2015年12月9日 CBS(コペンハーゲン・ビジネススクール)の ASP(アジア・スタディ・プログラム) 日本語学部廃止について 2015年11月にコペンハーゲン・ビジネススクールのトップマネージメントにより日本語学部廃止(三年後に向けて フェイドアウト)が決定されました。ASP とはアジアでビジネスを行う為のに必要な専門知識と日本/中国の文化に ついて両立して学べるヨーロッパでも有数なプログラムです。日本語/中国語の語学力を鍛えながらビジネスの背 景にある文化についての理解を深める事が同学部の特徴です。語学を学ぶ事で深まるアジアの文化、経済、ビジ ネスへの理解が ASP で学ぶ最大の魅力であり CBS における他校との差別化にも貢献して来ました。 日本語学部廃止の背景について: ASP では毎年100人の新入生が入学します(日本語:35人、中国語:65人)。今回の日本語学部廃止の理由とし て学部が小さく非効率的である事が公表されました。その背景には政府と CBS の進める教育と語学についての マインドシフトがあります: ・デンマーク政府による大学への予算削減 ・ ビジネス教育を英語中心に考える方針の強化 オープンレター: 今回の事態について CBS の学長に宛てたオープンレターの内容を下記致します。 同オープンレターは CBS Observer(ネット新聞)に近日掲載される予定です。ASP の理事会委員として、そして日本デンマーク間のビジネス を手掛ける Ayanomimi の代表として日本語学部の存続を希望する事をここに表明致します。 オープンレターの内容を要約: 宛先:Per Holten-Andersen(CBS 学長) 差出人:Aya Okamura (Ayanomimi 代表、 Asian Studies Program (CBS) 理事会委員、International Business and Communication (CBS) アドバイザー 。 メディア:CBS Observer (http://cbsobserver.dk/) 日付:2015年12月9日 • 日本語学部廃止の見直し • 改善案を ASP の理事会を始め CBS の内外のパートナーと共に話し合う事 • アジアとのビジネスにおいて英語では乗り越えられないバリアがある事 • 日本語と中国語が選択出来る事が ASP の最大の魅力である事 • 今後益々ビジネスマインドと語学を両立させたスキルが日本デンマーク間で求められてゆく事 • Ayanomimi では ASP 学生の日本に対する理解力とコミュニケーションのレベルの高さを実感した事 • 日本においてのビジネスは他の市場とは異なる特徴性があり深く理解する為に語学は欠かせない事 • 日本・デンマーク間のビジネスを支えるエキスパートを育成する学部として日本語存続を希望する事 • 将来必要とされるビジネスエキスパートは異文化交流の中で自らビジネスを生み出す力のある人達であり、 そのエキストパートを育てる機関として CBS は出来る限りの事を尽くすべきである事 *オープンレターの本文(デンマーク語・英語)についてのお問い合わせ:[email protected] /// www.ayanomimi.com
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