定住促進住宅用地の貸付け及び譲渡に関する条例

下仁田町定住促進住宅用地の貸付及び譲渡に関する条例
(目的)
第1条
この条例は、下仁田町の過疎化対策として、人口の増加並びに若者の定住を
図り、地域の活性化を推進するため設置する下仁田町定住促進住宅用地(以下「定
住促進住宅用地」という。)の貸付及び譲渡に関し必要な事項を定めるものとする。
(設置)
第2条
定住促進住宅用地は、利便性や地域の実情等を考慮しながら総合的に判断し
町長が設置する。
2
定住促進住宅用地の名称及び位置、区画面積は、規則で定める。
(貸付対象者)
第3条
定住促進住宅用地の貸付対象者は、下仁田町に永住を希望し、自己の居住す
る住宅(仮設用ユニットハウス等簡易な仕様・構造の住宅を除く。)を建築しようと
する者で規則に定める条件を満たす者
(貸付申請)
第4条
定住促進住宅用地の貸付を受けようとする者は、規則で定めるところにより
町長に申請しなければならない。
(貸付決定)
第5条
町長は、前条の申請があった場合には、その内容を下仁田町定住促進住宅用
地貸付等審査委員会(以下「審査委員会」という。)で審査し、可否を決定する。
2
審査委員会で定住促進住宅用地の貸付を決定したときは、当該申請者にその旨を
通知するものとする。
(契約の締結)
第6条
前条第 1 項の審査において可の決定を受けた者(以下「借受人」という。)は、
同条第 2 項の通知を受けた日から 1 月以内に貸借契約を締結しなければならない。
(保証金)
第7条
2
借受人は、予め保証金 10 万円を納付しなければならない。
町長は、借受人が遅滞なく次条に掲げる期間内に住宅を完成した場合には、前項
の保証金を返還するものとする。
1
3
保証金に利子は付さない。
(住宅建築者の義務)
第8条
2
借受人は、貸借契約締結の日から 2 年以内に住宅を建築しなければならない。
町長は、やむを得ない理由があると認めるときは、前項の期間をさらに 1 年間に
限り延長することができる。
3
借受人は、住宅完成後直ちに下仁田町に住所を置くこと。
(貸付料)
第9条
定住促進住宅用地の貸付料は、無償とする。
(貸付期間)
第 10 条
定住促進住宅用地の貸付期間は 10 年とする。
(貸付期間中の禁止事項)
第 11 条
借受人は、貸付期間中は次に掲げる行為をしてはならない。
(1)
町長の許可なく居住に必要なもの以外の目的に使用する工作物を設置すること。
(2)
町長の許可なく土地の形状を変更すること。
(3)
町長の許可なく住宅及び定住促進住宅用地を第三者に転貸すること。
(4)
その他、居住環境に支障を来す行為をすること。
(契約の解除等)
第 12 条
町長は、第 8 条に違反した場合及び貸付期間中に次に掲げる行為を確認し
た場合、原状回復を命じ、契約を解除することができる。
(1)
借受人が前条各号のいずれかに該当する行為をしたとき。
(2)
不正又は虚偽な行為により貸付を受けたとき。
(3)
公租公課を 6 月以上滞納したとき。
(4)
借受人又は同居人が暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成 3 年
法律第 77 号)第 2 条第 6 号に規定する暴力団員及び破壊活動防止法(昭和 27 年法律
第 240 号)第 4 条に規定する暴力主義的破壊活動を行う団体等に所属する者となっ
た場合
(譲渡)
第 13 条
貸付期間の 10 年を経過し、かつ、この条例等に違反していない借受人に貸
2
し付けた土地については、下仁田町財産の交換、譲渡、無償貸付等に関する条例(昭
和 39 年下仁田町条例第 10 号)第 3 条第 5 号の規定により、譲渡を行うものとする。
(譲渡及び登記手続)
第 14 条
貸付期間の満了により、譲渡の申請があったときは、審査委員会において
現状を調査のうえ審査し、譲渡の可否を決定する。
2
町長は、前項の審査において可の決定があったときは、借受人の費用負担により、
不動産移転登記を行い譲渡するものとする。
(譲受を受けた後の禁止事項)
第 15 条
第 13 条の規定により譲渡を受けた者(以下「譲受人」という。)は、譲渡の
日から 10 年を経過するまでの間において、次に掲げる行為をしてはならない。
(1)
町長の許可なく定住促進住宅用地から住所を移転すること。
(2)
町長の許可なく住宅及び定住促進住宅用地を第三者に転貸又は譲渡若しくは売
却すること。
(違約金)
第 16 条
譲受人は、前条に掲げる行為があった場合には、規則で定める違約金を下
仁田町に納付しなければならない。
2
町長は、不測の事態などやむを得ない事由が生じたと認められる場合に限り、前
項の違約金の徴収を免除することができる。
(土地の返還)
第 17 条
譲受人は、次の各号のいずれかに該当する場合においては、速やかに当該
土地を貸付時に戻し、無償で下仁田町に返還しなければならない。
(1)
第 12 条第 4 号に該当したとき。
(2)
再三にわたり著しく周辺住民に迷惑を及ぼす行為をしたとき。
(土地譲受者の責務)
第 18 条
譲受者は、下仁田町や地域の規範を遵守し、自治会等の地域の活動に協力
するよう努めなければならない。
(委任)
第 19 条
この条例の施行に関し必要な事項は規則で定める。
3
附
則
(施行期日)
1
この条例は、平成 27 年 4 月 1 日から施行する。
(下仁田町財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部改正)
2
下仁田町財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例(昭和 39 年下仁田町条例第
10 号)の一部を次のように改正する。
第 3 条第 4 号の次に次の 1 号を加える。
(5) 下仁田町定住促進住宅用地の貸付及び譲渡に関する条例(平成 26 年下仁田町
条例第 31 号)第 13 条の規定に該当し、土地を無償で譲渡するとき。
附
則
この条例は、公布の日から施行する。
4