CFTCデータについて(商品銘柄) 商業筋 ・・・ 生産者・加工業者・流通業者、スワップディーラー(金融機関)のプレーヤー (ヘッジャー、コマーシャルズ) 非商業筋 ・・・ マネージドマネーを中心とするプレーヤー (ファンド、ノン・コマーシャルズ) 商業筋合計 ・・・ 商業筋のロング、ショートの各ポジションの合計 商業筋売り越し残Index ・・・ 商業筋の売り圧力を指数化したもの(値が大きいほど売り圧力が大きい) 非商業筋合計 ・・・ 非商業筋のロング、ショートの各ポジションの合計 商業筋売り越し残Indexの計算式 銘柄毎に期間中の売り越し残と買い越し残が大きく入れ替わり、データにバラツキが発生している為、2種類の 計算式を利用しています。 対象銘柄:NY金、銀、白金、パラジウム、原油、NY砂糖、NYコーヒー、NYココア (今週の商業筋売り越し残)-(過去3年間の商業筋売り越し残の平均) (過去3年間の商業筋売り越し残の平均) 値が大きくなる(プラスなる)ほど商業筋の売りポジションが増加している、もしくは買いポジションが減少している ことを意味します 対象銘柄:NY銅、天然ガス、NYガソリン ※、NYヒーティングオイル、シカゴコーン、シカゴ大豆、シカゴ小麦、 シカゴミール、シカゴ大豆油、NY綿花 (今週の商業筋売り越し残)-(過去3年間の商業筋売り越し残の最小値) (過去3年間の商業筋売り越し残の最大値)-(過去3年間の商業筋売り越し残の最小値) 今週の商業筋売り越し残が過去3年間でどの位置にあるかを表します 100%の場合、期間中で最も売り越し残が多いことになります ※NYガソリンは「無鉛ガソリン」の上場廃止に伴い、「改質ガソリン」が新たに取引されるようになりました。CFTCデータ 2006年2月以降の公表となっているため、売り越し残Indexの期間は過去3年ではなく、18週を採用しています。 穀物年度について シカゴコーン シカゴ大豆 CFTC建玉明細報告(COTレポート)では右記の商品 シカゴ小麦 について「旧穀」、「新穀」を区分しています。納会が 近づくことで先物単体でポジションが開示されないよう、 シカゴ大豆ミール シカゴ大豆油 年度終了月の第1週に発表されるCOTレポートは シカゴもみ米 納会限月+年度開始月から終了月までのデータを NYコーヒー 合算した値を「旧穀」、上記以外のデータを「新穀」 NYココア として公表しています。「新穀」と「旧穀」を合算した NY綿花 データが「全限月」となります。 年度開始月 年度終了月 12 9 9 8 7 5 10 9 10 9 9 7 12 9 12 9 10 7 CFTCデータについて(通貨銘柄) 番号 ① ② ③ ④ ⑤ 名称 ディーラー・仲介業者 アセットマネージャー・法人 レバレッジドファンド その他(報告義務あり) その他(報告義務なし) 商業筋 非商業筋 説明 スワップ・デリバティブ取引etcの相手方となる主に大手銀行やディーラー 年金基金・保険会社等の機関投資家 ヘッジファンドやCTA等 上記3つに該当しないプレーヤー 報告を必要としないプレーヤーの合計(①、②以外の者) いわゆる「売り方」として分類されるプレーヤーの各数値 いわゆる「買い方」(投機筋)として分類されるプレーヤーの各数値 ※商品銘柄との違いについて 毎週金曜にデータを発表しているCFTCによると①は「売り手」、②は「買い手」とみなされますが、④「商業筋」および⑤「非商業筋」との数 値とは一致しません。④と⑤は①と②とは異なる基準でCFTCが集計した値が発表されています。情報ベンダーでは④と⑤の数値を「商業 筋」、「非商業筋」として取り扱っています。 商業筋売り越し残Indexの計算式 (今週の商業筋売り越し残)-(過去3年間の商業筋売り越し残の最小値) (過去3年間の商業筋売り越し残の最大値)-(過去3年間の商業筋売り越し残の最小値) 今週の商業筋売り越し残が過去3年間でどの位置にあるかを表します 100%の場合、期間中で最も売り越し残が多いことになります CFTCグラフについて 1銘柄につき、2種類のグラフがございます。 1ページ目のグラフは「取組高」「非商業筋買い越し残」「商業筋売り越し残」「終値(火曜)」を表示しています。 2ページ目は「商業筋売り越し残Index」「終値(火曜)」が表示されています。 売り越し残Indexが特に大きなマイナスとなったケース※(緑色で囲まれた部分)で直近安値と一致している 箇所があります。この特徴を利用して、『売り越し残Indexが-40%を超えた翌週に東京金をロングする』という 売買のアイデアとして活用することができます。 ※売り越し残Indexがマイナスになる⇒商業筋(現物を扱う当業者等)が相場動向を上昇すると見越している 可能性が高いという前提によります またNY銅のように数値が0~100%で計算されている銘柄は、「0%に近づいたところで買い」「100%に近づい たら売り」という仮説を立てることも可能です。
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