平成 27 年 9 月 7 日 広島県薬剤師会館の北側敷地の利活用事業に係る事業者の適格性審査について ~会館に係る準 ECI 方式のプロポーザル選定企業(第1施工予定者)の 北側敷地の利活用事業者(定期借地権による事業者)としての適格性に係る審査検討結果「報告書」~ (公社)広島県薬剤師会 会館北側敷地の利活用事業に係る事業者の適格性審査検討会 【1】 広島県薬剤師会館の北側敷地の利活用事業に係る「事業者の適格性審査」に至った経緯: ①会館の北側敷地の利活用事業(別棟の計画)については、広島駅北口の地区計画・まちづくり関係の行 政側との「各種調整会議」の日程関係から、敷地内の会館北側の別棟の計画立案は、9 月上旬を目途と することが求められた。 ②先に実施した、会館に係る準 ECI 方式プロポーザルの選定企業(第1施工予定者)は、飽くまで、会館 の設計技術支援者として選定された、アドバイザー業務を行う施工企業である。 ③その選定企業は、実は、我が国を代表する定期借地権に係る事業実績を有する企業の一つであった。 ④これらを基とし、会館に係る準 ECI 方式のプロポーザル選定企業(大和ハウス工業 広島支社)に対し て、会館北側敷地の利活用事業者(定期借地権による事業者)としての適格性に係る審査検討を行うこ との基本方針が、本会・理事会にて、一定の理解を得た。 ⑤そこで、その理事会の際の質問事項を含めて検討し、 「広島県薬剤師会館の北側敷地の利活用事業に係 る事業者の適格性審査について」の審査検討のための説明書(要領)を作成した。 ⑥これにより、事業者の適格性に関して、厳正に審査検討することとした。 【2】 広島県薬剤師会館の北側敷地の利活用事業に係る事業者の適格性審査の特徴: 会館に係る準 ECI 方式のプロポーザル選定企業が、会館北側敷地の利活用事業に係る事業者として適格で あるかの審査を、以下の①~④の、適格性を検討する枠組みにより、厳格・公正に、つまり厳正に、行う ものとした。ここに、本審査検討の特徴がある。 ①北側敷地の利活用事業に係る基本的要件の提示。 ②北側敷地の利活用事業に係る事業者の適格性審査の要件を6項目提示し、審査検討することとした。 1) (書類審査)事業者の定期借地権関連の事業実績等の審査。 2) (書類審査)事業者の技術提案内容の審査(Ⅰ) :全体コンセプトに係る提案内容の審査。 3) (書類審査)事業者の技術提案内容の審査(Ⅱ) : 「建物づくり」 「町づくり」に係る提案内容の審査。 4) (書類審査)事業者の技術提案内容の審査(Ⅲ) :賃料及び借地等に係る提案内容のマネジメントの審査。 5) (面接審査)定期借地権に係る事業者、及び、本会のパートナーとしての適格性等の確認・審査。 6)総合評価・審査。 ③以上の全体から、 会館に係る準 ECI 方式のプロポーザル選定企業は、 総合的観点からの審査検討の結果、 北側敷地の利活用事業に係る事業者として、適格性を有するかの判断を、厳正に行うことにした。 ④事業者としての適格性の可否に係わる審査検討は、本会内の「会館北側敷地の利活用事業に係る事業者 の適格性審査検討会」により、行うこととした。 【3】 広島県薬剤師会館の北側敷地の利活用事業に係る事業者の適格性審査関連の具体的状況: ①平成 27 年 8 月 24 日(月) :本会と、会館の設計技術支援者として選定した「第 1 施工予定者」 (大和ハ ウス工業(株)広島支社)との、会館の北側敷地の利活用事業者としての適格性審査に係る協議の実施。 ②協議の結果、同企業は、会館の北側敷地の利活用事業者としての適格性審査に応募したいとの意思が示 された。 ③その結果、本適格性審査のための提案資料(上記【2】①②に係る資料)の提出を求めることとした。 ④平成 27 年 9 月 7 日(月)16:40:同企業から、本適格性審査のための各種提案資料の提出がなされた。 ⑤平成 27 年 9 月 7 日(月)18:00:会館の北側敷地の利活用事業に係る事業者ヒアリングを実施した。 ⑥その後、本事業者の適格性審査に係る検討会を開催し、会館の北側敷地の利活用事業に係る事業者の適 格性の審査検討を行った。その結果、この事業に係り、本事業者は、 「適格」であると判断された。 (詳細は、次項【4】を参照されたい。 ) ⑦その結果の機関への報告、その上で、機関決定の運びとなった。 ⑧以上の経過、結果の通知・公表:平成 27 年 9 月中旬(企業への通知。本会ホームページへの掲載予定。 ) 【4】 審査検討の結果報告: 以上から、厳正な審査検討を行った。その結果は次の通りである。 ①北側敷地の利活用事業に係る基本的要件については、その要件をよく理解した上での提案になっていた。 ②北側敷地の利活用事業に係る事業者の適格性審査の要件の6項目については、次の通りであった。 1) (書類審査)事業者の定期借地権関連の事業実績等については、十分な実績が認められた。 2) (書類審査)事業者の技術提案内容の審査(Ⅰ) :全体コンセプトに係る提案内容については、一定 程度、評価される内容であった。 3) (書類審査)事業者の技術提案内容の審査(Ⅱ) : 「建物づくり」 「町づくり」に係る提案内容につい ても、一定程度、評価される内容であった。 4)(書類審査)事業者の技術提案内容の審査(Ⅲ):賃料及び借地等に係る提案内容のマネジメントについ ては、定期借地権関連の事業の建設資金確保上の 有利さが理解され、相当程度、評価されるもので あった。 5) (面接審査)定期借地権関連の事業者、及び、本会のパートナーとしての適格性等の確認により、 本事業者は、本会のパートナーとして、評価される企業と判断された。 6)総合評価について検討の結果、本事業者は、高く評価されるものであった。 ③以上の全体から、会館に係る準 ECI 方式のプロポーザル選定企業である「大和ハウス工業 広島支社」 は、総合的観点からの審査検討の結果、本会館北側敷地の利活用事業に係る事業者として、適格性を有 するものとして、判断された。 ④以上の経過・結論については、本会内の「会館北側敷地の利活用事業に係る事業者の適格性審査検討会」 により、理事会に報告することとした。 【5】 会館北側敷地の利活用事業に係る選定事業者(企業名): 大和ハウス工業株式会社 広島支社 【6】 今後の検討案件: ①選定された事業者との、会館北側敷地の利活用事業に係る契約:事業者選定の機関決定後、協議。その 上で契約。 ②9月中旬以降の検討事項: ・ 「3者協議会」の組織化と開催。 ( 「本会」、「大和ハウス工業㈱ 広島支社」 、「大和ハウス工業 協業 企業」の3者。 ) (これは、 「業種・機能等の設定」や、更に「定借に係る経営マネジメント」等々に 関する協議の場になろう。 ) ・会館の各種成果(コンセプト、各種諸元、各種図面、町づくりとの対応表)等々と併せて、この度の 会館北側の別棟の各種成果(コンセプト、各種諸元、各種図面、町づくりとの対応表)等々を厳密化 し、その上で、会館・別棟についての全体像を、大至急まとめる必要がある。当然ながら、このこと に係わる各種の検討・調整も行う必要がある。 ・以上のことから、会館の計画と、別棟の計画とを合わせた、全体にて、 「本会の建物づくり」、その「二 葉の里まちづくり」への対応、等々の資料作成を、遅くとも 9 月下旬には、完成させる必要がある。 ・以上の手続きの上で、これらの全体について機関決定し、その上で、すぐさま、「エリアマネジメン ト事前打合せ・協議」への対応として、 「広島市」に資料を提出し、その資料に基づき、行政の指導 を受け、各種指導内容に対して、迅速に調整・対応する必要がある。 ・これらの「まちづくり」への対応を経た後、 「建築確認申請等」の手続き・対応等を行うことになる。 【参考】事業者の適格性審査検討会:審査検討委員 (公社)広島県薬剤師会 副 会 長 同 上 同 上 同 上 同 上 同 上 同 上 同 上 同 上 広島工業大学 名誉教授 (順不同・敬称略) 木平 健治 大塚 幸三 野村 祐仁 村上 信行 渡邊 英晶 森保 洋之 【参考】事業者の適格性審査検討会:開催実績 第1回:平成 27 年 9 月 7 日(月) (審議:事業者の適格性審査要件の確認と、適格性審査方法の確認) ≪事業者の適格性審査に係る各種提案書の提出≫ 第2回:平成 27 年 9 月 7 日(月)(事業者の適格性審査に係るヒアリング) 第3回:平成 27 年 9 月 7 日(月) (審議:事業者の適格性審査に係る各種要件の評価と、適格性に係る 総合的な審査検討。更に、審査検討結果報告書の作成。 ) (理事会:審査検討結果報告及びその審議。事業者の機関決定。 ) 以上
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