H27 年度中期標準化戦略 ジャンル名 活 動 名 重点的取組活動と達成目標 情報通信 担当専門委員会 セキュリティ専門委員会 SWG 名 情報通信セキュリティに関すること ① ITS 通信、IoT、SDN 等の新たな通信基盤に対するセキュリティ技術の検討が開始されており、日本としてこれらの課題に対応できる体制を構築する。ま た、セミナー等を開催する事により、課題の重要性の認知度を向上させ、この分野の検討の活性化に貢献する。 ② 日本が主導的に貢献してきた ITU-T 勧告 X.1051(通信事業者向けの情報セキュリティマネジメントガイドライン)の改訂版については、H27 年度中の勧告 化を目指して完成度を向上させる。 ③ これまで日本が貢献してきたクラウドセキュリティ、サイバーセキュリティ、ID 管理、モバイルセキュリティについては、引き続き積極的に貢献する。SDN セ キュリティ、ITS セキュリティ等他委員会との連携が必要な分野は、合同の専門委員会の開催も考慮する。 他標準化団体の動向 ・ ITU-T SG17 の 2013~2016 年会期の体制については、2013 年 4 月の SG17 会合で決定し、日本は WP1 議長、課題 3/課題 4 のラポータ、課題 6/課題 10 のアソシエイトラポータを担当することとなった。 ・ 新たなトピックとして、ITS 通信、SDN (Software Defined Network)、IoT、Future Network に関するセキュリティの検討が開始され、新規ワークアイテムが設 立された。ITS 通信セキュリティ、IoT セキュリティに関しては、日本からの寄書によるワークアイテム設立である。 ・ ネットワークサービスの多様化とデバイス技術の向上により、SDN、NfV、IoT、M2M 等の新たなネットワークサービスが出現すると共に、車における通信利 日本における状況 (技術動向、市場動向、 標準化の必要性) 用が広がる中で、ITS 通信に対する活動も広がってきている。新たなサービスに対してはセキュリティが不十分との指摘もあり、これらのサービスに対する セキュリティガイドラインや、安全性を確保するための標準技術が必要となっている。 ・ 日本国内では、Telecom-ISAC 等の団体による活動により、不正アプリに感染した PC の検知、サイバー攻撃発生時の事業者間連携、各種迷惑メール対 策の実施、等、セキュリティ対策を行っている。攻撃予知に関する研究も進められており、サイバーセキュリティ分野において事業者間での情報交換が課 題となっている。 ・ ITU-T SG17 で議論が行われているセキュリティマネジメント、サイバーセキュリティ(CYBEX)、迷惑メール対策、スマートフォン利用での安全性向上、ITS 通信セキュリティ、認証プロトコル、テレバイオメトリクス、ID 管理、SDN/IoT/M2M セキュリティの活動に対して貢献を行う。 TTC の標準化方針 ・ CJK セキュリティ WG での活動を通じて、検討中の案件の調整や新規案件の対応について協議を行い、アジア関係諸国と連携した標準化の取り組みを進 める。 ・ SDN セキュリティ(SDN のセキュリティアークテクチャ、SDN によるセキュリティ機能)、Future Network セキュリティについては、NGN&FN(Future Network) 専門委員会と連携し、ITS 通信セキュリティについては、マルチメディア AG と連携して検討を行う。 活 動 計 画 H27 H28 H29 以降 ドキュメント 区分 記事 J X.1051 ( Information security management guidelines for telecommunications organizations based on ISO/IEC 27002)の標準化を検討す る。また、会員の要望に応じて対象案件を検討 する。 ● 標準化活動 ● アップストリーム SG17 全体会合(■) ■ ■ ■ ■ ■ ● 調査・研究 ・ 標準化・技術動向調査 凡例:▼ドキュメント制定(標準:J、仕様書:TS、技術レポート:TR、調査報告書:SR) ■ ■
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