議席5番、日本共産党の児玉正直です。日本共産党を代表して、渡貫

議席5番、日本共産党の児玉正直です。日本共産党を代表して、渡貫市長と最後の政策論議をしたいと思いま
す。
始めは2007年度予算案について、市民の負担増に対し市民の暮らしを護る施策について伺います。「佐倉
市市税概要」において、2001年から2006年の5年間の市民税納税義務者等の比較をして見てみますと、
給与所得者数は6万3千人の横ばいなのに、市民税は4.7億円の減収です。片や年金等その他の収入の納税者
数は1万5千人で2001年と比べ4割増えていて、4.6億円の増収で、結局給与所得者分の減収を年金者等
が補っている税の実態が浮かび上がります。年金が減らされる中での増税と負担増への怨嗟の声が聞こえる思い
です。
税金や社会保障の負担のあり方は競争社会の格差是正の柱でもあり、市民の暮らしを護る施策に生かされなけ
ればなりません。すでに私は、地方税法第6条には地方団体は公益上その他の事由により課税を不適当とする場
合においては課税をしないことができる。同条2項には、同じく地方団体は不均一の課税をすることができると
あり、地方自治体独自の課税判断と適応ができることを指摘をしました。また市長は、「地方公共団体は法令に
違反しない限りにおいて条例を制定することができ、地方税の賦課徴収に関する条例は地方税法にのっとって制
定をされる。これには一定の枠があるので、この範囲内で課税自主権を発揮することができる」と述べてこられ
ました。
佐倉市税賦課徴収条例には市民税の減免として、第五十二条には「市長において必要があると認めるものに対
し、市民税を減免する」とあり、市長はこの話をされたことと思われます。この一定の枠の中には「特別な事由
があるもの」との規定もあります。さらに佐倉市よりもっと踏み込んで減免範囲を広げている自治体もあります。
千葉市や神戸市にその例があります。
そこで市長に伺いますが、住民税非課税措置の廃止や老年者控除の廃止が行われた今、市民税の減免をしっか
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りとやるべきである。市長の判断で市税減免ができることを強く打出すべきではありませんか。市長の構えが問
われると思いますがいかがですか。
次に昨年十二月議会での同僚議員の質問を踏まえ、要介護認定者への障害者控除証明の発行について伺います。
この制度は、介護保険制度での要介護認定の重い方や認知症の方が、障害者手帳を持っていなくとも、市が所得
税法と地方税法の定める障害者と認定することで、障害者控除が利用できるようにするというものであります。
近隣の自治体で、また県下の多くの自治体で実施が拡大しています。障害者控除対象者認定書交付状況を見ます
と、県下36市の内、交付していない市は佐倉市を含め10市と少ない部類に入っています。習志野市では事務
的な基準を設け、対象者には申請が無くとも認定申請書を送って、確定申告に適用されるよう事務を行っていて、
その障害者控除対象者認定書の交付は682件となっています。
十二月議会での市長答弁では「別の基準をつくらないとできない」とのことでしたが、すでに実施している多
くの自治体がある状況を踏まえれば、難しいことではありません。佐倉市で、何か実施できない原因があるので
あるでしょうか。市長の構えと決断ですぐにでも取組めると思うのですがいかがですか。市長の決断をお伺いし
ます。
市民の暮らしを護る施策の3番目は医療費窓口負担の軽減についてです。国民健康保険法第44条第1項の規定
により、特別の理由がある被保険者で、一部負担金を支払うことが困難と認められる者に対しては、減免や徴収
猶予を行うことができることについては幾度と無く取り上げてきました。詳しい説明は不要です。増税・負担増
の最中である今日、早急な判断と対応を求めたいと思います。
第44条についてこれまでの論議で、「他市の事例を調査し、千葉県を初め各関係機関と協議し、取り組む」か
ら、「要綱及び具体的な判断基準の策定を進めている」とまでになっています。県下36市中、14の市は条例
又は規則を定めています。これもまた市長の決断ひとつと思われます。「命のさたも金しだい」と言われる中で
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の市長の決断をお伺いします。
2.大きな質問項目の2つ目は、不足している保育園と保育園開設に応募事業者がないことについて伺います。
佐倉市は子育て支援の一環として、保育園待機児童の解消及び保育サービスの充実を図るため、白銀と王子台
の佐倉市の市有地・2箇所を貸付け、認可保育園の設置ならびに運営をする事業者を公募してきました。佐倉方
式とも呼ばれている公募の第一回は、社会福祉法人を対象としましたが2箇所とも応募者はなく、第2回目の募
集は株式会社まで応募資格を広げ、白銀に一事業者が応募しましたが、結局王子台にはありませんでした。白銀
については今後事業者選定に入りますが、足りない保育園と名乗り出ない保育園事業者について論議します。
佐倉市の合計特殊出生率は1.05から0.97に下がり、一段と深刻さを増しました。県下の市では勝浦市
についでのワースト2、町村を含めるとワースト9となります。ちなみに、隣の八千代市は1.25、四街道市
1.17、八街市は1.10です。また保育園入園待機児童は135人と、依然としてこれも深刻です。本当に
佐倉市の子どもを増やしたい、子育てを支援したいならば何を成すべきかを問いたいと思います。
私は私立保育園の園長さんに、「なぜ佐倉市有地を20年間無償貸与するのに保育園事業者が参入しないのか」
と聞きました。園長さんは、「市は虫が良すぎる。市が保育園を建てることを考えての補助金になっていない。
建設には約2から3億円がかかるだろうが、国からの補助金は五千万円で、基準単価が低すぎる。県・市の補助
は国の半分の2千5百万円づつ、合わせて1億円の補助でどうして建設できるだろうか。本当に保育園を作りた
い、やらせたいと思っているのか。保育園の絶対数は決定的に足りない。子どもを別々の保育園に預けなければ
ならないとか、就労予定の人が入れない実態だ。何のための一律カットをやるのか。一律ではなく決め細かくや
ることだ。保育園経営は子どもの育ちと親への配慮でやってきた。株式会社は儲けが主だ。私が市長ならやらせ
ない」と話されました。つまり保育園新設の施設整備の負担を市がやればやれますよ。株式会社が参入すると、
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行政目的とは異質な利潤追求に利用されますよと言っているのです。
市長に伺いますが、市の市有地を無償貸与しても応募者がない状況をどのように認識していますか。市長は
「市は虫が良い」と言われることをどのように受け止めますか。本当に保育園建設をし、待機児童解消と子育て
支援を考えるなら、もっと大胆な補助と手立てが必要ではないかと思いますがどうですか。また更に落ち込んだ
佐倉市の出生率低下の特別な要因の認識と、諸外国と比べ日本の子育て支援の認識をどのようにお持ちか伺いま
す。
3.大きな項目の3は、公共事業における入札率の低下による品質確保と労働者賃金問題です。
建設工事等の入札はこの2年、全て一般競争入札です。昨年度・2005年度一年間の落札状況は、予定価格
総計で13.8億円。落札金額合計(=契約金額)は10億円で落札率は73.15%です。今年度のこれまでの落札状況
は、予定価格総計は7.7億円。落札金額総計で6.6億円で、落札率は85.9%となっています。落札率の変化
を見ると奇妙な変化に気がつきます。それは①落札率を月ごとで見てみると、2005年度では8月が最低で、
市営大蛇住宅新築建築主体工事(第2期)の66.6%を含め入札件数は8件で67.4%。9月以降2月にかけて落札
率が上昇しています。②今年度は6月と8月が最も低く70%。ところが9月以降は90%にフラットになってい
ます。今月2月は、入札5件で予定価格総額2千8百万円、落札金額総計は2千5百万円で、落札率は90.1%であす。
そこでこうした落札状況から3点に絞り質問します。1点目は、一般競争入札といえども今年の9月以降の入
札率が、12月の84.2%の他は5ヶ月とも90%です。なぜこのような高い落札率になっているのか。2005年
度も同様ですが、8月までは低い落札率で、年度末にかけて上昇する傾向をどのように捕らえていますか。
2点目として、落札率70%を切っては下請け建設労働者の賃金の有り様が心配されます。公共工事における公
契約制度についての認識を伺います。
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3点目は、この2月行われた市役所庁舎警備業務委託で、7社が入札に参加し、落札率32.9%で落札されまし
た。調査価格を下回ったので調査をしたとしていますが、どのような調査をし、どのような結論にしたのか伺い
ます。
4.最後にごみ問題について質したいと思います。佐倉市は家庭ごみの有料化の方針を出し、「佐倉市ごみ減量
等推進審議会」で、家庭ごみ有料化の検討を行っていますが、こうした方針を知っているか日本共産党が取組ん
だ住民アンケートでたずねてみましたら、実に70.4%の方が知らないと答え、知っている方は13.9%にとどまっ
ています。さらに有料化に賛成が11.3%で反対が53.7%で、圧倒的に有料化に反対の市民の意思が示されました。
もっとリサイクルの努力を求める方は23%であり、単純に有料化を志向する市の思惑と市民の感覚との乖離がはっ
きりとあります。粗大ごみについては無料に戻せとの意見は15%と少なくなったとはいえ、不便になったが30%、
出せずに家に置いてるが20%、不法投棄が増えたが19%、料金が高いが17%と、依然として改善を求めています。
佐倉市は今、一人1日100グラム・ゴミダイエットを呼びかけていますが、この四年間、佐倉市のごみ処理
への対応を見てきて、その場を取り繕うご都合主義が改善されたのか疑問に思います。最大の懸案事項は、現在
使用中の焼却場の使用年数は平成23年度までとされていますが、次期ごみ焼却場および処理施設の場所選定です。
またごみの減量を市民に求めながら、行政側の理念と取組みの貧しさとを指摘せざるを得ません。今回は4年間
の総括として細かいことは伺いません。大元を伺います。
問題の第一は、いずれの場所を選定するにしても、焼却施設等の規模算定の基礎となるごみの量をいかに算定
するか。それにはごみ減量の最大の障害は何であって、どうすればよいのかをまずお示しをください。次に、佐
倉市・酒々井町清掃組合の論議に待つのではなく、次期焼却場の選定について佐倉市の考えを示していただきた
いと思います。3番目は粗大ごみの収集運搬業務委託が、昨年度より低い予定価格にもかかわらず昨年より更に
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低い落札率、39.4%から41.3%で落札されました。市の業務委託として収集運搬業務に問題はないのですか。労
働者の賃金への影響は心配ないのですか。問題がないとするなら、安くなった処理費用を市民が望む処理しやす
い収集に役立たせるつもりが無いのか伺います。
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
100.0%
80.0%
60.0%
建設工事等の入札結果
05年度
建設工事等の入札結果
06年度
40.0%
2月
1月
12月
11月
10月
9月
8月
7月
5月
6月
0.0%
2月
1月
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
20.0%
建設工事等・2006年度の落札結果
建設工事等・2005年度の落札結果
月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
合計
予定価格総額 落札金額総額
238,997,214 192,811,500
115,238,000
98,850,276
30,402,000
21,472,500
425,976,000 287,259,000
222,082,000 152,876,503
162,621,000 117,579,132
74,151,000
53,728,500
82,989,000
63,182,637
16,900,000
12,922,449
9,417,000
8,040,900
1,378,773,214 1,008,723,397
落札率
80.7%
85.8%
70.6%
67.4%
68.8%
72.3%
72.5%
76.1%
76.5%
85.4%
73.2%
月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
合計
6
予定価格総額
4,095,000
101,461,500
68,008,500
11,340,000
201,232,500
107,782,500
174,258,000
26,226,900
47,512,500
27,699,000
769,616,400
落札金額総額
3,937,500
70,638,750
52,244,850
7,875,000
182,122,500
97,403,250
157,321,500
22,077,930
42,724,500
24,948,000
661,293,780
落札率
96.2%
69.6%
76.8%
69.4%
90.5%
90.4%
90.3%
84.2%
89.9%
90.1%
85.9%