1)ログイン Internet Explorer 等のブラウザに URL を入力して、ログイン

1)ログイン
Internet Explorer 等のブラウザに URL を入力して、ログイン画面を開き、ユーザーID と
パスワードを入力して下さい。ログイン後は、システムメイン画面(図 1)が開きます。
複数農場の閲覧権限を持つIDでログインした場合は、閲覧可能な農場の一覧(検定農家コ
ード、農場名)が表示され、一覧から農場を選択できます。
2)本日の農場情報(メイン画面)
画面の左側にメニューが配置されており、閲覧したい情報は一覧から選択します。
メイン画面では、選択農場(生産者ユーザーは自農場)の閲覧日時点の情報を表示します。
確認できる繁殖情報は、現在の牛群情報、本日の要確認牛、繁殖状況グラフの 3 つです。
図 1 本日の農場情報(メイン画面)
1
①「本日の要確認牛」欄(図 2)
指定した日に発生する繁殖イベント を表示します。予定日からのズレ、頭数規模を考慮し
て、予定日に 前後数日の幅 を持たせて表示できます。(初期値は±3 日、任意で変更可)。
アラーム登録牛の欄には、抗生物質の検査対象など、ユーザーが事前に登録したスケジュ
ールに該当する個体、分娩後 5 日以内の出荷停止牛が表示されます。
表示された情報は印刷ができますので、作業時のチェックリストにご利用下さい(図3)。
個体識別番号(拡大 4 桁)のクリックで、該当牛の繁殖情報の入力画面を開きます。
入力内容は、実績として反映され、要確認牛リストから削除されます。
日々の繁殖関連のタスク管理に活用下さい!
図 2 本日の要確認牛
図3 要確認牛チェックリスト
※各項目の設定値は変更が可能です
②「現在の牛群情報」(図 4)
閲覧日の 繁殖管理ステージ別の頭数 を表示します。
繁殖管理ステージは、未授精牛(経産/未経産)、授精牛、妊娠牛、乾乳牛の 5 区分です。
欄内の頭数をクリックすると、該当する個体を抽出した別画面(p.3)を開きます。
「繁殖状況(分娩後日数別)」グラフ(図 5)では、分娩後日数別の頭数の分布、授精や
受胎の状況を視覚的に把握できます。
図 4 現在の牛群情報
図 5 繁殖状況グラフ
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3)繁殖管理ステージ別の繁殖情報
「現在の牛群情報」(p.2)で繁殖ステージ区分をクリックすると、該当する牛の情報を一
覧で確認できます。(帳票やファイルの出力も可能です)
この画面は、生産現場で使われている「繁殖管理ホワイトボード」をイメージした構成で、
上段から観察の必要な個体順に表示されます。(タイトル列をダブルクリックすると、降順・
昇順で並び替えをすることができます)
産次や管理コード(妊鑑対象等)にチェックを付け、検索ボタンを押すと、選択した条件
で個体の絞り込みができますので、必要最小限の情報だけを抽出できます。(抽出条件は、
出力した帳票にも反映されます)
各画面に表示された個体識別番号をクリックすると、該当牛の繁殖情報の詳細画面に移り
(p.5、図 10)、繁殖記録の閲覧と入力を行うことができます。
図 6 授精中牛(妊娠未確定)繁殖情報
図7 帳票出力(例:妊娠牛繁殖情報)
4) 繁殖カレンダー(週間/月間)表示
画面左側のメニュー欄から「繁殖カレンダー」を選択して閲覧します。
週間カレンダー(図8)では、発情、次回発情(2周期目)、妊鑑、乾乳、分娩 のイベント別
の頭数と個体番号を表示します。画面上の個体識別番号をクリックすると、繁殖情報閲覧/
入力画面が開きます。
月間カレンダー(図9)では、繁殖イベント別の頭数が日単位で表示されます。日付欄を
ダブルクリックすると、該当の個体を確認できる画面を開きます。
画面右上部には、月内の分娩・乾乳頭数(実績と予定の合計)が表示され、月末時点の搾
乳予定頭数が表示されます。
共通機能として、日付欄を指定してメモの入力ができます(入力日は枠の色が変わります)。
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図8
繁殖カレンダー(週間)
発情 と 次回発情の違いは?
[発情]:
発情,授精,排血の報告を基に
1 周期後を表示します。
[次回発情]:
2周期目を表示します。
図9
繁殖カレンダー(月間)
日付欄のダブルクリックで、
該当牛を確認できる画面を開
きます。
5)繁殖情報の閲覧/入力
(図 10)
検定加入後の繁殖履歴の閲覧と新たな繁殖報告を行います。
この画面には、①他メニューで個体識別番号をクリック、②左側のメニュー覧で「繁殖入
力/閲覧」を選択、の2通りで移動できます。(①の場合は、個体識別番号の入力は不要)
システムの繁殖情報は、検定立会、全国DB、手入力の3つの方法で報告されます。
どの経路からの記録かは画面上で判別でき、検定の報告以外は、修正や削除が可能です。
システムに、排血、受胎、不受胎、発情等を入力いただくと、次回の発情周期を随時計算して
表示します。ET受卵牛や肉用種交配牛の在胎日数は、ホル種・授精と区別して計算します。
システムに入力した内容は、現時点では検定成績に直接反映されませんが、
前回検定日以降に報告された記録は、レポートで印刷できます(p.12、⑤)。
立会時の記録票の補完資料にできますので、検定組合にご相談下さい。
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図 10 繁殖情報の閲覧/入力画面
①
②
③
④
個体識別番号は、拡大4桁で検索できます(重複時は候補を表示します)。
繁殖記録の入力時は、画面中段の ①日付を指定し、②繁殖内容(発情,授精など)を選択
して下さい。③内容を報告後、④登録ボタンを押すと、上段の履歴一覧に反映されます。
記録の修正時は、修正したい記録の行をダブルクリックで指定し、内容を変更後、④の登
録ボタンを選択します。削除時は、記録を指定後に削除ボタンを選択します。
画面右上の「個体検定情報」ボタンの選択で牛の詳細情報の閲覧(図11)、「個体管理
ノート」ボタンの選択で、個体の管理記録を記入/参照する画面(図12)に移動します。
図 4.18 検定記録用 繁殖報告書
図 11 個体詳細画面
5
6)個体管理ノート
本画面には、①画面左側のメニュー欄から「個体管理ノート」を選択、または ②繁殖情報
の閲覧/入力画面(図 10)で「個体管理ノート」を選択、の 2 つの方法で移動します。
この画面は、疾病、治療履歴、管理内容等を個体毎に蓄積し、家族または従業員間で共有す
るための機能です。入力内容はシステム内に保管され、画面で閲覧できるほか、繁殖情報の
帳票のメモ欄にも掲載されます。個体識別番号は、拡大4桁で入力できます(重複時は候補
を表示します)。
また、アラーム登録欄(下図の
)に入力した内容は、指定した日にメイン画面の「本
日の要確認牛」欄にアラーム登録牛として表示されます。登録内容は、表示期間が経過する
と自動的に消去されます。
図 12 個体管理ノート
※ 分娩記録が報告されると、初乳出荷停止のアラーム情報が自動登録されます。
分娩日を含め 6 日間表示されますが、実際に分娩した時刻等に基づき出荷判断をして下さい。
7) 個体追加/除籍
本画面は、画面の左側のメニュー欄で「個体追加/除籍」を選択して開きます。
個体識別情報が反映される前に個体の追加、除籍を行いたい場合は、当画面で入力を行っ
て下さい。入力後は、各集計に即時に反映されます。
個体識別による異動牛や他農場で登録された牛は、自動的に除籍されます。
自動除籍された個体は、メイン画面の「個体移動登録」で確認できます。
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図 13 個体追加/除籍フォーム
※ 個体識別番号は、入力間違いを避けるため 10 桁の入力をお願いしています。
8) バルク情報(乳量入力/乳量閲覧)
本画面は、画面左側のメニュー欄で「バルク情報」を選択して開きます。「バルク情報」
を選択すると、「乳量情報入力」「乳量情報閲覧」の小メニューが表示されます。
【乳量情報 閲覧】
システム内に蓄積された出荷乳量、および定期検査の乳成分などを閲覧する機能です。
選択欄で、①出荷日のみ、②定期検査日のみ を切り替えると表示内容が変わります。
①は出荷日の乳量(定期検査日は乳成分データを表示)、②は定期検査結果と旬の合計乳
量を表示します。表示された情報は、CSV 形式ファイルで出力できます。
図 14 乳量情報 閲覧
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【乳量情報 入力】
本画面では、日々の出荷乳量の推移をグラフで確認することができます。
画面下部の入力フォーム(下図の
)に、日々の廃棄頭数を報告することで、出荷日
の個体平均乳量が自動計算され、システム内に蓄積されます。これらの記録は、乳量情報 閲
覧(図 14)で閲覧することができます。
出荷日の個体平均乳量は、検定時の個体平均乳量と併せてグラフ内に表示され、検定間の
乳量の推移も視覚的に把握できるようになります。
また、本画面の右上にある「乳成分グラフ」ボタンを選択すると、過去 2 ヵ年の乳成分の
推移を確認することができます(図 16)。
図 15 乳量情報 入力
図 16 乳成分グラフ 「グラフ参照」メニューからも閲覧できます
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9)グラフ参照機能
本機能は、画面の左側のメニュー欄で「グラフ参照」を選択して利用します。
「グラフ参照」メニューを選択すると、7種類の小メニューが表示されますので、利用し
たいグラフを選択してください。
システムでは、検定情報とバルク乳情報を用いた27種類(7メニュー)のグラフを確認で
きます。また、データの判断基準やグラフ間の関係を理解して頂くために、グラフの右横に
チェックポイント、解説文を併記しています。
総合グラフは、課題発見と改善への動機付けを目的にしています。
課題を明らかにした後は、生産、乳質、繁殖、疾病、栄養(バルク乳成分)など
対策別グラフで詳細を確認してください。
図 17 グラフ表示イメージ
① 総合グラフ(グラフ数
1点)
経営に直結する主要な項目について、自農場の立ち位置を確認し、課題を発見するための
グラフです(図18)。項目は、生産、乳質、繁殖、疾病関連と4つのカテゴリーに分類されて
います。各データは、ユーザーが選択したグループと比較できます。
選択肢は、全道、地区、飼養頭数規模(150頭以上、90~149、60~89、40~59、40頭未
満)、年間乳量水準(10千kg以上、9千kg台、8千kg台、7千kg台、7千kg未満)の4パターン
を、グラフ上部の選択肢から選びます。自農場の位置付けは、牛アイコンで表示されます。
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図18 総合グラフ
② 生産グラフ (グラフ数 5 点)
生乳出荷量に関連する項目をグラフ表示します。本会にバルク検査結果が無い地区、同意
の整備されていないユーザーは、表示されないグラフがあります。
① 出荷乳量、搾乳牛頭数の推移(実績・予測)
② 個体乳量と搾乳牛頭数の推移
:平均乳量、管理乳量、搾乳牛頭数
③ 分娩・出生頭数の推移(実績・予測)
:出生産子の品種・性別の実績、予定
④ 泌乳ステージ別頭数の推移
⑤ 産次別牛群構成(過去5 年)
③ 乳質グラフ (グラフ数
4 点)
バルク乳と検定情報の「体細胞情報」をグラフ表示しています。
本会にバルク検査結果が無い地区、同意の整備されていないユーザ-は、表示されないグラ
フがあります。
① 体細胞数(バルク・乳検)の推移
② 乳房炎の発生状況
:牛群リニアスコア(LS)別の頭数比率(過去1年)
③ 産次別リニアスコアの推移:初産、2産、3産以上のLS推移(過去1年)
④ 泌乳期別の乳房炎の状況
:泌乳経過日別、産次別のLS平均、
LS5以上の発生頭数比率(過去1年)
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④ 繁殖グラフ (グラフ数
6 点)
本メニューでは、従来の検定成績で確認できなかった項目についても、グラフを表示して
います。グラフ集計には、「条件設定」メニューでユーザーが設定した条件が反映されます。
(授精開始時期など)
① 空胎牛(妊娠未確認牛)の動向
:空胎日数の推移、空胎200日以上の頭数
② 発情発見・受胎状況の推移
:月別ののべ授精対象牛、のべ授精実施頭数、
妊娠頭数
③ 初回授精開始日数の分布
:各検定月における初回開始日、妊否(2ヵ年)
④ 授精実施の頭数割合(産次別)推移
⑤ 受胎/授精実施の頭数割合(産次別)推移
⑤ 疾病グラフ (グラフ数
3 点)
本メニューでは、疾病に関連の強い指標(除籍、異常乳成分の発生状況)をグラフで表示
しています。
① 産次別_除籍理由の内訳(1年)
② Fat5%以上(分娩後50 日以内)比率、産次別
③ Pro2.8%以下(分娩100 日以内)比率、産次別
⑥ バルク乳成分グラフ(グラフ数
3点)
定期検査の乳成分値の推移をグラフ表示しています。
本会にバルク検査結果が無い地区、同意の整備されていないユーザーは、表示されません。
① バルク乳の乳脂肪率の推移(2ヵ年)
② バルク乳の乳蛋白率、MUNの推移(2ヵ年)
③ バルク乳の乳糖率、無脂固形分率の推移(2ヵ年)
⑦ 個体検定日グラフ(グラフ数 6 点)
最新検定日の各データの分布状況をグラフ表示しています。グラフ内のドットにカーソルを
合わせると、個体識別番号などの情報を表示します。
① 個体検定日成績_分布(乳量、乳脂肪率、乳蛋白率、P/F比、体細胞数+リニアスコア)
② 個体検定日成績_分布(乳蛋白率×MUN)
②以外のX軸は、泌乳経過日数です。
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10)その他の機能
①
②
③
④
⑤
① 検定 詳細情報
:現行の Web システムのトップ画面に遷移します。
検定記録の検索、データ/帳票のダウンロード等の機能が利用できます。
(DL にログインした際のユーザー権限に従います)
② 条件設定
:繁殖情報の集計条件、情報出力条件、権限設定など を個別に設定できます。
③ 農家選択
:複数農場を閲覧できるユーザー(検定組合等)は、閲覧する農場を選択できます。
④ 個体移動確認
:前回検定日以降に自動除籍された個体を表示します。(他農場で追加された個体は自動的
に除籍されます)
⑤ 検定記録印刷
: ユーザーが、前回検定日以降にシステムに入力した繁殖情報等を印刷します。
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