PowerPointのスライド作成時のポイント

[ホワイトペーパー]
STORM Maker
PowerPointのスライド作成時のポイント
文書番号
第2版
対象製品
対象ユーザー
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15製-ST030447-02
2015年11月18日
全バージョン
STORM MakerでPowerPoint(スライド)を利用したコンテンツを作成するかた
概要
「eラーニングコンテンツ向けのPowerPoint」と、「説明資料向けの
PowerPoint」では、作成するときのポイントが異なります。
コンテンツの元となるPowerPointの準備状態によって、受講者側での視認性が、
大きく異なります。
本資料では、 eラーニングコンテンツ向けのPowerPoint作成のポイントを説明
します。
1
目次
1. STORM向け基本設定 編
STORM Maker向けのスライド作成のポイントまとめ。
2. スライドの工夫 編
コンテンツ内容(スライド編集)のポイントまとめ
2. その他 編
知っておくと少し便利なことのポイントまとめ
2
1. STORM向けの基本設定 編
3
PPTの基本設定:アニメーションの表示タイミング
 アニメーション表示は、”クリック時” に設定
ポイント
アニメーションを利用する場合、
表示タイミングは、”クリック時”
にしましょう。
理由
STORM で制御できるアニメー
ションは「クリック時(マウスの
マーク)」のみです。「直前の動
作と同時」「直前の動作の直後」
は、自動的に再生されます。
備考
簡単作成モードの場合、★印で音
声合成と同期するのは「クリック
時」のアニメーションです。
4
PPTの基本設定:自動的に切り替えはOFFに設定
 スライドの自動的に切り替えはOFFに設定
ポイント
スライドの自動的に切り替えは、OFFに設定しましょう。
チェックボックスのチェックを外す
理由
「自動的に切り替え」にチェックがはいっていると、出来上がり
のコンテンツ内で想定しないタイミングでスライドが切り替わり
が発生します。
5
PPTの基本設定:ファイル名に特殊文字はNG
 PPTファイル名に特殊文字と外国語はNG
ポイント
PowerPointのファイル名には、特殊文字や
外国語(例えば、中国語や韓国語)を使わ
ず、日本語・英数字を使いましょう。
理由
① 特殊文字などを使うと、変換に失
敗することがあります。
② スライドモード、簡単作成モード
では、PowerPointファイル名が
コンテンツ名の初期値となります
(右図)。あとで変更もできます
が、合わせておくと便利です。
6
PPTの基本設定:特殊なオブジェクトの利用
 別のソフトウェアで作成した図表などのオブジェクト
は画像に変換
ポイント
図表作成の専用ソフトウェアで作成した図表は、
画像(PNG、JEPGなど)に書き出してからスライドに配置し
ましょう。
理由 STORM Maker側で変換が行えない場合があります。
専門アプリ
直接(OLE)、
PPTに配置します。
画像(PNG、JPEG等)に書きだしてから
PPTに配置します。
(例)グラフ
LightStone社Originサンプルより引用
7
(例)CAD
摂南大学HPより引用
ポイント5:アニメーションの設定
 HTML5版コンテンツでは、アニメーション効果が
ディゾブルイン・アウトに変換
ポイント
• HTML5版のコンテンツでは、PowerPoint上で設定さ
れたアニメーション効果は、フェードイン(開始)
とフェードアウト (終了)に自動的に変換されます。
※「強調」「軌跡」のアニメーションは再現されま
せん。
• PC向けのFlash版コンテンツにおいては、
PowerPointに設定されたアニメーション効果が反映
されます。
※一部、反映されない効果もあります。
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2. スライドの工夫 編
9
スライド内容への工夫:文字フォントの大きさ
 文字は22ポイント以上を使用
ポイント
最低でも22ポイント以上を使用しましょう。
理由
小さな文字が沢山のスライドは、見づらいです。
特にスマフォ/タブレットは、画面が小さいため小さな文
字は敬遠されます。
36ポイント
22ポイント
10
スライド内容への工夫:重要な部分を強調
 重要な部分を強調(太文字、サイズ、色 変更など)
ポイント
スライド内で重要な部分、理解して欲しいところ…
などは、太文字、サイズ変更、色の変更 し、強調しま
しょう。
理由
重要な部分を強調することで、伝えたい大切な部分がわか
りやすくなります。
11
スライド内容への工夫:フォント選択
 フォントは”メイリオ”を使用
ポイント
資料作成の使用フォントは、”メイリオ”を利用しましょう。
理由
メイリオは、他のフォントに比べて見やすいフォントです。
12
スライド内容への工夫:内容は纏めて絞り込む
 1ページの「メッセージは1つ」「内訳は3つ以内」
ポイント
スライド内のメッセージは、端的に纏めた3つ以内にしま
しょう。
理由
1枚のスライド内に沢山の情報があると、コンテンツが見づ
らくなります。
メインのメッセージは3つ以内
13
スライド内容への工夫:スライドの分割
 スライドは適切に分割しメッセージを明確に表現
ポイント
複数項目の説明やステップ毎の説明は、1枚のスライドに纏
めるのではなく、項目毎に分割しましょう。
1枚のスライドにまとめると、
まったく頭に入らない“文字のカタマ
リ”になります。
【教材サンプル】
3ステップをそれぞれ別のスライドに分割しています。
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スライド内容への工夫:コンテンツは短くする
 コンテンツの長さ(尺)は、10分以内
ポイント
1コンテンツは、長くても15分以内にしましょう。
理由
長いコンテンツは、受講に対して多くの時間が必要に
なります。短いコンテンツの方が受講しやすくなりま
す。
<コンテンツの目安>
① 1コンテンツの尺(長さ):10分以内
② 目安のスライド数:10ページ前後
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スライド内容への工夫:メッセージのピックアップ
 動画を使うときには、重要なメッセージをピックアップ
ポイント
「動画+スライド」のコンテンツを作成するときは、
動画中の重要なメッセージを抜き出しましょう。
理由
メッセージと共に動画の一部をキャプチャした画像を
スライド内に配置すると、重要なメッセージが伝わり
やすくなります。
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スライド内容への工夫:スライドに書込すぎない
 動画・音声で流れる内容の全てスライドに書かない
ポイント
黙読する方が遥かに速く読めます。
“動画に流れているもの”がすべて“字”になっていたら、
退屈な教材になってしまいます。
スライド内のテキストには、要点をまとめ動画・音声
は、要点に対しての説明を行いましょう。
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3. その他 編
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写真、画像、音声・動画の著作権には注意しましょう
 素材の著作権には注意!
ポイント
インターネット上などの写真、画像、音声・動画には、著作権
が含まれているときがあります。
資料に盛り込むときには、著作権に注意しましょう。
※自社(自分)で作成した、撮影したものは、著作権の侵害には
なりません。
著作権フリーの素材などは以下のブログで紹介しています。
▼ロゴスウェア社のサイト:eラーニングと学びを考えるブログ
http://cafe.logosware.com/topics/free-material/
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テンプレートを利用しましょう
 コンテンツを一定のルールで作成すると統一感が増す
ポイント
一つの題材で複数コンテンツを作成する。
社内の教育で複数コンテンツを作成する。
などの用途でコンテンツを作成する場合、PowerPointのテ
ンプレートを使用してコンテンツを作成すると、コンテンツ
の統一感がでて、”シリーズ” というイメージがでます。
テンプレートを使った元原稿の作成がお勧めです。
▼ロゴスウェア社のサイト:eラーニングと学びを考えるブログ
http://cafe.logosware.com/topics/ppt-template/
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:10:00~18:00(土日、祝祭日は除く)
更新履歴
第1版 : 2015年2月12日
第2版 : 2015年11月18日
参照(関連文書)
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