(平成25年4月1日作成) 体験学習用 学校団体の民家園利用手引き 川崎市立日本民家園は、多くの文化財建造物を保存・公開している野外博物館です。後世まで 長く残していくためにも、古民家や民具を大切にしながら民家園を楽しんでいただければ幸いで す。よろしくお願いいたします。 1 当日体験できること 道具 体験できること 実施場所(※1) 井戸 水を釣瓶で汲みあげる。 大八車 大八車に積んだ俵を、2人で協力しながら運ぶ。 石臼 4人1組で協力しながら、お米を挽いて粉にする。 天秤棒 担いで桶を運ぶ。 つるべ し ょ い こ 木の枝を背負子に載せて、背負って運ぶ。 背負子 ※1 園内の工事により、実施場所が変更となる場合があります。 ※2 園内の工事により、井戸が使用できない場合に実施します。 2 佐々木家 太田家 (※2) 事前の準備 (1)説明会 ■実施予定日の2週間前までに必ず体験学習の説明会へご参加ください。 ■毎週水曜日に実施。午後3時30分より実施(約45分間)。電話にて受付け。 (2)免除申請書及び関連資料 ■入園料免除申請書(教師用)及び見学ワークブック等の学習資料を当園WEBサイトに て公開しています。各自でご活用ください。 ■免除申請書の提出は説明会に持参するか、2週間前までに送付してください。 (3)バスで来園される場合 事前に駐車場の予約が必要です。民家園の駐車場ではありません。予約等については下記 へお問い合わせください。なお、民家園利用による駐車場の割引制度はありません。 ■お問合わせ ビジターセンター 044-922-6646 (土・休日は予約不可) (4)グループ作り 事前にクラス内で4人1組(石臼)と2人組(大八車)の組合せを決めておいてください。 3 持参していただきたい物 (1)画板・生活科バック等の下敷き(児童が紙に文字を書く際に必要となります。) (2)お米 (石臼体験で使用します。1クラス3合程度ご用意ください。) (3)ビニール袋×2 (石臼で挽いたお米を学校に持ち帰るために必要となります。) (4)時計 (園内に時計がないため、班行動する際は必ず持たせてください) 4 当日の流れ (1)到着 (2)入園手続き (3)入園 入園手続き完了まで、正門団体入園口前にて全員で待機してください。 9:30以降、代表の先生が正門券売所にて入園手続きをしてください。 全員揃ったら、団体入園口より入園してください。やむをえず班ごとに 入園する場合は事前に園へご連絡ください。当日は必ず担当の先生が入 園口の前に立ち、全ての班の入園を確認してください。 (4)各会場へ移動 体験学習の会場へ移動する。各会場を移動するのに12分程かかります。 体験するクラスの順番は下記を参考にして決めておいてください。 <各クラスの体験ローテーションの例> ■1クラス・2クラスの場合 2グループに分けて各体験を実施します。終了次第、すぐに場所を交代する。 ■3クラスの場合 1組 2組 3組 9:45-10:25 大八車・井戸 石臼・天秤棒 見学 10:30-11:10 見学 大八車・井戸 石臼・天秤棒 11:15-11:55 石臼・天秤棒 見学 大八車・井戸 9:45-10:15 大八車・井戸 石臼・天秤棒 見学 見学 10:20-10:50 見学 見学 大八車・井戸 石臼・天秤棒 10:55-11:25 石臼・天秤棒 大八車・井戸 見学 見学 ■4クラスの場合 1組 2組 3組 4組 11:30-12:00 見学 見学 石臼・天秤棒 大八車・井戸 (5)体験学習実施 各体験にかかる時間は、1クラスで約40分です。 前のクラスが終わる時間に次のクラスは到着するようにしてください。 ■「大八車」と「井戸」(背負子)の体験 ①最初に1クラス全員で園職員の説明を聞きます。 ②1クラスを2つに分け、大八車と井戸(背負子)の体験を同時に開始します。 ③大八車は2人1組で体験します。井戸(背負子)は1人ずつ体験します。 ④片方の体験を終えた児童は、もう片方の体験の最後尾に並びます。 ⑤大八車は園職員が指導します。井戸(背負子)の体験は先生がご指導お願いします。 (つるべ井戸または背負子の正しい使用法は説明会の際に解説いたします。) ⑥前日が大雨の場合、または当日が雨天の場合は大八車の体験は実施できません。 ■「石臼」と「天秤棒」の体験 ①最初に1クラス全員で園職員の説明を聞きます。先生は職員にお米を渡してください。 ②1クラスを2つに分け、石臼と天秤棒の体験を同時に開始します。 ③石臼は最初4人で行い、次に1人ずつ体験します。天秤棒は1人ずつ体験します。 ④片方の体験を終えた子どもは、もう片方の体験の最後尾に並びます。 ⑤石臼は園職員が指導します。天秤棒の体験は先生がご指導をお願いします。 (天秤棒の正しい使用法は説明会の際に解説いたします。) ⑥体験終了後、お米の粉を職員から受け取ってください。絶対に食べないでください。 (6)退園 児童が全員いることを確認し、各門より退園してください。 注 意 1 事 項 守ってもらいたいこと (1)壁・かまど・民具にはさわらないでください。 しきい (2)敷居は踏まずに、またいでください。 (3)園路や古民家の中で暴れたり、走りまわったりしないでください。 (4)急な斜面や崖には近づかないでください。 (5)飲食をする場合は、園内にあるベンチなどの休憩所でお願いします。 (6)園内にあるワークシートを取らないでください。必要なものは事前にお渡しします。 (7)スタンプラリーは使わないでください。 2 床の上に上がって見学できる古民家 (1)園内では、毎日3~5件の古民家で「床上公開」(家に上がって見学できる)を行って おり、そこでボランティアが民家について解説します。当日にどの家へ上がれるのか、事前 に把握したい場合は民家園へお問い合わせください。 (2)なお、【⓪ 原家】の1階は常時公開しております。【⑩山下家2階】は、企画展示期間 中のみ自由に見学可能です。両方とも内部は狭く、ガラスが多いため、10名位ずつ靴を脱 いでお上がりください。 3 身体の不自由な方へ (1)園内通路は昔の環境を再現するため、アスファルトではなく土です。車椅子を押しにく い箇所がありますがご了承ください。 (2)車椅子用トイレは、【本館】【⑥佐々木家の裏】【⑨野原家の隣】【奥門】にあります。 4 写真撮影 (1)軒下・土間・床上で三脚を立てないでください。 (2)WEBサイトや配布物などで園内の写真を使用する場合は手続が必要となりますので、 事前にお申し出ください。 5 昼食場所について (1)園内には全員がまとまって昼食をとる場所はありませんので、ご了承ください。生田緑 地内にある他施設の利用を希望する場合は、別紙「学校団体の雨天時昼食場所一覧」をご覧 ください。 (2)民家園内での雨天時昼食場所については、別添資料「民家園内での雨天時昼食場所の利 用手引き」をご覧ください。 民家園内での雨天時昼食場所の利用手引き 日本民家園及び生田緑地には、大人数で利用可能な屋根付き休憩所がありません。雨天時の昼食場所につ いては、以下のとおり民家園内の古民家1軒をご利用いただいております。 1 条件 (1)来園した当日、体験学習を実施した学校団体であること (2)事前に予約してあること (3)3クラス以下であること (4)大型バス以外で来園する学校であること ※大型バスでご来園の学校団体はバスの中、または生田緑地内にある他施設をご利用ください。詳しくは 別紙「学校団体の雨天時昼食場所」をご覧ください。 2 昼食場所 ⑪ 旧作田家住宅(国指定重要文化財) ※会場となる作田家は重要文化財です。柱、床、ふすま、障子、土間などは壊れやすいので大切に 扱ってください。損傷・汚損等があった場合、次回以降の利用をお断りする場合があります。 3 申込方法 (1) 体験学習を申し込む際に、昼食場所利用の旨をお伝えください(仮予約完了)。 (2) 体験学習の「説明会」に参加した際、園職員と詳しく打合せを行ってください。(本予約完了)。 (3) 当日の朝、必ず9:00~9:30の間に利用の有無(利用の場合は開始時刻も)をご連絡ください。 4 持参してもらいたい物 (1) レジャーシート (2) ビニール袋 5 食事をする際にシートの上へ座ってもらいます。各児童に持たせてください。 雨具を入れるための袋です。各児童に持たせ、学校でも予備を用意してください。 利用の手順 到着予定時刻に遅れないようにしてください。ボランティア団体「炉端の会」が準備をしてお待ちしています。 ↓ 各自の傘や雨合羽などの雨具は、児童が持参したビニール袋に入れてください。水が土間や床に落ちないよ うに気をつけてください。雨具は各自のリュックサック等にしまうか、傘カゴ・雨具置場シートに置いてください。 ↓ 最初に児童全員でボランティアへ挨拶をしてください。ボランティアは通常の予定を変更して「雨天時昼食場 所」の管理をしています。また、食事を始める前に、全員に以下のことを伝えてください。 ■この建物は江戸時代に建てられました。日本人全員が宝物にしている建物です。柱・壁・土間を大切にして、食べ 物をこぼしたり汚したり、傷をつけないように気をつけましょう。 ■囲炉裏では火を焚いています。周囲で騒いだり、ふざけたりすると危ないので、静かにご飯を食べましょう。 ↓ 「板の間」及び「土間」部分のみ利用可能です。(畳の部屋は不可) 必ずシートを敷いて食事をしてください。 ↓ 昼食終了後、児童全員でボランティアにお礼をしてください。 ↓ 先生方で清掃をお願いします。食べこぼしは雑巾で拭き取り、ホウキをボランティアから借りて掃いてください。 ホウキは座敷用と土間用があります。 お問合わせ・ご相談 川崎市立日本民家園 TEL:044-922-2181 FAX:044-934-8652 学校団体の雨天時昼食場所一覧 日本民家園の中では、雨天時に大人数で利用できる昼食場所がありません。雨天の場合は、民家園を含め生田緑地内の施設において、以下の通り昼食場所のご提供をして おります。詳細は各施設にお問い合わせください。 場 所 日本民家園 旧作田家住宅 ℡ 044-922-2181 雨 天 時 の み 利 用 可 能 ・ 要 予 約 常 時 利 用 可 能 かわさき宙と緑の科学館 学習室・実験室 ℡ 044-922-4731 対象・利用方法等 ■電話受付 ■民家園の体験学習を実施する小学校のみ受付します ※団体バスで来園の場合は車内の利用をお願いします ■体験学習実施日の2週間前まで受付します ■電話受付 ■学校・幼稚園・保育園のみ受付します ■地層観察、林の観察、プラネタリウムを利用する場合 ・市内学校団体:6ヶ月前から1ヶ月前の同日まで予約受付します ・市外学校団体:3ヶ月前から1ヶ月前の同日まで予約受付します ■科学館を利用しない場合 ・2ヶ月前の同日から受付します ■平日のみ利用できます ■長期休暇(夏休み・冬休み・春休み)中の受入はできません 岡本太郎美術館 ガイダンスホール ℡ 044-900-9898 ■電話受付 ■岡本太郎美術館を見学する学校団体のみ受付します ■原則1ヶ月前まで予約受付します 東口ビジターセンター 多目的スペース ℡ 044-933-2300 ■電話受付 ■平日のみ利用できます ■1年前から先着順で受付します ■他の方々と一緒のご利用になる場合があります 岡本太郎美術館 母の塔下 ℡ 044-900-9898 中央広場付近の青色客車 ■当日先着順 ■他の方々と一緒のご利用になる場合があります ■強雨の場合、吹き込む場合があります 利用可能人数 利用可能時間 11:30~13:00 最大3クラス 162名(席数) ただし、安全配慮上 幼稚園・保育園の場合 実験室は利用できません 116名(席数) 約100名 ① 11:30~ ② 12:00~ ③ 12:30~ 各回最大30分間 11:30~13:30 ※要相談 机・いす利用の場合 最大69名(席数) 床にシートを敷く場合 最大100名 ① 12:00~ ② 12:30~ 各回最大30分間 約60名 常時 88名(席数) 公園内の東屋 作成 平成24年10月1日 最近改正 平成27年10月9日 体験学習中の地震対応について 平成24年7月1日 日本民家園作成 ! 地 震 発 生 ! ①まずは自分の身の安全を確保 ②全員で家・崖から離れた安全な場所へ避難 ③園内放送の指示に従い、中止の場合は正門に集合 園内 佐々木家 太田家(北村・広瀬) 体験中止 家・井戸から離れる。大戸前 の庭に集合し、身の安全を守 る。 ↓ 体験中止 外に出る余裕があれば庭に出 て家・崖から離れる。困難な らば、その場で身の安全を守 る。 生徒の人数・安全を確認。 屋内の場合 外に出る余裕があれば庭 に出て家・崖から離れ る。困難ならば、その場 で身の安全を守る。 ↓ ↓ 揺れが収まるのを待つ。屋内 から外に出て庭に集合。教員 は生徒の人数と安全を確認。 揺れが収まるのを待つ。屋内から外に出て、 速やかに家・崖から離れる。教員は生徒の人 数と安全を確認。 ↓ ↓ ↓ ↓ 揺れが収まるのを待つ。 ↓ 園路の場合 家・崖から離れた 平な場所に集合 し、身の安全を守 る。 作田家(昼食) 外に出る余裕があれば庭に出 て作田家から離れる。困難な らば、その場で身の安全を守 る。 ↓ ↓ 揺れが収まるのを待つ。屋内 から外に出て庭に集合。教員 は生徒の人数と安全を確認。 園内放送の指示に従う ↓ ↓ ↓ その場にいる全員を連れ、山 下口から出て正門へ向かう。 その場にいる全員を連れ、奥 門から出て正門へ向かう。 近くの門(正門・山下口・奥門)から出て正 門へ向かう。 ↓ ↓ ↓ その場にいる全員を連れ、山 下門から出て正門へ向かう。 ↓ 正門前で全員集合。教員が人数を確認。 ↓ ↓ 全員いた場合 行方不明者がいる場合 ↓ ↓ 正門券売職員へ報告してから帰校。 正門券売職員に人数と不明者の特徴を報告。券売職員は無線で園内職員・警備 員にその旨を伝達する。 ※警備員・本館職員は、別紙「地震対応マニュアル」に則っ て、園内を巡回し来園者を安全に誘導する。 ↓ 職員・警備員で園内を探索。発見したら無線で連絡する。
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