3.医療安全監視員の業務指針 (1)医療安全監視員の業務指針 良質な医療の提供は、患者との良好なコミュニケーションが欠かせない。 入院滞在中の療養環境、外来受診及び待機中の良好な環境保持は特に重要である。 医療安全監視員は、患者の院内滞在中における間接的な外圧や精神的な負担、不快 感を与える行為等を防止し、患者が安心して医療が受けられるよう努めるものとし、 「医療安全監視員運用要綱」を基にその業務を定める。 (2)医療安全監視員の業務内容 (医療安全監視員運用要綱第3条) ① 院内における診療行為が円滑且つ効率的に行えるよう、院内を巡廻し、良好な診療 環境の形成・維持に努める。 ② 院内での診療行為を阻害する行為に対し、抑止等の適切な措置を講ずる。 ③ 本院の職員に対し、不適切な患者等への対応容量などを指導する。 ④ 違法行為に対し、警察署及び関係機関等と連携し、適切な法的措置を講ずる。 ⑤ その他管理者の命令による業務。 (3)医療安全監視員取扱業務 ① 院内巡廻活動 1)適宜、院内を巡廻し、詰め所等に立ち寄り情報交換、問題行動患者等の把握。 ② 医療安全確保 1)外来診療における医師等への苦情・威圧行為患者等への対応。 2)入院患者・家族とのトラブル対応。 ➢トラブル原因把握のうえ、当院に責任がある場合は担当者による謝罪等要請 ③ 夜間警備員との連携 1)警備員への夜間警備の指導、確実な事務引継と適切な情報交換。 ➢救急診療におけるトラブル対応の指導、事務連絡 ④ 駐車場指導補助 1)来院者駐車場に伴うトラブル処理や患者苦情の対応(駐車場内トラブルは業者)。 ➢見舞人、付添人、家族等は自己負担 ⑤ 医療費不払者請求 1)医療費不払い者への催促等事務処理。 ➢医事課指導のもと不払い請求の事務等 ⑥ 医療紛争対応 1)医療ミス等における対応。 ⑦ 各種委員会への参加 1)医療安全管理委員会(毎月第1月曜日開催)。 2)医療審議会。 3)その他出席要請のある委員会。
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