貧困におちいった子どもたちを支える地域をつくる。 アスイクは、東日本大震災直後に立ち上がり、 避難所や仮設住宅での生活を余儀なくされた子どもたちに、 学習の機会や大人とのつながりをうみ出し続けてきました。 地道に活動をつづける中で気づいたのは、 震災によって子どもの貧困問題が拡大し、浮き彫りになっているという現実。 日本の子どもの貧困率は、16.3%。 その多くが、家庭や学校での孤立、極度の低学力、ドロップアウト、精神的なトラウマなど、 単に経済的な問題にとどまらない困難を抱えています。 震災を契機に、貧困状態にある子どもや保護者が社会から居場所を失わない社会を。 それが、私たちの目指す方向です。 1 人の人間や 1 つの組織にできることは、限られます。 だからこそ、より多くの市民や組織が「子どもの貧困」問題に関わり、支える 地域づくり、人づくりを、ともに担っていただきたいのです。 募集要項 職種名 学習支援コーディネーター 仕事内容 行政やみやぎ生協などと協働で実施している「生活保護やひとり親家庭の 子どもを対象とした学習・生活支援事業」のエリアコーディネーターを担 っていただきます。 自分が直接子どもを支えるのではなく、子どもたちとヒトや組織をつなぎ、 育てていくことで、結果としてより多くの子どもたちを支えることを目指 すコーディネーション業務が中心です。 ■ボランティアコーディネーション 大学や行政機関などへの渉外を通したボランティア募集のプロモーション 活動。単にチラシを配るだけでなく、大学の先生と関係を築き、授業内で プレゼンテーションをさせていただいたり、独自のイベントを企画するこ ともあります。より多くの市民がボランティアに参加する地域の仕組みを 考えてカタチにする創造的な仕事を期待します。 また、ボランティア希望者への登録面談もお任せします。単に事務的な登 録作業ではなく、団体として共有したい価値観の伝達、ボランティア希望 者が期待することと団体が提供できることのすり合わせ、リスクマネジメ ントを行なう大切な場です。 ボランティアに参加しているメンバーができるだけ長く続けられるよう に、精神的なサポートも担っていただきます。 ■拠点運営スタッフ(パート)の採用・育成 求人媒体を活用して各拠点(教室)の運営を担うパートスタッフの採用業 務もお任せします。この人選が事業の質を大きく左右するため、重要な業 務であると同時に、人を見るチカラが必要です。採用後は、導入研修の講 師も担っていただきます。 導入研修はあくまで基礎的な業務知識の伝達だけのため、パートスタッフ のスキル向上のために継続的なフィードバックが必要です。もちろん、相 談に乗ったり、時に悩みを聞いたり、精神的なサポートも行ないます。 ■教室運営サポート 平日夜に開催している担当エリアの教室に出向き、上記のパートスタッフ 育成も兼ねた教室運営業務のサポートを担っていただきます。 その他、保護者への相談支援を担当しているスタッフと各子どもの状況や 対応方針を共有し、それを現場のパートスタッフ、ボランティアに伝えて いく役割も行ないます。また、子どもたちの欠席連絡の受けつけとパート スタッフへの伝達といったルーチン業務、様子がおかしい子どもの情報を 相談支援担当スタッフに共有するという具合に、参加者、パートスタッフ、 相談支援担当スタッフ間の連携をスムーズにする役割も重要です。 このほか、隔月程度で開催のパートスタッフ、ボランティアが参加する拠 点ミーティングのファシリテーション、パートスタッフ同士でノウハウ等 を共有するミーティングのファシリテーションもお任せします。 ■課外プログラムの企画立案・運営 市民講師や民間企業などと連携した子どもたち向けの課外プログラムの企 画、運営。これまでは、金融機関との連携による金銭教育プログラム、証 券会社や東京の NPO との連携による起業プログラムなど、多様な企画を実 施しています。 単なる受け身のものではなく、子どもたちが主体的に参加でき、将来の自 立に役立つプログラムを考え、連携してくださる市民講師や企業とのネッ トワークを広めてください。開催頻度は、年数回程度になります。 ■研修会の企画立案・運営 上記と同じく、パートスタッフやボランティアの育成、ピアサポートを目 指した研修会を、外部講師と一緒に考え、実施します。 これまでは、コーチングの専門家と連携したコミュニケーション研修が中 心ですが、それ以外のプログラムも作っていきたいと考えています。 ■管理業務 パートスタッフやボランティアの旅費精算などの経理補助業務、参加者の 出席率等のデータ管理、簡易な報告書作成も重要な仕事です。 数字や個人情報を扱うため、丁寧さや慎重さも求められます。 ■チームメンバーのマネジメント(チームリーダーを兼務する場合) チームリーダーや管理職の経験がある方には、チームリーダーを兼務して いただく場合があります。チームリーダーは、担当エリアの事業成果、ス タッフ育成、人事評価に対して権限と責任を持っていただきます。 1 チーム当たりのメンバー数は、3 名程度です。 応募資格 ■1 年以上の社会人経験がある方 ■基本的な PC スキル(Word,Excel,PowerPoint)がある方 ■子どもやボランティアスタッフと信頼関係を築ける方 ■心身ともに健康な状態の方 期待する人材像 もちろん以下の全てに該当する必要はありませんが、複数に該当する方を 歓迎します。 ■さまざまな意見を調整できる方 ■フットワークが軽く、行政、企業、市民など、さまざまな方とネットワ ークを築ける方 ■プレゼンテーション力のある方 ■さまざまな業務を同時並行で実行できる方 ■業務の改善や仕組み化ができる方 ■謙虚で成長意欲の高い方 ■仕事の成果に対してこだわれる方 ■チームリーダーの経験がある方 雇用形態 契約社員(1 年ごとの更新。試用期間 3 ヶ月) ※関わっていただく事業は、生活困窮者自立支援法に基づいた継続的な事 業です。 勤務地 法人事務所(仙台市宮城野区榴岡 4-5-2 大野第 2 ビル 2 階) 勤務時間 1 ヶ月単位の変形労働時間制(月間総労働時間 144~176 時間) ※状況に応じて勤務時間帯を柔軟に選択できますが、基本的には教室が開 催されている夜の時間帯に合わせた時間帯がメインになります。 ※できる限り残業はせず、限られた時間内に最大の成果を目指す方針です。 給与 月給 20 万円以上 賞与(法人・個人業績による) 休日 週休 2 日制(土・日・祝) 、夏季・年末年始 ※イベント等がある場合、月 1〜2 回程度の休日出勤があります。 福利厚生 通勤交通費(月 10,000 円まで)、社会保険完備、車通勤可 その他 ■NPO だからこその難しさと意義 NPO は民間企業よりもラクだったり、収益や利益へのこだわりがなくていい といった誤解を持った方がいます。実際の業務は、経営資源が乏しいため、 多様なステークホルダーとの粘り強く調整する必要があったり、1 人が 2 役 3 役とこなさなければならなかったり、多様な財源を確保したりと、民間企 業以上の難しさ、シビアさがあります。 確かに困難な仕事かもしれませんが、これからの社会をつくっていく仕事 でもあり、 「何のために」という意義があります。自分たちが生きる社会の 問題を、行政や人任せにせず、市民が市民を支える古くて新しい社会をつ くっていく仕事です。 ご応募いただく際には、上記の基本的な考え方を十分にご理解いただけれ ばと思います。 選考について 選考プロセス ▼書類選考 ▼面接(2 回) ▼現場見学 ▼内定 応募方法 履歴書(写真貼付・職種名明記) ・職務経歴書を下記の連絡先まで送付くだ さい。 書式は自由ですが、希望職種、志望理由、業務に活かせる経験・スキル・ 実績等は必ずご記入ください。書類選考にあたって重視します。 連絡先 〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡 4-5-2 NPO 法人アスイク 大橋宛 [email protected] 大野第 2 ビル 2 階
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