研究テーマ名 地域連携デザイン学習 池田市観光スポット・ガイドブック

発表⑧
研究テーマ名
大
学
名
地域連携デザイン学習
池田市観光スポット・ガイドブック制作
大阪成蹊大学
担当教員
芸術学部・教授
連
池田市
携
先
門脇
英純
池田市観光スポット・ガイドブック制作(A4/24P)
連携対応学年:芸術学部情報デザイン学科ビジュアルデザインコース2年
活動の概要
これまでの
活動実績
《絆をコンセプトにした観光スポット・ガイドブック制作》
池田市では、市内に点在して観光スポットがある。複数の観光案内を目的にし
たパンフレットはあるが、観光客が手にする事は少ない現状であった。今回、
池田市より依頼を受け、ファミリー層をターゲットにし、家族で楽しめる「絆」
をコンセプトに、
「体験」
「発見」
「知る」を取材・編集の基準に、デザイン面で
は「ゆったりと」
「伝わるデザイン」で仕上げた。大学での受け口として、情報
デザイン学科ビジュアルデザインコース2年の後期科目で地域連携デザイン学
習とし活動した。五月山動物園やインスタントラーメン発明記念館などの観光
施設を訪問し、取材と撮影を行った。取材の内容としては、施設の見どころや
アピールポイントといった共通の質問のほかに、施設ごとの質問もあり、五月
山動物園の担当者には動物に対して気をつけてほしいことなどを取材した。
池田市イメージキャラクターのふくまるを活用し、エリアごとに関係したクイ
ズを掲載するなど「絆を深める」ことや「一瞬で目を引くパンフレット」を意
識し、キャッチフレーズなどを工夫することで市の発行するものとしては、今
迄に無いパンフレットとなった。
本学で市関係者を招いて、3 つのチームに分かれて第1回プレゼンを行ない、デ
ザイン性や学生視点のコンセプトに好評価をいただいた。観光施設への取材後、
第 2 回のプレゼンを実施し採用案が決定した。取り組みは、「いけだ広報」、池
田市 HP などで市民にも紹介されている。平成 26 年3月にデータを納品し、4
万部発行され、池田市観光案内所をはじめインスタントラーメン発明記念館な
どの観光施設で無料配布されている。観光客の多くが手に取り、関心を持って
もらっていると高い評価をいただいている。
発表学生のこれまでの活動実績
(芸術学部情報デザイン学科ビジュアルデザインコース)
○大阪卸市場 JA 大浜、JA 熊本:トマト酢、飲むトマト酢のボトル瓶ラベルデザ
イン 平成 25 年 4 月〜10 月
○大阪市東淀川区:街頭犯罪防止ポスターデザイン(防犯)平成 25 年 7 月〜平
成 26 年 3 月
○大阪府都市未来創造局:
「Loving OSAKA 納税」の知名度の向上のため、広報に
用いるPRチラシデザイン 平成 25 年11月〜平成 26 年1月末
○東淀川区:東淀川アートレンタル・プロジェクト 平成 26 年 6 月〜平成 27
年9月
大阪成蹊大学 芸術学部情報デザイン学科 ビジュアルデザインコース
地域連携デザイン学習
「池田市観光スポット・ガイドブック制作」
「広報いけだ 裏表紙の編集及びデザイン」
池田市観光スポット・ガイドブック
内容:池田市の観光スポットをまとめた24Pのブック制作
連携先:池田市市民生活部
連携対応学年:芸術学部情報デザイン学科ビジュアルデザインコース2年(情報デザイン専門演習7)
所管部署:大阪成蹊大学・大阪成蹊大学短期大学 教育研究支援センター
参加学生
Aグループ:小寺翼、太田実来、竹本真子、セツ・ゲンコン
Bグループ:伊達由季乃、五百崎駿介、塩崎奈央、寺嶋知花、西優子
Cグループ:増田大貴、敷山大起、田冰、中明日香、濱口優貴子、李文沢
絆をコンセプトにした観光スポット・ガイドブック制作
池田市では、市内に点在して観光スポットがある。
複数
内容としては、施設の見どころやアピールポイントと
の観光案内を目的にしたパンフレットはあるが、
いった施設共通の質問のほかに、
施設ごとの質問もあり、
観光客が手にする事は少ない現状であった。今回、
五月山動物園の担当者には動物に対して気をつけて
池田市より依頼を受け、
ファミリー層をターゲットにし、
ほしいことなどを取材した。
池田市イメージキャラクター
家族で楽しめる
「絆」をコンセプトに、
「体験」
「発見」
のふくまるを活用し、エリアごとに関係したクイズが
「知る」を取 材・編 集の基 準に、デザイン面では、
掲載し、
「絆を深める」
ことを意識し、
「一瞬で目を引く
「ゆったりと」、
「伝わるデザイン」で仕上げた。大学で
パンフレット」をコンセプトにしキャッチフレーズなど
の受け口として、
情報デザイン学科ビジュアルデザイン
強調した内容で今 に無いパンフレットとなった。
本学
コース2年の後期科目
(専門演習7)選択必修で地域
で池田市関係者を招いて、
第1回プレゼンを行なった。
連携デザイン学習とし活動した。
五月山動物園・五月山
連携先より好評価をいただいた。
12/7 観光スポットへ
児童文化センター・落語みゅーじあむ・インスタント
取材。
第2目のプレゼンが1/20に行なわれた。
取り組み
ラーメン発明記念館に訪問し、
取材と撮影を行い、
取材の
内容は、
「いけだ広報」
、
池田市HPで市民に紹介されている。
▼取材風景
大阪成蹊大学 芸術学部情報デザイン学科 ビジュアルデザインコース
▼取材風景
▼プレゼンテーション風景
年間活動計画
時 期
内 容
平成25年9月23日 授業オリエンテーション制作計画、
グループ分け
平成25年9月30日 プランニング 無料観光ガイドブック制作コンセプト及び今後の予定を設計
平成25年10月7日 グループでの無料観光ガイドブック制作コンセプト発表
平成25年10月14日
池田市観光拠点リサーチ 平成25年10月28日
無料観光ガイドブック試作
平成25年11月11日
誌面構成およびデザイン・プレゼンテーション準備
平成25年10月21日 池田市長表敬訪問 平成25年11月4日 無料観光ガイドブック試作
平成25年11月18日 誌面構成およびデザイン 第1回目プレゼンテーション
※池田市職員審査員
平成25年11月25日 プレゼンテーション振返り デザイン、編集の修正
平成25年12月2日 池田市観光拠点取材撮影 平成25年12月7日 池田市観光拠点取材撮影 平成25年12月9日 改善、問題点の修正
平成26年1月6日 改善、問題点の修正
平成26年1月13日 誌面構成およびデザイン・プレゼンテーション準備
平成26年1月20日 最終選考会 ※池田市職員審査員 平成26年1月27日 選考作品紙面デザイン修正及び校正
平成26年2月3日 選考作品紙面デザイン修正及び校正 平成26年3月 最終データ入稿
平成26年4月21日 池田市市長表敬訪問 完成報告
大阪成蹊大学 芸術学部情報デザイン学科 ビジュアルデザインコース
ページ構成
表紙
P.1∼2 インスタントラーメン発明記念館
P.3∼4 五月山エリア
P.5∼6 五月山エリア
P.7∼8 歴史的建造物集積エリア
P.9∼10 歴史的建造物集積エリア
P.11∼12 小林一三エリア
P.13∼14 インフォメーション
大阪成蹊大学 芸術学部情報デザイン学科 ビジュアルデザインコース
広報いけだ 裏表紙の編集及びデザイン
内容:池田市の「広報いけだ」裏表紙の編集及びデザイン
連携先:池田市市長公室広報広聴課
連携対応学年:芸術学部情報デザイン学科ビジュアルデザインコース2年
所管部署:大阪成蹊大学・大阪成蹊大学短期大学 教育研究支援センター
私たちは「地域文化を改めて見直し、学生視点で発信
地域文化に根ざした祭りのたくさんの魅力を、
いかに解
する」をコンセプトに掲げ、池田市の広報誌制作に関わ
りやすく市民の皆様に発信するか、
広報誌制作の難しさを
ることにした。編集のコンセプトは文化・芸術・地域振興
痛感した。
第二回も、
学生目線で、
1962年「池田市青
で長年活動されている方々に視点を当て、
市民の皆様に
少年吹奏楽団」
として結成された池田市吹奏楽団へ取材
広報誌を通じて紹介することが今回の活動目的である。
を行い、
第一回で学んだ事を糧に、
魅力を伝えて、
池田市
第一回
(8月号)
は、池田市で毎年行われている大阪三
の広報に努めて行きたい。
大火祭りで、1644年
(正保元年)
にその興りの起源を持つ
「がんがら火祭り」
をテーマとし、
制作するにあたり、池田
五月山大一文字がんがら火保存会へ取材に伺った。取材
内容として、材料に大変貴重である肥松という木を使って
いる事や、たいまつの制作方法を聞き、
祭りで使用されて
いる二種類の鐘や衣装等を見ることが出来た。取材をし
ていく中で、祭りを通して人との繋がりが生まれる事を知
った。それらの情報を元に、従来の写真や市のキャラクタ
ーを使った裏表紙から、
私たち学生が描いたイラストを使
用することで、
注目してもらい、
様々な年代の方に読んでも
らえるように工夫した。
参加学生:大谷明日美・他谷恵里奈
活動経過
平成26年7月6日 池田五月山大一文字
がんがら火保存会へ訪問、取材
平成26年7月14日 広報誌の裏表紙試作
平成26年7月18日 広報誌の裏表紙完成
平成26年10月1日 池田市吹奏楽団取材
平成26年10月2日 広報誌の裏表紙試作
平成26年10月8日 広報誌の裏表紙試作
平成26年10月15日 池田市に入稿
鐘を「がんがら」と打ち鳴らす
松明の内部に火薬を詰め込む
巨大たいまつの制作途中
貴重な木材(肥松)を使用している
広報「いけだ」8 月号