ た 。COCsは 、ホ ー ル マ ウ ン ト 標 本 を 作 、D-PBSが2ml入 っ た ガ ラ ス 遠 沈 管 に 移 し 、ボ ル テ ッ ク ス ミ キ サ ー で5分30秒 間 擁 搾 し卵 丘 細 胞 を 完 全 に 除 去 し た 後 、 カ ル ノ ア 液(酢 10 酸 とエ タ ノ ー ル を 1:3の 割 合 で 混 合 し た も の)を 固 定 後 、99.5%エ (45%濃 タ ノ ー ル で 置 換 後 、1%酢 間 以 上 固 定 した 。 酸 オ ル セ イ ン溶 液 度 に 調 整 し た 酢 酸 溶 液 に オ ル セ イ ン0.02g/mlを し た も の)で15∼30分 ー ル(酢 用 い て48時 間 染 色 した 。 染 色 後 、 ア セ トグ リセ ロ 酸 、 グ リ セ リ ン お よ び 超 純 水 を1:1:3の し た も の)で 混 合 割 合 で 混 合 置 換 し、 生 物 顕 微 鏡 下 で 核 相 を 観 察 した 。 卵 子 の 核 相 の 判 断 基 準 は 、 核 の 赤 道 面 に 染 色 体 が 配 列 して い る も の を 第 一 減 数 分 裂 中 期 卵 子(以 下MetaphaseI;MI)、 細 胞 質 の 両 極 へ 染 色 体 が 移 動 を 開 始 して い る も の を 第 一 減 数 分 裂 後 期 卵 子(以 下AnaphaseI;AI)、 細 胞 質 の 両 極 へ 染 色 体 移 動 が 完 了 し て い る も の を 第 一 減 数 分 裂 終 期 卵 子(以 TelophaseI;TI)お 下 よ び 細 胞 質 の 赤 道 面 に 半 減 した 染 色 体 が 配 列 し、 第 一 極 体 の 核 相 が 確 認 で き る も の を 第 二 減 数 分 裂 中 期 卵 子(以 4.体 1)精 下MetaphaseII;MII)と した 。 外 受 精 子 の パ ー コ ー ル 洗 浄 体 外 受 精 に は ホ ル ス タ イ ン 種 種 雄 牛1頭 た 。 凍 結 精 液 は370Cの 温 湯 に30秒 解 後 の 精 子 はTakahashiら[28]の の 凍 結 精 液 を 用 い 間 浸 漬 して 融 解 した 。 融 方 法 に 準 じ 、パ ー コ ー ル(GE 11 HealthcareBio-ScienceAB、17-0891-Ol)に よ る 密 度 勾 配 法 に よ り 洗 浄 分 離 し た 。 パ ー コ ー ル 密 度 勾 配 法 は 、 ま ず90%パ ー コ ー ル 溶 液 を 調 製 し 、 っ い で90%パ BrackettandOliphant[3]液(以 ー コ ー ル 溶 液 を 調 製 ー 下BO液)を し た 加 え て45%パ 。 精 子 の パ ー コ ー ル 洗 浄 に は15ml の プ ラ ス チ ッ ク 遠 沈 管(Corning、43079)を に45%パ ー コ ー ル 溶 液2mlを 90%パ ー コ ー ル 溶 液2mlを 90%パ ー コ ー ル 溶 液 精 液 を470u1重 層 コ ー ル 溶 液 に 用 い た 。 は じ め 入 れ 、 次 い で 遠 沈 管 の 底 部 に 入 れ 、45%パ ー コ ー ル 溶 液 の 下 に と な る よ う に 重 層 し 、 そ の 上 に 融 解 後 の し た 。遠 心 分 離 は2000rpmで20分 間 行 な い 、 上 清 を ア ス ピ レ ー タ で 吸 引 し 除 去 し た の ち 、 精 子 懸 濁 液 よ り 精 子 沈 渣 を 得 た 。 2)精 子 の 受 精 能 獲 得 誘 起 体 外 受 精 に 使 用 し た 精 子 の 受 精 能 獲 得 誘 起 はBO液 た 方 法 で 行 っ た 。す な わ ち 、BO液 H1384)お よ び4U/mlノ ボ ヘ パ リ ン(持 加 し た 受 精 能 獲 得 誘 起 液6mlを え 、 た だ ち に1800rpmで5分 に10mMヒ を 用 い ポ タ ウ リ ン(Sigma、 田 製 薬 、A138)を 添 パ ー コー ル 洗 浄 後 の 精 子 に加 間 の 遠 心 分 離 を行 な い 、 上 清 を ア ス ピ レー タ で 吸 引 除 去 後 、 受 精 能 獲 得 精 子 を 得 た 。 12 3)精 子 濃 度 調 整 受 精 能 獲 得 誘 起 後 の 精 子 は 精 子 数 を 計 算 室 タ イ プ 、 エ ル マ)に ト ー マ 血 球 計 算 盤(2 よ り 計 測 後 、 最 終 濃 度 が5×106/ml に な る よ う に 、 ま ず10mMヒ ポ タ ウ リ ン を 添 加 誘 起 液 で10×106/mlに し 、BO液 ブ ミ ン(以 2倍 希 釈 調 製 下BSA;Sigma に20mg/mlウ 、A4378)を 添 加 し た 受 精 能 獲 得 シ 血 清 ア ル し た 精 子 希 釈 液 で し 、 精 子 浮 遊 液 と し た 。 4)媒 精 精 子 浮 遊 液 を 用 い て60mmシ ャ ー レ に1001の ド ロ ッ プ を 作 製 し 、 流 動 パ ラ フ ィ ン で 覆 っ た も の を 体 外 受 精 培 地 と し た 。 IVM後 の 卵 子 はBO液 回 洗 浄 し た の ち 、 にBSA10mg/m1を 添 加 ド ロ ッ プ1個 あ た り20個 同 様 の 気 相 条 件 下 で18時 5.体 し た 卵 子 洗 浄 液 で3 ず つ 導 入 し 、IVMと 間 媒 精 を 行 な っ た 。 外 発 生 培 養 体 外 発 生 培 養 は 、5%CSを 添 加 し たCRlaa[22](以 を 用 い た 。 媒 精 が 終 了 し たCOCsはD-PBSを2ml入 沈 管 に 移 し 、ボ ル テ ッ ク ス ミ キ サ ー で2分30秒 完 全 に 除 去 し た 後 、CRlaaで3回 洗 浄 し 、60mmシ 13 下CRlaa) れ た ガ ラ ス 遠 間 撹 拝 し精 子 を ャ ー レ に 同 じ CRlaaで100u1の プ1個 ド ロ ッ プ を 作 製 し 、 各 試 験 区 そ れ ぞ れ あ た り20個 ず つ 導 入 し 、38.5℃ 気 相 条 件 下 でIVFを0日 IVF後3日 よ び4細 、5%CO2、5%02、90%N2の 目 ま で 培 養 し た 。 目 に 倒 立 顕 微 鏡 下 で 卵 子 を 観 察 胞 期 、5細 卵 割 率 は 、培 養 ま た 、7∼9日 培 養 と し て 、9日 し 、2細 胞 期 、3お 胞 期 以 上 に 発 育 し た 胚 の 割 合 を 調 査 し た 。 し た 全 卵 子 数 に 対 す る 卵 割 胚 数 の 割 合 と し た 。 目 に 胚 盤 胞 発 生 率 を 調 査 し た 。胚 盤 胞 発 生 率 は 、 し た 全 卵 子 数 に 対 す る 発 生 胚 盤 胞 数 の 割 合 と し た 。 6.蛍 光 二 重 染 色 法 に よ る 胚 盤 胞 の 細 胞 数 測 定 細 胞 数 の 測 定 に は7日 蛍 光 二 重 染 色 は 阪 谷 目 に 胚 盤 胞 以 上 に 発 育 し た 胚 を 用 い 、 ら の 方 法[24]を 用 い た 。 胚 は 、 リ ン 酸 緩 衝 液(以 下PBS(一);Gibco、14190)+5mg/mlBSA(Sigma、 A7030)で 軽 く 洗 浄 し た 後 、0.1mg/mlPropidiumiodide(Sigma、 P4170)に0.2%TritonX-100お 1分 間 、細 胞 質 が 少 99.5%エ ド ロ ッ よ びPBS(一)を 一 次 染 色 液 と し 、 し収 縮 す る ま で 染 色 液 に 浸 漬 し た 。次 い で 、 タ ノ ー ル とPBS(一)に25ug/mlbisBenzimide(Hoechst 33342;SIGMA、B2261)を こ れ を 二 次 染 色 液 (Wako、075-00616)で 溶 解 と し3分 し た も の を9:1の 割 合 で 混 合 し 、 間 浸 漬 し た 。 浸 漬 後 、 グ リ セ リ ン 余 分 な 染 色 液 を 除 去 し 、 同 時 に 退 色 防 14 止 を 行 っ て 少 量 の グ リ セ リ ン と 共 に ス ラ イ ドガ ラ ス に 移 し 、 カ バ ー ガ ラ ス で 封 入 し た 。 そ の 後 、 蛍 光 顕 微 鏡 下 で 観 察 し蛍 光 フ ィ ル タ ー(波 撮 影 し た(図1-1)。 長460nm;青 使 用 して 撮 影 し た 画 像 は 画 像 処 理 ソ フ トlmageJ(ア メ リ カ 国 立 衛 生 研 究 所)を 染 色 さ れ た 部 分)、 、 波 長560nm;赤)を 用 い て 胚 盤 胞 の 内 細 胞 塊 数(青 栄 養 膜 細 胞 数(赤 色 に 色 に 染 色 さ れ た 部 分)を そ れ ぞ れ 測 定 し、 両 細 胞 数 の 合 計 を 総 細 胞 数 と し た 。 7.統 計 分 析 卵 子 成 熟 率 、 卵 割 率 お よ び 胚 盤 胞 発 生 率 の 統 計 処 理 は カ イ ニ 乗 検 定 ま た はFisherの 直 接 確 率 法 を用 い て 行 な っ た 。 胚 盤 胞 の 細 胞 数 の 統 計 処 理 はt一 検 定 を 用 い て 行 な っ た 。 15 第3節 ウ シIVM培 のIVM20時 lug区 養 液 にP4を 結 無 添 加 、1お 果 よ び5ug/ml添 間 後 の 卵 子 成 熟 率 を 表1-1に が 対 照 区 お よ び5ug区 示 加 し た と き し た 。卵 子 成 熟 率 は 、 に 比 べ 有 意 に 高 く(P〈0.05)、5ug 区 は 対 照 区 と 差 が な か っ た 。 IVF後3日 1-2に 示 目 の 卵 割 率 お よ び7∼9日 目 の 胚 盤 胞 発 生 率 を 表 し た 。 卵 割 率 は 対 照 区 に 比 べlug区 0.01)、5μg区 が 有 意 に 高 く(P〈 は 対 照 区 と 差 が な か っ た 。 胚 盤 胞 発 生 率 は 、lug 区 お よ び5ug区 が 対 照 区 に 比 べ 有 意 に 高 か っ た(P〈0.01お よ びP〈0.05)。 IVF後7日 目 の 胚 盤 胞 の 細 胞 数 を 表1-3に 間 に も 差 は な か っ た 。 16 示 し た 。い ず れ の 区 ﹄(ト .Qト)。。N 。(QO .。う①)O。っ ﹄の(O .oOト)。心。畑 ひこ 寸OCり H薯 寸 ( 胆 )容 - 卜 K 簾 怪 H< 一N H日 、 一→ oF→ 凶 b。量 凶 b ρヨ 凶 匪、 較 凶 麟寵 17 ( 8 . O> 自)9槍 網 髄 裡 思 踵 中 建 曝 m 書 無串風稲" 一NOO CつCつN 勲 醸 歩艶 関 息 礁 怪 串 民 簑 ロ R腫 八 ロ ト K H 容 ロ 。 トゆ赴 翼 思 樵 塒 醸 怪 数 葦 お 心 . 一-一構 口薯 つ ( ま)輔 卵 民熊 怪 cりo(N C\1ζ Q(寸 .。っ寸)①コ Q(﹃ トト)N一N ﹄(卜 . 寸卜)トON 。・ (O .ゆ oO ) O 。心 。心 司(O . ゆ 。う)ト① ( ま )蕪 圏雲卸巳瓜Q 皿 皿 oう ﹄(卜 . ト寸)⑩目 (訳 )輔 躍 蜘 農 ﹄ 、吋 ( ゆO. O> 山)9槍 釈 髄 裡 息 胆 @ 建 蝋 鴎註 凶 b 。后 (一〇. O> 山)9 槍 梱 髄 裡 慰 謹 ゆ 建 蝋 ⋮ 寸トN 凶 b 。ヨ 凶麟籠 凶 旺、 較 寸①㏄ トトN 無 串風寵蓮 騨 譲 歩 逃 函 思 姻 潔 團 役 巨R臆 N ロト K H容 ロ。 ト ゆむ 興 思 測脚 醸 餐 ︽赴 ム 心 . N-一懸 18 ⑩ . O 判 一 .。う ト . O 刊 ① 。N QO . O 刑 ① .N 輔 習型黒痙\ 無 塑累黎 N .QON 判 O .〇一H oO .○っ 一刊 O .oう9 一 .σうc測 制 ゆ .oo9 無型累罐 寸 .NN 刑 寸 .寸卜 卜 .QO 制 ① .O σっ ① 。QO 刑 N .O 。っ ゆ .① 。う 無慰鯉 累置 曽 o。 .。う 一 刑 ① .σq一 刑 c苅 .⑩O ﹃ 雪 制 O. $ 無 型累墨 樵艦 凶 b 。量 網 嘩 糾 聴 刑埋 軒 降 ボ 寸N 凶 bDヨ 凶餐能 凶 旺較 QO N 寸N 無團掘趣 勲 醸 恒 廻 葭 思 無 理 黒 e 翌 蜘 團穿飛ロR臆 N ロ ト K H 容 ロ。 トゆ赴 翼 思 樵 些 簾 掻 ︽ 葦 お 心 . 。・∴ 艦 19 ( 型 臣漁踏 測 猟 "祠Ψ穏 翼 刷叩田帳理 ⋮姻 伽階) 刷鴉劇團皿e 皿 皿 ト製 ㍉二捌・ 嶽 O 邦 U心 燵 姻 珠 輔凹日 来 掴 . Hーゴ凶 20 第4節 本 実 験 結 果 か らleg区 び 胚 盤 胞 発 生 率(P〈0,01)は 考 察 の 卵 子 成 熟 率(P〈0.05)、 卵 割 率 お よ 対 照 区 に 比 べ 有 意 に 高 か っ た 。宮 田[17]は 、本 研 究 と 同 様 のP4を 用 いIVM開 始0時 間 目 か らP4 をlug添 加 した 培 地 で 培 養 し 、 体 外 受 精 後 の 胚 発 生 を 調 べ た と こ ろ 胚 盤 胞 発 生 率 が 高 か っ た と 報 告 し て い る 。 川 島 ら[13] は ブ タ 体 外 成 熟 に お い て 、FSHを0∼10時 間 目 、 お よ びLHを 20∼40時 間 目 に 添 加 し た 区 に 比 べ 、FSH、E2を0∼10時 FSH、E2お よ びP4を10∼20時 子(以 間 目 、LH、P4お よび 上 皮 成 長 因 下EpidermalGrowthFactor;EGF)を20∼40時 に 添 加 し た 区 の 方 がIVF後 間 目 、 間 目 の 胚 盤 胞 発 生 率 が 有 意 に 高 か っ た と 報 告 して い る。 本 研 究 と は 用 い た 動 物 お よ び 添 加 物 質 な ど の 条 件 は 異 な る が 、 対 象 の 動 物 に お け る ホ ル モ ン や 成 長 因 子 の 体 内 分 泌 環 境 を モ デ ル に して 添 加 物 を 添 加 して い る とい っ た 点 で は 共 通 し た 培 養 方 法 と い え る 。川 島 ら[13]お 究 の 結 果 か ら 、 卵 子 を 培 養 す る 際 、P4添 よ び 本 研 加 が ウシ 生 体 内 環 境 と適 合 して 卵 子 成 熟 の 促 進 と受 精 後 の 胚 発 生 に 影 響 して い る こ と が 示 唆 さ れ た 。 21 卵 子 成 熟 期 の 卵 丘 細 胞 で は 、 コ レ ス テ ロ ー ル 合 成 に よ るP、 産 生 が 行 わ れ て い る[26]。 生 体 内 のP4産 生 機 序 と して 、卵 丘 細 胞 に お い て グ ル コ ー ス が 解 糖 系 に よ り変 換 さ れ た ピ ル ビ ン 酸 か ら 、 ペ ン トー ス リ ン 酸 系 に よ る グ ル タ ミ ン 酸 シ ン タ ー ゼ (以 下NADPH)を [26]。 補 因 子 と し て コ レ ス テ ロ ー ル が 生 産 され る 生 産 さ れ た コ レ ス テ ロ ー ル は 、 卵 丘 細 胞 に お け るP4合 成 に 用 い ら れ る[25、34]。Yamashitaら[33]は ブ タ 卵 子 に お け る コ レ ス テ ロ ー ル 合 成 に 関 与 す る 酵 素 を コ ー ドす る 遺 伝 子 発 現 を 検 出 し た 結 果 、 卵 丘 細 胞 で は 、FSHとLH依 存 的 に い ず れ の 遺 伝 子 発 現 も 有 意 に 上 昇 す る と報 告 して い る。 さ ら に 、 マ ウ ス に お け る マ イ ク ロ ア レイ 解 析 に お い て も 、 コ レス テ ロ ー ル 合 成 に 関 わ るHmgcr 、CYP51お よ びDHCR14と い っ た 遺 伝 子 発 現 が 卵 丘 細 胞 で 排 卵 期 に 上 昇 す る こ とが 報 告 され て い る [10]。Yamashitaら[33]は こ れ ら の 発 現 酵 素 の 役 割 を 追 求 す る 目 的 で 、 数 種 類 の 酵 素 抑 制 剤 を 用 い た 実 験 を 行 っ た 結 果 、 ブ タ 卵 子 のP4合 成 量 の 有 意 な 低 下 と減 数 分 裂 再 開 の 遅 延 が 認 め ら れ 、 ま た 、 こ の 遺 伝 子 発 現 の 抑 制 は 培 地 中 へ のP4添 加 に よ り解 除 さ れ る こ と か ら 、 新 規 に 合 成 さ れ た コ レ ス テ ロ ー ル はP4へ と 変 換 さ れ 、卵 丘 細 胞 を オ ー トク ラ イ ン 的 に 刺 激 す る こ とが 卵 子 の 成 熟 に 必 要 で あ る と報 告 し て い る。 さ ら に 、 22 卵 子 は 成 熟 過 程 に お い て 、 第 一 減 数 分 裂 前 期 で 卵 丘 細 胞 か ら 細 胞 質 に 分 泌 さ れ る 減 数 分 裂 再 開 抑 制 因 子 で あ る環 状 ア デ ノ シ ン ー リ ン 酸(以 下cAMP)に 期 へ と 進 み 、cAMPの よ り 、 分 裂 を 一 時 停 止 し てMI 分 泌 が 始 ま る と卵 丘 細 胞 の 膨 化 が 起 こ る [5]。 卵 丘 細 胞 が 膨 化 し ギ ャ ッ プ 結 合 が 消 失 す る と 、卵 母 細 胞 内 のcAMPが 行 き 渡 ら な く な り 、減 数 分 裂 が 再 開 さ れ る 。 そ の 後 卵 子 の 核 の 成 熟 が 促 進 さ れ 、MH期 本 研 究 の 結 果 か らIVM開 始10時 よ り 、 穎 粒 層 細 胞 に お け るFSHの へ と 成 熟 す る 。す な わ ち 、 間 目 にP4を 添 加 す る こ と に 受 容 体 を 発 現 さ せ 、FSHに よ る 卵 子 成 熟 を 促 す こ と に な る の で は な い か と考 え ら れ た 。 本 研 究 の 結 果 か ら 、 品 質 の 良 い 未 成 熟 卵 子 はIVM開 10時 間 目 ま で はFSH添 加 培 養 液 で 培 養 し て 、 卵 子 をMI期 で 成 熟 さ せ 、 そ の 後 、P4を 添 加 し た 培 養 液 に 移 し20時 で 培 養 し 、 卵 丘 細 胞 を 膨 化 さ る 。IVM開 cAMPの 始 か ら 始 後5∼10時 ま 間 目 ま 問 目で 分 泌 を 途 絶 さ せ る こ と で 減 数 分 裂 を 再 開 さ せ 、MII期 ま で 成 熟 し た と 考 え ら れ た 。し た が っ て 、本 研 究 の 結 果 か ら 、 P4添 加 区 は 生 体 内 に お け る ホ ル モ ン 分 泌 に 近 い 環 境 を 体 外 で も 再 現 し た こ と に よ り卵 子 成 熟 が 促 進 し 、 受 精 す る 確 率 が 高 く な り胚 発 生 へ と 反 映 し た と 推 察 さ れ た 。 IVM培 地 へ のP4添 加 に よ る 胚 盤 胞 の 内 細 胞 塊 数 、 栄 養 膜 細 23 胞 数 お よ び 総 細 胞 数 に 差 は な か っ た 。正 常 な 着 床 、受 胎 に は 、 胚 盤 胞 に 占 め る 内 細 胞 塊 の 割 合 、(総 が 重 要 で あ り[24]、 細 胞 数/内 細 胞 塊 数 比) こ の 値 か ら胚 の 品 質 を あ る 程 度 判 断 す る こ と が 可 能 と され て い る 。 一 般 に ウ シ 体 外 受 精 胚 に お け る総 細 胞 数/内 細 胞 塊 数 比 は7日 目 の 拡 張 胚 盤 胞 で2,5∼4、 総 細 胞 数 は 報 告 に よ り 差 は あ る も の の120前 [14、31]。 ま た 後 と され て い る しか し 、 体 外 受 精 胚 や 核 移 植 胚 な どの 体 外 培 養 胚 で は 総 細 胞 数 お よ び 総 細 胞 数/内 細 胞 塊 数 比 が 大 き く異 な る こ とが 多 く 、 こ れ ら の 値 に 近 け れ ば 体 外 培 養 胚 に お い て も 体 内 受 精 胚 に 近 い 品 質 と 判 定 し う る 根 拠 と な っ て い る[24]。 研 究 の 総 細 胞 数/内 細 胞 塊 数 比 は 対 照 区 、lug区 の そ れ ぞ れ で2.9、2.9お よ び3.1で 本 お よ び5ug区 、全 て の 区 に お い て 上 記 の 範 囲 内 で あ る こ と か ら 、 本 研 究 の 胚 の 品 質 は 概 ね 良 好 で あ っ た と 推 察 さ れ た 。 ま た 、 各 区 の 総 細 胞 数 は 対 照 区 、lug区 お よ び5ug区 の そ れ ぞ れ で108.5、103.0お 大 き な 差 が な い こ と が 示 さ れ 、IVMに よ び110.6で お け るP4添 あ り 加 は 胚 の 品 質 に 悪 影 響 を及 ぼ さ な い こ とが 示 唆 され た 。 以 上 よ り 、 ウ シIVMで は 培 養 開 始10時 間 目 にP4をlug添 加 す る と卵 子 成 熟 率 、 卵 割 率 お よ び 胚 盤 発 生 胞 率 に お い て 高 い 値 を 得 ら れ る こ と が 明 ら か と な っ た 。 ま た 、P4添 24 加 お よ び 無 添 加 のIVMを 行 い 、 体 外 受 精 後 に 得 られ た 胚 の 細 胞 数 に 差 は な か っ た 。 25 敏 " 駁 凶e 簾 怪 串 風 潟誌 ロ ト K H 容 ロQ 卜 OωO ■ 5⊆O . N∴ 区 ♂〆 曳 甦 〆 25 ①= Φ=O / 第5節 本 研 究 で は 、 ウ シIVM時 要 約 の 培 養 条 件 の 改 善 に よ る 体 外 受 精 胚 の 発 生 率 向 上 を 目 的 と し 、IVM培 地 へ のP4添 加 が 卵 子 成 熟 、 胚 発 生 お よ び 胚 の 品 質 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て 検 討 し た 。 実 験 に は 食 肉 処 理 場 由 来 卵 巣 か ら 採 取 し たCOCを はTCM-199を 基 本 液 5ug/ml添 加 と し 、IVM開 し た 。P4添 を 設 け 、20時 よ び5ug区 間IVMを よ び ま たP4無 添 行 っ た 。そ の 後 、 間 媒 精 を 行 っ て 作 出 し た 体 外 受 精 卵 を 発 生 培 養 液 に CRlaaを 5u1と 間 目 にP4を1お 加 濃 度 別 に1μ9お 加 を 対 照 区 と し て 計3区 18時 始10時 用 い 、IVM 用 い て 培 養 し た 。 な お 、 培 養 液 量 は 受 精 卵1個 し た 。 受 精 卵 の 培 養 は9日 日 目 に 卵 割 率 、 お よ び9日 間(媒 精 日 を0日 目)行 目 に し た 。 が 対 照 区 に 比 べ 有 意 に 高 か く(P〈0.05)、 卵 割 率 は 対 照 区 に 比 べlug区(P〈0.01)お よ び5ug区(P〈0.05) が 有 意 に 高 か っ た 。胚 盤 胞 発 生 率 はlug区(P〈0.01)お 区(P〈0.05)が い 、3 目 に お け る 胚 盤 胞 発 生 率 、7日 胚 盤 胞 以 上 に 発 育 し た 胚 を 用 い て 細 胞 数 を 測 定 卵 子 成 熟 率 はlug区 あ た り 対 照 区 に 比 べ 有 意 に 高 か っ た 。P4添 お け る 細 胞 数 の 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 27 よ び5ug 加 の 有 無 に 以 上 の 結 果 よ り 、 ウ シIVMに をlug添 お い てIVM開 始 後10時 間 目 にP、 加 す る と 卵 子 成 熟 率 、卵 割 率 お よ び 胚 盤 胞 発 生 率 に お い て 高 い 値 を 得 られ る こ とが 明 ら か と な っ た 。 28 第 皿章 総 括 ウ シ 生 体 内 で は 、LHサ ー ジ 開 始24∼30時 血 中 プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン(P4)濃 度 はLHサ 間 後 に 排 卵 す る。 ー ジ 開 始 か ら4∼5時 間 後 に 著 し く 上 昇 し 、6∼10時 間 後 に 最 高 値 と な る 。発 情 期 の P4平 均 値 は お よ そ0.79ng/mlで 、LHサ お よ そ1.1ng/mlと 起 す るLHサ ー ジ 開 始6∼10時 間 後 は 平 均 値 に 比 べ 高 い 値 で あ る。 卵 子 成 熟 を誘 ー ジ の 開 始 に 伴 うP4濃 度 上 昇 は 、P4が 卵 子 成 熟 と 密 接 な 関 係 に あ る こ と を 示 し て い る。 本 研 究 で は 、 発 情 卵 胞 内 のP4濃 度 を 模 倣 し 、IVMを 問 目 にP4を 行 っ て い る 卵 子 をIVM開 始 後10時 添 加 した 培 地 に 移 し換 え 、 そ れ が 卵 子 成 熟 、 体 外 受 精 後 の 胚 発 生 お よ び 胚 の 品 質 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て 検 討 し た 。 ウシ体 外 成 熟 培 養 に お け るプ ロ ジ ェ ス テ ロ ン添加 が 卵 子 成 熟 お よび 胚 発 生 に及 ぼ す影 響 本 研 究 で は 、体 外 成 熟 培 養 液 に0.02AU/ml卵 (FSH)お よ び5%子 こ れ にP4を0、1お ウ シ 血 清(CS)を よ び5μg/ml添 添 加 加 29 胞 刺 激 ホ ル モ ン し たTCM-199を し た 培 地 でCOCsを 用 い 、 培 養 し 、 計3区 で 試 験 を 行 っ た 。IVM後20時 調 べ 、 媒 精 日 を0日 間 目 に お け る 卵 子 成 熟 率 を と し て2、3日 目 に 卵 割 率 お よ び9日 け る 胚 盤 胞 発 生 率 を 調 べ た 。ま た7日 目に お 目に 胚 盤 胞 期 以 上 に 発 育 し た 胚 を 用 い 、胚 盤 胞 の 細 胞 数 を 測 定 し た 。 ウ シIVM培 P4を 無 添 加 、1お よ び5pg/ml添 子 成 熟 率 を 表1-1に 加 し た と き のIVM20時 示 し た 。 卵 子 成 熟 率 は 、1μg区 比 べ 有 意 に 高 く(P〈0.05)、5ug区 IVF後3日 1-2に 目 の 卵 割 率 お よ び9日 間 後 の 卵 が 対 照 区 に は 対 照 区 と差 が な か っ た 。 目 に お け る 胚 盤 胞 発 生 率 を 表 示 し た 。 卵 割 率 は 対 照 区 に 比 べlug区 0.01)、5ug区 養 液 に が 有 意 に 高 く(P〈 は 対 照 区 と 差 が な か っ た 。 胚 盤 胞 発 生 率 は 、1μg 区 お よ び5ug区 が 対 照 区 に 比 べ 有 意 に 高 か っ た(P〈0.01お びP<0.05)。IVF後7日 目 の 胚 盤 胞 の 細 胞 数 を 表1-3に よ 示 し た 。 い ず れ の 区 間 に も 差 は 認 め られ な か っ た 。 以 上 の 結 果 よ り、 ウ シIVM培 地 へ10時 問 目 にP4をlug/ml添 加 す る と 、胚 の 品 質 に は 影 響 を 及 ぼ さ な い も の の 、 卵 子 成 熟 率 、 卵 割 率 お よ び 胚 盤 胞 発 生 率 の 向 上 に 効 果 あ る こ と が 示 さ れ た 。 本 研 究 の 結 果 か ら 、 体 外 成 熟 培 養 液 にP4を た 場 合 、P4無 添 加 し て 培 養 し 添 加 の 培 養 よ り も 有 意 に 高 い 卵 子 成 熟 率 お よび 胚 発 生 率 を 得 られ た こ と か ら 、 有 効 な 培 養 方 法 で あ る こ と が 示 さ れ た 。 こ れ ら の こ と か ら 、P4を 30 添 加 し たIVMは 今 後 の 体 外 受 精 技 術 に お い て ウ シ に 限 らず 、 他 種 の 家 畜 で も有 効 的 に 活 用 で き る培 養 方 法 と な る 可 能 性 が 考 え られ た 。 31 謝 辞 本 研 究 を 遂 行 す る に あ た り、 ウ シ 卵 巣 の 提 供 に ご協 力 い た だ きま した北 海 道 畜 産 公 社 道 央 事 業 所 早 来 工 場 、 北海 道 早 来 食 肉 衛 生 検 査 所 、 な らび に 凍 結 精 液 の 提 供 に ご協 力 い た だ き ま し た ジ ェ ネ テ ィ ク ス 北 海 道 の 方 々 に 心 よ り感 謝 申 し 上 げ ま す 。 ま た 、 終 始 ご指 導 賜 りま し た 酪 農 学 園 大 学 大 学 院 家 畜 繁 殖学 堂地 修 教 授 、動 物 生 殖 工 学 今井 伝学 上 田純 治 教 授 な ら び に ご 協 力 い た だ き ま した 家 畜 繁 殖 学 ゼ ミ生 各 位 に 心 よ り感 謝 申 し上 げ ま す 。 32 敬教授、家畜遺 1) Anderiesz C, Ferraretti recombinant human and murine C. 2000. gonadotrophins oocyte embryonic A, Magli meiosis, development Effect on human, bovine fertilization in vitro. of and Hum. 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Each 40 a local 5 µg mL-1 of P4: 5 µg 5% CS at 38.5°C chi-square from of 5% CO2 in air. presumptive cleavage of ovarian for 20 h in TCM-199 5 x 106 sperms the oocyte Cumulus—oocyte obtained matured P4: control of bovine by aspiration were IVM medium whether to in vitro-maturation (1 gg mL-1 of P4: 1 µg group; gamete analyzed was in an atmosphere inseminated The affect COCs supplemented culture study (2 to 6 mm in diameter) abattoir. added embryos blastocysts (COCs) follicles FSH, of IVM-IVF-IVC (P4) supplementation medium of maturation day 0). formation set of cell of were numbers (mean rate ± SE) was in the than that group control control in the was significantly group. However, numbers among supplementation developing the higher there the t-test. (P< group. 1 µg was in bovine than Further, and than In medium embryo 41 those 5 µg that (P< in give cultured 1 jig in the blastocyst group the were control difference conclusion, in cell timely rise MII 0.05) in the the no significant groups. IVM rate 0.05) group The lower cleavage (P < 0.05) in rates The higher 5 µg in unpaired was significantly 1 gg group. and rate by the group significantly group formation analyzed to in vitro. P4 high
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