航海計器

科目コード
学科
学年
科 目 名
単位・時間
必修・選択
単位種別
MS36
商船・航海
3年・通年
航海計器 : Navigational Instrument
2(100)
必修
履修単位
教 員 名
辰己 公朗 : TATSUMI Kimio
副担当教員
授
最初に航海計器全般について、種類および概略説明を行う。次に、針路・方位測定に必要となる磁気コンパスおよびジャイロ・コンパス、オート
業
パイロット、速力計である電磁ログ、ドップラー・ログおよびソナー、天体の高度測定に必要な六分儀について解説する。ここでは、航海学の基礎
概
的な航海計器に関わる専門知識・技術を身につける。
要
到 達 目 標
授業で扱った計器の理解しておくべき内容の60%以上について説明で
きる。
学 習
教育目標
週
1
授
業
計
画
評 価 方 法
4回の定期試験や、課題の提出状況、小テストの結果、授業態度などを勘
案して、総合的に評価する。割合は、定期試験を70%、小テスト+提出課
題+授業態度を30%とする。
COCとの
関連性
前 期
項 目
内 容
D-(1)
航海計器全般
個々の計器の概略
【航一(1)(ウ)・(2)(ア)】
JABEE基準
週
-
後 期
項 目
内 容
16
オートパイロット
【航一(3)】
HCS(Heading Control System)とTCS
(Track Control System)の概要、構成
2
磁気コンパス
【航一(1)(ウ)】
ビナクルの形式、構造、誤差
17
オートパイロット
【航一(3)】
制御、フィードフォワードおよびフィード
バック制御
3
磁気コンパス
【航一(1)(ウ)】
地磁気、自差
18
オートパイロット
【航一(3)】
フィードバック制御の利点(外乱、特性
変動)
4
磁気コンパス
【航一(1)(ア)】
船首尾および正横方向の船体永久磁
気による自差
19
オートパイロット
【航一(3)】
P制御
5
磁気コンパス
【航一(1)(ア)】
垂直軟鉄および水平横走軟鉄による
自差
20
オートパイロット
【航一(3)】
D制御
6
磁気コンパス
【航一(1)(ア)】
21
オートパイロット
【航一(3)】
PD制御
7
磁気コンパス
【航一(1)(イ)】
22
オートパイロット
【航一(3)】
I制御、フィルタ
8
磁気コンパス
【航一(1)(イ)】
23
船速距離計
【航一(3)】
9
ジャイロコンパス
【航一(2)(ア)】
24
電磁ログ
【航一(3)】
さや型およびフラット型センサーの構
造、原理
10
ジャイロコンパス
【航一(2)(ア)】
25
電磁ログ
【航一(3)】
誤差とその調整
11
ジャイロコンパス
【航一(2)(ア)】
12
ジャイロコンパス
【航一(2)(エ)】
13
授
水平縦走軟鉄および水平斜走軟鉄に よる自差
非対称水平軟鉄による自差、自差の 業
原因と修正法
自差公式、傾船差
ジャイロスコープの特性、指北作用、 計
制振作用
ジャイロコンパスの種類、スペリー系
(旧型)の指北作用
アンシューツ系の指北作用、軸の振揺 画
個々の速力計測法の違い
26
ドップラーログおよび
ドップラーログおよびドップラーソナー
ドップラーソナー
の違い、ドップラー効果
【航一(3)】
スペリー系(旧型)およびアンシューツ
系の制振作用(減衰方法)
27
ドップラーログおよび
ドップラーソナー
原理
【航一(3)】
ジャイロコンパス
【航一(2)(エ)】
スペリー系の指北原理(指北作用およ
び制振作用(減衰方法))
28
ドップラーログおよび
ドップラーソナー
誤差とその対策
【航一(3)】
14
ジャイロコンパス
【航一(2)(イ)(ウ)】
地盤の動き、速度誤差、変速度誤差
29
六分儀
【航一(3)】
構造、原理
15
ジャイロコンパス
【航一(2)(イ)(ウ)】
動揺誤差、旋回誤差
30
六分儀
【航一(3)】
誤差、測定方法
授業方法
注意事項
(自学自習を含む)
教科書・参考書
指定した教科書を中心に授業を行う。また、詳細や最新の情報については、別途参考資料を提示する。
予習として、授業の前に、習う範囲について、教科書を熟読しておくこと。
教科書:基礎航海計器(米澤弓雄、成山堂)、ジャイロコンパスとオートパイロット(前畑幸弥、成山堂)
参考書:基本航海計器(米澤弓雄、海文堂)、コンパスと自動操舵(西谷芳雄、成山堂)