学校だより 12月号 六 会 通 信 2014(平成26)年12月24日 学校長 中村 裕司 【はじめに】 今年も残すところわずかとなりました。寒さ厳しき 中、朝早くから部活動の生徒が大量の落ち葉をかき集 めて掃除をしている姿は何かほっとしまず。しかしイ ンフルエンザの流行による学級閉鎖等の情報も新聞等 で取り上げられるようになり、健康面では油断ができないところです。 さて今年を振り返ると3年生がリーダーシップを発揮し、1・2年生が支え、またしっかり ついて行く姿が印象に残っています。特に六陵祭三大行事や部活動の試合等で素晴らしい活動 を見ることができました。また訪問されるお客様には挨拶で、行事ではマナー面で好評価を頂 くこともありました。これは保護者・地域の方々のご指導や応援があってのことだと思います。 さて3年生は進路選択で慌ただしい時期だと思いますが、ここまでの積み上げがむだになら ないよう落ち着いた生活を心がけてほしいと思います。1・2年生も新しい学年を迎える準備 期間となりますが、一人ひとりがその土台づくりに努めて下さい。また保護者の皆様方にはこ れまでのご協力に感謝を申し上げ、実りある新年を迎えられますようお祈り申し上げます。 【年末のニュースから】 今月3日に「はやぶさ2」の打ち上げに成功したことは記憶に新しいところ です。この打ち上げには相模原市にある JAXA が大きく関わっています。 「はや ぶさ2」は今後「1999JU3」と呼ばれる小惑星を目指し、着陸してサンプルを 採取した後、2020 年(東京オリンピック開催の年)末に帰還の予定です。サンプル採取の目的 は、生命の起源を解明・研究する上で必要な情報をその小惑星から得るためです。実は神奈川 県には「しんかい 6500」等による調査で知られる JAMSTEC という海洋研究の施設がありま すが、そこでも生命の起源が注目されています。特に深海はかなり過酷な環境にも関わらず、 特殊な生物群が存在することがわかっており、その生物を調べることによって、地球に生物が 誕生した謎に迫れるのではないかというものです。全く別の世界に思える宇宙と海で同じ生命 の謎を追究していくという共通したテーマがあることは何とも驚きです。 さて先日 JAXA 名誉教授の的川博士のご講演を聞く機会がありました。もちろん「はやぶさ 2」も話題になりましたが、星空を見上げた時に、見ている人のとらえ方や思いはそれぞれ違 っている、という内容も大変印象に残りました。例えば「星の色が違っている」 「どうやったら あの星に行けるのだろうか」などなど。また「はやぶさ1」が奇跡的に帰還した時に感動を覚 えた人もいると思いますが、これもそのとらえ方や思いの1つかもしれないとも話されていま す。実際にロケットを打ち上げるためには、様々な視点や考えを持った人の力があってこそ、 であり、ただ作れば飛ぶというものではないことを伝えていただいたと思います。言い換えれ ば多くの人の知恵や努力の結晶のたまものということにもなるでしょう。 学校の中でいろいろな視点・考えを持った人がいます。その違いや共通点に気づき、認め合 い、最後には自分の良さにも気づくことが、自分を磨き、考える力を伸ばします。多くの人と 一緒に暮らす難しさもありますが、一人ひとりの力を出し合い、自分だけでは実現できなかっ たものを形にできることの方がずっとよいのではないでしょうか。 【行事から】 ○ダンス交歓会…中学校文化連盟最後の行事である市内ダンス交歓会が 11 月 14 日に開催され、 2年・3年の代表が参加しました。このダンスは設定されたテーマから広がるイメージを基 に振り付けを創作していくもので、音楽ビデオ(プロモーションビデオ)のバックダンサー の踊りのようなものとはだいぶ異なります。例年六会中は素朴な味わいのある作品や個性的 な振り付けの作品が話題となっていますが、参加者にとって優务を競うものではなく、お互 いに表現方法の工夫や努力を参考にできればよいでしょう。 ○1年職業講演会…キャリア教育の一環として 12 月 11 日に 1 年生で職業講演会を開催しまし た。2 年生の職場体験にもつながるものですが、講師の方の中にはその職場体験でお世話にな った方々もおり、多くの時間を六会中学校のために割いていただいていることには頭が下が る思いです。短い時間でしたが、職業の楽しさ・大変さ、または働くことの意義について尐 しでも理解が深まれば何よりです。 【生徒会活動方針】 第 68 期生徒会本部の活動方針が今月発表されましたが、次のような内容です。 『実践躬行』(じっせんきゅうこう) ~あいさつ・笑顔満点の中学校生活~ この「実践躬行」とは実際に自分自身でしっかり行動するという意味であり、自分の目標に 向かって充実した学校生活にすること、また頼れる存在になり、みなさんと協力して何事も自 分から動ける人になることを目指しています。サブタイトルも六会中学校の教育目標やいじめ 防止対策基本方針に沿ったものですが、いじめ防止撲滅キャンペーンに取り組んでいる時期で もあり、生徒会の方針を受け止めながら、みなさんも今までの経験やこれからの実践を生かし たいところです。 【生徒の活躍】(写真は 9 月末~12 月の期間) ○人権作文 奨励賞 小堂志歩・髙橋瑠々子 ○中学生税についての作文 優秀 山口颯斗 川崎聖弥 徳田紗智 ○バスケットボール部 男子 湘南地区 準優勝 女子 3 回戦敗退 ○ソフトテニス部 男子 1 年県普及大会 優勝 ○ソフトボール部 あすなろ杯 準優勝 ○バレーボール部 県大会 2 回戦敗退 ○サッカー部 湘南大会 引き分け、PK 戦で敗退 ○吹奏楽部 県アンサンブルコンテスト トロンボーン三重奏 銀賞 木管五重奏 銅賞 ○26年度運動部活動優良賞 ・バドミントン部(男子)滝原慧 (女子)太田恵理奈 ・軟式野球部 山口颯斗 ・ソフトテニス部(男子)田村友哉 (女子)玉垣結衣 ・ソフトボール部 草場紅里 ・剣道部 (男子)一戸麟太郎 (女子)林夏帆 ・バレーボール部 ・陸上競技部 (男子)清田瑛祐 (女子)園部優美 ・サッカー部 ・バスケットボール部 (男子)伊藤涼太 (女子)大村真由 大舘栞 田原慶
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