ハリー・ポッターの魔法教室∼スライム作り∼ ■設定と活動目標■ ビーバー達は、ハリー・ポッターの魔法教室に参加し、魔法教室の中で、身近な小さな自然を観察した り、遊んだり、また実験することで科学する楽しさを体験する。 ■展開■ セレモニー終了後、その場にスカウト達をかためて座らせる。 隊長 今日は皆さんの為に素敵なお客様にきていただきました。なんと、あの偉大な魔法使いハリ ー・ポッターさんが、皆さんの為に魔法教室を開いてくれます。では、ハリー・ポッターさんに 登場していただきましょう。ハリー・ポッターさん、どうぞ! 皆さん、大きな拍手でお迎えしま しょう。 スカウトの背面からハリー・ポッターが現れる。 ハリー ビーバーの皆さん、歓迎の拍手をありがとう。私がハリー・ポッターです。えっ!映画に出てく るハリー・ポッターとは似ても似つかないって?あの映画は私をモデルにしたものだって知ら なかったのかな?何を隠そう私が本物のハリー・ポッターなんですよ。今日は良い子の皆さん 達と会うことができて大変嬉しく思っています。今日半日、私、ハリー・ポッターの魔法教室を 楽しんでくださいね。 ◆一時間目∼魔法と自然∼◆ 一時間目の鐘を鳴らす。 ハリー では、さっそく一時間目をはじめましょう。 私たち魔法使いは、その名の通り魔法を使います。魔法には様々な魔法がありますが、木 や花や石などの自然の精霊の力を借りて魔法を使うこともあります。だから自然を大切に し、自然と仲良くできない者は、良い魔法使いにはなれません。そこで今日は小石と仲良 くしてみましょう。小石と仲良くする為に、まずは自分が好きだと思える小石を広場で探 してきてください。そして私が笛を鳴らしたら小石探しは終わりです。探した小石を持っ て私のところに戻ってきてください。さぁ、小石を探してきましょう。 <小石探し> フィールドから自分が気に入った小石を拾ってくる。綺麗な石、面白い形の石、投げやすそうな石、 堅そうな石など、スカウトの気持ちの向くままに拾わせる。小石を探す時間は 3 分程度。 ハリー 皆さん、小石を探すことができましたか? では、何故その小石が好きなのか、小石を褒 めてあげましょう。褒めれば褒めるほど小石の精霊は喜んで魔法のパワーは増します。 まず、近くにいる人とジャンケンをし、ジャンケンで勝った人は、その石の何処が好きな のかを負けた人に説明し、説明が終わった人から私の横に並んでください。負けた人は、 負けた人同士でジャンケンをし、勝つまでジャンケンを繰り返してください。 <小石自慢ジャンケン> スカウトに気に入った小石を拾わせた後、小石を持ったまま適当にペアを作ってジャンケンをする。 そしてジャンケンに勝った者が、負けた者に自分の拾った小石の何処が気に入っているのかを説明し、 説明が終わったらジャンケンの輪から抜けてゲームリーダーの横に並ぶ。ジャンケンに負け続けて最後 まで残ったスカウトは、全員の前で小石の自慢をして終わる。小石を観察させ、発言することを学ばせ るのが目的なので、その点を留意して行うこと。上手く説明できない子は保護者がサポートしても良い。 ハリー 今、みんなが小石を褒めたことで小石の精霊達がとても喜んでいます。今なら小石はあな た達の思うように動いてくれるかもしれません。どれほど小石と仲良くなれたのか、小石 投げゲームで試してみましょう。小石と仲良くなれたなら小石は思うところに飛んでくれ るはずです。 <小石投げゲーム> 輪を準備して地面に沢山おき(輪を地面に描いても良い)、規定のラインのところから小石を輪に投 げ入れる。輪には点数をつけておき、遠くの輪ほど点数を高くする。3回投げ、その合計点数を競わせ る。 ハリー 小石は思うところに飛んでくれたかな。今日思うように飛んでくれなくても、毎日一緒に 遊んでいたら、上手く飛んでくれるようになりますよ。さて、一時間目はこれで終わりで す。少し休憩したら2時間目にはいるので、書くものを準備して集合してください。 お茶&トイレタイムをいれる。 ◆二時間目∼魔法語∼◆ 二時間目の鐘をならす。 ハリー 2時間目は魔法語の勉強をします。魔法の本は魔法語で書かれているので、魔法語を勉強 しないと本は読めません。今からあなた達に「魔法語の書」と「解読書」を渡すので、「魔法語 の書」を訳してください。そして訳せた者から、そこに書かれているようにしてください。 <暗号解読ゲーム> 魔法語の書(暗号書)と解読書を組にして子供達に配布して解読させる。 暗号書の内容 「ビニールコップ、割り箸、フイルムケースを A 副長から貰ってテーブルにつきなさい。 」 ◆三時間目∼魔法実験∼◆ 三時間目の鐘をならす。 ハリー 3時間目の授業を始めます。三時間目は魔法実験をします。ここにある魔法薬を使ってス ライムを作ります。まず私がやってみるので、しっかり説明をきいてください。 スライムの作り方を説明しながら実演し、子供達にスライムを作らせる。 作ったスライムはビニール袋に移しかえて口をしっかり結ばせ持ち帰らせる。ひとつ作るたびにバケツ の水でビニールコップを洗わせて使用させる。 ◆終了◆ ハリー 今日は自然と仲良くすること、魔法語を読むこと、魔法薬を使ってのスライムの作りの授 業を行いましたが、これらは魔法使いになる為のほんの初歩です。もし、私のような偉大 な魔法使いになりたければ、君達が今通っている学校でしっかり勉強してから、私のとこ ろへ弟子入りしてください。では、さようなら。 隊長 みなさん、ハリー・ポッターさんにお礼を言って拍手で送りましょう。 ビーバー隊活動計画書 タイトル ハリー・ポッターの魔法教室 集会日時 集会場所 木の葉章 自然 活動目標 観察や実験を通して科学する楽しさを知る。 時間 担当 活動内容 隊長 倉庫より荷物の積み込み 備品確認・打ち合わせ 会場準備 隊旗・ブルーシート テーブル 点呼 名簿 セレモニー 1.ビーバーコール 歌「みんなで大きな輪を作ろう」 2.隊旗に敬礼 3.歌「ともだち」 4.隊長の話 「ともだち」の歌詞 8:45 (9:10) 9:30 隊長 隊長 隊長 備品 活動指示 9:45 隊長 9:50 ハリー・ポッターの魔法教室 導入 ハリー・ポッター登場 一時間目∼魔法と自然∼ ○小石探し ○小石自慢ジャンケン ○小石投げゲーム(3 組に分ける) 鐘 ハリー・ポッター衣装 ホイッスル 輪・採点表・筆記具 10:25 二時間目∼魔法語∼ 魔法語の書の解読ゲーム 魔法語の書・解読書 ビニールコップ・割り箸 フイルムケ−ス 10:40 三時間目∼魔法実験∼ スライム作り ほう砂液・糊・食紅・楊枝 食紅容器・ビニール袋 バケツゴミ袋・雑巾 木の葉章授与 木の葉章 セレモニー 1.隊長の話(小枝章授与) 2.隊旗に敬礼 3.ビーバーコール 4.解散 小枝章 11:15 隊長 11:20 隊長 11:30 全員 後片付け 活動の反省と次回打ち合わせ <備品リスト> 品名 担当 個数 品名 担当 個数 テーブル 団倉庫 4 筆記具 ブルーシート 団倉庫 1 魔法語の書 人数分 バケツ 団倉庫 3 解読書 人数分 隊旗 1 ビニールコップ 人数分 名簿 1 割り箸 人数分 木の葉章 − フイルムケース 人数分 小枝章 − ホウ砂液(1.5ℓ) 6 救急箱 1 糊 6 歌の歌詞 1 食紅 4 色 各1 鐘 1 食紅容器 9 ハリーポッター衣装 1 楊枝 1 ホイッスル 1 ビニール袋 50 入り 2 小石投げの輪 21 ゴミ袋 1 採点表 3 雑巾 2 3 <スカウト持ち物> ビーバーノート、ハンカチ、ハナガミ、軍手、雨具、シーターポン、ビニール袋(買い物袋)、水筒、 タオル
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