平成 26 年(2014 年)12 月 26 日 保健福祉局保健所感染症総合対策課 インフルエンザ流行発生警報の発令について 札幌市では、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)第 14 条に基づく発生動向調査を実施しております。 このたび、札幌市内の定点医療機関 56 か所における患者報告数が、第 51 週(12 月 15 日~12 月 21 日)に1定点医療機関当たり 40.11 人となり、流行発生警報発令※の基準値で ある 30 人を超えました。 このことから、札幌市では感染拡大を防ぐために対策として、以下の呼びかけを行って おりますので、報道機関の皆様におかれましては、趣旨を御理解の上、御協力いただきま すようよろしくお願いいたします。 なお、 札幌市衛生研究所においては、 病原体定点医療機関 14 か所で採取された検体から、 12 月 26 日現在、インフルエンザウイルスのA香港型 10 株を検出しております。 ※ 流行発生警報とは、大きな流行の発生や継続が疑われることを示しており、保健所ごとに発令していま す。なお、警報は1定点医療機関あたりの受診患者数が 10 人を下回るまで継続されます。 1 インフルエンザの感染拡大を防ぐための対策について (1) 外出から帰ったら必ず手洗い・うがいをしましょう。 (2) できるだけ人ごみは避けるようにしましょう。 (3) 十分な栄養と睡眠を心がけましょう。 (4) インフルエンザにかかったと思ったら速やかに医療機関を受診しましょう。 (5) 人にうつさないためにも、インフルエンザ様症状(発熱、咳等)が出た場合は、マ スクの着用や咳エチケットを徹底しましょう。 (6) インフルエンザワクチンは重症化予防に有効ですが、接種してから免疫ができるま で 2 週間程度が必要です。 2 インフルエンザウイルスに関する市民向け情報提供について 下記のホームページにインフルエンザに関する情報を掲載し、市民向けに情報提供を 行っています。 【札幌市保健所ホームページ「感染症・予防接種」 】 ・インフルエンザの予防と知識 http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/f17influenza.html 《参考》 第 47 週以降における定点医療機関からの報告状況(1定点医療機関当たりの患者数) 第 47 週 第 48 週 第 49 週 第 50 週 第 51 週 (11/17~11/23) (11/24~11/30) (12/1~12/7) (12/8~12/14) (12/15~12/21) 札幌市 0.80 3.50 7.25 20.07 40.11 北海道 0.52 1.85 5.76 14.26 25.95 全国 0.94 1.90 3.49 7.38 15.17 【問い合わせ先】 保健所感染症総合対策課 吉津、葛岡(TEL 622-5199)
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