北海道知事選挙立候補者への公開質問状の 提出及び

平成27年5月
皆様へ
一般社団法人 北海道介護福祉士会
会長 小泉 昭江
公開質問状の提出並びにその回答のご報告について
拝啓 新緑の候、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
先般、本会をはじめとする社会福祉職能4団体で、北海道知事選挙立候補者に対し、公開
質問状を送らせていただき、その回答を頂いておりましたので、ご報告させていただきます。
なお、ご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げ、今後留意してまいります。
敬具
2015年4月2日
北海道知事選挙立候補者
様
公益社団法人 北海道社会福祉士会
会 長 高 橋 修 一
一般社団法人 北海道医療ソーシャルワーカー協会
会 長 関
建 久
一般社団法人 北海道介護福祉士会
会 長 小 泉 昭 江
北海道精神保健福祉士協会
会 長 佐々木
寛
北海道知事選挙立候補者への地域で誰もが安心して暮らし続ける支援の
あり方に関する問題と対応に関する公開質問状の提出について
(回答のお願い)
私たちの暮らす地域社会には、子どもから大人、高齢者、障がいのある方、重篤な疾病を抱える
患者、色々な事情で社会生活を維持するのが困難な方など支援を必要とする多くの方々が暮らして
おり、例えば、高齢者の介護サービス人材不足問題に代表されるように現場で支援をしていくうえ
で多くの課題を抱えています。
これらの問題の背景には多くの要因が複合的に潜んでおり、単一の関係者だけでは解決しきれな
いことが多いのが実情です。個々の制度やサービス、行政機関などの充実はもちろんのこと、それ
ぞれの固有の役割や機能を活かしながら、身近な地域で関係者が同じ目線で課題を共有し、問題解
決のために連携し実際に機能するような基盤づくりや支援の仕組みづくり、制度整備が欠かせませ
ん。
道内の私たち社会福祉職能四団体は、このような大きな目的を持ちながら、支援が必要な方から
の個別相談や支援が必要とされる方が暮らす地域全体への働きかけを通した社会的な環境整備な
どを行うソーシャルワークや介護を必要としている方々へのケアサービスや社会資源調整を行う
専門職能団体として、全道に合計約 5,100 人の会員を抱える団体であり、誰もが地域で安心して暮
らし続けるために多角的な活動を行っております。
それぞれの活動を日々従事する実践現場の中で、社会福祉や医療制度のかかわる諸政策の不足や、
制度のはざまや隙間に潜む課題によって、結果的に道民へのサービスや必要な支援が行き届かない
事態や不幸な虐待事件につながる温床となっている事態も散見されております。
そこで、私たちはそれぞれの専門領域に基づく諸問題について、今後の道民の暮らしと命をまも
る舵取りを行うであろう今回の知事選挙立候補者の皆様へ、その問題に対する認識と見解を伺いた
く、問題解決に向けた考え方について、4 月 8 日(水)までに回答をお願いいたします。
なお、この質問状及びお寄せいただいた回答は、会員の参考に資するよう、各団体のホームペー
ジ等に掲載する予定である旨申し添えます。
質問1
公益社団法人
北海道社会福祉士会
■スクールソーシャルワーカー設置について
・いじめ、不登校等の社会問題の背景には、子どもたちの個人的な問題だけではなく、学校、友
人関係、家庭、地域社会様々な社会環境の問題が複雑に絡んでいます。これらの問題解決には学
校のみならず、様々な関係機関が連携し適切な支援を可能にする仕組み、そして環境全体に働き
かける役割を担うスクールソーシャルワーカー設置が求められます。道内でも北海道教育委員会
が社会福祉士や精神保健福祉士、学校教育経験者などをスクールソーシャルワーカーとして配置
する事業をすすめ、不登校児童生徒の学校復帰などで効果を上げている例もある一方、不安定な
勤務条件ゆえに十分な支援ができない例もあります。
そこで、このような子どもをとりまく環境全体に働きかける支援全般に関して、どのような制
度整備や支援の方策を進めていくべきとお考えか。また、学校でソーシャルワークが機能するた
めには、スクールソーシャルワーカーを指導するスーパーバイザーの役割を担う専門性が求めら
れるが、人員体制など実施体制についてどのようなあり方を進めようとしているのか、お考えを
お聞かせください。
質問 2
一般社団法人 北海道医療ソーシャルワーカー協会
■地域包括ケアシステムの構築と道及び市町村の支援策について
・昨年 6 月 18 日に「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整
備等に関する法律」(医療介護確保推進法)が国会で成立しました。ここでは、地域包括ケアシ
ステムの構築の一環として地域支援事業の充実が掲げられ、その手段として、介護保険の予防給
付を地域支援事業に移行し多様化していくことが謳われています。地域支援事業は介護保険財源
で市町村が取り組む事業であり、へき地を抱える北海道においては、財源確保の視点から、市町
村間で事業進展にばらつきを生み、自治体間に大きな差異が発生するのではないかと懸念します。
地域包括ケアシステムの構築に向けて、北海道の支援策およびその財源確保、高まる福祉専門職
の需要に対する福祉人材確保施策について、候補者のお考えをお聞かせください。
質問3
一般社団法人 北海道介護福祉士会
■介護職員処遇改善加算
・介護保険法が第 6 期を迎え、制度・報酬共に改正があり、介護報酬2,27%の引き下げのこ
とはすでにご存じの通りと思います。介護職員処遇改善加算が引上げにありましたが、基本報酬
自体が引き下げの状況になれば、実質人件費、特に現場において直接に処遇をする介護職員に影
響が及ぶ可能性があります。現状でも介護職員の担い手不足、労働条件等の悪化により、多岐に
わたり大きく影響しているものと思われます。個人に対する賃金を上げても、基準通りの人員配
置であれば個々に対する負担は増大するばかりで悪循環となり、処遇改善とは名ばかりの状況に
感じられてなりません。北海道として、地域に合った、基準の確保、自治体への働きかけについ
て候補者のお考えをお聞かせください。
質問4
北海道精神保健福祉士協会
■病床転換型住居の医療機関敷地内設置について
・病床転換型住居の医療機関敷地内設置に関して、当事者を中心に反対運動が生じております。
実施においては自治体における条例改正が必要とされるとおもいますが、北海道として条例改正
についてどのようなお考えでしょうか。
以上