音声 OTP デバイス “1-To-8 Copier” aP89C20/20A/16/16A

ユーザーマニュアル
aP89C20/20A/16/16A Ver1.0
ユーザーマニュアル
Ｍ００１
音声 OTP デバイス “1-To-8 Copier”
aP89C20/20A/16/16A
APLUS 社 2008 年 5 月 19 日付ユーザーマニュアルの翻訳です。参考資料として参照下さい。
最終確認のためには、APLUS 社の最新バージョンの原本内容を確認下さい。
1. 概要
音声 OTP 書込み機は、APLUS 社の音声 OTP デバイスに書き込みを行う高速の量産用装置です。
この 1-To-8 Copier で書き込めるデバイスには、このコピーボードの構成により aP89042/42A、
aP89021/21A、aP89010/10A が含まれます。４つの異なる構成があります。
z
z
z
z
aP89C20(20-pin 構成)
――aP89042 の書込み
aP89C20A(20-pin-A 構成) ――aP8942A の書込み
aP89C16(16-pin 構成)
――aP89021 と aP89010 の書込み
aP89C16A(16-pin-A 構成) ――aP8921A と aP8910A の書込み
注）ボードは、16 ピン構成の場合には 16 ピン-ソケットが使用され、20 ピン構成の場合に
は 20 ピン-ソケットが使用されます。
８個までの音声 OTP のブランクデバイスを一度にコピーできます。コピーを行うには、音声デー
タが書き込まれた MASTER IC を MASTER ソケットに挿入します。ブランクのデバイスを OTP1
から OTP8 のソケットに挿入し、COPY ボタンを押すとコピーが始まります。
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販売元
宝永電機株式会社デバイス技術本部
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〒101-0044 東京都千代田区鍛治町 2−2−2
神田パークプラザ
TEL: 03-5296-5190 FAX: 03-5296-5277
http://www.hoei-elec.co.jp
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2.
コピーを行う前に
-
電源の接続
1-To-8 Copier の電源として、安定化された DC6V、最低 1Ａの電源を使用して下さい。DC6V の
アダプターを DC パワージャックに接続して使用出来ます。DC ジャックのセンターは正極で、外周
が負極端子です。誤接続はコピーボードを損傷させます。電源が正しく接続されると、赤色の LED
が点灯します。黄色の BUSY LED が 2 回点滅し、消えます。これで Copier が使用可能であること
を示します。
-
MASTER IC の準備
MASTER ソケットに挿入された MASTER IC は、ブランクの OTP IC に書き込む音声データの音
源となります。MASTER IC は、APLUS 社の PC ベースのプログラマーを用いて作られます。注意
しなければならない事は、MASTER IC を作る時、Writer メニューの Security チェックボックスを
“Check”しないで下さい。
Check すると、PC ベースのプログラマーでプログラムされた IC は Security
が保護されてしまいます。1-To-8 Copier は Security が保護された IC でコピーする事を受け付けま
せん。どの様に音声 IC を編集し、プログラムするかの詳細は、音声 OTP 開発システムのユーザー
ガイドを参照下さい。
3. ブランク
チェックとコピー操作
A. パワー・オンと Copier のリセット
なにも IC が挿入されていない状態で、DC6V をボードの DC ジャックに接続して下さい。赤色の
電源 LED が点灯し、黄色の READY-LED が２回フラッシュし消えます。これで Copier の点灯自己
チェックが完了し、使用可能になります。
B. OTP デバイスのブランク
1.
2.
3.
4.
チェック
1 個から 8 個までのブランクの OTP IC を OTP1 から OTP8 ソケットに挿入して下さい。（ブラ
ンク IC が 8 個より少ない場合、どのソケットを空にして置いても構いません。）
BLANK ボタンを押して下さい。BUSY LED が点灯し、ブランクチェック操作が進行中であ
る事を示します。
BUSY LED が消灯し、ブランクチェック操作が終了した事を示します。緑色の OTP LED が
点灯すれば、対応している OTP IC がブランクチェックをパスした事を示します。もし、緑色
の LED が点灯せず、FAIL LED が点灯した場合は、対応する IC がブランクでないか、コピー
出来ない事を示します。
ブランクチェック中のどれかの IC が不具合の場合、赤色の FAIL LED が点灯します。
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C. OTP IC のコピー
1.
2.
3.
4.
MASTER IC(オリジナルの音声データが書き込まれた IC)をコピーボードの MASTER ソケット
に挿入して下さい。
1 個から 8 個までのブランクの OTP IC を OTP1 から OTP8 ソケットに挿入して下さい。（ブラ
ンク IC が 8 個より少ない場合、どのソケットを空にして置いても構いません。）
COPY ボタンを押して、コピーを開始して下さい。BUSY LED が点滅します。BUSY LED の
点滅が終わり消灯すれば、コピーが終了した事を示します。
OTP IC の書込みが正常に行われると、対応する OTP ソケットの緑色の OTP LED が点灯しま
す。緑色の OTP LED が点灯しない場合は、対応する OTP IC が正常にコピーされなかった事を
示します。どれかの OTP IC が正常にプログラムされなかった場合は、赤色の FAIL LED が点
灯します。
4. MASTER IC のエラーチェック
MASTER IC のデータが完全かどうかをチェックするエラーチェックの機構があります。
MASTER IC のデータが不完全だと、コピーされる OTP は間違ったコピーを持つ事になるのでこの
機能は重要です。
コピー操作が行われている間、MASTER IC のデータが完全かどうかの毎回チェックが実施され
ます。もし Copier のボードがデータのエラーを発見した場合は、ボードは次のコピー操作の開始を
阻止します。この事は、もし COPY ボタンを押してもコピー操作が始まらない事を意味します。す
なわち、BUSY LED がフラッシュしません。
これが起った時は、全部の OTP IC と MASTER IC を取り外す必要があります。電源を切り、入
れ直して、MASTER IC を入れ替え、ブランクの OTP IC を挿入して COPY ボタンを押してコピー
を再度試みます。
5. ブランク
チェック中の電気試験
ブランクチェックのボタンを押した時、Copier ボードは OTP IC のブランクチェックを行う
だけではなく、ブランク IC に 1 byte のテストデータをプログラムして IC をテストします。この
テストデータはその後にプログラムされる音声データに影響を与えません。このテストデータの
バイトがプログラムされた後でも、このブランク IC は依然としてブランクと見なされます。このブ
ランクチェック操作でどれかの OTP IC が不具合であった場合は、どれかの OTP IC がブランクで
ないか、書き込み不能である事を意味します。この機能は COB のプログラムに特に有効です。COB
をプログラミングの前にボンディングがよいかどうかを試験出来る様にします。
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QUICK START
1.
-
電源の接続
DC6V、1Ａ以上の安定化電源が必要。
正極をパワージャックのセンターに、負極を外側ターミナルに接続。
赤色 POWER LED が点灯して、黄色 READY LED がフラッシュし消えると使用待機を表示。
2.
-
ブランクチェック
空のソケットのどこにでも OTP IC を挿入。
BLANK ボタンを押してスタート。
BUSY LED がフラッシュしてブランクチェック進行中を表示。
緑色 OTP LED 点灯で、OTP IC が正常である事を表示。
どれかの OTP IC が不具合の場合は、赤色 FAIL LED が点灯。
3.
-
書き込み
オリジナルデータを持つ OTP IC を MASTER ソケットに挿入。
空のソケットの何処にでも OTP IC を挿入。
COPY ボタンを押して書き込み開始。
BUSY LED フラッシュで、ブランクチェック進行中を表示。
緑色 OTP LED 点灯で OTP IC が合格したことを表示。
どれかの OTP IC が合格しない場合は、赤色 FAIL LED が点灯。
4. MASTER IC のエラー（COPY ボタンを押しても BUSY LED がフラッシュしない場合）
-
これは、コピアボードが MASTER IC が何らかの問題を持っている事を見出している事を表示。
MASTER IC を含む全ての OTP IC を外す。
DC6V 電源を外す。
30 秒待って、電源を再接続。
上記のコピー操作を繰り返す。
もしコピー操作が依然スタートしない場合は、MASTER IC を取替え、電源遮断/再投入を繰り
返す。
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