(5)事業報告書 - プール学院中学校・高等学校

(5)事業報告書
(1)法 人
(ア)
常務理事会の開催状況
平成26年度は21回の常務理事会を開催した。当初予算・補正予算・決算・学則変更や人
事に関する件などの通常議題の他に、今年度は経営改善計画の修正、2016年度大学学部・
学科編成、人事評価制度の導入、内部監査室の開設、教授会規程の改訂等について協議を
行った。
(イ)
主たる学院の動き
・創立135周年を迎えた今年度(2014年度)の記念事業の一環として、創立140周年に向け
「学院の一致」を表すコミュニケーションマークを定めた。
・創立135周年記念礼拝および教職員研修会を、泉ヶ丘キャンパスにおいて開催した。
・大学に教育学部教育学科を開設した。
・2016年度の国際文化学部教養学科の募集停止に伴い、教育学部教育学科の定員を170人に
し、大学院国際文化学研究科の募集も停止することとした。
・人事評価制度は、報奨制度としての構築をめざし、大学教員、中高教員、事務職員ごと
に評価軸のウエイトと評価項目を検討した。次年度は現在作成中の評価シートに改善を加
え、試行的に実施する。本格実施は試行結果を踏まえ次々年度からとする。
・内部監査制度の確立に向け、内部監査規程を整備した。次年度から内部監査室を設け、
監査人による内部監査を行う。
(2) 大学・大学院・短期大学部
(ア)
(イ)
全体の取り組み
① 関係組織との連携
・堺市との連携
* 2014年4月に包括協定を締結し、連携事業として「発達障がいフォーラム(国際
障害者交流センター ビッグアイとの共催)」、「発達障害個別相談会」を開催
した。
* 泉ヶ丘駅前噴水広場にて、ペットボトルのクリスマスツリーの点灯式やハンド
ベル部の演奏を行った。
・泉大津市との連携
* 連携委託事業として、不登校児童を支援・補助する「不登校児童支援センター
補助員派遣」、生涯学習施設再構築に向けての調査・講座を実施する「生涯学
習施設活性化事業」を行った。
・企業との連携
* 奥野清明堂と連携し、本学学生がオリジナル商品「やまとなでし香」を企画・
製作する事業を昨年度に引き続き行った。また、堺北花田阪急と連携して、学
生が商品企画から販売まで参加する「堺まるしぇ」や工作教室等のイベントを
定期的に行った。
・高校との連携
* 大阪府立堺西高校と連携し、堺市内の児童を対象とした「スポーツキッズプロ
グラム」を開催した。
②
学校教育法の改正に伴うガバナンス改革の推進
学校教育法の改正に伴い、学長のリーダーシップの下、戦略的に大学を運営できる
ガバナンス体制の構築が要請され、教授会規程を始めとする多くの規程を変更し、体
制の構築を図った。
③
ユニット制の検討
2016年度からすべての学部・学科共通でアクティブラーニングを中心とした教育シ
ステム「ユニット制」を導入すべく、検討を行った。
大学・大学院
① 認証評価
日本高等教育評価機構で大学の認証評価を受審し、適合の認定を受けた。
②
(ウ)
教育学部 養護教諭課程認定申請
2016年度の教育学部 養護教諭課程設置に向けて、2015年3月に文部科学省へ課程認
定の申請を行った。最終的な認定結果は2015年12月頃の予定。
短期大学部
① 入学定員の変更
入学定員を幼児教育保育学科は70人から90人、秘書科は100人から80人に変更して
2015年度入学生の募集を行った。
(3)中学校・高等学校
① 生野区との事業協定
11月19日(イイいくのの日)に、「文化・教育にかかる連携協働に関する事業協
定」の締結式を行った。地域とのつながりを大切にすることが、2014年度の中高の目
標の1つでもあった。今後も「愛と奉仕」を掲げ、他者に仕える人間の育成をめざす活
動の充実が一層望まれる。
② 他の連携協定
7月18日に桃山学院中学校・高等学校と、また2月27日には神戸女学院大学と連携協
定の締結式を行った。本学院と源流を同じくする桃山学院と伝統あるキリスト教主義
学校の神戸女学院との連携は、今後の協力関係がより実り多いものになることが期待
される。
③ キッズ英会話
近隣の小学生(女子)を対象に、「プールキッズ英会話」が始まった。プール学院
中高の校舎内で、楽しみながら英語を学ぶことが、子どもたちや保護者に良いアピー
ルとなっている。
④ 鐘楼(カリヨン)設置
中学校・高等学校をサポートする卒業生の保護者の集まりである中高後援会から、
永年の希望であった鐘楼をご寄贈いただいた。
⑤ クリスマス礼拝
創立135周年クリスマス礼拝をフェスティバルホールにおいて開催し、全学年の生
徒・保護者・来賓・教職員など約1,900名の参加があった。