福祉課題や生活課題が多様化・複雑化する一方、少子高齢化や社会構造の変化によ り地域や家庭の福祉力が低下しており、地域住民やボランティア、社会福祉関係者等 の連携による地域福祉の推進が求められています。 また、平成27年度には生活困窮者自立支援法の施行、介護保険制度の改正も行わ れ、介護、災害、権利侵害、社会的孤立、経済的な困窮等の地域の様々な生活課題を 地域で解決する仕組みをつくることが求められており、社会福祉協議会が担う役割は 益々増大しています。 このような中、芦北町社会福祉協議会は、本年度も芦北町地域福祉活動計画に基づ き自助・共助・公助の協働による地域福祉推進体制を確立し、誰もが安心して生活で きる福祉のまちづくりを推進します。 ~ 共助の心で みんなで取り組む やさしいまち あしきた ~ 本計画は、『芦北町地域福祉計画』及び『芦北町地域福祉活動計画』と連携し、地 域住民の「共助の心」を育て、お互いを認め合い、支え合うための活動が、人や組織 をつなぐ多様なネットワークを通じて展開される地域社会を目指します。 Ⅰ 住民主体の地域福祉の推進 地域の福祉課題の解決を目指し、小地域を単位とし地域住民が主体となった福祉 活動を支援します。 また、関係機関・団体との連携を強化し、地域福祉コーディネートの充実を図り ます。 Ⅱ 地域福祉の担い手づくり 地域福祉活動の担い手となる地域福祉活動推進員を育成します。 また、ボランティアへの理解やセンターの充実と福祉教育の推進を図り、地域福 祉活動のきっかけづくりに取り組みます。 Ⅲ 安心して暮らせる地域づくり 福祉ニーズを持つ方の自立した生活を支援できるような体制づくりに努めます。 また、災害時要援護者支援やネットワークづくりを進めます。 Ⅳ 地域福祉活動の基盤づくり 上記Ⅰ~Ⅲの目標達成のために、会員の加入促進と社協の機能・体制の強化を図 るとともに、広報活動の充実に努めます。 -1- 本年度も、4つの基本目標を達成するために、基本計画に基づき活動を展開します。 基本 理念 共 助 の 心 で み ん な で 取 り 組 む や さ し い ま ち あ し き た 芦北町地域福祉活動計画 基本目標 基 本 計 画 活動の展開 Ⅰ-1 小地域福祉 活動の推進 (1)小地域福祉活動の推進 (2)サロンの普及・啓発 (3)小地域ネットワークの構築 Ⅰ-2 地域福祉 コーディネートの充実 (1)地域福祉座談会の開催 (2)関係機関・団体との連携 Ⅱ-1 地域福祉活動 推進員の育成 (1)推進員活動の支援 (2)活動者同士の連携 Ⅱ-2 ボランティア活動の 理解とセンターの充実 (1)ボランティアセンター機能の充実 (2)福祉教育の充実 Ⅲ-1 自立した 生活の支援 (1)地域生活を支援する取り組み (2)介護サービスの充実 (3)相談支援体制の充実 Ⅲ-2 災害時支援 体制の整備 (1)要援護者支援体制の整備 (2)災害ボランティアセンター機能の充実 Ⅳ-1 社協の機能・ 体制の強化 (1)財政基盤の強化 (2)職員の資質向上 (3)組織内連携の強化 Ⅳ-2 広報・啓発活動 の推進 本会の事業(活動)の推進においては、 総務課・事業課・地域包括支援センター(3 課6係)の専門部署の強化と情報の共有等 連携の強化に努め活動を展開します。 また、地区だけでは取り組めないような 問題等の対応や解決をするために、行政並 びに各種機関・団体等と連携し、芦北町地 域福祉ネットワークの構築を推進します。 -2- (1)広報誌・ホームページの充実 (2)社協パンフレットの作成 基本計画実現のために、次のとおり事業(活動)を展開します。 Ⅰ 住民主体の地域福祉の推進 1.小地域福祉推進事業(総務課:地域福祉係) 小地域を基盤とした福祉活動を支援することにより、福祉コミュニティーの形成を 図ります。 また、住民が主体となって行う福祉活動に対し、情報提供や研修等を通じ支援しま す。 (1)会員・会費制度の促進 (2)小地域福祉活動の推進 ①小地域福祉活動の支援(小地域福祉活動助成) ②先進的な地域福祉活動の支援(地域福祉モデル事業助成) ③安心・安全な地域づくりの支援(防犯グッズ助成) ④ふれあいいきいきサロン活動の支援(サロン活動助成) (3)地域福祉活動策定委員会の開催 Ⅱ 地域福祉の担い手づくり 1.小地域福祉推進事業(総務課:地域福祉係) 地域福祉活動計画に基づき、自助・共助・公助の協働による地域福祉の推進体制の 確立に向け、地域福祉活動推進員を設置し、区長、民生児童委員や専門機関等と連携 を図り、地域住民とともに福祉の町づくりを推進します。 また、住民参加による地域課題の解決を目指し、地域福祉コーディネート及び活動 支援、人材育成・啓発事業等を行います。 (1)地域福祉活動推進員制度の充実 ①地域福祉活動推進員会議(全体会)の開催 ②地域福祉活動推進員先進地視察研修の実施 ③地域福祉推進セミナーの開催 (2)職員の資質(コーディネート技術)の向上と広報・啓発活動の充実 ①各種研究会議、研修会等への参加と先進地社協等への視察研修の実施 ②情報発信(地域の福祉活動や事例紹介) Ⅲ 安心して暮らせる地域づくり 1.地域福祉権利擁護事業(総務課:地域福祉係) 認知症高齢者や知的・精神障がい者が地域において自立し、安心した生活が送れる よう支援します。 また、本事業では対応が困難な事例への対応を図るため、「成年後見制度(法人後 見)」の体制整備や受任へ向けた取り組みについて行政並びに関係機関と連携し検討 します。 -3- (1)福祉サービス利用権援助事業の適正な運営 ①福祉サービス利用援助 ②日常的金銭管理 ③預かり物件の保管 ④生活状況の把握 (2)法人後見制度の体制及び受任等に向けた検討 ①成年後見(法人後見)制度の周知 ②法人後見センターの研究・検討(先進地社協との情報交換等) 2.水俣・芦北地域見守り活動推進事業(総務課:地域福祉係) 芦北町見守りネットワーク構築事業と連携し、住民主体による見守り活動を推進し ます。 (1)小地域ネットワークの構築 ①地域福祉座談会の開催 ②区または地区単位における見守り活動推進会議の推進 ③見守り(訪問)活動グッズの支援 ④災害時要援護者支援体制の整備 ⑤『熊本見守り応援隊』活動の推進 (2)ふれあいいきいきサロンの設置推進 ①ふれあいいきいきサロン活動の普及・啓発活動 ②ふれあいいきいきサロン活動支援及び運営者の育成 (3)住民参加型「地域支え合い」活動の推進 ①安心生活サポート事業の実施 (4)協力者の育成と関係機関・団体等との連携 ①地域福祉活動推進員活動の具体化 ②関係機関・団体との情報の共有、交換及び連絡会議等への参加 3.共同募金配分金事業(総務課:地域福祉係) 福祉制度外のサービスの推進、当事者組織の支援、地域住民への福祉の理解を深め るための各種活動を展開します。 (1)老人福祉活動 ・一人暮らし高齢者等激励及び支援、金婚夫婦記念事業、地区敬老会支援 (2)障がい児(者)福祉活動 ・地域間交流事業 (3)児童・青少年福祉活動 ・子ども“ふれあい”教室、 “こんにちは”赤ちゃん運動 (4)母子・父子福祉活動 ・親と子の一日旅行、クリスマスプレゼント贈呈 (5)福祉育成・援助活動 ・福祉育成事業、当事者団体等支援、地域福祉整備事業、生活困窮者・災害 -4- 被災者援助事業、住民参加型福祉サービス援助事業 (6)ボランティア活動育成 ①ボランティアセンター事業 ・ボランティア協力校指定及び連携 ・ボランティアニーズの調査、養成、活動の斡旋、情報の発信等。 ・ボランティア連絡協議会活動支援及び助成(事務局) ・傾聴ボランティア養成講座及びフォローアップ講座 ・災害ボランティアセンターマニュアル評価・検証・見直し ②福祉教育推進事業 ・福祉体験学習の実施 ・福祉出前講座の実施 4.もやい直しセンター運営事業(総務課:総務係) 水俣病や水俣病患者に対するいわれなき差別や偏見をなくし、住民がそれぞれの立 場や境遇を正しく理解し合い、みんなが仲良く楽しく暮らせる地域社会実現のため、 その場所と機会を提供します。 毎月第4水曜日に温泉施設を無料開放するなど、地域住民の心と心を結び合う場所 として、本施設を利用していただくために適正な運営管理を行ってまいります。 5.ふれあい再生事業(総務課:総務係) 地域住民の交流を促進し、一人ひとりの心の絆を結び町全体にもやい直しの輪を広 げるため、展示コーナー及び廊下壁面等を利用した水俣病関係資料などの常設資料展 やイベントを開催します。 また、小中学生を対象とした水俣病語り部講座を開催し、 「家族のきずな」 「人権教 育」「環境問題」などについての学びの場を提供します。 さらに、本年度は芦北町受託事業により、女島活力推進センター「ゆめもやい」を 会場に「芦北町もやいまつり」を開催し、住民間の交流と理解促進を図る慰霊・もや い直し事業を実施します。 6.生きがいづくり事業(総務課:総務係) 自らの特技を活かして社会に貢献することにより、生きがいを見い出し活力ある地 域社会を創造することを目的に、リフォーム教室及び太極拳講座を開催します。 7.生活福祉資金・福祉金庫貸付事業(総務課:総務係) 低所得者世帯に属する方、経済的・社会基盤の不安定な生活困窮世帯や日常生活全 般困難者に対し、個別の状況に応じた限度の範囲内で、低利又は無利子で適時に生活 福祉資金等の貸付けを行い、専門機関との連携など相談体制の充実や相談者の生活安 定の模索など総合的な生活援助活動を通して相談者等の支援を行います。 ① 生活福祉資金の貸付(熊本県社会福祉協議会受託事業) ②福祉金庫(小口資金)貸付(1世帯 30,000円以内) -5- 8.シルバー人材センター運営事業(総務課:総務係) 高年齢者の一人ひとりのライフスタイルに合わせた臨時的かつ短期的又はその他 の軽易な就業を提供するとともに、ボランティア活動をはじめとする様々な社会参加 を通じて、高年齢者の健康で生きがいのある生活の実現と地域社会の福祉向上、活性 化に取り組みます。具体的には、剪定講習会等の実施により班体制を組織充実させ、 会員主導による事業運営に向けた活動を進めてまいります。 さらに、高齢化が進む中には、高齢者は受け手ではなく、担い手として虚弱高齢者 を支援する支援者としての役割も高まりつつあるとともに、支援を必要とする高齢者 も増加していくものと予想され、今後は介護や福祉へ参加できる場を求めていきます。 9.御休み処事業(総務課:総務係) 星野富弘美術館の御休み処は、開設の平成19年度から本社協が運営に当たってい ます。試行錯誤のうえ、現在はシルバー人材センターの会員で木、日曜日を除く週5 日営業を行っているところです。 平成25年度から弁当にも取り組み、近所の高齢者の拠り所や食事の提供に貢献し ています。 【介護保険事業、福祉サービス委託事業(共通)】(事業課) 介護経営がさらに厳しさを増す中、2015年度(平成27年度)に第6期の介護 保険事業の介護報酬改定が施行されます。この介護報酬改定は、2025年(平成3 7年)に向けて、医療、介護、予防、住まい、生活支援が包括的に確保される「地域 包括ケアシステム」の構築を実現させていくため、中重度の要介護者や認知症高齢者 への更なる強化、介護人材確保対策の推進、サービス評価の適正化とサービス提供体 制の構築といった基本的な考え方に基づき行われます。 介護報酬改定率は、マイナス2.7%で大変厳しいものとなりました。 さらに、予防給付の訪問介護事業(ヘルパー)及び通所介護事業(デイサービス) の要支援者に対する介護予防給付については、市町村が地域の実情に応じ、住民主体 の取組を含めた多様な、効果的かつ効率的サービスの提供をできるよう、地域支援事 業の形式(介護予防・日常生活支援総合事業)に移行されます。芦北町は、平成27 年度から実施されます。 このような中、本会としても介護保険事業を抜本的に見直し、この難局に対応でき るよう全職員一丸となって取り組みます。 10.居宅介護支援事業(事業課) 介護保険法の理念に基づき、在宅で自立した生活が送れるようニーズを的確に把握 し、サービス事業所や他の保健、福祉、医療との連携に努め、自立した生活を継続す ることができるよう、適切なケアマネジメントを行います。また地域ケア会議への積 極的な参加、研修生の受入れ、研修等の参加により介護支援専門員の質の向上を図り ます。 -6- 11.訪問介護事業(事業課) 高齢化が進む本町において、要介護・要支援者や高齢者のみ世帯等が在宅で生活を 送るためには、ヘルパーサービスは必要不可欠です。本町の訪問介護事業所は減少し ていき、本会の役割はますます重要となってきています。 利用者が可能な限り在宅において、日常生活・社会生活が送れるよう居宅介護支援 事業所等と連携し職員のスキルアップに努め利用者を支援していきます。 また、平成27年度から施行される芦北町の介護予防・日常生活支援総合事業は、 サービスの内容等を十分に熟知して、事業に取り組んでまいります。 12.訪問入浴介護事業(事業課) 本事業は、芦北町では本会のみが取り組んでいるサービス事業です。しかし、利用 者の身体等が重度であるため当日の体調で利用状況が変わるなど経営状況は大変厳 しものがあります。 しかし、平成27年度は、介護保険制度の改正も行われ在宅での介護が増えること も考えられます。訪問入浴介護事業所としては、居宅介護支援事業所等へのパンフレ ット配布等により連携を深め、安心・安全な入浴介護はもとより、地域に根付いた入 浴介護サービスに取り組んでいきたいと思います。 13.きずなの里通所介護(デイサービス)事業(事業課) 平成27年度の介護保険制度の改正により最も影響が及ぶのが通所介護事業です。 特に、要支援の報酬は、マイナス20%を超える改正となりました。 今後は、まず健全な経営を行うために、サービス内容等を分析・検討し介護保険制 度に合った通所介護事業を目指し抜本的に見直す必要があると思います。 また、平成27年度から実施される芦北町地域支援総合事業は、訪問介護事業同様 にサービスの内容等を十分に熟知して、きずなの里の特徴を生かした事業としていき たいと思います。 14.芦北町高齢者生活支援ハウス運営事業(事業課) 高齢者の福祉の増進を図ることを目的に芦北町より施設の指定管理を受け、入居者 の各種相談及び助言を行い、必要に応じて介護サービスや保健福祉サービスの利用手 続きの援助を行っていきます。また、町と情報交換を密に行い、情報の共有化を図り ながら施設の適正な管理と入居者が安心して健康で明るい生活が送れるよう支援し ていきます。 15.八幡荘通所介護(デイサービス)事業(事業課) 小規模デイサービスで行っている本事業は、利用者の増減に大きく左右され、経営 状況は不安定なもので非常に厳しい状況になっております。平成27年介護報酬改定 及び芦北町第6期介護保険事業計画に係る芦北町地域支援総合事業の開始により、平 成27年度は制度の大きな転換期を迎え、新制度に対応する仕組み作りを構築します。 また、近隣の保育園児や地域住民、介護者(家族)、民生委員との交流もこれまで同 様に積極的に取り組みます。 -7- 16.田浦福祉センター管理運営事業(事業課) 町民の福祉の増進及び生活の維持向上を図るため、高齢者の生活向上を促し充実し た福祉センターの管理運営業務を行います。 【芦北町地域包括支援センター(共通)】 平成27年度から実施される介護保険制度改正により、地域包括支援センター機能 の充実や役割の拡大が図られることから、町と入念な協議等を行い、地域包括ケアシ ステムの構築を推進してまいります。 17.介護予防ケアマネジメント事業(地域包括支援センター) 介護予防ケアマネジメントは、要支援状態から更に悪化しないように維持又は改 善することを目指して、要支援1・2認定者の介護予防支援及び新しい総合事業の 介護予防ケアマネジメント、サービス利用調整、給付管理、請求事務等を行います。 また、介護保険制度改正に伴う三専門職の業務量増加を見込み、介護予防ケアプ ラン作成担当者1名の増により事業推進を行います。 ・口腔ケア教室(5地区) ・口腔ケアモデル事業(1地区を年3回) ・口腔ケアフォローアップ教室(1地区:計石地区) 18.総合相談支援事業(地域包括支援センター) (1)身近な相談窓口として各種相談に対応し、必要な支援を把握すると共に、適切 なサービス等が利用できるよう関係機関等との連絡調整を行います。また、民生 委員児童委員協議会と連携を図り、要援護高齢者等実態把握調査を実施します。 ・要援護高齢者等実態把握調査(4月) ・福祉用具の貸与(緊急かつ臨時的) ・様々な生活課題に対し、生活支援コーディネーターと連携した地域支援ネット ワークの構築。 (2)物忘れや認知症については、医師会、介護事業所等の協力を得て認知症初期集 中支援チームに参加し、医療介護連携による早期発見、早期受診ができる体制を 構築していきます。また、認知症について学習する機会や、介護家族支援を目的 に認知症を抱える家族の会「たけのこ会」の活動支援を行っていきます。 ・認知症初期集中支援チームへの参加 ・認知症学習会の開催(年3回8月、10月、2月) ・ 「たけのこ会」への活動支援(夜の部:毎月第2水曜日19時~21時、昼の部: 毎月第3水曜日13時30分~15時30分) (3)認知症について正しく理解する取り組みは、認知症サポーターを地域や学校、 職域で養成していきます。 また、認知症サポーター養成講座受講後の具体的な活動につながるよう認知症 サポーターフォローアップ教室を開催します。更に、指導者としての認知症サポ ーターキャラバンメイトの要請やスキルアップを目的に連絡会を開催します。 -8- ・認知症サポーター養成講座(6月、12月、随時(要請による開催)) ・認知症サポーターフォローアップ教室(7月、1月) ・認知症サポーターキャラバンメイト連絡会(4月、10月) 19.権利擁護事業(地域包括支援センター) 権利侵害を受けている、または受ける可能性がある高齢者への支援ができるよう 関係機関との連携を図ります。また、高齢者虐待や消費者被害等が未然に防止でき るよう普及啓発を行います。 情報提供については、民生委員児童委員協議会定例会や広報誌等を利用するなど 広く周知を行い、相談の窓口として司法書士による権利擁護相談会(法律相談)を 年2回開催します。 なお、高齢者虐待等の権利侵害ケースにおいては、芦北町福祉課、住民生活課等 と連携しながら対応します。 ・民生委員児童委員協議会への周知(年5回) ・広報誌への掲載(年1回) ・権利擁護相談会(法律相談)の開催(年2回、7月、2月) 20.包括的・継続的ケアマネジメント支援事業(地域包括支援センター) (1)介護支援専門員定例会や地域ケア会議において、保険者(町)や医師会等の関 係機関と連携を図り、情報提供や地域課題への取り組み、介護支援専門員に対す る支援を行います。 ・介護支援専門員定例会の開催(毎月1回第3水曜日) ・地域ケア会議の開催(毎月1回) ・介護支援専門員に対する支援(研修会6月、11月、定期訪問毎月1回) (2)適切なケアマネジメントと給付費の適正化を目的に保険者(町)、介護支援専 門員と連携を図りながらケアプランチェックや、多様で複合的な課題を抱えた困 難事例のサービス担当者会議に参加し助言をします。 ・ケアプランチェック(随時) ・住宅改修における事前訪問、軽度者への福祉用具貸与による担当者会議への参 加(随時) ・困難事例のサービス担当者会議への参加(随時) 21.転倒骨折予防事業(地域包括支援センター) 高齢者を年齢や心身の状況等によって分け隔てることなく、人と人とのつながり を通して、参加者や通いの場が継続的に拡大していくための地域づくりを推進しま す。 また、地域においても自立支援に資する取り組みを推進し、要介護状態になって も生きがいや役割をもって生活できる地域の実現を目指します。 (1)介護予防把握事業 -9- ①要介護者予備軍(認知症・閉じこもり)の早期発見 (2)介護予防普及啓発事業 ①介護予防サポーター養成講座(5月、9月)及びフォローアップ研修会(6月、 8月、2月)の開催 ②ホームプログラムを活用した継続的な介護予防の取り組み(4月、10月) ③関係機関等による介護予防講習会の開催(6月、7月、8月、9月、10月、 11月) ④町民を対象とした健康教室の開催(4月、7月、10月、1月) ⑤古石方面や佐敷方面を対象とした新たな拠点事業の実施 ⑥事業の充実を図るための各研修会、講習会への参加 (3)地域介護予防活動支援事業 ①介護予防に資する体操などを行う住民主体の通いの場の充実を図る (4)地域リハビリテーション活動支援事業 ①各拠点での効果測定を実施(5月、9月、1月)し、芦北地域リハビリテーシ ョン広域支援センターの関与を促進する 22.水俣病発生地域高齢者等在宅支援事業(地域包括支援センター) 芦北町の中で特に水俣病発生被害地域である女島地区において、高齢の水俣病被 害者等が地域の中で安心して在宅生活を営むことができるよう、日常生活の質の向 上及び社会参加を促す取り組みを行います。 具体的には、対象者の女島活力推進センター「ゆめもやい」への通所と、自宅へ の訪問とを組み合わせた取り組みで介護予防サービスを実施します。更に専門機関 によるサービス等実施後の効果検証、課題整理、個々人の症状に対応した効果的な 支援手法の検討会を開催します。 ①自宅での生活改善や運動指導及び相談業務の実施(4月、8月、12月) ②参加できない方の認知症等の早期発見のため、日常生活の実態把握を実施(4月、 8月、12月) ③もやい直しを目的とした地域間・世代間交流の実施(5月、7月、11月) ④専門機関による講習会の開催(10月、12月) ⑤口腔ケア教室開催(6月) Ⅳ 地域福祉の基盤づくり 1.本所運営事業、その他事業(総務課、事業課、地域包括支援センター) (1)社協の財政状況は、平成20年度から支出が上回る状況が続いています。これ まで長期計画の策定や組織の再編を行い、事業の効率的な運営やコスト意識等の 醸成に努めてきたところですが、平成26年度についても介護保険事業の収支は 厳しい状況となっています。 平成27年4月から、介護保険制度、障害者総合支援制度、生活困窮者自立支 援制度などさまざまな制度改正に伴い、柔軟に対応できる組織力の強化を図り、 引き続き社協としての役割や新しい取り組みへ対応する体制等を模索しながら事 - 10 - 業を進めてまいります。 (2)介護及び看護分野の労働力は全国的に不足しており、水俣・芦北地域でも募集 しても応募がない状態となっています。 このような状態が続く中では、職員の一人ひとりの能力の向上のための研修を 充実するとともに、上級資格取得への意欲向上へ繋がる勤務条件等の整備も併せ て行います。 ・職員勤務条件の改善(給与の見直し) ・自主勉強会、各事業研修会 (3)社会福祉協議会や地域包括支援センターの活動状況やもやい直しセンターの活 用については、住民や利用者にわかりやすいホームページや広報「きずな」の作 成に心がけてまいります。 また、社協の体制や財務状況等の公表についても積極的に進めてまいります。 ・社協ホームページ(随時改正) ・広報「きずな」(年間4回発行) - 11 - 平成27年度 法人会計 予算書 芦北町社会福祉協議会 法人会計 (単位:円) (支出の部) 科 大 区 分 201 人件費支出 202 事業費支出 203 事務費支出 208 貸付事業支出 209 共同募金配分金事業費 目 中 区 分 01 02 03 04 05 06 役員報酬支出 職員給与支出 職員賞与支出 非常勤職員給与支出 退職給付支出 法定福利費支出 01 02 03 06 給食費支出 介護用品費支出 保健衛生費支出 水道光熱費支出 小 01 02 03 04 区 分 前年度予算額 電気料支出 水道料支出 LPガス料支出 温泉使用料支出 07 燃料費支出 01 燃料費支出 02 車輌燃料費支出 08 09 10 12 13 14 消耗器具備品費支出 保険料支出 賃借料支出 車輌費支出 諸謝費支出 旅費交通費支出 02 委員等旅費支出 03 その他の旅費支出 15 研修研究費支出 16 印刷製本費支出 17 修繕費支出 01 修繕費支出 02 特定目的基金造成事業修繕費支出 18 通信運搬費支出 01 02 03 04 19 20 21 22 23 24 25 26 27 電話回線使用料支出 NHK使用料支出 切手料支出 その他の通信運搬費支出 会議費支出 広報費支出 業務委託費支出 手数料支出 租税公課支出 福利厚生費支出 職員被服費支出 諸会費支出 シルバー配当金支出 01 シルバー作業配当金支出 02 シルバー原材料費等支出 28 雑 支 出 01 福利厚生費支出 03 旅費交通費支出 01 役員旅費支出 04 05 06 07 08 09 10 13 14 15 16 18 20 21 22 23 研修研究費支出 事務消耗品費支出 印刷製本費支出 水道光熱費支出 燃料費支出 修繕費支出 通信運搬費支出 01 02 03 04 電話回線使用料支出 切手費支出 その他の通信運搬費支出 NHK使用料支出 01 02 03 04 05 老人福祉活動費 障害児・者福祉活動費 児童・青少年福祉活動費 母子・父子福祉活動費 福祉育成・援助活動費 業務委託費支出 手数料支出 保険料支出 賃借料支出 租税公課支出 渉外費支出 諸会費支出 諸謝費支出 雑 支 出 01 貸付金支出 01 一般募金配分金事業費 当初予算額 208,872,000 1,320,000 120,833,000 32,137,000 22,799,000 5,208,000 26,575,000 93,365,000 3,176,000 1,000 322,000 9,287,000 7,501,000 1,074,000 641,000 71,000 7,678,000 2,998,000 4,680,000 3,308,000 2,316,000 9,984,000 136,000 1,191,000 2,272,000 126,000 2,146,000 650,000 1,047,000 15,250,000 2,713,000 12,537,000 1,715,000 1,232,000 94,000 280,000 109,000 44,000 480,000 11,471,000 330,000 289,000 781,000 10,000 163,000 20,637,000 19,317,000 1,320,000 827,000 3,115,000 372,000 164,000 164,000 385,000 195,000 150,000 268,000 25,000 40,000 188,000 118,000 45,000 9,000 16,000 388,000 103,000 61,000 553,000 13,000 73,000 52,000 30,000 55,000 300,000 300,000 5,578,000 5,578,000 1,122,000 50,000 114,000 442,000 2,825,000 増減 208,872,000 1,320,000 120,833,000 32,137,000 22,799,000 5,208,000 26,575,000 93,365,000 3,176,000 1,000 322,000 9,287,000 7,501,000 1,074,000 641,000 71,000 7,678,000 2,998,000 4,680,000 3,308,000 2,316,000 9,984,000 136,000 1,191,000 2,272,000 126,000 2,146,000 650,000 1,047,000 15,250,000 2,713,000 12,537,000 1,715,000 1,232,000 94,000 280,000 109,000 44,000 480,000 11,471,000 330,000 289,000 781,000 10,000 163,000 20,637,000 19,317,000 1,320,000 827,000 3,115,000 372,000 164,000 164,000 385,000 195,000 150,000 268,000 25,000 40,000 188,000 118,000 45,000 9,000 16,000 388,000 103,000 61,000 553,000 13,000 73,000 52,000 30,000 55,000 300,000 300,000 5,578,000 5,578,000 1,122,000 50,000 114,000 442,000 2,825,000 説 明 平成27年度 法人会計 予算書 芦北町社会福祉協議会 法人会計 (単位:円) (支出の部) 科 大 区 分 211 助成金支出 212 負担金支出 242 事業区分間繰入金支出 243 拠点区分間繰入金支出 244 サービス区分間繰入金支出 245 その他の活動による支出 248 予備費支出(10) 目 中 区 分 小 区 分 06 ボランティア活動育成事業費 前年度予算額 01 助成金支出 01 負担金支出 02 負担金支出 01 社会福祉事業区分繰入金支出 02 公益事業区分間繰入金支出 01 拠点区分間繰入金支出 01 地域福祉推進事業拠点区分繰入金支出 02 介護保険事業拠点区分繰入金支出 01 サービス区分間繰入金支出 01 04 05 09 12 13 14 18 02 退職手当積立基金預け金支出 資金当期支出計 【資金支出合計】 本所運営事業サービス区分繰入金支出 水俣・芦北地域見守り活動推進事業サービス区 転倒骨折予防事業サービス区分繰入金支出 福祉金庫貸付事業サービス区分間繰入金支出 訪問入浴介護事業サービス区分繰入金支出 きずなの里通所介護事業サービス区分繰入金支 八幡荘通所介護事業サービス区分繰入金支出 御休み処事業サービス区分繰入金支出 当初予算額 1,025,000 3,907,000 3,907,000 62,000 62,000 62,000 2,012,000 1,768,000 244,000 19,042,000 19,042,000 3,900,000 15,142,000 10,190,000 10,190,000 1,867,000 905,000 2,503,000 5,000 1,084,000 1,581,000 1,947,000 298,000 3,724,000 3,724,000 31,000 350,198,000 350,198,000 増減 1,025,000 3,907,000 3,907,000 62,000 62,000 62,000 2,012,000 1,768,000 244,000 19,042,000 19,042,000 3,900,000 15,142,000 10,190,000 10,190,000 1,867,000 905,000 2,503,000 5,000 1,084,000 1,581,000 1,947,000 298,000 3,724,000 3,724,000 31,000 350,198,000 350,198,000 説 明 平成27年度 法人会計 予算書 芦北町社会福祉協議会 法人会計 (単位:円) (収入の部) 科 大 区 分 251 会費収入 01 02 03 04 05 253 寄附金収入 01 254 経常経費補助金収入 01 02 03 255 受託金収入 01 02 256 貸付事業収入 01 257 事業収入 02 03 06 07 08 09 10 11 258 負担金収入 01 259 介護保険事業収入 02 04 05 264 障害福祉サービス事業等収入 01 02 05 270 受取利息配当金収入 01 02 271 その他の収入 01 286 積立資産取崩収入 05 293 事業区分間繰入金収入 01 目 中 区 分 小 区 分 前年度予算額 一般会費収入 賛助会費収入 特別会費収入 シルバー会費収入 安心生活サポート会費収入 寄附金収入 01 香典返し寄附金収入 02 一般寄附寄附金収入 都道府県補助金収入 02 地域振興財団補助金収入 市区町村補助金収入 01 02 03 04 社会福祉協議会補助金収入 もやい直しセンター運営事業補助金収入 シルバー人材センター運営事業補助金収入 特定目的基金造成事業補助金収入 共同募金配分金収入 01 一般募金配分金収入 都道府県受託金収入 01 生活福祉資金貸付事業受託金収入 02 地域福祉権利擁護事業受託金収入 市区町村受託金収入 01 02 03 05 06 08 09 10 福祉センター運営事業受託金収入 八幡荘生活支援ハウス運営事業受託金収入 介護予防・生きがい活動支援事業受託金収入 その他の受託金収入 包括支援センター事業受託金収入 生きがい活動支援通所事業受託金収入 閉じこもり予防通所事業受託金収入 軽度生活援助事業受託金収入 償還金収入 利用料収入 賃貸料収入 手数料収入 八幡荘生活支援ハウス運営事業収入 01 維持管理費収入 02 利用者負担金収入 シルバー配分金収入 01 シルバー作業配分金収入 02 シルバー原材料費収入 03 シルバー事務費収入 その他収入 安心生活サポート利用料収入 安心生活サポート協賛金収入 負担金収入 02 その他負担金収入 居宅介護料収入 (介護報酬収入) 01 介護報酬収入 02 介護予防報酬収入 (利用者負担金収入) 03 介護負担金収入(公費) 04 介護負担金収入(一般) 05 介護予防負担金収入(公費) 06 介護予防負担金収入(一般) 居宅介護支援介護料収入 01 居宅介護支援介護料収入 02 介護予防支援介護料収入 利用者等利用料収入 04 食費収入(公費) 05 食費収入(一般) 自立支援給付費収入 01 介護給付費収入 利用者負担金収入 その他の事業収入 02 受託事業収入 03 その他の事業収入 受取利息配当金収入 積立預金受取利息配当金収入 雑 収 入 01 退職手当積立基金預け金差益 02 受入研修費収入 03 雑収入 福祉活動積立資産取崩収入 社会福祉事業区分繰入金収入 当初予算額 6,145,000 5,700,000 48,000 200,000 181,000 16,000 4,513,000 4,513,000 4,351,000 162,000 66,103,000 9,340,000 9,340,000 52,012,000 25,894,000 12,582,000 1,000,000 12,536,000 4,751,000 4,751,000 83,722,000 400,000 148,000 252,000 83,322,000 904,000 7,760,000 29,569,000 14,650,000 28,335,000 826,000 1,030,000 248,000 300,000 300,000 25,854,000 2,329,000 175,000 2,000 457,000 240,000 217,000 21,228,000 19,200,000 540,000 1,488,000 1,549,000 104,000 10,000 1,854,000 1,854,000 1,854,000 106,251,000 69,757,000 62,902,000 42,323,000 20,579,000 6,855,000 4,000 4,562,000 4,000 2,285,000 32,344,000 14,685,000 17,659,000 4,150,000 2,000 4,148,000 547,000 301,000 301,000 1,000 245,000 187,000 58,000 39,000 7,000 32,000 1,260,000 1,260,000 1,178,000 50,000 32,000 15,000,000 15,000,000 2,012,000 244,000 増減 6,145,000 5,700,000 48,000 200,000 181,000 16,000 4,513,000 4,513,000 4,351,000 162,000 66,103,000 9,340,000 9,340,000 52,012,000 25,894,000 12,582,000 1,000,000 12,536,000 4,751,000 4,751,000 83,722,000 400,000 148,000 252,000 83,322,000 904,000 7,760,000 29,569,000 14,650,000 28,335,000 826,000 1,030,000 248,000 300,000 300,000 25,854,000 2,329,000 175,000 2,000 457,000 240,000 217,000 21,228,000 19,200,000 540,000 1,488,000 1,549,000 104,000 10,000 1,854,000 1,854,000 1,854,000 106,251,000 69,757,000 62,902,000 42,323,000 20,579,000 6,855,000 4,000 4,562,000 4,000 2,285,000 32,344,000 14,685,000 17,659,000 4,150,000 2,000 4,148,000 547,000 301,000 301,000 1,000 245,000 187,000 58,000 39,000 7,000 32,000 1,260,000 1,260,000 1,178,000 50,000 32,000 15,000,000 15,000,000 2,012,000 244,000 説 明 平成27年度 法人会計 予算書 芦北町社会福祉協議会 法人会計 (単位:円) (収入の部) 科 目 前年度予算額 小 区 分 294 拠点区分間繰入金収入 01 拠点区分間繰入金収入 01 地域福祉推進事業拠点区分繰入金収入 02 介護保険事業拠点区分繰入金収入 295 サービス区分間繰入金収入 01 サービス区分間繰入金収入 01 本所運営事業サービス区分繰入金収入 02 小地域福祉推進事業サービス区分繰入金収入 03 地域福祉権利擁護事業サービス区分繰入金収入 04 水俣芦北地域見守り活動推進事業サービス区分 05 共同募金配分金事業サービス区分繰入金収入 06 転倒骨折予防事業サービス区分繰入金収入 08 生活福祉資金貸付事業サービス区分繰入金収入 09 八幡荘生活支援ハウス運営事業サービス区分繰入金 10 訪問介護事業サービス区分繰入金収入 13 八幡荘通所介護事業サービス区分繰入金収入 14 居宅介護支援事業サービス区分繰入金収入 20 シルバー人材センター運営事業サービス区分繰入金収入 296 その他の活動による収入 02 退職手当積立基金預け金取崩収入 資金当期収入計 12 前期末支払資金残高(12) 【資金収入合計】 大 区 分 中 区 分 02 公益事業区分繰入金収入 当初予算額 1,768,000 19,042,000 19,042,000 15,142,000 3,900,000 10,190,000 10,190,000 2,560,000 628,000 320,000 591,000 52,000 882,000 100,000 147,000 1,084,000 1,581,000 1,947,000 298,000 2,234,000 2,234,000 345,066,000 5,132,000 350,198,000 増減 1,768,000 19,042,000 19,042,000 15,142,000 3,900,000 10,190,000 10,190,000 2,560,000 628,000 320,000 591,000 52,000 882,000 100,000 147,000 1,084,000 1,581,000 1,947,000 298,000 2,234,000 2,234,000 345,066,000 5,132,000 350,198,000 説 明
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