夙川 第3号

しゅくがわスカウト広報誌
西宮第 3 団 団報
NO.3
2004年秋
ベンチャー隊夏の遠征
村田直哉
ベンチャー隊に入ってから初の遠征ということで、最初は期待と不安では不安のほうが多かった。なぜな
ら、3000Mという高い山々を登るし、ベンチャー隊員一人で行かなければならなかっただ。しかし、不安
ばかりではいけないと思ったので、最初の宿泊地の中房温泉で「絶対にきれいな景色を見れる」という期
待を膨らまして、テンションをあげて遠征前に気合を入れた。
やる気を満々にして臨んだがいきなり遠征の中で一番苦しかった場面に出会った。それは、延々と続く
上り坂だった。標高の低いところから急に高い山を目指して登ったので、景色が何も見えない急な坂が続
いたりしてまるで地獄だった。しかも、アタックの背負い方がなれてなかったので、よけいに疲れてしまっ
て休憩を何回もとってしまって隊付の鷲尾副長に迷惑をかけてしまった。
しかし、前記以外の出来事はすべて良かったと思っている。その中のひとつに天候に恵まれたことだ。
遠征中に雨が降ったのが半日だけで残りの日は、雲がとても少ない快晴がだった。おかげで、期待して
いた以上に美しい景色を満喫でき、槍ヶ岳の朝日、雲海、360度パノラマなど感動が連続に続いた。
遠征のおかげで今まで生きてきて最高の夏を過ごすことが出来た。もっとこの感動を伝えたいが何と言
っていいかわからないので、この感動を知りたい人は遠征に行ってください。僕も今度は大人数で遠征を
楽しみたい。
2
ボーイ隊
1隊 ツバメ班 邑智功助
今回は兵庫キャンプがあったので去年よりも日数が少なかったです。三年目の自分が班長と班員に何
ができるかと夏季野営まで考えていました。やはりキャンプでつかう工作物に力をいれることにしました。
班長といっしょに、キスリング置きと、工具置きと、たちかまどをつくりました。どれもこれも上手く出来た
と思います。それにもうちょっと時間を上手く使っていればいいのができていたと思います。今回のキャ
ンプで自分は班のために何ができるかをテーマにして考えていきました。工作物をつくることや、料理を
つくること。班のためにがんばってきたぶん、今後のことにつながると思います。4年目になったらリーダ
ーシップをとれる自分になりたいです。
「この4年間を振り返って」
2隊 シロクマ班 森本 悠介
この 4 年間は、あっという間だった。
まず 1 年目。1 年目は、何をするにも上の先輩の指示を仰がないと分らない事ばかりだったので、辛い事
もあったりした。雪中ハイクは、本当に雪の中を歩いて、雪かみぞれが顔にバシバシ当たり真っ暗になっ
て来たので家に帰れるか心配だった。家に着いたのは、夜の8時だった。
こんな辛い経験で、体力的にも精神的にも 1 年目が一番成長したと思う。キャンプでは、薪拾い、水汲み、
食器洗いなど雑用がいっぱいあって、夜は、倒れる様に寝ていたけど、サイトが出来ていくのがすごく楽
しかった。
2年目になると、だいたいの事がわかって来た。3 年目がいなかったので、キャンプでは、工作物とかも
いっぱい作らせてもらい、1 年目とは違う、キャンプの楽しみが出来た。
3年目は、あまり技術は上がらなかったけど、次長になり、自分の事だけでなく、班の事を見る様になっ
た。でもその年は、年間総合優秀班を取れなくて悔しかった。
4年目は、自分が班の一番上に立ってまとめるのは、難しかったけどすごくやりがいがあった。春キャ
ンでは、団結力が足りなくて工作物もあまり作れなくて歯がゆい思いをしたが、夏キャンでは、工作物は
結構作れたし、班員も楽しそうにしていた様に思う。(?)
ボーイを辞めたいな∼とか何度も思ったけど、辞めないで、僕なりに精一杯頑張ってきて本当に良かっ
たと思う。
2隊 ビーバー班 滝岡 直史
4年間ボーイをやってて色々な事を体験し、色々な事を感じました。キャンプでの生活はいつもなら蛇口
をひねったら、水は出てくるけどキャンプは川まで行って水をくまなければなりません。火もガスコンロの
ツマミをひねるだけで火がつくけどキャンプは、まきを集めて組んでマッチですってようやく火がつきます。
上手いこといかなければ火が付きません。だからキャンプはいつもの生活ではあたりまえのことだけど
あたりまえでないから一日が忙しいのである。
苦しいこともあったけど終わってみたら、全て良かったと思えました。
3
2004年夏の舎営に行って
カブ1隊
副長
吉川 龍一
例年雨模様の夏の舎営が、今年はすばらしい青空から始まりました。二日目のハイキングでは大自然
に囲まれた近隣の山村を探索し、3 日目は林の中で楽しく秘密基地を作りました。そして次の日は待ちに
待った白馬大雪渓へのハイキング。真夏に雪合戦で大はしゃぎです。それからも飯盒炊さんにキャンプ
フアイヤーと、6 日間元気いっぱいの舎営を過ごし、一回りたくましくなって夙川に帰りました。
1 組 大崎 慧
LECは自然に囲まれて緑でいっぱいです。キャンプフアイヤーの赤、池原の自然の緑、そして、どこま
でも続く青い空、こんな景色にかこまれてぼくは幸運です。
粂 優明
北アルプスの大せっけいについた時はさむかったけど楽しかった。西宮とちがって長野では星がとて
もきれいだった。
船曳 鴻大
夜のプログラムで、きもだめしは、少し、こわかったです。サンテイオタリで、プールとおんせんに入り
ました。
垂水 健人
8 月13日に、ぼくは、夏のしゃえいに、と中参加しました。夜にキャンプフアイヤーをしました。(きれい
だな)−と、ぼくは思いました。わらじを作ったり、ポイントハイクをしたりしました。
吉川 慎一
一ばんたのしかったプログラムは、光をさがせです。はんごうすいさんでたきこみごはんをつくりました。
とってもおいしかったです、こげがなかったです。
4
2 組 小宮山 拓也
この一しゅうかんの中で、一番おもしろかったのは、大えいかです。一番おもしろかったのは、カモシカ
はんです。サイト見学で一番すごかったのがツバメはんです。ぼくがボーイになったら、立ちかまどとち
ょぞうこを作りたいです。来ねんは、ボーイでがんばりたいと思います。どうあげがおもしろかったです。
吉川 僚一
こんどはくまから、ボーイスカウトに上進するから、たのしみがふえます。ボーイスカウトに上進しても
また、レックに行きたいです。
多田 重裕
最初LECにきたときは、坂は、つらかったけど、LECについたら、休けいがたっぷりできたし、青りんご
を、いただいたから、すごく楽になりました。
浜野 健仁
今かいの夏の舎営では、うさぎのときより、不安でした。でも、二日目になったら、安心してきました。一
番楽しかったのは、わらじ作りです。来年も、行きたいと思います。
飯田 悠太
うさぎはらい年、しかになる。くま、しかに言われた事をうさぎに、ぼくがしかになったら教えなければな
らない。キャンプフアイヤーの炎はすごいもえていた。すごかったです。
粂
裕
いちばんおもしろかったのは白馬のだいせっけいがおもしろかった。その中で一番たのしかったのが
ゆもとさんにゆきだまをなげるのがたのしかったです。
3組
平出 翔一郎
レックは西宮にない自然がたくさんあり、はんごうすいさんや、ポイントハイクをしたり、自然とふれ合っ
て自然の大切さを知ります。そんなことを、いつもして、ぼくはよかったと思います。友達と協力したり、一
つ屋根の下でみんなとくらせいいとこだと思います。
増本
貴紀
青りんごをまるかじりしました。ハイキングで北アルプスの大せっけいにのぼりました。夏なのに雪をさ
わりました。
前原
僚太
始めの日は、青りんごをまるかじりをしました。とってもおいしかったです。その前の坂は、とってもつ
かれました。 夜のプログラムできもだめしをしました。すこしこわかったです。
大久保 輝
始めてボーイスカウトのキャンプフアイヤーにさんかしました。ボーイスカウトのキャンプフアイヤーの
ほうがはくりょくがありました。楽しかったです。
副長 湯本
俊哉
長野県小谷村で一週間という長い間でしたが、子供たちは元気に過ごしていたと思います。小谷村は緑
多く、空気・水もおいしく、舎営を行うには最適な環境だと思います。そういった当たり前に存在する緑・空
気・水等にたいしてあらためて感謝の気持ちを持ってほしいものです。いろんな物事に対して何かを感じ
取れる感覚を!
5
「最終章 池原物語」に参加して
カブ2隊 保護者 西内 佳彦
今回、DLである家内が都合悪く、夏の舎営に前半部分に参加させていただきました。くまに所属してい
る息子が、過去2回LECに行っていたのでどういうところか大体の想像もつき覚悟?を決めて参加しまし
た。
今まで参加してきた行事はファミリーハイクや元旦ハイク程度で子供たちがキャンプでどのような生活
を送っているのか覗いてみたいという気も正直言ってありました。
さて、バスから降りると、いきなり急坂。スカウトたちは一週間分の大きな荷物を背負いあえぎながら村
のはずれの最上部まで登っていく。決して体格的に勝っているわけでもないが、体力もこれほどついた
のかと感心していると、LECに到着。そしてそこは、何かどこかでかつて感じたことがあるような雰囲気、
風景。思えばこれはまさに 40 年前、よく行った母親の実家と同じでありなつかしいような気持ちになりま
した。
夜明けとともに一日が始まる。しかし、時間の流れが何か西宮のときと違っていて、ゆっくりしている。
朝一番、朝露に濡れた草むらが朝日に照らされ輝き、それを踏みしめての朝礼。まだ気温も上がる前で
半そでシャツ 1 枚では、ちょっと寒い。それを終えてからの朝食。そして一日の活動を終え、まだ外が明
るい時間での夕食。それを終えて、闇夜のきも試し・五感訓練。空を見上げれば流れ星が落ちて行き、天
の川もはっきりみられた。首が痛くなってきたので下を向くとホタルが一匹やってきて思わずキャッチ。
一日が終わり就寝。皆疲れているせいか、すぐにあちこちから寝息が聞こえてくる。テレビもなく、自動
販売機もない生活。ここLECは普段の慌しい暮らしから別世界に来たような感覚になる心休まる、不思
議なところです。都会にいる子供達にとってここでの体験は将来も忘れることができないでしょう。
最後に、引率された舎営長・隊長・リーダーをはじめさまざまな方の献身的な活動、温かく且つ厳しくも
ある指導をして下さることに感謝するとともに、子供達が、家庭では行届かない団体生活をしていくうえで
の決まりごとを着実に身につけていっていることに喜びを感じた短い夏休みでした。
6
LEC を体験して・・・
カブ2隊 デンリーダー 飯尾英理子
夏になると一週間の LEC に息子を送り出しつつも、「いったい、どんな所なんだろう? 大丈夫かし
ら?」と思っていました。 しかしながら、行く前よりもたくましく成長して戻ってくる息子に「へえ∼、いった
い何がこんな風にするのかしら?」とちょっとした疑問を抱いていました。
今年は次男もカブ隊に上進し、私もいざ LEC の初体験。
行く前には、LEC に行った経験のあるお母様方からのさまざまな体験談と注意を胸に、はたして私自身
が耐えられるかしら?と不安で一杯でした。
行きしなは、途中より3隊の山本隊長の車に乗せていただき、隊長の楽しいお話に、さながら「お抱え
ガイド付信州の旅」といった感じで、まずは好スタートでした。
着いたのは緑豊かな山々に囲まれて建つ藁葺き屋根の家。 どこか懐かしいものを感じてホッとしてし
まいました。
LEC での生活は健康そのもの。 朝は清々しい空気と鳥のさえずり、青々とした空。
夜は今にも降り落ちて来そうな満天の星空。2日目の夜には石橋舎営長のお誘いで野原の真中で童心
にかえり大の字に寝転び星空を眺め生まれて初めて流れ星を見ることができました。 なんとすばらしい
のだろう!と思わずにはいられませんでした。 私にとって、近年体験することのできなかったかけがえ
のない思い出となりました。
また、暗闇の道を一人で歩く肝試し(漆黒の闇)をはじめ、こども達が日々たくましく成長する姿も自分
自身で見ることができたことは、とても貴重な経験でした。 ボーイ隊のサイトを見学させていただき、更
なるボーイスカウトのたくましさを目にすることができ、彼らの姿に我が息子を重ね合わせては、「ああな
ってくれればなあ」と思いをはせてしまいました。
2泊3日という短い体験でしたが、こども以上に私自身が楽しく、すばらしい体験をさせていただき感謝
致しております。
最後になりましたが、新村隊長をはじめリーダーの方々、また2隊・3隊の方々にも大変お世話になり、
心からお礼も申し上げます。
本当にありがとうございました。
7
夏期舎営に参加して
カブ2隊 保護者 松井直実
今回8月12日∼最終日までカブ隊の舎営に参加しました。3日目の夕方に到着し、レックに入ると子供
達の元気な顔に出会えてホッと一安心。夕食の準備からのお手伝いに合流しました。
次の日、5時起床で中土からバスに乗り、猿倉で朝食をとり、ハイキングに出発。岩がごろごろして、歩
きにくく思ったよりハードでした。大雪渓までたどり着いた時はホッとしたのと、参加して良かったと言う気
持ちでいっぱいになりました。子ども達はつらそうにする事もなく歩き、雪の上で大はしゃぎでした。帰り
に、八方ジャンプ台を見ながらの昼食になりました。
夜のプログラムであるカブ営火、大営火にも参加しました。最後の日、苦労して作り上げたデンの中で
お弁当を食べ、家に持ち帰りたいと言いながらこわしていました。
午後から閉営式、そして各隊ごとのたまねぎで一人ずつと握手し、私達の言葉にうなずく子供達に愛情
を感じました。
レックでの生活は、現実と離れ、山使い放題という環境です。世の中が変わっても、おいしい水、数え
切れないほどの星、そしてあのすばらしい景色はずっと変わらないでほしいと願うばかりです。
LEC を語る時小倉さん一家を抜きには語れない。
長い冬が終わると冬支度の片付け、掃除、傷んでいる個所の点検と修理、フトンを干したり障子を張り替えたりして夏
の舎営の準備、雑草も勢い良く伸びてくる。野舎営の間の食事やこまごました仕事、皆が帰った跡の片付け、ゴミや
し尿の処理、フトンやシーツ等の洗濯、乾燥。ともう冬が近づく。冬支度は想像以上の大仕事だ。 なにしろ雪がおおく
て過疎になったところだ。日本海に近いため降る量も凄いが雪が重たい。一つ南の駅へ行けばスキー場として賑わ
いを見せていると言うのに天は不公平だ。だから小倉さんは当時松本に家も整えて池原を後にする予定であった。
それを押し留めたのが LEC。以来小父さん(義貞さん)、小母さん(波江さん)は献身的に LEC の管理を引き受けて下さ
っている。屋根の雪降ろしなんてそう簡単なものではない。茅の葺き替えなんて凄い重労働だ。今年(2001 年)も 80 歳
を過ぎた小父さんが LEC の裏 3 分の 1 の葺き替えを手伝って下さった。 地域の方々の理解も LEC を保つ大きな要
素だ。これも小倉さん一家が一手に引き受けていただいている。だからこそ野営地のこと、水のこと、木を切ることな
どなど安心してお任せし活動ができるのだ。 当時高校生で受験勉強に励んでおられた宗彦さんも大学、就職、ご結
小父さん(義貞さん)、小母さん(波江さん)
婚、息子さんのスカウト生活、そして今は息子さんが就職とここまで巻き込み、その奥さん(啓子さん)も今ではすっか
り LEC の一員だ。こうして小倉さん一家に支えられて夙川のボーイスカウトは 30 年に亘って池原の森で野舎営を営
んでこられたのです。それよりも久子さんの紹介があってこそできた LEC です。 改めて小倉さん一家に感謝いたし
ます。本当に有難う御座いました
ホームページより
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カブ3隊
廃品回収にご協力を・・・・
前号でもご案内しました廃品回収にご協力のお願いです。団運営において貴重な収益となります
のでご協力よろしくお願いいたします。
回収場所時間などは下記をご覧下さい。特に回収曜日は間違わないようにして下さい。個人のお宅
にご協力を頂いておりますので、くれぐれもご迷惑にならないようにお願いします。
山下さん宅 第2日曜 8:30
余部さん宅
高丸さん宅 第 2 日曜 8:30
第 2 日曜 8:45
礒野さん宅
松久さん宅
第2日曜 8:30
第 2 日曜 9:00
澤田さん宅
第2土曜 9:30
第 2 日曜は、新聞・チラシ・カタログ・本・雑誌(混在OK)
と段ボール、古着
大久保さん宅
第 2 土曜は、新聞・チラシ・カタログ・本・雑誌(混在OK)
第2土曜 9:30
と段ボール、古着、アルミ缶
上記のお宅に、当日の時間までに、持参してください。
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編集後記 :
夙川三団としてスタートして早一年がたちました。スカウト達は、夏の長期野舎営の思い出を胸にそれぞれ進級しま
した。信州レックでの夏季野舎営は、34年間続けられているまさに夙川スカウトの歴史ある活動です。今まで何人
のスカウト達が池原を心のふるさととして思い出に刻んだことでしょうか。長期の野舎営によって、子ども達が本気
になってスカウテイングに取り組める時と場を与えられていると思います。ただ、この数年間で子ども達を取り巻く
環境が大きく変化しました。スカウト活動も変化しました。信州レックでの野舎営にも様々な問題も生じてきている
ことも事実です。
新しい年度が始まりました。子ども達がスカウト活動を本気で楽しめるように、常にリーダーと保護者が連携しなが
ら考えていくことが出来ればと願っています。
詳しくは http://www.scout.or.jp/j/info/pr/100nen.html
発行
ボーイスカウト兵庫連盟西宮第3団
団委員長 山田明良
広報担当 大垣昭博 ・ 大垣恵子
HP http://pub.shukugawa-scout.net/
Mail [email protected]
発行
平成16年11月
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