ダブルパイロットチェックバルブ パーマストップ ( ( ( ST-10 ST-15 ST-25 ポートサイズ Rc1/4、3/8 ポートサイズ Rc1/2 ポートサイズ Rc3/4、1 ) ) ) 通常、シリンダを中間停止で使用する場合、 3ポジションクローズドセンタ形のバルブを 使用して制御します。この場合、クローズド センタの位置において一般的にごく少量の漏 れがある場合、長時間停止させておきますと、 シリンダ内の圧力バランスが崩れ、ピストン が移動します。パーマストップは上記のクロ ーズドセンタ形の問題を解決するためのバル ブで、シリンダを中間位置で長時間停止する ために用いられるダブルパイロットチェック バルブです。 JIS記号 表示方法 ST-10 形状寸法 (単位:mm) 2 形式番号 ST- 10 ST- 15 ST- 25 ポートサイズ Rc 1/4 2 3 Rc 3/8 4 Rc 1/2 6 Rc 3/4 8 Rc 1 仕様 形 式 番 号 単 位 ポートサイズ 有効断面積 mm 2 ST-10 ST-15 ST-25 Rc1/4,3/8 Rc1/2 Rc3/4,1 70 190 45 使 用 流 体 空気 使用圧力範囲 MPa 0.15~1 周 囲 温 度 ℃ -5~60 外 部 cm 3/min(ANR) 0 内 部 cm 3/min(ANR) 0 漏 れ 質 量 k 1.3 1.8 3.9 注)5℃以下の低温で使用する場合は、結露や凍結を防止するため、 供給空気としてエアドライヤを通したドライエアをご使用くだ さい。 274 形式番号 A 150 ST-10 170 ST-15 210 ST-25 B 60 64 80 C 136 150 190 D 44 46 60 E 66 72 92 F 41 45 60 G 61 70 98 H 84 98 131 K J 10 φ 6.5 12 φ 8.5 16 φ11.0 接続方法、 使用上の注意事項 電磁弁のポート2、4とパーマストップのV 1ポート、V 2ポートを スピードコントローラを使用する場合は、パーマストップとシ 接続し、 パーマストップのC 1ポート、 C 2ポートをシリンダのポー リンダ間に取付けてください。排気絞りは行わないようにして トに接続してください。 ください(図2参照)。排気絞りを行うと、パーマストップの誤 電磁弁は3ポジションエキゾーストセンタ形をご使用ください。 作動の原因となります。 オールポートブロック形は使用しないでください。(図1参照) パーマストップのV 1、V 2ポートからの排気は絞らないこと。排 パーマストップとシリンダ間の配管はなるべく短く、また、漏 気通路が長い場合、またはマフラの一方が目詰りをしてパーマ れがないようにしてください。 ストップが閉じない場合は、図3のように排気口を一つにまと めてください。 図1 標準使用例 2 図2 スピードコントローラ使用例 図3 マフラ使用例 4 3 5 1 作動原理 ①配管し、作動前の状態 ③シリンダ後退 2 4 3 1 2 5 バルブはエキゾーストセンタタイプのものを使用してください。 配管は、バルブの2とV 1、4とV 2を接続パーマストップのC 1、C 2 をシリンダに接続してください。 ②シリンダ前進 3 4 1 5 反対に1からポート2よりのエアは、パーマストップのV 2に入りポ ペットを押し上げ、C 2よりシリンダは供給され、シリンダピスト ンを押します。同時にV 2からのエアはパイロットポートを通り、 左側のピストンを押し上げ、シリンダからの排気はパーマストッ プのC 1からV 1を通り、バルブの2から3へ排気され、シリンダは後 退します。 ④中間停止 2 3 2 4 1 5 バルブが切換わり、Pからのエアは 2よりパーマストップのV 1に 入りポペットを押し上げ、C 1よりシリンダに供給され、シリンダ ピストンを押します。同時にV 1からのエアは、パイロットポート を通り右側のピストンを押し上げシリンダからの排気はパーマス トップのC 2からV 2を通り、バルブの4から5へ排気され、シリンダ は前進します。 3 4 1 5 前述(2)、(3)の途中でバルブを中立位置にもどしますと(シリ ンダ中間停止)、V 1とV 2からのエアはそれぞれ2、4を経て、3、5 より排気します。シリンダとC 1、C 2間のエアはパーマストップ のポペットによりシールされ、シリンダは圧力のバランスした位 置で停止します。ポペットは、Oリングシールですから、長時間 シリンダ、パーマストップ間のエアを密封しますので、シリンダ は停止した位置より動きません。 275
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