「香川・愛媛せとうち旬彩館」機能強化及び活性化方策提案等業務委託仕様書 1.趣 旨 東京都内でアンテナショップ間の競争が激化する状況において、香川県と愛媛県のアンテナショ ップである「香川・愛媛せとうち旬彩館」(以下、「旬彩館」という。)の機能を強化し、より活性 化するための方策の提言等を行うことにより、首都圏における香川・愛媛両県の県産品の認知度向 上や観光情報を発信を図り、両県のイメージアップに繋がるための支援業務を行う。 2.事業概要 内 容:アンテナショップの機能を強化するための会議の開催や、印刷物の製作、販売デー タの分析やその結果からアンテナショップを活性化するための提案等を行う。 期 間:平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月まで 開催回数:会議の開催は各種類とも月1回を基本とする。 印刷物は年4回製作する。 活性化のための提案は平成 27 年 8 月 31 日までに行う。 開催場所:会議の開催に当っては、主に、せとうち旬彩館 2 階「かおりひめ」で開催するが、 必要に応じて香川県又は愛媛県の東京事務所会議室を使用することができる。 3.委託業務内容 Ⅰ 機能強化業務 1 目的 「旬彩館」が、経営や商品、流通に関する専門家の知見、情報を活用して、その機能(首都 圏消費者の情報収集、新規商品等の評価・フィードバック等)を強化し、地域ブランドの推進 を図っていくこと目的とする。 2 方法 次の会議において必要な提案及び助言等を行う。 ① 運営企画会議 ・毎月1回定期的に実施 ・アンテナショップ機能を強化(販売促進、情報収集・発信等)するための提案、助言 ・フィードバックシートの作成等 ・会議は、香川県・愛媛県共同アンテナショップ運営協議会が開催する。 ② 新規商品等評価会議 ・毎月1回定期的に実施 ・出品される新規商品等の評価を経営や商品、流通に関する総合的な知見及び情報に基づき、 的確に実施するとともに、出品者に対する当該商品の具体的な改良・改善策の提案及び助 言等のフィードバック ・会議は、香川県・愛媛県共同アンテナショップ運営協議会が開催する。 3 その他 会議終了後に、議事録を作成する。 Ⅱ コミュニケーションペーパー制作業務 1 目的 「旬彩館」へ出品又は納品している事業者等を対象とし、旬彩館の営業状況、顧客状況等を伝 えるコミュニケーションペーパーを制作する。 2 制作期日 年4回(8月・10 月・12 月・3月)とする。 3 制作業務内容 内容は、営業状況に関連したものとし、各号とも、記事内容及び割付案を作成、提示し、編 集企画から制作までを行う。編集上の都合により内容変更を可能とする。 ① 特産品ショップの業績・分析 ② かおりひめの業績・分析 ③ 人気商品や、人気メニューの成功・改善事例の紹介 ④ 取引業者によるイベント状況(取引業者へのヒアリング含む) ⑤ 店長のコメント(店舗運営や商品について) ⑥ 広報活動報告 Ⅲ 活性化方策提案業務 1 目的 「旬彩館」の業績について分析・評価を行うとともに、アンテナショップとしての機能を十全 に発揮するための活性化方策を提案する。 2 方法 事務局が提供する平成 22 年度から 26 年度までの各種データに基づいて、分析等を行う。 ① 平成 26 年度のデータ分析による評価を行う。 (年間損益計算書・販売データ・商品データ・ メニューデータ・イベント関連データ等) ② 直近5年間のデータを比較し、評価を行う。 (年間損益計算書・販売データ・商品データ・ メニューデータ) ③ 首都圏の他の自治体が運営するアンテナショップの動向等を踏まえ、香川・愛媛各県の施 策と連動したアンテナショップとしての機能を十全に発揮するための実践的かつ機動的な活 性化方策の提案を行う。 3 業務内容 ① 損益計算書による特産品ショップ及びかおりひめの分析 ② 平成 26 年度販売データによる分析 月別又は月別曜日別の売り上げ・客数・客単価実績表を作成 ③ 販売データによる分析 全店直近5年間の月別・曜日別の売り上げ・客数・客単価実績表を作成 ④ 特産品ショップの分析 (1) 直近5年間の取り扱い商品品目数、新規取扱品目数及び新規取扱商品フィードバック件 数、売り上げ金額別・販売点数別上位 50 位 (2) 県別平成 26 年度の部門別商品売り上げ構成比 (3) 県別の直近5年間データによる下記項目の整理 部門別商品売り上げ構成比、部門別の売り上げ金額別・販売点数別上位 10 位、 売り上げ金額別・販売点数別上位 20 位 ⑤ かおりひめの分析 (1) 平成 26 年度のメニューによる出数・売り上げ (2) 平成 26 年度の季節キャンペーンメニュー売り上げ (3) 直近5年間のメニュー部門別売り上げ構成比較表 (4) 直近5年間の曜日別時間帯別売り上げ及び客数 ⑥ 「旬彩館」のイベント開催及び観光交流コーナーの活動状況分析 (1) 平成 26 年度「せとうち旬彩館」広報活動とイベント開催内容一覧表 (2) 直近5年間のイベント開催実績表及び観光交流コーナーへの照会数 ⑦ 業績の概要等及び活性化方策について(提案、企画) (1) 直近5年間の業績の概要及び課題について (2) 今後の活性化方策(県産品のブランド化及び情報発信等)について ※委託契約後、両県から示す課題についての実施可能な具体的活性化方策の提案すること 4 活性化方策提案提出期限 平成 27 年 8 月 31 日 4.業務期間 契約締結の日から平成 28 年 3 月 25 日まで 5.企画書の内容 企画書の作成に当たっては、上記の「3.委託業務内容」の各項目について、 『「香川・愛媛せとう ち旬彩館」機能強化及び活性化方策提案等業務』企画競争審査会の審査員が、具体的なイメージをつ かめるよう、各項目ごとに出来る限り具体的に提案すること。特に(Ⅲの3の⑦)に関して、これ からアンテナショップに求められるものについての意見を簡単に記載すること。なお、提案内容が 各項目と合致しない、もしくは記載されていない場合は、採用しないものとする。また、アンテナ ショップの運営に必要となる項目・内容があれば追加提案すること。 1 企画書 ①団体概要 ・団体名、所在、組織、事業実施体制等(無記名の 5 部には団体名、所在を入れず人数や 組織図のみ記入) ②委託業務内容に係る具体的提案 (1)委託業務内容以外にアンテナショップ運営に必用と思われる業務があれば追記すること (2)委託業務内容の見直しが必要と思われる場合は、その理由と代替案を記載すること 2 事業経費 提案内容に対し、適切な経費を見積もること。 6.委託金額 2,000,000円以内(消費税及び地方消費税を含む) 7.企画書作成上の留意事項 ○ 企画書は、A4判(縦置・横置・縦書、横書は自由)とし、文字サイズは 10.5 ポイント以 上とする。 ○ A4判を超える既存資料等を添付資料とする場合は、3つ折りにすること。 ○ 記載内容で、詳細事項など記載しきれない場合は、「別紙」により説明すること。 ○ 企画書は、社名入り1部と社名が推測できる表記を削除したものを 5 部提出すること。 8.審査基準 審査は、下記の各項目について評価基準による5段階評価とし、審査会委員が評価した結果の 合計点を各提案者の得点とする。 1)評価項目 № 評価項目 内 容 1 機能強化業務 目的を達成するための具体的な提案となっているか 2 コミュニケーションペーパー製 必要とする情報を的確に伝えられるものになっているか 作業務 3 活性化方策提案業 アンテナショップに求められる機能を明確に把握し、実践可能 務 な提案となっているか 4 追加及び修正提案 その他アンテナショップの運営に必要と思われる追加提案の内 の内容 容が適当であるか 5 事業実施体制 事業実施に必要な実施体制が整っているか 2)評価基準 ①採点の目安 5点:非常に良い(効果的な)内容である / 4点:よい(効果的な)内容である 3点:普通 / 2点:劣った内容である / 1点:非常に劣った内容である ②評価項目ごとのウエイト №1 機能強化業務 №2 コミュニケーションペーパー作成業務 №3 活性化方策提案業務 №4 追加及び修正提案の内容 №5 事業実施体制 30 ポイント 20 ポイント 30 ポイント 10 ポイント 10 ポイント (採点×6倍) (採点×4倍) (採点×6倍) (採点×2倍) (採点×2倍) 9.受託者の決定 ○ 各審査員の評価点数の合計を算出し、評価点数が最も高い1者と委託契約を締結する。 ○ 最も評価点数が高い者が2者以上あるときは、審査基準の評価項目 No1、No3 の合計点 の高い者を優先する。 ○ なお、上記合計点が、同点の場合は、審査員の協議により優劣を決定する。 ○ また、企画提案業者が 1 社の場合、審査員は、企画内容を評価項目に従い審査をした上 で、採用に足る否かを判断し、「採用」が過半数に達した場合には、「採用」との判断をす る。
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