2014(平成 26)年度 福岡県立大学社会福祉学会 第 6 回大会 大会開催のご案内 大会テーマ「福祉を実践するものの価値」 開催のご挨拶 福岡県立大学社会福祉学会第 6 回大会開催のご案内をいたします。 田川で誕生しましたこの学会は、社会福祉学科の先生方の学生の指導と教育に励まな くてはならないという想いと、卒業生からの「実践の機会が欲しい、自分の実践を理論 的に整理し、報告する機会が欲しい」という願いから発足いたしました。 この思いと願いが続き、第 6 回を田川の地で迎えることができたことを皆さんととも に喜びたいと思います。 第 6 回大会は、「福祉を実践するものの価値」をテーマに阿部志郎先生をお迎えする ことになりました。テーマにふさわしい先生をお迎えすることを大変うれしく思います とともに、会員の皆様、会員外の方々もこの喜びを共有できればと願っております。私 たちの「生活をしていくことが困難になっている人々に仕える」という精神は、社会保 育短期大学時代から受け継がれています。阿部先生のお話はわたしたちの精神のかじ取 りを自ら問い直す良いきっかけをいただけるとともに、なお実践を続けていく力をいた だけるものと確信しております。どうか、多くの志を同じくする人々にお声かけいただ きますようお願い申し上げます。 最後に第 6 回大会を開催するにあたりご尽力いただきました、福岡県立大学、先生方、 事務局の方、ボランティアの皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 2015 年 1 月吉日 福岡県立大学社会福祉学会 会長 大垣 京子 福岡県立大学社会福祉学会 開 催 要 第 6 回大会 項 Ⅰ.大会開催要項 1.大会テーマ : 「福祉を実践するものの価値」 2.日 時 : 2015 年 3 月 7 日(土)13:00~18:00(12:30 受付開始) 3.会 場 : 福岡県立大学 大講義室 (福岡県田川市伊田 4395 TEL: 0947-42-2118) 4.プログラム 12:30~ 受付 13:00~13:20 開会式 13:20~14:20 基調講演(リカレントセミナー) 学長 柴田 洋三郎、会長 大垣 京子 「福祉を実践するものの価値」 講師:阿部 志郎 先生 (神奈川県立保健福祉大学名誉学長、横須賀基督教社会館会長) 14:30~17:00 分科会(障害福祉分野、児童福祉分野、高齢者福祉分野、 医療福祉分野、地域福祉分野) 17:10~17:40 全体会(各分科会の報告)、閉会式 17:40~18:00 総会 18:30~20:30 懇親会 会場:稚加栄 (田川市番田町 6-23 TEL: 0947-42-1245) Ⅱ.タイムスケジュール 12:30 ~ 13:00 13:00 ~ 13:20 13:20 ~ 14:20 14:20 14:30 ~ 14:30 17:00 ~ ~ 17:00 17:10 17:10 ~ 17:40 17:40 ~ 18:30 ~ 18:00 20:30 総会 懇親会 分科会 (障害福祉、児童 受付 開会式 基調講演 休憩 福祉、高齢者福祉、 休憩 医療福祉、地域福 全体会、 閉会式 祉) ※基調講演については、福岡県立大学共催のリカレントセミナーと同時開催としますので、学会 員以外の方は無料で参加いただけます。 Ⅲ.基調講演について ◆ 講師 ◆ 阿部 志郎 先生 神奈川県立保健福祉大学名誉学長 横須賀基督教社会館会長 ◆ プロフィール ◆ 1926 年 東京都に生まれる 1949 年 東京商科大学(現 一橋大学)卒業 明治学院大学に奉職 1950 年 米国ユニオン神学大学院へ留学 1957 年 横須賀基督教社会館館長に就任 2003 年 神奈川県立保健福祉大学学長に就任 2007 年 同大学退官 ◆ 著書 ◆ 1986 年 『地域福祉の思想と実践』(海声社) 1987 年 『トインビー・ホールの 100 年』 (全国社会福祉協議会出版部) 1988 年 『ボランタリズム』(海声社) 1997 年 『福祉の哲学』(誠信書房) 2000 年 『社会福祉の国際比較』(有斐閣) 2001 年 『「キリスト教と社会福祉」の戦後』(海声社) 2004 年 『地域福祉のこころ』(コイノニア社) 2008 年 『もうひとつの故郷』(燦葉出版社) 『人と社会 2014 年 『人 福祉の心と哲学の丘』(中央法規) -わが師 わが友-』(全国社会福祉協議会) 他 多数あり Ⅳ.分科会について ◆ 障害福祉分野 ◆ テーマ:「ソーシャルワーカーのジレンマを考える」 次年度は、障害者総合支援法施行後の3年後の見直しに向けて動きがある一年です。 総合支援法においては、障害者の定義に難病の方々が新たに追加されたり、ケアホーム のグループホームへの一元化などが実施されました。 又、障害者自立支援法施行から現在までを振り返ると、障害者の方々を取り巻く環境は 大きく変化し、様々なサービスを選択できるような機会となりました。 しかし、一方で、わたしたち支援者は、障害を持つ方々の支援において、当事者の意向 と家族、支援者間の意向との間で、ジレンマを抱えることも多々あります。 今回、分科会では、身体、知的、精神、発達障害を抱える方々の支援者からの立場で、 就労支援や施設内での関わりなどでジレンマを抱えた実践報告を企画致しました。 そして、実践報告を受けて、参加者の皆様とのグループワークを通じて、日ごろの実践 を振り返り、明日からの実践の糧となれるようなひとときにしたいと思います。 ぜひとも、ご参加の程、よろしくお願い致します。 発表者:成重 貴廉 (社会福祉法人友愛会 障害福祉サービス事業所 明幸学園) 森田 めぐみ (社会福祉法人和光会 笠松あんじゃ園) 榎園 幸二 (NPO法人嘉飯山ネットBASARA 就労支援センターsora) 中尾 暢孝 (社会福祉法人筑穂福祉会 セルプちくほ) コーディネーター:江頭 関巳 (福岡県立大学社会福祉学会理事 医療法人社団豊永会 飯塚記念病院) コメンテーター:寺島 正博 (福岡県立大学人間社会学部社会福祉学科) ※敬称略 ◆ 児童福祉分野 ◆ テーマ:「子どもの貧困問題に求められるソーシャルワークを考える」 近年、わが国では子どもの貧困問題が深刻化しています。「子どもの貧困」とは単なる 経済的な問題に止まらず、心身の健康的な成長・発達に大きく影響を及ぼすことが懸念さ れています。昨年1月には「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が施行されことを受 け、今後さまざまな取り組みが全国的に展開されることが予想されます。 そこで、本分科会では福祉と教育の両側面から子どもの貧困問題を捉え、学校・教育委 員会、不登校・ひきこもりサポートセンター、少年鑑別所で実践を行うソーシャルワーカ ーからの話題提供を基にして、さまざまな角度から子どもの貧困問題に求められるソーシ ャルワークについて考えていきます。 発表者:高口 恵美 (大牟田市教育委員会 八女市教育委員会 スクールソーシャルワーカー) 岡本 浩美 (福岡県立大学 不登校・ひきこもりサポートセンター 専門研究員) 斧山 憂莉 (大分少年鑑別所 法務教官) コーディネーター兼コメンテーター:奥村 賢一 (福岡県立大学社会福祉学会理事 福岡県立大学人間社会学部社会福祉学科) ※敬称略 ◆ 高齢者福祉分野 ◆ テーマ:「地域包括システム構築に向けての現状課題と展望」 認知症高齢者の増加や一人暮らし・高齢者世帯の拡大、地域社会や家族構造の変化のな か、介護保険制度では対応できない生活支援ニーズや社会的孤立等を背景とする深刻な生 活課題が顕在化している。 国はこうしたニーズへの対応に向けて、平成 27 年の介護保険改正において、全国一律 の予防給付(訪問介護・通所介護)を市町村が取り組む地域支援事業へ移行するとし、市 町村は生活支援・介護予防サービスの充実に向けて、「生活支援コーディネーター」の配 置や「協議体」を設置することとなる。 今後地域包括ケアシステムの構築に向け、多様な主体による多様な生活支援サービス提 供体制が進められる中で、市町村の機能・役割の強化が問われる。 そこで、今回の分科会では地域包括ケアシステム構築に向け取り組んでいる行政・社 協・地縁組織・NPO 等(予定)の実践事例を通して、それぞれが抱える課題を理解し、 これから求められてくる多様な主体間の協働について討論していきたいと考える。 発表者:山口 のり子 前田 佳宏 (田川市地域包括支援センター センター長) (大牟田市社会福祉協議会 総合生活支援担当) コーディネーター兼発表者:田中 将太 コメンテーター:古野 みはる (NPO法人地域たすけあいの会 事務長) (福岡県立大学社会福祉学会監事 福岡医療短期大学) ※敬称略 ◆ 医療福祉分野 ◆ テーマ:「ソーシャルワーカーのストレングスを考える」 加速する少子高齢化社会に向けて、医療を取り巻く環境は劇的に変化し、日本の医療 システム全体が変革をせまられ、地域医療も大きく変化しつつあります。病院の平均在 院日数は短縮化され、機能分化が進み、地域完結型医療や地域包括ケアシステムが構築 されてきています。医療ソーシャルワーカーの果たすべき役割も変化・多様化し てきて おり、ソーシャルワーカーの役割とは何か、専門職としての存在意義は何なのだろうか と、ジレンマを抱えることもあります。 この分科会では、発表者の実践報告をもとに日々のソーシャルワーク実践の振り返り を行うとともに、ソーシャルワーカー自身のストレングスを考え、ソーシャルワーカー の価値・専門性について深めていきたいと思っています。 発表者:寺本 ゆう子 (特定医療法人杏仁会 神野病院 精神保健福祉士) 堀内 茅加 (株式会社麻生 飯塚病院 医療ソーシャルワーカー) 佐藤 まみ (公益社団法人福岡医療団 千鳥橋病院 医療ソーシャルワーカー) コーディネーター:山本 友美 (福岡県立大学社会福祉学会理事 医療法人社団誠仁会 夫婦石病院 医療ソーシャルワーカー) コメンテーター:山本 真理子 (福岡県立大学社会福祉学会副会長 グループホーム ぼくらの家 施設長) ※敬称略 ◆ 地域福祉分野 ◆ テーマ:「新たなる地域福祉分野の課題についての理解」 地域福祉とは、地域において誰もが安心して暮らせるよう、地域住民や公私の社会福祉 関係者が相互に協力しあい、地域社会における福祉の課題の解決に取り組むという考え方 といわれています。 近年、その地域において、社会・経済状況の大きな変化にともなって、これまでは福祉 の対象とはなりづらかったホームレス等の社会的援護を要する人たちへの支援、また、ひ きこもりや虐待といった新たな社会的課題への対応、さらには生活困窮者の自立支援等々 といった、地域で生活する人たちへの新たなる福祉的課題の対応 が、早急に求められるよ うになってきたように感じられます。 そこで、本分科会では、 「福祉を実践するものの価値」という本大会全体テーマに則り、 新たなる地域福祉分野の課題について理解するために、その取り組みを行っている機関や 団体のその活動内容、そして制度施策の現状等々を把握することを目的に、シンポジウム を展開したいと思います。 発表者:建部 正雄 (社会福祉法人 香春町社会福祉協議会 職員) 「日常生活自立支援制度について」 安部 裕一 (一般社団法人 北九州成年後見センター 次長) 「成年後見制度について」 青木 康二 (社会福祉法人 グリーンコープ 糟屋自立相談支援事業所 くらしの困りごと相談室 総括相談支援員) 「生活困窮者自立支援について」 コーディネーター:今村 浩司 (福岡県立大学社会福祉学会副会長 西南女学院大学保健福祉学部福祉学科) コメンテーター:村山 浩一郎 (福岡県立大学人間社会学部社会福祉学科) ※敬称略 Ⅴ.学会参加費及び懇親会参加費 会 員 非会員 大学院生 学 生 学会参加費 2000 円 3000 円 2000 円 1000 円 懇親会費 4500 円 4500 円 2000 円 2000 円 ※ 昼食のお弁当は、事前申込みのみとします(お弁当代:500 円)。 Ⅵ.参加申し込み方法 基調講演及び学会にご参加のみの方は、別紙 1 の参加申込書に必要事項を記入の上、 3月6日(金)までに、FAX または E-mail にてお申し込みください。 FAX 番号:0947-42-6171(大学代表) E-mail:[email protected](社会福祉学科 畑) ◆ ご質問等ございましたら、下記連絡先までお問い合わせください。 福岡県立大学社会福祉学会第 6 回大会 事務局 福岡県立大学人間社会学部社会福祉学科 福岡県田川市伊田 4395 番地 TEL:0947-42-2118(代表) FAX:0947-42-6171 事務局長 細井 事務局 畑 勇 香理 [email protected] [email protected] (別紙1) FAX: 0947-42-6171 福岡県立大学社会福祉学科畑宛 福岡県立大学社会福祉学会第 6 回大会 参加申込書 お名前 ご住所 所 属 卒業年度: TEL: ※ E-mail: ご提供いただきました「個人情報」につきましては、本学会以外の目的では使用いたしません。 ①基調講演 参加する 参加しない 参加する 参加しない ②分科会 参加の方は、希望する分野を○で囲んでください。 第 1 希望:(障害福祉、児童福祉、高齢者福祉、医療福祉、地域福祉) 第 2 希望:(障害福祉、児童福祉、高齢者福祉、医療福祉、地域福祉) ③懇親会(参加費 4500 円) 参加する 参加しない ④その他、学会へのご要望等がございましたらお書き下さい。 3 月6日(金)締切
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